学戦都市アスタリスク〖死神の戦い〗   作:KUSAN

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第15話

 

 

次の日、俺と綺凛はトレーニングルームにきていた。

 

ここでは、沢山出てくるパペットを倒して、倒した数が記録になるらしい。

目安の記録は分からないが、やってみればいいだろう。

 

早速俺と綺凛は訓練を開始した。

 

前衛は綺凛に任せ、俺は遠距離で相手を攻撃する形になった。

まず、敵の集団が現れたので俺は照準を合わせた。

 

 

『破道の三十三 蒼火墜』

 

 

俺の鬼道で、集団の前の方にいたパペットがボロボロになった。

そして残った敵を、綺凛が斬っていった。

 

 

最初の内はそんな感じで回していたが、どんどん数が増えていき、綺凛1人では回らなくなった。

 

 

「綺凛!片方は俺に任せろ!」

 

 

「分かりました!」

 

なので、俺も接近戦をする事にした。

そして、見聞色の覇気で常に戦況を確認し、倒していった。

しかし、敵を倒すにつれ、どんどんパペットが出てきた。

 

このままじゃあ、埒があかないな。

まとめて吹き飛ばそう。

 

 

「綺凛!」

 

 

綺凛の名前を呼ぶとすぐに来てくれた。

 

 

「何か考えがあるんですね。」

 

 

当たり前だろ!

俺は綺凛を片手でお姫様抱っこをし、上に跳んだ。

 

 

「ふぇ?晴也先輩?」

 

 

綺凛が慌てているが、今はごめんな。

出来るだけ沢山当たるように狙いをつけた。

 

 

『破道の七十三 双蓮蒼火墜』

 

 

ボーーン!

 

 

そして、出てきていたパペットを全て破壊した。

 

 

『ビーーー!』

 

 

数値は250

目安の記録が分からなかったので、高いのか低いのか分からなかった。

こうして、俺と綺凛の一回目の訓練がおわった。

 

 

 

 

そして、綺凛を中等部に送り、俺は1人でトレーニングルームに来ていた。

 

 

「えっと…さっきと同じやつだな。」

 

 

俺は自分の訓練の為に、さっき綺凛と一緒に倒したパペットを、次は1人で相手をするためにきた。

 

 

「よし、行くぞ!」

 

 

記録

一回目 290

二回目 280

三回目 150

 

 

「ハァ、ハァ、やっぱり、きついな。しかも、やっぱり三回目の記録は低いか。慣れるまで特訓だな。」

 

 

こうして、俺の特訓は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、次の日俺と綾斗と矢吹とリースフェルトと沙々宮と綺凛で食堂にいた。

 

 

「あのー。『変幻自在』の川上晴也先輩ですよね?サイン貰ってもいいですか?」

 

 

「分かったよ。はい。」

 

 

俺はサインを書いて渡した。

さて、お気づきだろう。

俺に二つ名がついてしまった。

それは『変幻自在』。

刀を桜に変えたり、色々な事をするからと理由でクローディア付けられた。

 

 

「やったー!ありがとうございます。フェニックス頑張ってくださいね。」

 

 

そう言ってサインを受け取った女の子は帰って行った。

すると、綺凛がこっちを見ていた。

 

 

「えっと、綺凛。どうしたんだ?」

 

 

「晴也先輩はちょっと愛想が良いので、い、色々と心配なんです!」

 

 

そうか?

別に普通だと思うけどな。

 

 

「まぁリスト外の無名学生が一気に1位をかっさらって行ったんだから、こうもなるさ。」

 

 

矢吹がそう言ってくれたので、綺凛が普通に戻った。

 

 

「確かにそうですね。私も運良くページ1になれましたけど、それでも11位でしたから、晴也先輩の方がずっと凄いです。」

 

 

「そういうもんか?」

 

 

「そういうもんだって、お姫様だってページワン入りした時はかなり騒がれたしな。」

 

 

矢吹がそう言ったってことは、本当に騒がしかったんだろう。

 

 

「そうかもしれんが、私の時はもっと速く収束したぞ。」

 

 

それはだってリースフェルトだからな。

 

 

「まぁそりゃお姫様は完全シャットアウトだったからな。」

 

 

それは普通に想像できるな。

 

 

「応援してくれるのはありがたいと思うが、下らない打算に巻き込まれるのはゴメンだ。なら、いっそ全て断った方が誠意ある対応だと思うが?」

 

 

そう言いながら、リースフェルトは俺にある画面を見せてきた。

それを見ると、さっき書いたサインがネットオークションに出されていた。

 

 

「マジか!」

 

 

「学生のポピュラーな小遣い稼ぎの1つだな。」

 

 

矢吹はそう言いつつ、肩を叩いてきた。

 

 

「気にしなくていいと思います!私のクラスにも晴也先輩のファンはいますし、私だって…」

 

 

最後は良く聞こえなかったが、流石は綺凛だ。

やっぱり俺を癒してくれるのは綺凛だけだ!

 

 

「それにしても、星導館の1位と元1位がタッグを組むなんてな、俺はそれを聞いたとき耳を疑ったぜ!」

 

 

矢吹はこんな事を言っているが、そんなに凄いことか?

 

 

「確かにね。これで、連携が完璧だったら強敵だね。」

 

 

綾斗が強敵と言うなら、もっと連携を磨いた方がいいか?

 

 

「確かにな。だが、私達も負ける訳にはいかない。」

 

 

やっぱり、綾斗達が一番の敵になりそうだな。

なら、もうちょっと連携を磨こう。

まずはお互いを知るべきだよな。

そして、綺凛の方を向いた。

 

 

「綺凛。今日の放課後、どっか2人で出掛けるぞ!」

 

 

ん?

これってよく考えたらデートだよな?

 

 

「え!えっと、そ、それはデ、デートですか?」

 

 

やっぱり気づいたか。

俺も言ってから気づいたしな。

でも、もう誘ったし後戻りはできないよね!

 

 

「そういうことになるな。じゃあよろしくな。」

 

 

「よ、よろしくお願いします!では、放課後!」

 

 

そう言って綺凛は走っていった。

放課後が楽しみだな!

 

 

 

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