決闘か終わり更衣室で休んでいると、綾斗とリースフェルトと沙々宮がきた。
「まさか本当に勝ってしまうとはな。川上は意外と強かったんだな。」
リースフェルトがそう言ってきた。
意外ってなんだよ。
俺って一応リースフェルトの事、助けたことあるんだぞ。
まぁ今の言葉は、聞かなかった事にしよう。
「まぁ剣だけなら勝てなかったね。」
「確かに。剣だけなら僕よりも上だろうからね。」
俺が思ったことを言うと、綾斗も納得した表情で同意した。
綾斗よりも剣の才能は上か。
やっぱり刀藤さんは強いな。
「やっぱり強いな。…ん?クローディア?」
「晴也、よろしいでしょうか?」
クローディアが部屋の前にいたので入れることにした。
「失礼しますね。ふふっ。さぁどうぞ。」
ん?誰か居るのか?
「あ、あの。お邪魔します。」
クローディアと一緒にいたのは刀藤さんだった。
そして、クローディアと刀藤さんが入ってきた。
「あ、あの。わ、私とフェニクスのパートナーになって下さい!」
「「「「「え?」」」」
この場にいる全員が驚いていた。
もちろん、その中には俺も含まれている。
俺は最悪、沙々宮と組むつもりだった。
刀藤さんからフェニクスのパートナーを申し込まれるなんて思ってなかった。
しかし、タッグってことは連携が大事だ。
刀藤さんは俺と組んでもいいのか?
「その申し出は喜嬉しいが、俺でいいのか?」
そう言って俺は、刀藤さんに疑問に思ったことを聞いた。
「はい。私は川上先輩と組みたいのです。理由は、朝とか訓練を一緒にして下さっていたので、連携も上手くいくと思ったからです。」
しっかり考えての申し込みだったんだな。
それなら断る理由はないな。
それに、実力も申し分ないから、フェニクスの優勝も目指せるしな。
「じゃあこれからよろしくな。刀藤さん。」
そう言って俺は手を差し出した。
「じゃあよろしくお願いしますね!川上先輩!」
そう言って刀藤さんは、俺の手を取ってくれた。
よっしゃー!
これで刀藤さんとフェニクスに出れる。
最高だね!
これでパートナーの件も問題ないな。
そして頭でも撫でようかと思った時邪魔が入った。
「綺凛!ここにいるのだろう。出てこい綺凛!ええいここをあけろ!」
おいおい!
俺は今から癒しタイムに入ろうと思ったんだぞ!
クソジジイが!
まぁ今は怒る時ではなく、コイツをどうにかするのが先だな。
刀藤さんの方を見ると、決意をした表情だったので扉を開けることにした。
「お前という奴は何という愚か者なのだ!勝手に決闘などしたあげく、あんな無様な負け方をしおって!だが、これで分かっただろう!お前には私の力が必要なのだ!」
ジジイは刀藤さんの手を握ろうとしたが、刀藤さんはそれを払った。
「ごめんなさいです。叔父様。私は自分のやり方で戦っていこうと決めたのです。」
「だまれ!だまれ!お前は私の言うことさえ聞いていればいい!」
そう言ってジジイは殴りかかった。
俺はその手を止めに入った。
「彼女は自分の足で一歩を踏み出したんだ!お前何かがそれを邪魔するな!」
「なんだ貴様!私はジェネステラではないのだぞ!」
だからどうした?
殴りかかったのを止めただけだぞ?
馬鹿かコイツ?
「そ、そうだ。いいのか綺凛!お前の父の所行を隠蔽してやったのは私だ!もし、お前が私の元へ戻らぬというのなら全てぶちまけて…「あら、面白い事を仰いますね?」エ、エンフィールドの…」
クローディアがジジイの話しているときに割って入った。
「刀藤綺凛さんと貴方のご関係に口を挟むつもりはありません。ですが、彼女は星導館の生徒でもあります。学園の財産であり、統合企業財団の財産でもある彼女を私情で汚そうというのなら、見過ごす訳にはいきません。恐らく私の母も同じ判断を下すと思いますが?」
おお!
クローディアこわっ!
あれは怒らせたら駄目な奴だな。
ジジイは何も言えなかったのか、出口の方へ向かった
ジジイ、今だけは同情するよ。
「叔父様!私は叔父様に感謝しています!それは嘘じゃありません!叔父様が居なければアスタリスクに来ることも、そして、この出会いもありませんでした。ですから、今まで、今まで本当にありがとうごさいました!」
確かにそう言われたら、あのジジイにも少しは感謝しないとな。
刀藤さんの方を見ると涙を流していたので、頭を撫でることにした。
すると、こっちを向いてくれた。
「じゃあ改めてよろしくな!刀藤さん。」
「はい!よろしくお願いします。あ、あの。川上先輩。その1つ、じゃなくて2つ程お願いがあるのですが。」
「お願い?」
「できれば、あの、川上先輩のことを、お、お名前で
お呼びしたいなぁと…」
「それくらい全然いいぞ。あと1つは?」
「はい!では、晴也先輩!私のことも、な、名前で呼んでもらえますか?」
ヤバい!
名前呼び+上目遣いのコンボはヤバい!
落ち着け!
ふぅー。
「分かったよ、綺凛。」
「はい!」
今の綺凛の笑顔は最高だ。
これからは俺が出来るだけ守っていこう!