あの事件から数日後、俺は授業が終わり用事を済ませ、急いでいた。
いつも1人で練習しているのに、何故急いでいるかって?
それはな。
昨日いつも通り放課後になると、修行場所に移動しようした時、綾斗に話しかけられた。
「晴也。良かったら何だけど、一緒に星武際に向けて練習とかしない?」
マジか。
こんなボッチにそんな事言ってくれるなんて、綾斗は優しいな。
「でもいいのか?俺も星武際に出るつもりなんだが。」
「うーん。いいんじゃないかな。晴也も中々の実力があるし、練習の幅が広がると思うし。」
ありがとう。こんな俺を誘ってくれて。
でも、手の内を全部は見せはしないからな。
「じゃあ明日からよろしく頼むよ。」
てことがあったのさ。
そして、初日から遅刻は駄目だと思い、急いでいる。
すると、曲がり角の所で人とぶつかりそうになった。
俺はとっさに避けたが、相手も避けたので、ぶつかってしまった。
ドン!
ぶつかった人を一目見ると、その人物が分かってしまった。
刀藤綺凛だ。
このアスタリスクで、一番会いたかった人物だ。
まず冷静になれ。
そして、喋りかけよう。
「大丈夫か?」
あ!
パンツが見えそうだ!
いや、ここは見てはいけないぞ。
「はい。大丈夫です。…はうぅぅ…」
本人もパンツが見えそうなのに気づき、すぐさま隠した。
なんだと!
パンツを隠したのはいいが、次は胸が強調されてしまった。
これは、まさしく凶器だ。
晴也、冷静になれ。
ふぅー
よし大丈夫か。
「ごめんな。俺の不注意だった。」
そういって座りこんでいたので、手を貸そうと思い手を出した。
「いえ。私の方こそ、ごめんなさいです。」
そう言いながら手をとってくれたのでよかった。
ここで断られていたら、心に深い傷ができただろう。
「髪にゴミかついてるぞ。」
「ど、どこですかー?」
すると、ぴょんぴょん跳ねてゴミを落とそうとした。
何だこの子!
生で見ると、もの凄い癒される!
「じゃあ動くなよ。はい。とれたぞ。」
「あ!あの…ありがとうです。」
うん。すごく癒されるな。
「綺凛!何をやっている!」
刀藤さんを見て癒されていたら、ジジイの声が聞こえてきた。
「はい。ごめんなさいです。それでは。」
そう言って刀藤さんはどこかにいってしまった。
「あの糞ジジイが、俺の癒しタイムを邪魔しやがって……あ!これ遅刻だな。ゆっくり行こう。」
ゆっくり向かっていると、前の方にレスターと綾斗の幼なじみがいた。
「よう!お前等珍しい組み合わせでどこに行くんだ?」
「はあ!このチンチクリンは途中で拾っただけだ。まぁなんだ、お前と天霧にはサイラスの件で助けてもらったからな。なんだ、とにかく、世話になった。そんだけだ。」
そういう事ね。レスターって以外と義理堅いな。
これはレスターとも戦ってみたくなったな。
さて、トレーニングルームについたな。
トレーニングルームについたら沙々宮はリースフェルトとレスターは綾斗と話し出した。
毎回思うが俺って影薄いよね。
すると、ドアが開きクローディアと知らない奴が2人入ってきた。
「あら、みなさんお揃いでしたのね。」
「ほほーう、ここが星導館のトレーニングルームか。綺麗だね。」
「あまりはしゃぐんじゃない。エルネスタ。」
「ご紹介しますね。こちらはアルルカントアカデミーのカミラ・パレートさん。そして、エルネスタ・キューネさんです。」
まぁ何故アルルカントがこっちにきたかというと、二校で新型のオーガルクスの開発をするので、そのための契約って事らしい。
「サイラスの一件を、告発しないって事で技術提供にこぎつけたまではいい。だが、なぜそいつ等をここに連れてきた!」
リースフェルトは頭の回転は早いね。
でも、アルルカントの生徒がここに居るのは疑問だな。
「はいはーい!それは私が見たいって言ったからでーす!いーやー、一度はこの目で拝んでみたくってさー。私のお人形ちゃんを全部ぶった斬ったり、粉々にした人物を!にっぱー!」
あれ見られてたの?
じゃあ俺の始解も見られたのか?
でも、一度見られたから対策される訳でもないよな?
そういえば、鬼道とかも結構使ってしまったな。
でも粉々にした技は蒼火墜だったから、始解は見られてないって事か?
そんな事を考えていると、クローディアと他校の2人が去っていった。
その後、沙々宮とリースフェルトが綾斗を取り合っていたので、今日は帰ることにした。