学戦都市アスタリスク〖死神の戦い〗   作:KUSAN

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第4話

 

 

 

 

今俺と綾斗はクラスの前で先生の合図があるまで待機している。

なんで、俺らの担任って釘バットとか持っているんだ?

怒らせないようにしよう。

 

 

 

「入ってこい!」

 

 

先生に言われ俺と綾斗はクラスに入った。

あ!

リースフェルト?だっけあいつと同じクラスか。

 

 

「というわで、コイツ等が特待転入生の天霧と川上だ。適当に仲良くしろよ。」

 

 

「「よろしく。」」

 

 

「席は、ああちょうどいい。天霧は火遊び相手の隣が空いるからそこにしろ。」

 

 

火遊び相手?ああリースフェルトか。

さて、俺の席はどこだ?

 

 

「誰が火遊び相手ですか!」

 

 

先生の言葉にリースフェルトが反応した。

おいおい。

誰が見ても火遊び相手はリースフェルトだと思うよ。

 

 

「おまえ以外に誰がいるんだ。朝っぱらから派手にやりやがって。」

 

 

ほら、皆クスクス笑ってるじゃないか。

 

 

「先生俺の席はどこですか?」

 

 

「ああ。川上は、矢吹の隣が空いてるからそこにしろ。」

 

 

「矢吹?」

 

 

「おい!矢吹!」

 

 

「はい。」

 

 

「今返事した奴が矢吹だ。」

 

 

「分かりました。」

 

 

俺は言われた席までいき、挨拶をした。

 

 

「俺は川上晴也だ。これからよろしくな。」

 

 

「俺は矢吹英士郎だ。俺は一応お前さん達のルームメイトってことにもなってるからよろしくな。」

 

 

「そうなんだ。」

 

 

そして、授業が始まったので俺達は授業に集中した。

 

 

 

授業が終わり、放課後になると、綾斗がリースフェルトに喋りかけた。

何か面白い事起こるか?

 

 

「色々あったけどこれからよろしく。」

 

 

「今朝助けてくれた事は感謝する。」

 

 

ただ喋っているだけか?

 

 

「うん。もう怒ってない?」

 

 

それは言わなかった方がいいんじゃないか?

リースフェルトの顔が赤くなったぞ。

 

 

「怒ってない事もないが助けてくれたのは確かだからな。だから、今度のことは貸しにしてくれていい。」

 

 

「貸し?」

 

 

「ああ。要請があれば一度だけ力を貸そう。だか、それ以外でなれ合うつもりはない。」

 

 

うっわ、綾斗振られた。

ドンマイ。

 

 

「ははっ。振られたな。まぁ相手があのお姫様じゃ仕方ないさ。」

 

 

矢吹もやっぱり盗み聞きをしていたのか。

 

 

「いや、でも俺は綾斗なら何とかなると思っていたんだかな。」

 

 

「いやいや、川上もまだ来たばっかだから、わかってないって。何しろ人を寄せ付けないからな。」

 

 

確かに。

最初自己紹介した時も、何か嫌々?って感じがしたからな。

そして、矢吹と綾斗の自己紹介が終わり、寮に帰ることにした。

寮に帰る途中はリースフェルトの話をしていた。

まぁ俺はさほど興味がないから聞き流していた。

 

 

「ああそうだ。これ、一応ありがとうと言っておくよ。まぁこれが無ければユリスも見逃してくれたかもしれないから複雑ではあるけどね。」

 

 

やっぱり綾斗は気づいていたか。

俺も矢吹の声を聞いて、決闘の時武器を渡したのは矢吹だとわかった。

 

 

「なんで俺だと?」

 

 

「ん?まぁ声かな?」

 

 

「あの状況で俺の声を聞き分けてそれを覚えていたってのか?」

 

 

「借りた物はちゃんと返すようにって姉さんが口を酸っぱくして言ってたもんでね。」

 

 

「へへっ。お前さん面白いぜ。」

 

 

綾斗は本当に面白いな。

すると、向こうから声が聞こえてきた。

 

 

「答えろユリス!!なぜ、新参者なんかと決闘しやがった?」

 

 

お!

面白そうな事が起こるか?

 

 

「答える義務はないな。何度言われようと貴様と決闘する気はない。」

 

 

「うっひょー!特ダネじゃねーの?」

 

 

矢吹が特ダネっていうからには、あの男強いのか?

矢吹に聞くか。

 

 

「矢吹あいつ誰?」

 

 

「レスター・マクフェイル。うちの序列9位で〖冒頭の十二人〗だ。」

 

 

すると、何かに疑問に思った綾斗が質問した。

 

 

「〖冒頭の十二人〗って?」

 

 

そう言えば聞いたことないな。

序列9位って事しか耳に入ってこなかったな。

 

 

「アスタリスクの各学園にはランキング制度があってな。そのランキング制度をネームドカルツと呼ぶんだが、その中でも特に上位十二人のことを〖冒頭の十二人〗と呼ぶのさ。」

 

 

ほう。

ならあいつは結構強かったりするのか?

威張り散らしてて弱そうに見えるけど。

 

 

「じゃあ相当強いわけだ。」

 

 

おいおい、綾斗。

強いかもしれないが、相当はないだろ。

 

 

「ところが奴はお姫様と相性が悪くてな。三回戦って一度も勝っていない。」

 

 

三回戦って負けるのは頭が悪いか、それ以上に差があるかだ。

多分前者だろうな。

 

 

「いいから、俺と戦えって言ってんだよ。調子に乗るなよ。俺の実力はあんなもんじゃねえ!」

 

 

武器を振り回しながら言っても決闘何かしてくれないだろう。

 

 

「ならばまずそれを証明することだ。私以外の相手でな。」

 

 

ほらね。

やっぱりレスター?だっけ頭弱いね。

 

 

「待ちやがれ!道楽でやっているお姫様なんかに負けたままじゃいられねぇんだよ!」

 

 

「道楽だと?ならばお前は何の為に戦うのだ。私には成すべきことがある。そのために星武際を制し、望む物を手に入れる。こんな所で立ち止まっている暇などないのだ!」

 

 

リースフェルトの思いに回りの万応素が反応しだした。

ははっ。リースフェルトあいつは中々強いな。

あれ?

綾斗どこいった?

 

 

「あれ、ユリスじゃないか。奇遇だねこんな所で。」

 

 

出てくの?

絶対めんどくさいじゃん。

 

 

「なんだ、てめぇは?」

 

 

ほら、歓迎されてないし。

 

 

「ああ!こいつが例の転校生だよ!」

 

 

レスターの取り巻きが何か言っているな。

てか、俺いつ出てこうかな?

 

 

「なんだと!」

 

 

レスターが綾斗に近づいていき、一触即発かと思ったら綾斗が挨拶をした。

 

 

「俺は天霧綾斗よろしく。」

 

 

「てめぇ!」

 

 

レスターが綾斗にまた近づこうとした所で、矢吹が出てったので、俺も出ることにした。

 

 

「おっ。いいねいいね。」

 

 

矢吹に先を越されたが、俺はこの2人の決闘も見てみたい。

 

 

「さてさて、決闘?いいねいいね!」

 

 

「おい何とってるんですか!」

 

 

「レスターこれ以上はまずいよ。」

 

 

レスターの取り巻き達が何とか説明して、今回は引く事になったらしい。

 

 

「ユリス。俺は諦めねぇぞ。必ず俺の実力を認めさせてやる。」

 

 

あの調子じゃあ、いつになっても相手はしてくれないな。

 

 

「今朝の決闘といい、レスター相手にその落ち着きといい中々食えない男だな。」

 

 

「そうかな。」

 

 

「そのとぼけた顔がいつまで続くか見物だここはお前が思っている程甘い場所ではないのだからな。」

 

 

そうなんだ。

なら綾斗の全力を見れる日も近いって事か。

 

 

「じゃあユリスはなんでこんな場所で戦っているのさ?お姫様なんだろ。」

 

 

「金のためだ。私には金が必要なのだ。そのためにここで戦っている。手始めに星武際だ。まずはここを抑えておかねばならん。」

 

 

「じゃあもうパートナーは見つかったのかな?星武際はタッグ戦だぜ。」

 

 

流石新聞部だな。

リースフェルトの情報を聞くチャンスだもんな。

 

 

「ユリス友達いないの?」

 

 

綾斗それは聞いたら駄目なやつだぞ!

一目みたらわかるだろ!

 

 

「パ、パートナーが見つかっていないのは私に友人がいないからではないぞ。いや、私に友人がいないのは事実だが。それとは関係なく単純に私のパートナーとして合格基準に達したものがいないというだけだ!」

 

 

ほら、ちょっと慌ててたし!

 

 

「ちなみに、どんな相方がお望みで?」

 

 

「あまり贅沢は言わんが、最低でも冒頭の十二人くらいの実力を持ち、頭の回転が早く、強い意志と高潔な精神を秘めた騎士のごとく者だな。」

 

 

じゃあ、綾斗でいいんじゃないか?

最初らへんは当てはまっていただろう。

 

 

「じゃあ、綾斗と組めば?」

 

 

「な!川上!何を言っているのだ!私の合格基準を聞いてなぜ、コイツがでてくる?」

 

 

リースフェルトをからかうと面白いからって言ったら、朝の綾斗になりそうだな。

 

 

「最初らへんの基準は大丈夫だと思ったからだな。」

 

 

「晴也。流石に今の僕じゃ冒頭の十二人とは勝負にならないよ。」

 

 

へぇー。

今は、ねぇ。

 

 

「ん?やべぇ!そろそろ締め切りの時間だ!じゃあ俺はこれで。」

 

 

矢吹が慌ててどこかにいってしまった。

 

 

「私もそろそろ戻るとしよう。」

 

 

「あの、ユリス男子寮ってどっちだっけ?」

 

 

綾斗の言葉を聞くとユリスは笑い出した。

 

 

「今朝あんな目にあったのだから少しは学習して案内図を見るなりすればよかろう。ん?どうした?」

 

 

「いや、そんな風に笑うんだなと思ってさ。」

 

 

「な、何をいきなり!私だって笑うことくらいある。あちらに真っ直ぐ進めば男子寮に続く道がでる。あとは道なりだ。」

 

 

「あ!今度俺に学園を案内してくれないかな?せっかくだから町の方も。」

 

 

おい!綾斗!

俺が居るの忘れてないよな!

目の前で口説くな!

 

 

「何の冗談だ?どうして、私が?」

 

 

「だって一度だけ頼みを聞いてくれるって言ったじゃないか。」

 

 

「それは確かに言ったが。そんな事でいいのか。」

 

 

「うん。まずはこの学園に慣れないとね」

 

 

「仕方あるまい借りは借りだならな。では、学園内の案内は放課後、町の案内は休日でどうだ?」

 

 

「わかったよ。」

 

 

はぁー。

この2人絶対俺がいること忘れてるだろ。

 

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