学戦都市アスタリスク〖死神の戦い〗   作:KUSAN

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第13話

 

 

 

救助された後、俺は刀藤さんを中等部に送った。

時間は結構たってしまったので、遅刻は確定だった。

 

 

「はぁー。」

 

 

めんどくさいが学園に戻ろうとすると、向こうから綾斗が走ってきた。

 

 

「おう!綾斗も遅刻か?」

 

 

「まぁちょっと面倒な事に巻き込まれてね。そういう晴也こそどうしたんだい?」

 

 

「俺はトカゲみたいな奴に襲われてな。まぁ無傷だが、ちょっと厄介だったんだよ。」

 

 

「え!晴也もトカゲみたいな生物に襲われていたの!じゃあその後の竜も?」

 

 

は?

何で綾斗も襲われているんだ?

 

 

「ああ。竜も出てきたぞ。」

 

 

どいうことだ?

あんな物作れるのはアルルカントしかあり得ない。

アルルカントっていったら、サイラスの一件で俺と綾斗は木偶の坊を斬ったり、粉砕したりした。

なら目的は、俺と綾斗の情報を集めるためか?

それなら犯人は、この前トレーニングルームに来たあの2人組か?

まぁ全ては予想だからな。

それに、アレは見られてないからな。

 

 

その後も色々話したが、まぁお互い無事って事で学園に戻ることにした。

 

 

 

 

 

そして、俺は今何でか知らないけど、決闘場にきていた。

いきなり決闘を申し込まれたんだ。

その相手は刀藤さんだ。

 

 

何でだ?

あのジジイが俺と決闘するように言ったのか?

いや、それはないな。

 

 

「川上先輩。不躾なお願いを聞いていただき、ありがとうございます。」

 

 

「それは別にいいんだ。けど、どうして俺と決闘しようと思ったんだ?」

 

 

「私がアスタリスクでの本当の一歩を踏み出すために、どうしても必要だとおもったからです。」

 

 

そういうことか。

ジジイの言いなりにはならないって事か。

 

 

「そっか。まぁやるからには俺は全力で勝つぞ。」

 

 

「望む所です。」

 

 

「まぁ前もある意味全力だったけどな。」

 

 

「ある意味ですか?」

 

 

「そうだね。まぁ戦ってみたら分かるよ。」

 

 

「楽しみです。」

 

 

 

 

『スタート・オブ・ザ・デュエル』

 

 

 

 

開始の合図がなると刀藤さんは真っ直ぐ突っ込んできた。

 

 

確かに刀藤さんは速い。だけど、俺にも刀藤さんより速い移動手段がある!

 

 

俺は瞬歩で刀藤さんの後ろに回り込み、斬りかかった。

刀藤さんは俺が目の前から消えた事に驚いたが、何とか俺の攻撃を防いでいた。

 

 

「今のは一体なんなのですか?」

 

 

「俺の得意とする移動術だ。まぁこの前は使わなかったけどな。じゃあ俺から行くぞ!」

 

 

そう言って俺は真横に移動した。

刀藤さんは何とか反応したみたいだが、俺はすぐに上に跳んだ。

 

 

「え?」

 

 

完全に見失っていたのを確かめ、俺は照準を合わせた。

 

 

『破道の三十三 蒼火墜』

 

 

青白い光が刀藤さんを上から襲ったが、俺の声を聞いた瞬間に刀藤さんが避けたのが見えた。

 

ハズレたか。

まぁあれで終わってしまったら、しょうもないけどな。

 

煙で周りは見えないが、見聞色の覇気で刀藤さんの位置を捕らえているので、後ろから斬りかかって来たのがわかった。

 

 

そこから刀藤さんの連撃が始まった。

中々隙ができないので、反撃をいれるにも、瞬歩で下がる事もできなかった。

そして、刀藤さんは俺の剣を弾き、思いっきり斬りかかってきた。

 

 

『散れ 千本桜』

 

 

俺はオーガルクスを解放し、桜を一点に集め刀藤さんの攻撃を防いだ。

その内に俺は後ろに下がった。

 

 

「流石は川上先輩です。とっさに桜の刃で攻撃を防ぐなんて。」

 

 

「まぁこれくらいはな。」

 

 

「それに連鶴から逃れられたのも初めてです。」

 

 

「あれが連鶴か。通りで隙が無かったな。」

 

 

「巣籠、花橘、比翼、青海波。刀藤流には49による繋ぎての型がありますが、それを組み合わせることで完全なる連続攻撃をなす技が、連鶴です。連鶴に果てなし、次はしとめます!」

 

 

「なら、近づけさせなければいいだけた!」

 

 

速度は俺の方が速い。

だから、油断せず鬼道や千本桜で攻めよう。

 

 

『散れ 千本桜』

 

 

「その技の弱点は分かっています!刀身が無くなることによって接近戦は手薄になります!」

 

 

そう言って刀藤さんは突っ込んできた。

俺は瞬歩で後ろに下がり距離をとった。

そして俺の攻撃が必ず当たるように位置を調整した。

 

 

『君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 蒼火の壁に双蓮を刻む 大火の淵を遠天にて待つ破道の七十三 双蓮蒼火墜』

 

 

俺はここ最近、鬼道の詠唱など一度もしていなかったので、どれくらいの威力がでるか分からなかった。

 

結果、詠唱をした時の威力はもの凄かった。

位置などを考えなくても、余裕で当たるくらいだった。

刀藤さんの居た場所は、煙が酷くどうなったかわからなかった。

だが、あの威力だったので周りの人は俺の勝ちだと思い、歓声が湧き上がった。

 

 

 

 

 

 

だが、土煙の中から刀藤さんが突っ込んできた。

俺は千本桜で攻撃して牽制したが、刀藤さんは桜を全部叩き斬ってこっちに向かってきた。

 

 

「これで終わりです。」

 

 

 

 

 

俺は信じていた。

刀藤さんがあれくらいで倒せるわけがないと。

 

 

『縛道の六十一 六杖光牢』

 

 

「え?」

 

 

刀藤さんは俺を倒せる確信が有ったんだと思う。

だから、俺の攻撃を避けれず捕まってしまった。

俺は千本桜を普通の刀に戻した。

 

 

「まぁ今回は俺の勝ちだな。」

 

 

そういって校章を真っ二つにし、俺の勝ちが決まった。

 

 

『エンド・オブ・デュエル勝者 川上晴也』

 

 

そして、周りから歓声が湧き上がった。

 

 

 

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