学戦都市アスタリスク〖死神の戦い〗   作:KUSAN

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第11話

 

 

俺と刀藤さんは、あれから毎日朝と放課後訓練していた。

 

うん。

最高だ!

綾斗がリースフェルトや、沙々宮、そしてクローディアに好意を持たれいて、羨ましいとか思っていた時期もあった。

だが、今は違う!

最高だね。

これで刀藤さんと、フェニクスに出れたらいいんだけどね。

 

 

とまぁ、そんな事を考えつつ、俺は刀藤さんと一緒に朝の訓練をしていた。

 

 

「今日は随分霧がこいな。」

 

 

「そうですね。あ!でも、冬なんかはもっとすごい日もあるそうなんですよ。」

 

 

マジでか。

今でも前方が何となく見えるくらいだから、どれだけすごいんだ?

 

 

「そうなんだ。走っていると、はぐれそうだな。あ!じゃあはぐれないためにも、手をつないで走る?」

 

 

「…じゃあ。」

 

 

そう言いながら、刀藤さんはゆっくりと手を握ってくれた。

 

マジか!

冗談半分で言ってみたけど、手を握ってくれる何て思ってもみなかったぜ!

テンション上がるー!

 

 

「これで、はぐれないね!」

 

 

俺はテンションが上がっているのが、バレないように話しかけた。

 

 

「はい!」

 

 

刀藤さんは笑顔で返事をしてくれた。

すると、近くから微かに敵意を感じた。

俺は気にせずに手を繋いでいようと思っていたが、刀藤さんが敵意に気づき、手が離れてしまった。

そして、刀藤さんは戦闘態勢に入った。

 

おい!

誰だよ!

俺の至福の時間を奪ったのは!

 

 

「川上先輩。」

 

 

はぁー。

こんな場面、頑張るしかないじゃないか。

 

 

「1人じゃないな。っていうか、これは人なのか?」

 

 

「そうですよね。人というよりはむしろ…」

 

 

刀藤さんが話している時に、敵が現れた。

その正体は、トカゲが犬の大きさになった感じの生物だった。

しかも、5体くらい出てきた。

めんどくせぇな。

 

 

「あっ、ちょっと可愛いですね。」

 

 

えっ?

これ、可愛いか?

それに、相手も敵意丸出しだし、可愛いとは思えないよな?

刀藤さんの発言に疑問を持っていたら、トカゲが跳びかかってきた。

まぁ気づいていたので、トカゲの攻撃を避けて、剣でトカゲの頭を斬った。

 

 

「川上先輩!大丈夫ですか?」

 

 

「おう。気にしなくても大丈夫だぞ。」

 

 

一気に終わらそうと思い、トカゲを見てみると、斬った頭がゲル状になり、再生していた。

 

 

「うっわ。復活した。」

 

 

「どうも斬撃、突きの類はあまり効果がないようですね。」

 

 

やっぱりそうゆうことだよな。

じゃあ、コイツ等倒すのめんどくさいな。

 

 

 

「少し、試してみていいですか?」

 

 

すると、刀藤さんに襲いかかったトカゲを、刀藤さんは一言謝り、真っ二つにした。

相手はすぐにゲル状になり、再生しようとするが、刀藤さんは細かく斬っていった。

斬っていくと、ゲルの中に丸いコアみたいのがあり、それを真っ二つに斬った。

すると、再生はせず倒すことが出来た。

そして、一体が倒されたことで、他のトカゲも逃げていった。

 

 

「やっぱりコアになる部分があるみたいですね。」

 

 

刀藤さんはやっぱり強いね。

ちゃんとした場所で、もう一回戦いたいな。

 

 

 

「それにしても、よく分かったね?」

 

 

「プラーナの流れが妙でしたから。…私、昔からそういうのに敏感なんです。」

 

 

「刀藤さんの強さの一端が分かった気がするよ。それにしてもすごかったね。」

 

 

そう言って刀藤さんの頭を撫でた。

和んでいると、さっきのトカゲの鳴き声が聞こえた。

 

ねぇ?

何でいつも邪魔ばっかするんだ!

イライラしていると、相手は遠距離から、火の玉を放ってきた。

 

 

「クソッ!ちょっと待てよ!不意打ちはずるいぞ!」

 

 

やっとトカゲの攻撃が止んだと思ったら、地面に穴があいた。

 

 

は?

こんなの気づくはずないだろ!

 

 

「川上先輩!」

 

 

下に落ちると思ったが、刀藤さんが手を掴んでくれた。

 

 

「大丈夫ですか?川上先輩。」

 

 

「悪い。助かった。」

 

 

「今引き上げます。」

 

 

そう言って刀藤さんは俺を引き上げようとしたが、刀藤さんの所の地面が崩れた。

 

 

「「うわぁぁぁぁ!!」」

 

 

そして、二人で穴に落ちることになった。

 

 

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