そして俺達は今生徒会室に移動している最中だ。
「こんな朝早くから授業やってるんですね。まだ、朝礼前でしょう?」
綾斗が勉強しているクラスがあったので、疑問に思ったらしい。
まぁ確かに朝早すぎるよな。
「ええ。といっても今こちらでやっているのは補習ですけれど。」
補習なんてあるの?
ヤバい。
しかも朝一からとかめんどくさすぎる。
「一応我が学園のモットーは文武両道になっていますので、綾斗くんと晴也くんも気をつけてくださいね。」
特待生で何とかなると思ったが、警告されたって事は何とかならないってことだな。
「そうそう。それと私と綾斗くんと晴也くんは同じ学年ですから、もっと砕けた喋り方で結構ですよ。」
同じ年齢であの胸か。
成長してるんだな。
「ですから、私のことはどうぞ名前でお呼びください。」
「わかったよ。クローディアさん。」
綾斗とが名前を呼んだが、クローディアは歩いている足を止め、こっちに振り向いた。
「クローディアで結構ですよ。」
そういう事か。
さん付けが気にくわなかったのか。
「いや、いきなりそれは…」
綾斗は何を迷っているんだ?
こういう時の女って、引かないからめんどくさいぞ。
「ク、ロ、オ、ディ、ア!」
「了解。クローディア。じゃあ僕のことも綾斗でいいよ。」
「了解です。綾斗。」
やっと言ったか。
すると、クローディアは次に俺の方を見てきた。
「わかったよ。クローディア。俺のことも晴也でいいぞ。」
「了解です。晴也。」
やっと終わったかと、思っていると、綾斗がクローディアに話しかけた。
「クローディアもその敬語止めれくれていいんだけど?」
「いえ、こちらはただの習慣ですのでお気になさらず。」
「習慣?」
「はい。私はとても腹黒いので、せめて外面や人当たりは良くしておかないといけないのです。それが染み付いてしまいまして。」
腹黒いのか。
まぁ俺に害がなければ、全然関係ないな。
「腹黒いんだ。」
綾斗の奴ビックリって感じか?
まぁ美人で生徒会長とか殆ど腹黒いだろう。
「ええそれはもう。私のおなかときたら、暗黒物質を煮立てて、焦げ付かせたものを、ブラックホールにぶち込んで、黒蜜をかけたくらいにはまっ黒ですから?
なんでしたらご覧になりますか?」
「は?」
すると、クローディアがお腹を見せてきた。
真っ白ですね。
眼福です。
「ちょ!いきなりなにを!」
あれ?
綾斗は見ないんだ?
「ふふっ冗談です。綾斗は可愛らしい反応をされますね。晴也のこういう反応も見てみたいですね。」
「残念だな。中々こういう反応は俺はしない。」
「残念です。さて、到着です。どうぞお入りください。」
何やかんや話していると、目的地の生徒会室についた。
「では改めまして、星導館学園へようこそ綾斗、晴也。歓迎いたします。そして、ようこそアスタリスクへ。」
やっとここまで来た。
俺の修行の成果を試してみたいな!
「我が星導館学園が特待転入生として、あなたに期待することはただ一つ。勝つことです。ガラードワースに打ち勝ち、アルルカントを下し、界龍を退け、レヴォルフを破り、クイーンヴェールを倒すこと、すなわち〖星武際〗を制すること。そうすれば、我が学園はあなた方の望みを」
クローディアが喋っていると、綾斗が申し訳なさそうに話し出した。
「んー申し訳ないけど、そういうのにあんまり興味はないんだ。」
確かに俺も今の所望みとかはないな。
強いて言うなら、彼女がほしい?
「俺もこれと言った望みは特にないな。」
「あらあら、ではどうしてこの学園に?」
すると、先に綾斗とクローディアが話し始めた。
内容は綾斗の姉さんがこの学園にいたらしい。
まぁ答えは、昔はいたかもしれないが、今はいないってことだ。
「では、晴也はなぜこの学園にきたのですか?」
「俺は修行の成果を試すためだな。たから星武際は都合がいい。」
「そうなのですか。ちなみに、特待転入生にはオーガルクスの使用に優先権がありますが、どうされますか?」
綾斗はさっき話にでていた、姉さんが使っていたかもしれないオーガルクスを見てみるらしい。
「俺はもうオーガルクスを持っているから別にいいわ。」
「分かりました。」
「ところで、今思い出したんだけど、さっき言ってた最後の転入手続きってのは?」
確かにさっき言っていたな。
俺も何かしないといけないのか?
「転入手続き?ああさっきのは、決闘を止めるための嘘です。ユリスはあれで値がまじめですから、あの場を収めるのがあれが一番効果的だったのです。
あなたはとっくに我が学園の正式な一員です。手続きなんてなーにも残っていません。」
なんだと。
じゃあ俺ついてきた意味なくね?
クローディアってやっぱり腹黒いな。
「さてそろそろ始業時間ですし、話はこのくらいにしましょう。なにかありましたら、いつでも言ってください。」