不思議なヤハタさん   作:センセンシャル!!
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今回はなのは視点です。


三十四話 告白 ☆

 わたしには、大切なお友達がいます。

 

 アリサ・バニングスちゃん。初めてお話したときは、お顔を叩いて大泣きしちゃって、思い出すと少し恥ずかしい、だけど大切な出会いでした。いつでも負けん気に溢れた、元気いっぱいの女の子。

 活発な彼女は、わたし達を色んなところに引っ張り出してくれました。アリサちゃんがいてくれたおかげで、わたしの世界は広がった。わたしの知らない、色んなものを見せてくれました。

 ちょっとオーバーランで心配させられることもあるけれど……それでも大切な、大好きなお友達です。

 

 月村すずかちゃん。アリサちゃんと同じタイミングでお友達になった、静かに笑う女の子。彼女が作る柔らかな空気は、一緒に過ごしていると気持ちが落ち着く。

 読書好きで物知りで、彼女に教わったおかげで機械に強くなれた。今やわたしは、高町家で一番機械に強い末っ子です。

 自分の意見を引いて他の人を立てる、気が利くけどそこが少し心配になるお友達。彼女とは……将来、大好きなお姉ちゃんって呼べるようになるといいな。

 

 八神はやてちゃん。今年になってからお友達になった、海鳴二小に通う女の子。彼女との出会いは……わたしの恥ずかしい勘違いに繋がっているので、できればあまり思い出したくありません。

 はやてちゃんは、皆のお母さんみたいな子です。事情があって足が不自由なんだけど、そんなことは忘れさせるぐらい力強くて、わたしも気が付くと甘えさせられてることがある。

 彼女は……少し、羨ましいと思うことがある。わたしが一番の友達になりたい女の子が、彼女だけは特別な一人と思っているから。それでも……二人とも、とっても大好きです。

 

 フェイト・T・八幡ちゃん。通称ふぅちゃん。最初は敵対するしかなくて、だけどわたし達と同じ気持ちでいてくれた、心優しい女の子。

 わたし達と同じ魔法の力を持っていて、それもずっとずっと先を行っている、わたし達の先生のような人。でも日常生活ではちょっと頼りない面もある、とても可愛い女の子です。

 わたし達は、友達で、親友で、師弟で、ライバルみたいな関係。色んな面がある、これからももっとお互いを知っていきたい、大切なお友達。

 

 そして、八幡ミコトちゃん。ふぅちゃんのおねえちゃん兼ママで、はやてちゃんの相方。男の子みたいなしゃべり方をする、だけど根っこの部分は誰よりも女の子らしい、不思議な女の子。

 気が付けば、彼女が作り出した大きなうねりの中にいる。わたしだけじゃなくて、皆が。時空管理局という組織ですら例外ではなく。提督っていう凄く偉い人にさえ認められてしまう、わたし達の最高のリーダー。

 そんなミコトちゃんの一番のお友達になりたいっていうのは、欲張りなことなのかもしれない。でも、やっぱりはやてちゃんを羨ましいって思ってしまうから、この気持ちに嘘はつけない。

 わたしは、いつかなれるだろうか。ミコトちゃんが誇れる、最高の親友に。……そう、なりたいな。友達を作れない彼女が、最初に友達と認めてくれたわたしは、いつかそうなれるだろうと信じてる。

 そう信じて、わたしは今日も彼女と念話で会話をする。"理の召喚体"ミステールちゃんが生まれてから毎日続いている日課だった。

 

≪……で、上手くかわされて何も聞き出せなかった、と。ガイだけでなく、君も中々ヘタレのようだな≫

≪うぅ、なのは、ヘタレじゃないもん……≫

 

 最近の会話の内容は、わたしのたった二人の男友達の片割れ。小学一年生のときに知り合い、以降付き纏われているクラスメイト。わたしと同じ魔法の力を持つ少年、藤原凱――ガイ君についてだった。

 

 先月、彼の話を聞いて、色々とびっくりした。彼が所謂「前世」の記憶を持っていることや、その前世がこの世界――次元世界という意味ではなく――とは別の世界の大学生だったこと。

 その世界は、わたし達が生きているこの世界とよく似た別世界が、「魔法少女リリカルなのは」なる作品として知られているそうです。なんでわたしが主人公なんだろうって感じです。魔法が使えるだけの小学生なのに。

 彼はその内容を知っていて……そのおかげで、魔法のことや次元世界のこと、ジュエルシード事件の発端や闇の書のことなんかも、初めから知っていたそうです。

 しゃべらなかった理由は「バタフライエフェクトを避けるため」って言ってたけど、わたしはいまいち分かってません。ちょうちょさんが何か関係あるのかな?

 ……「前世」の彼はわたし達の幸せを願って消えたそうで、ガイ君が力になってくれた理由はそれだったんだって思ったとき、なんでかわからないけど、胸が痛かった。ガイ君の笑顔が、嘘だったんじゃないかって。

 そんなものは杞憂で、ガイ君は自分自身の意志で協力した、前の自分の意志は関係ないって、笑いながらわたしを叱りました。それで胸の痛みは消えて……今度は胸の内側がポカポカしてきた。

 なんなんだろうって思って、だけど気持ち悪いものじゃなくて、ガイ君に少しだけ優しくしたくなった。けど……あの変態は人の気持ちなんて知ったこっちゃなかったの。変態はやっぱり変態だったの。

 だって、はやてちゃんちから帰るとき、なのはが手を繋ごうとしたら、「なのはにズボンを下ろされるぐらいなら自分から下ろすぜ!」とか言って本当にズボン脱ごうとしたんだよ!? 女の子が大勢見てる前で!

 暴力が嫌いなわたしが左ストレートを顔面に叩き込んだのも、無理はないと思ってもらいたい。あれはそれぐらいしなかったら止まらなかった。間違いない。

 そんなことがあって、少しはガイ君のことを見直したけど、最終的にはいつも通りに戻ってました。……わたしは、そう思ってました。

 

 ことの起こりは、先月の中ごろを過ぎたぐらいのこと。はやてちゃんに残された時間を延長するための蒐集実験の翌日だったと思う。

 学校がある日のわたし達は、お昼はいつも屋上で食べている。アリサちゃんとすずかちゃんの三人で。そしてあの変態は、女の子しかいないことは構わずに、誘われていないのに乱入してくる。

 それがこの二年間、学校がある日は毎日続いた日課みたいなものだったのに、その日は乱入してきませんでした。あとで念話で問いただしたところ、クラスメイトの剛田君に話があったそうです。

 彼は、ハーレム発言と変態言動のせいで、女子からは敬遠されているけど、男子からは結構人気がある。特に剛田君は、わたし達と一緒で一年生から同じクラスで、男子の中では一番仲が良い友達だったはず。

 だからそれ自体は別に不思議なことじゃないはずなんだけど……なんでなのは達に何も言わないでそういうことしちゃうのって思った。ガイ君なら、なのはに念話で「今日は予定がある」って言えば済む話なのに。

 確かにガイ君はなのは達と一緒に食べる約束をしてるわけじゃないけど、二年間毎日来てるなら、こっちはそれが当たり前って思っちゃうよ。

 なのに何も言わないで予定を変えられたら、こっちだって調子が狂ってしまう。今度からそういうことするときはちゃんとなのはに言ってって文句を言いました。

 そうしたらガイ君は「構ってもらえなくてすねる子犬か」って念話で笑って来ました。違うもん! 悪いのはガイ君だもん!

 

 そして翌日。この日もガイ君は剛田君とお話があったらしく、お昼は一緒できませんでした。ただ、その前に念話は入れてくれました。

 アリサちゃんとすずかちゃんと一緒に食べるお昼は楽しいけど……ガイ君が来ないと、何だか物足りない。聞き慣れた騒がしさがなくなって、急に静かになってしまったみたく感じる。

 二人もそうだったらしく、アリサちゃんは「アレに慣れちゃってるってのがちょっと癪ね」って言って、三人で苦笑しました。

 すずかちゃんの方は、「……ミコトちゃんが言ってたのって、ひょっとしてこういうこと?」と、何かに気付いたようでした。彼女はとても察しがいい子なので、なのはとアリサちゃんではどういうことか分かりません。

 わたしは、せめて帰りはお話をしようと思って、初めてガイ君に一緒に帰ろうと誘いました。……どうしてだか、とても緊張しました。

 だけどあの変態、「今日は剛田とゲーセン行くから」と言って、わたしの精一杯の頑張りを無下にしてきた。

 彼だって友達付き合いはあるし、申し訳なさそうな顔をしていたから、無神経に断ったわけじゃないっていうのは分かる。だけど……どうしても納得できなかった。

 結局最後は「明日は一緒に帰るから」と言われ、わたしはそれを受け入れて引き下がりました。……本当は、その日じゃなきゃイヤだったのに。

 そういえば、一緒にいた剛田君がガイ君のことをジッと見てたけど……なんだったんだろう。ハーレムハーレム言ってる割に男の子との用事を優先してるから、不思議に思ったのかな。

 

 問題はここから。さらにその翌日以降、なのはに対してよそよそしく接するようになったのです。アリサちゃんとすずかちゃんには今まで通りなのに、なのはにだけ。

 変態的な発言をするのはアリサちゃんに対してだけで、わたしにはノータッチ。アリサちゃんの反応を、すずかちゃんと一緒に楽しんでた。

 もちろん変態を働かれたいわけじゃないけど、そんなことをされるとは思ってなくて、物凄く頭に来た。なのはのことを二日放置した上で、この扱いなんて。

 そう思ったら「どうしてそんなことするの!?」って叫んでました。涙でにじんで、前がよく見えませんでした。また「泣き虫なのは」って呼ばれちゃうかもしれないけど、そんなことは構わずに。

 アリサちゃんとすずかちゃんが、びっくりしながら慰めてくれた。ガイ君は、困ったように頬をかきながら、「なのはを蔑ろにしたつもりはない」って言ったけど……多分、嘘だ。後ろめたそうに視線を落としていた。

 わたしは頭に血が上り、「バカ!」と一言叫んで屋上を後にしました。二人も着いて来てくれたけど……ガイ君は、追ってきませんでした。

 結局、約束したガイ君と一緒に下校することは、今まで出来ていません。

 

 そんなことがあってから、わたし達はしばらく屋上には行かず――あんなことをしちゃったから、顔を出しにくい――教室で食べることにしました。

 ガイ君は相変わらず、アリサちゃんとすずかちゃんには頻繁に話しかけている。だけどわたしは……あの日から、ギクシャクしたままだった。

 ガイ君と一緒にご飯を食べるためか、剛田君と藤林君(翠屋FCのGKなので何度か話したことがある)も一緒。ただ、藤林君は彼女さんがいるから、彼女――あゆむちゃんと一緒のときはいないけど。

 それが……現在まで続いている、わたし達の状況。

 そして昨日、わたしはミコトちゃんに背中を押してもらいました。「現状が気に入らないなら、気に入るように行動を起こせ」って。

 まさにその通りで、わたしは今日、胸の中のもやもやをガイ君にぶつけるつもりで登校しました。

 ……だけど、結果は失敗。こっちから話しかけようとしたんだけど、いざ話そうと思ったら言葉が上手く出てこなくて、その間に彼はアリサちゃんのところに行った。

 それでも一回で諦めず、何度もチャレンジしたんだけど、アリサちゃんの反応で遮られたり、剛田君に話しかけられちゃったり、藤林君が空気を読まずにガイ君に話しかけたりで、成功しませんでした。

 今はミコトちゃんに、念話で結果を伝えて、助言をもらおうとしているところです。うぅ、今度はミコトちゃんから頼ってねって言ったばっかりなのに……。

 

≪まあ、君がヘタレであるという確定事項を今更掘り返しても生産性はないか。何故上手くいかなかったか、自己分析は出来ているか?≫

≪ミコトちゃんの言葉に棘があるよぅ……。えぇっと、最初に思い切りが悪くて、その間に人が集まっちゃったこと、かな≫

≪オレは実際に現場にいたわけではないから断定は出来ないが、今の話から推察できるのはそういうことだな。対策としては、何も考えずに話しかけるか、人払いをするかのどちらかだ≫

 

 ミコトちゃんは、それぞれの提案について詳しく解説する。

 

≪話しかけてから実際に話し出すまでのラグが問題だったというなら、ラグが発生しないようにどうでもいい話題を適当に投げてやればいい。それで向こうが反応している間に、本題に入るための覚悟を決めろ≫

≪どうでもいい話題って?≫

≪文字通り、何も考える必要がない話題だ。その日の天気のこととか、前の授業のこととか、宿題のこととか。当たり前の情報を口にするだけなら、思考を働かせる必要はない≫

 

 なるほど。時間稼ぎなら、それこそ何でもいいってことだね。でも、それでガイ君、ちゃんとなのはのお話聞いてくれるかな? 無視してアリサちゃんのところに行っちゃうんじゃ……。

 

≪オレが見てきた限り、彼は誰かの言葉には必ず反応を返している。他愛のない会話でも、上手く転がしてくれるだろう≫

≪そっか。うん、そうだよね。ガイ君、普段はアレだけど、根っこの部分は優しいはずだし≫

≪それだけ彼のことを信頼していて、どうしてこじれるのやら。人間関係とは奇妙なものだ≫

 

 とてもミコトちゃんらしい反応だと思い、クスリと笑う。念話経由だけど、伝わったかな?

 

≪人払いに関しては、もう読んで字の如くだ。邪魔が入らないように、一対一でガイと対話できる環境を作り出す。学校では無理だろうが、他なら出来るはずだ≫

≪何処かに呼び出すってこと? でも、そんなこと出来るかな……≫

≪……ふむ。確かに、君にブラフの理由で呼び出すなどという高度な手段が使えるわけはないな≫

 

 そんなことが出来るのはミコトちゃんぐらいだと思います。少なくともわたしの知ってる人で出来そうなのは、彼女だけしかいない。……と、思う。

 

≪そういう場合は、アリサ・バニングスや月村の力を借りるのがいいだろう。双方に問題がないならの話だがな≫

≪つまり、アリサちゃんかすずかちゃんに呼び出してもらって、一対一でお話出来るようにしてもらえばいいの?≫

≪腹芸は君よりあの二人、とりわけ月村の方が得意だろう。アリサ・バニングスは賢くはあるが、直情なところが交渉という点においてはマイナスだ≫

 

 ……ミコトちゃんが「交渉」っていう言葉を使うと、物凄く心強く感じるよね。どんな難しい状況でも、お話を通じて相手を動かしてしまえる、そんな力強さがある。

 ミコトちゃんの力を借りられれば、こんなもやもやすぐに吹き飛ばしてしまえるんだろうけど……それは、ダメだよね。そんなことをしたら、わたしはきっと、彼女に頼り切りになってしまう。

 これはわたしの問題なんだから、わたしが……友達の手を借りたとしても、最後はわたし自身が決着をつけなきゃいけないこと。ミコトちゃんに答えを出してもらうわけにはいかないんだ。

 

≪分かった。……まだ二人とも、起きてるかな。後で電話してみるね≫

≪学校が違うから日常でのサポートは出来ないが、健闘を祈らせてもらう。オレとしても、君達二人がいつまでもギクシャクしているのは喜ばしくない≫

 

 友達だから……じゃ、ないよね。この場合は、夜天の魔導書復元チームの一員としてってことだと思う。資料の到着までに闇の書の状態が悪くなったら、また蒐集を行わなきゃならないんだから。

 普通だったら、もっと純粋に心配してほしいって思うかもしれない。けどミコトちゃんだと、こっちの方が安心できる。とっても彼女らしくて、ブレがないから。

 だからわたしは、彼女のチームの一員として、彼女が呼んだ「最高のメンバー」の一人として、その要求に応えたいって、素直に思えるんだ。

 

≪心配しないで。なのは、ちゃんとやってみせるから≫

≪それは無理な話だ。君は一回失敗しているんだから。心配させたくないなら、次は成功してみせろ≫

≪うんっ!≫

 

 ちょっと変わった激励を受けて、おやすみの挨拶で念話が切れた。

 わたしはすぐさま行動に移す。勉強机の上に置いてある携帯を取って、電話帳から親友の名前を検索した。

 

「……。あ、すずかちゃん? こんな遅くにごめんね。ちょっと、相談したいことがあって……」

 

 ――明日こそ、このもやもやした感情に決着をつけるんだから!

 

 

 

 

 

「魔法を見たい?」

「うん。ガイ君と、なのちゃんの魔法。わたし達って、ふぅちゃんがまだ敵だったときに一回見ただけだから、しっかり見ておきたいなって」

 

 翌日、お昼のときにすずかちゃんが「帰りに話があるから」って言って、皆でクスノキ公園に来ています。もちろん、管理世界を知っている人のみで。

 ……空気の読めない藤林君と、何故か剛田君も来たがってたけど、藤林君はすずかちゃんが「彼女を放っておいちゃダメだよ」って言って追い払い、剛田君は空手のお稽古の日という理由でお引き取り願ってた。

 最近わたし達と絡むようになった剛田君はともかくとして、あゆむちゃんっていう彼女がいる藤林君はどうして一緒に来ようって思ったんだろう? ほんと、サッカーバカなの。

 

「別にいいけど。人に見られないように結界張ることになるぞ」

「設定すれば、魔力を持ってない人も入れるんでしょ? 前のときも、わたし達も一緒だったし。ガイ君、出来る?」

「出来るよ。つーかミコトちゃんと恭也さんを結界に入れるのには必須だったし」

「そういえばそうだったわね。……何でデフォルトの判定が魔力の有無なのかしらね。管理世界では魔導師と非魔導師の混成チームってないの?」

「ユーノの話では、非魔導師は魔導師に敵わないってのが管理世界の常識らしいからな。恭也さんは例外中の例外。ミコトちゃんは……常識には則ってるはずだけど、恭也さん以上に敵に回したくねえな」

「あはは、気持ち分かるかな。……じゃあガイ君、お願いね」

「おう」

 

 短く答え、ガイ君はミッド式の魔法陣を展開する。彼の魔力光、赤紫色で描かれた、丸と四角を組み合わせた魔法陣。

 わたし達の周囲が灰色で塗り替えられていく。時間信号をずらし、空間を複製した結界の中にずれ込んでいく。

 とてもスムーズな結界の展開に、"入室"を許可されたすずかちゃんとアリサちゃんは、「おー」と拍手をした。

 ……もちろん、「魔法を見たい」というのは建前です。昨日の夜、「ガイ君とお話したい」とすずかちゃんに相談した結果、提案された「ブラフの理由」がこれだった。

 結界の中なら、ガイ君が意図しない限り邪魔は入って来ない。そしてわたしがバリアジャケットを展開すれば、解除するまで結界も解除できない。見事な鳥かごの完成です。

 わたしでは思いつかない素晴らしいアイデアでした。……なんだけど、聞いたときにちょっと背筋に寒気が走ったのは何だったんだろう。すずかちゃんは楽しそうに笑ってただけなんだけど。

 このアイデアを昨日のうちにアリサちゃんとも共有し、実際に行動に起こして今に至るということです。

 ガイ君は相変わらずわたしを真っ直ぐ見ようとしない。……いいよ、今はそれで。すぐにお話させてもらうんだから。

 

「レイジングハート、セットアップ」

『All right.』

 

 決意を行動で示すように、わたしのデバイスに指示を出して、バリアジャケットとデバイスモードのレイジングハートを展開する。二人は、拍手はせずにわたしを真っ直ぐ見た。

 ミステールちゃんがいなかったら二人とは念話は出来ないけど……視線で言いたいことは分かった。「頑張ってね」って。

 

「んじゃ、どっちの魔法から見せる? 俺はシールドだけで地味だから、なのはのを後に回すのがおすすめだけど」

「んー……それじゃ、先にガイ君の魔法から見せてもらおうかな」

「了解了解っと」

 

 軽い調子で言いながら、彼は自分の持っている数々のシールド魔法を披露する。

 プロテクション、ディフェンサー、ラウンドシールド。シールドの応用で作られた、バインドシールド。飛行シールド「ドニ・エアライド」を見たときは、アリサちゃんが「そんなのもありなの!?」ってびっくりした。

 そして、彼の代名詞であり、わたし達の窮地を何度も救ってきた、エネルギー分散防御シールド「ディバイドシールド」に軽くシュートバレットを当てる。魔力弾は弾け散りながら虚空に溶けた。

 

「はー……見事に防御魔法だけなのね。確かに、地味だわ」

「だからそう言ったっしょ。それに、地味ってのは応用で化けるって意味だぜ。こんな風にな!」

 

 そう言って彼は、アリサちゃんの足元に魔法陣を展開する。それは一瞬で鏡のように光を反射するシールドを作り出し、スカートの中を映し出した。慌ててスカートを抑えながら後ずさりしてたけど、もう遅かった。

 

「淡い水色! いいねいいね、分かってるね。白もいいけど、爽やかで元気があっていいおパンツだと思います!」

「あ、あんたねぇ! アホなことに魔法使ってんじゃないわよ! 殴るわよ!?」

「そんなアリサに、ラバーシールドをプレゼント! 弾性に特化したシールドだから本気で殴っても痛くないスグレもの! 今なら術者付きでお買い得ですぜ!」

「いらないわよ、バカァ!」

 

 アリサちゃんが目の前に現れた赤紫色のシールドを叩くと、本当にゴムでできているみたいにグニョングニョンとへこんだ。……またシールドのレパートリーが増えてるの。

 息を荒げながら肩を怒らすアリサちゃん。すずかちゃんにポンっと肩を叩かれ、彼女はハッとした。何のためにここに来たのかを思い出したみたいだ。

 

「シールド魔法に関してだけなら、着想さえあれば即興出来るって感じだな。リクエストあるなら作って見せるけど」

「んー……今はいいわ。っていうか変なもの作られて変態されても困るし」

「あはは。わたしも、今はないよ」

「そかー。じゃあ俺は以上っす!」

 

 ガイ君が魔法の披露を終える。次は、わたしの番。……だけど、その前に。

 

 

 

「少し、いいかな。ガイ君にお話があるから、なのはの魔法はちょっと待ってて」

「へっ?」

「……ようやく覚悟が決まったってわけね。間を持たせてやったんだから、感謝しなさいよ」

「アリサちゃん、素で楽しんでたよね。……頑張ってね、なのちゃん」

「うん。ありがとう、すずかちゃん、アリサちゃん」

 

 これまでわたしは、ガイ君の魔法披露を見ながら、彼に何を話せばいいのかを考えていた。それが、やっとまとまった。

 だからわたしは、一月振りぐらいに、ガイ君の目を真っ直ぐ見た。彼は……少し狼狽えてから、目線を逸らした。

 

「ガイ君。逃げないで。なのはを、わたしを真っ直ぐに見て」

「俺は、その……」

「見てくれないっていうんなら、バインドで縛り上げてでも見させるんだから。レイジングハート」

『Ring bind.』

「ぬおっ!?」

 

 彼の両手両足と首を桜色のリングバインドが拘束する。虚を突いた魔法発動だったため、ガイ君も回避できなかったみたいだ。……気付いてても、回避しなかったかもだけど。

 わたしは歩いてガイ君の目の前に移動する。今度こそ、彼と視線を真っ直ぐ合わせるために。

 

「一ヶ月前に聞いたことをもう一回言うよ。どうして、こんなことするの。どうして、なのはを仲間外れにするの」

「……俺は……そんなつもりじゃなくて……」

「わたしは、凄く悲しかったんだよ。ガイ君に無視されてるみたいで、凄く胸が苦しかったんだよ。……なのは、ガイ君の気に障るようなことをしちゃったの?」

「そんなことねえよ。俺がなのはの気に障ることならたくさんしてきたと思うけど、なのはが俺の気に障ることは一度もなかった」

「じゃあ、なんで? なんでなのはは、……ガイ君から嫌われちゃったの?」

「っ!?」

 

 ガイ君の目が見開かれる。驚きと、怒り。だけどその怒りはわたしに向けられたものじゃなくて……自分自身に向けたもの。

 

「っ、バカか、俺は! 無成長かよっ!」

「……ガイ君?」

 

 悔しさだったり、悲しさだったり、そんな感情が彼の顔に浮かぶ。こんな表情は……ひょっとしたら、初めてみたかもしれない。

 激情のままに、ガイ君は飾り気のない――変態の仮面を被らない、本当の彼の言葉を口に出す。

 

「いいか、なのは! 俺はお前のことが大好きだ! だけどお前だけじゃない! アリサも! すずかも! フェイトちゃんもはやてちゃんもミコトちゃんも! 他の皆も! 全員、大好きなんだよ!」

「が、ガイ君……」

 

 真っ直ぐ投げかけられた、純粋な「好き」に、わたしだけでなくアリサちゃんも、すずかちゃんでさえ、思わず顔を赤くして黙ってしまう。

 彼の独白は、続く。

 

「俺がハーレムハーレム言ってるのが冗談だと思うか? 思うよな。俺だって現実的には無理だって思う。……だけど! やっぱり俺は皆が大好きで、誰か一人だけなんて選べない!」

 

 彼は……ガイ君の「好き」は、わたし達が思ってたよりも、もっとずっと、大きなものだった。冗談やおふざけではなく、本当に本心から、皆のことが好きだった。

 

「だからっ……俺は……」

 

 言葉に詰まり、彼は項垂れた。これ以上は言えない、そう言うかのように。

 わたしは、リングバインドを解除した。なんでそうしたのか分からない。ガイ君を「束縛」したくなかったのかもしれない。

 わたしの口から、自然と答えが漏れ出した。

 

「だから、ガイ君はこれ以上なのはと一緒にいられないって思ったんだね。「誰か」が、なのはのことだけを好きだと思ってくれてるから」

「……気付いて、たのか」

「そうなのかな、とは思ってたけど。確信したのは、今のガイ君の態度だよ。……剛田君、なんだよね」

「っ、……悪い、剛田」

 

 ここにはいない友人に、彼は謝罪を告げた。それは、わたしの確認を肯定する答えだった。……そっか。剛田君が、わたしのことを好きなんだ。

 嬉しいとは思う。男の子が、なのはという女の子のことを好きになってくれたことに、感謝すら感じる。だけど……それだけなんだ。

 

「剛田君がいつかなのはに告白してきたら……なのはは、断るよ。ごめんなさいって。それは……多分、変えようがないことだと思う」

「……そっか。あいつに教えてやる義理はねえな。あいつだって、女の子を泣かしてんだ。ミコトちゃんの言うところの、悪因悪果ってやつだ」

「それってひょっとして、一ヶ月前の?」

「ああ。相手方の女の子が告白したいっていうんで、俺が取り次ぎ役になったんだ。結構苦労したんだぜ、マジで」

 

 ちょうどミコトちゃんがガイ君のことを名前で呼び始めた時期だ。……海鳴二小の5人のうちの誰かだったのかな。きっと、そうなんだろう。

 けど……ちょっと酷いかもしれないけど、それは今関係あることじゃない。今のわたしの感情とは、関係のないことだ。

 

「だったら、もういいよ。ガイ君が遠慮する必要なんてないんだよ。なのはを見て。なのはを呼んで。なのはに触れて。それが、今わたしがガイ君に望んでいることだよ」

「……俺は、ハーレム男だぞ。エロいことが大好きな変態だぞ。そんなこと言うと、調子に乗って変態を働きまくるぞ。それでいいのか?」

「……それでも、いいよ。ガイ君だったら……いやじゃ、ないよ」

 

 ――ああ、もう。どうしてなんだろう。どうしてわたしは、こんなどうしようもない男に出会ってしまったんだろう。こんな気持ち、気付かなければよかった。

 だけど、同時に思う。気付けてよかった。もし気付かなかったら、このままわたし達は疎遠になってしまったかもしれないのだから。そうなっていたら、悔やんでも悔やみきれない。

 

「なのはも、同じだよ。ガイ君。ガイ君の気持ちと、おんなじ」

 

 走り出した想いは止まらない。4年前のあのときとは違う……だけど同じ、過ごした時間が育んだ想いが、口を突いた。

 

 

 

「なのはも。ガイ君のこと、大好きだよ。本当の本当に、大好きだよ」

「っ……!」

 

 ガイ君の息を呑む音が聞こえた。言ってしまって、わたしの顔に血が上る。……思えば、これが初告白だ。ミコトちゃんのときは、告白前に性別の勘違いに気付いたから。

 ガイ君は、どう応えるだろう。彼は、わたしのことが大好きだって言った。けど、他の皆のことも同じだと言った。だから、わたしの想いに応えてもらえるかどうかは分からない。

 祈るような気持ちで、告白の恥ずかしさに耐えながら、わたしはそのときを待った。

 

 そして、彼は。

 

「っっっっっっしゃああああああっ!!!!」

 

 高らかに吼えて、高らかに右手を挙げました。思わず呆気にとられてしまうほど、唐突な行動。

 そして何故か不敵な笑みを湛えながら、ビシッとわたしを指差す想い人。

 

「なのは! 二年前、俺がハーレム宣言をしたときの言葉を覚えてるか!?」

「え、ええ? い、いきなり言われても……」

「なら教えてやる! 俺はこう言った! 「まずはなのはとアリサとすずかを俺の虜にしてやる」と!」

 

 た、確かにそんなことを言ってたような気がしなくもないかな……? っていうか、何でいきなりハイテンションなの、ガイ君。

 なのはの内心の疑問には取り合わず、ガイ君は先を続けます。

 

「つまりっ! 俺は今、最初の目標を達成したということだ! 偉大なるハーレム達成のための第一歩を成し遂げたんだ!」

「……えぇー……」

 

 なんでそうなるの? なんでなのはの一大告白の後に、そういうこと言えちゃうの? ……やっぱり、早まったかなぁ。

 だけど。そんな彼を見て、「らしい」と思えて、心の底では笑えてしまうから……やっぱりわたしは、ガイ君のことが好きなんだろう。どうしようもないぐらい。

 

「次はアリサか!? それともすずかか!? さあ、遠慮なく俺の胸に飛び込んでくるがいい!」

「調子に乗るな、スカタン!」

「あふん!?」

 

 今までわたし達を二人だけの世界にしてくれていたアリサちゃんが、乱入して飛び膝蹴りをお見舞いした。その場でもんどりうつ変態。

 はぁーと大きなため息をつくアリサちゃん。すずかちゃんも苦笑しつつ、諌めるようなことはしなかった。

 

「あんたねぇ。こんな可愛い女の子が、好きだって言ってくれたのよ? 「付き合おう」とか、そういう気の利いたことは言えないの?」

「いやだって付き合うと一対一になっちゃうじゃん。それに、なのはは好きだけど、アリサとすずかのことが好きってのも本心だし」

「……凄いことなんだろうけど、こいつの場合は間違いなく凄いバカね」

「わたし達の気持ちも考えてほしいかなぁ」

 

 さりげなく毒を吐くすずかちゃんに、アリサちゃんが一瞬見ちゃいけないものを見た顔をして、スルーした。わたしも同じ気持ちです。

 気を取り直して、アリサちゃんはわたし達と同じ、飾らない本心を語る。

 

「本音言うと、あんたのことは嫌いじゃないわ。男の中では、見込みある奴だなって思ってる。だけどそういう対象で見れるかって言われたら、おあいにく様って感じ。修行して出直してくるのね」

「わたしはガイ君のこと好きだよ。お友達として、だけどね。……わたし達の大切な親友を幸せにしてくれれば、わたしはそれで満足なんだよ」

「そら最低条件っしょ。ハーレム作って自分だけ幸せなんて、ド三流のやることだよ。ハーレム作って、全員が幸せ! それが俺の目標なんだから、妥協なんてしないさ!」

「最後だけ切り取れば格好いいこと言ってるのに、内容が最悪ね。……なのは、本当にコレでよかったの?」

 

 げんなりした表情のまま、わたしに尋ねるアリサちゃん。確かに、わたしもちょっと後悔してるけど……コレじゃなきゃ、ダメだったんだよ。

 

「ガイ君を好きになれたことは、後悔してないよ。ちょっと、タイミングは早かったかなって思うけど」

「そ。なのはが納得してるなら、それでいいわ。……ほんと、もうちょっとしっかりしなさいよね、ガイ」

「俺はしっかりしてるつもりなんだけどなぁ。しっかりしてないとハーレムなんて夢のまた夢だし」

「あはは……ここまでブレないのも、ある意味凄いよね」

 

 ほんとなの。

 

 結局ガイ君はハーレムを諦めないそうで、最終的にはアリサちゃんも「もう好きにしなさい」と呆れてしまった。すずかちゃんは、最後までスルーしてました。

 わたし達も、付き合ったりとかはなし。互いに「好きだ」と伝え合っただけで……わたしはそれでも満足でした。

 付き合ったりだとか、その先のことは、これからの話。ちゃんとガイ君にわたしだけを見させて、その上で好きだって言わせてやるんだから。

 だからこれは……告白というよりは、宣戦布告、だったのかな。

 その後、建前だったわたしの魔法を見せて、今日はお開きとなりました。……アリサちゃん、「やっぱり恭也さんの妹ね」ってどういう意味だったの?

 

 

 

 

 

≪……というわけで、無事まとまりました。ご心配おかけしました≫

≪どういうわけだ≫

 

 定時念話で今日の顛末をミコトちゃんに報告すると、彼女は困惑した様子でした。……そりゃそうだよね。当事者であるわたしも、どうしてこうなったのって感じだし。なんで仲直りのはずが告白になってるんだろう。

 

≪いや、君がガイのことを好きだというのはだいぶ前から知っていたので、さして驚きはしないが≫

≪……なのは、そんなにあからさまだった?≫

 

 肯定の返事だった。……ミコトちゃん、分からない感情が多い割には、鋭いよね。

 

≪オレが困惑しているのは、君達の関係性だ。お互い好き合っているのに、何故現状維持のままなんだ。意味が分からん≫

≪それはまあなんというか、なのはの女の子としての意地と言いますか、ガイ君が筋金入りにバカだったというか≫

≪全く……あいつは、本当に何処まで本気なんだか≫

 

 それはなのはにも分かりません。ひょっとしたら、ガイ君にも分かってないのかも。感情って、自分でも中々分からないものだもん。

 

≪……剛田君のことが好きだった女の子って、海鳴二小の5人のうちの誰か、だよね≫

≪やはり君は恋愛事だと急に察しがいいな。むつきが、剛田少年と同じ幼稚園の出身だった≫

 

 むーちゃんだったんだ。……謝っておいた方がいいのかな。むーちゃんの告白が失敗したのは、わたしのせいみたいなものなんだから。

 

≪その必要はない。彼女はもう立ち直っているし、そもそもこんなものは巡り会わせの運だ。過失でない限り、誰かに責を問うのは筋違いだろう≫

≪そっか。なら、余計なことはしない方がいいね≫

≪そういうことだ。君は君のことだけを考えておけばいい。ガイと付き合っていないのなら、断るのは大変だろう≫

 

 そうだろうね。告白を断ったことなんてないし、剛田君って意志の強い子だし。結構苦戦することになるかも。

 でも、わたしの心はガイ君の「虜」になってしまったから。剛田君の告白にOKすることは、絶対にありえない。

 

≪……恋って、大変なんだなぁ≫

≪そうらしいな。オレはその入口にも立てていないから、想像することすら出来やしない≫

 

 ミコトちゃんは今、ユーノ君から想いを寄せられている。だけど、彼女自身に恋が理解出来ないから、たとえ今すぐ彼が帰ってきて告白をしても、そもそも勝負にすらならない。

 だけど……ちょっと気になった。

 

≪ミコトちゃんは、恋をしてみたいと思うの?≫

≪女の子に生まれた以上は、そう思うものじゃないか?≫

 

 それは……確かにそうかもしれない。少なくともわたしの周りの女の子は、わたしを含めてそうだ。恋に恋するのが、女の子の宿命なんだろう。

 ミコトちゃんも根っこの部分は誰よりも女の子なのだから、その因子はちゃんとあるみたいだ。ちょっと、ホッとした。

 

≪だからこそ、オレは恋なんて出来るのかという自虐みたいなものもある。こんなしゃべり方しか出来ないし、そもそも分からない感情が多すぎる。女らしさとは無縁だろうしな≫

≪なのはは、ミコトちゃんのこと女の子らしいって思うけど。パッと見だと分からないかもしれないけど、ちゃんと見れば分かるよ≫

≪……世辞はいい。自分のことは分かっている≫

 

 お世辞じゃないんだけどなぁ。グレアムおじさんも言ってたけど、ミコトちゃんって本当に自己評価低いよね。

 ミコトちゃんは、わたしが見てきた中で一番可愛い女の子だ。見た目もそうだし、性格の面でも。

 しゃべり方とか、しっかりとした判断力とかばっかり注目されちゃうけど、分かる人はきっと分かってる。彼女の本当の可愛さを。

 

≪ミコトちゃんは、可愛い女の子だよ。大丈夫だよ、わたしが保証する≫

≪……それは、心強い保証かもな≫

 

 ミコトちゃんから返ってきた念話は……少しだけ、柔らかく笑っているように感じました。

 

 いつかきっと、ミコトちゃんも素敵な恋が出来る日が来る。わたしは、そう確信しながら願っています。

 その相手が誰なのかは分からないけれど。……ガイ君じゃないといいなぁ。ミコトちゃん、ガイ君のいいところは分かってるはずだから。

 もしミコトちゃんとライバルになっちゃったら、きっとなのはじゃ敵わないんだろうなぁ。それは、いやだなぁ。

 嬉しさと恥ずかしさと期待と不安が入り交じったその日の夜は、悶々として中々寝られませんでした。




仲直りのはずがいつの間にか告白話になってたでござるの巻。今回でなのはは自身の恋心を理解しました。「何でこんなやつに。悔しい……でも大好き!」って感じです。
実際ガイ君の男気はマジパネェっすからね。それを一番受けてたなのはが落ちるのはしょうがないんじゃないかと。
肝心のガイ君が自分が一番好きなのは誰か理解してないけどね!

結局二人はお互いがお互いを好きであることを知っただけで、仲に進展はありません。
そして剛田君マジ哀れ。元々当て馬だからシカタナイネ。

ミコトは可愛い(真理) 少なくともこの世界ではトップクラスの可愛らしさを誇る容姿と性格です。作者のフェティシズムを満載してるんだから、当然ですね。
オレっ子! 仏頂面! 時折表れる恥じらい!! うっ……ふぅ。

NLもたまにはいいですね(迫真)





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