上手い事執筆にモチベーションがいかないため、これまでに登場した技能をまとめてお茶を濁します。
登場順に並んでおり、最新話分まで含みます。一応閲覧注意。
基本的にはオリジナルの技能のみ。一部原作登場技能も含みます。
抜け・漏れなどがあったら、感想・活動報告・メッセージ等でご報告いただければ幸いです。
凡例
難易度評価
E:誰でもできる
D:ちょっと練習すればできる
C:平均的なレベル
B:普通は習得につまづく
A:一流じゃないとムリ
S:できたら天才
SS:よっぽどの天才かよっぽどのバカのどちらか
SSS:え、やだなにそれこわい……
威力評価(攻撃系統のみ)
E:なんだそのあわれなこうげきは……
D:チクッとする程度
C:普通に痛い
B:かなり痛い
A:痛いんだよォ!(マジギレ)
S:(あ、これアカンやつや)
SS:やべぇよ……やべぇよ……(絶望)
SSS:あいてはしぬ
2017/07/23 EX.4で登場した技能を追加
技能一覧
「コマンド」(仮称)
使用者:八幡ミコト
種別:特殊
難易度:C(ミコト以外はSSS)
ミコトが生み出した"魔法"。「口頭命令による事象の操作」という技術であり、決まった形式を持たない。
使用には「対象となる事象の直接的理解」が必要となるため、世界の普遍的法則のストレージである「プリセット」を持つミコト当人以外にはほぼ使用不可。
起こせる事象の規模もそれほど大きくはなく、「コマンド」そのままではあまり使い道がない。定性的な事象の操作にその真価を発揮する。
余談だが、正式名称が決定する日は多分来ない。
「召喚体」
使用者:八幡ミコト
種別:使い魔精製(?)
難易度:A
「コマンド」を用いて「受肉した事象」を生み出す技術。第97管理外世界固有の"魔法"である「陰陽術」における「式神」を元ネタにしているが、技術的な繋がりはない。
核となる物体である「素体」に、受肉する本体となる「基本概念」を同化させ、思考・行動の方向性である「創造理念」を与えることで生み出される。素体は基本概念と結びつきの強いものが必要となる(但しジュエルシードは例外)
生み出された召喚体の能力の方向性は基本概念に、強度は素体に左右される。性格の決定に関しては詳しく分かっていないが、恐らく創造理念の影響が最も強いと考えられる。
「おっぱいシールド」
使用者:藤原凱
種別:防御魔法・シールドタイプ
難易度:SS
防御専門の魔導師である藤原凱が"最初に開発した"オリジナル魔法。ある意味で彼の性格をよく表しているお遊び魔法の一つ。
形状のこだわりもさることながら、触ったときの質感にも非常にこだわっており、シールドとしては全く役に立たないくせにユーノですら再現不可能なレベルを誇る。最終的にはブランの全身を再現するに至った。
これを簡易化・強化したものが、後々彼らが使うことになった「形状変化シールド」である。頭おかしい。
「遠隔シールド」
使用者:藤原凱、ユーノ・スクライア
種別:防御魔法・シールドタイプ
難易度:A
通常は手元に発生させるシールドを、ある程度距離の離れた任意座標に発生させる技術。シールドを呼吸と等しく発生させる程度の技量を必要とし、実は高難度技術。
作中では、魔法資質の特性上シールドに関してだけは超絶天才であるガイと、元々非常に優秀な結界魔導師であったユーノの二人だけが使用できる。クロノですら使用不可である。
但し、如何に彼らと言えど複雑なシールドを遠隔発生させることは出来ず、この技術で使用可能なのはラウンドシールドのみである。
「シュートバレット」
使用者:高町なのは、ユーノ・スクライア、フェイト・T・八幡、他多数
種別:射撃魔法・直射型
難易度:E
威力:D
StSで登場した魔法ではあるが、無印・A'sでは未登場だったためここに記す。ミッド式射撃魔法では最も基本となるもので、なのはが三番目に覚えた入門魔法である(プロテクション、封印魔法の次)
成形した魔力の弾丸を放つだけの単純な代物であり、効果は大したことないものの速射性に優れている。が、これを攻撃手段としたのは初期のなのはのみである。人員足りてたからね、しょうがないね。
なお、ガイは使用できない。難易度Eでありながら習得できなかったというところが、彼の魔法資質の異質さを表しているだろう。
「風圧弾」
使用者:エール
種別:射撃・直射型
難易度:E(エール以外はC)
威力:E~C
空気を圧縮した塊を発射する攻撃方法。エールの本体は"風"であるため、彼にとっては息をするのと同じぐらい簡単なことである。魔法などの手段で実現しようと思うと、それなりの難易度になる。
限界まで圧縮した空気塊をぶつければ、軽自動車を吹き飛ばす程度の威力は出せる。ただ、そのためには溜め時間が必要になるし、周囲にその程度なら簡単に出来る連中がいたため、使用されることはなかった。
実はこの攻撃方法を鑑みると、彼の形状が剣であったことは合理的ではなかった。ミコトの試行錯誤の表れの一つと言えるかもしれない。
「気流加速」
使用者:エール
種別:補助・移動
難易度:E(エール以外はB)
所有者の周囲の気流を操作することで移動を補助するパッシブ能力。彼自身の感覚としては「何となく心地いい感じにしたい」という気持ちで無意識的に操作している。
全ての動作が加速されるため、やはり他の手段で実現しようとするとそれなりの難易度になってしまう。召喚体という存在の性質が最も表れている点である。
なお加速状態のミコトでも、フェイトや恭也の方が速かったりする。お前ら何やねん。特に素の身体能力のみの恭也。
「ディバイドシールド」
使用者:藤原凱
種別:防御魔法・シールドタイプ
難易度:S
二つのシールドを鋭角に組み合わせ、エネルギーや流体を分割して受け流すシールド。その性質上、エネルギー性の攻撃には絶対的な防御性能を誇る。
反面、物理的な強度は落ちており、質量体による攻撃を防ぐことはできない。また受け流すという行為の関係で、どうしても後方に被害が出るため、大人数を守護するのには向かない。そのため、集団戦が基本となった後半は使われなくなってしまった。
亜種に分割面を増やした「ディバイドシールド・改」、"返し"をつけて受け流し方向を前方にした「ディバイドシールド・改二」が存在するが、燃費はあまりよろしくない。基本こそ至高ってはっきりわかんだね。
「バール・ノクテュルヌ(夜想曲の弾丸)」
使用者:ソワレ
種別:射撃・直射型
難易度:E(ソワレ以外はA)
威力:B
"夜"、つまり光を排除した空間の塊を投げつける質量弾攻撃。ソワレの基本攻撃方法でありながら、その破壊力はかなりのものである。
「空間を投げる」という攻撃方法であるため、非殺傷程度に威力を絞ることが難しい。無益な殺生を好まないミコトは、余程の相手でない限りソワレにこの攻撃を行わせなかった。
そして余程の相手の場合、この攻撃程度ではどうしようもないため、作中で光る場面はあまりなかった。微妙に残念。
「ル・クルセイユ・エクスプロージオン(爆発する棺)」
使用者:ソワレ
種別:広域攻撃
難易度:D(ソワレ以外はSS)
威力:SSS
ターゲットを"夜"で包み込み、最終的に押し潰して爆散させる超凶悪な空間攻撃。冗談抜きで相手は死ぬ。作中でこの攻撃がまともに機能して耐えられた者は存在しなかった。
これほどの攻撃が簡単に発動できるわけがなく、長い溜め時間や一度決めた座標変更の不可など、制約も多い。そのため、大一番の決め技としての側面が強い。
真に恐ろしいのは、この攻撃はソワレにとって「それほど負担にならない」ということである。ジュエルシード素体の召喚体は伊達じゃない。
「フライアーフィン」
使用者:高町なのは
種別:移動魔法・飛行
難易度:A
駆け出し魔導師・高町なのはの使用する飛行魔法にして"現状唯一の移動魔法"である。原作登場魔法であるが、ここの違いのためだけに記述。
高速移動魔法などを習得していないなのはにとって、この魔法は本当にただ空を飛ぶためだけの魔法である。戦闘中の回避機動など望むべくもなし。
そういう意味では、このなのはは「空戦魔導師」ではない。空を飛べて砲撃が出来るだけの魔導師である。
「エルソワール(宵の翼)」
使用者:ソワレ
種別:移動補助・飛行形態
難易度:E
ソワレが変身した姿である宵闇のドレスを、エールの風を受けて空を飛ぶために羽を出した形態に変化させる技。……技?
不定形型であるソワレにとって、自身の形を変化させるのは当たり前に出来ることであり、わざわざ技の形を取る必要もないのだが、某ミコトの相方によってこの名が与えられた。
あえて魔法に当てはめれば「バリアジャケットの形状変化」ということになるか。それもなんだか違う気がするが……。
「飛行気流制御」
使用者:エール
種別:移動補助・飛行制御
難易度:E(エール以外はC)
エルソワールと合わせて空を飛ぶための手段。ある意味彼の本領を発揮している技である。
そもそもエールの能力が「ノータイムでの気流制御」であるので、彼の能力をそのまま使用しているだけではあるが、飛行という形である以上それなりに気を遣っているらしい。
飛行中は風を発生させ続けることになるが、それで大きく消耗するということはない。そのため、飛行魔導師と一緒に行動することが可能となる。
「ピエス・ソンブル(暗い部屋)」
使用者:ソワレ
種別:防御・バリアタイプ
難易度:E
周辺に球形の"夜"を展開して、緩い防御フィールドを形成する技。攻撃を弾くほどの効果はなく、せいぜいが気体や流体の侵入を防ぐ程度。
防御というよりは環境保持のための技であり、作中では海中のジュエルシード・シリアルIを封印する際にこっそり使われたのみ。名前が出たことも無い。
実は海竜戦で奇襲用に使わせようかと思ったりもしたが、ミコトがあくまで"指揮官"であったために矢面に立たせることが出来ず、数少ない出番はなくなってしまった。合掌。
「リドー・ノワール(黒いカーテン)」
使用者:ソワレ
種別:防御・シールドタイプ
難易度:D
任意方向に布状の"夜"を展開して受け流す防御技。ソワレは空間を押し固めるのには向いていないため、防御力はそれほど高くない。咄嗟の防御手段程度のものである。
他の技に比べて"夜"の濃度がやや高いため、これを通した状態で視認することが難しい。そのため、目くらましとしての使い方も可能である。むしろこっちがメインかもしれない。
やはりミコトが前線要員ではなかったため出番は少なかったが、ピエス・ソンブルよりは活躍の場があった。慢心、環境の違い……。
「念話共有」
使用者:ミステール
種別:補助
難易度:C(ミステール以外には使用不可)
自身が念話の中継点となり、参加者全員を電話会議のように繋ぐ高等念話技術。念話の"因果"を紐解き独自に構築したものなので、現状ではミステール以外には使用できない。
念話の方法がリンカーコア経由ではないため、非魔導師でも参加できるという非常に強力なアドバンテージを持つ。ミコト達の連携を繋ぐ要と言っていいだろう。
作中では戦闘から日常まで広く使われており、これ一つで彼女は存在意義を満たしていると言っても過言ではない。
「リングバインド」
使用者:フェイト・T・八幡、アルフ、高町なのは、ミステール、他多数
種別:捕獲魔法・バインドタイプ
難易度:D
バインド魔法の中では最も基本となるもので、当然原作にも登場している。やはりなのはのバインド魔法習得の差異のために記述。
なのははこの魔法を覚えるまで、攻撃と封印以外はプロテクションとフライアーフィンしか使えなかった。この魔法をきっかけとして、砲撃以外のことにも少しは興味を向けたらしい。
また、ミステールが使った場合は魔力以外で構成することが出来、基本魔法ながら様々な形での発動が可能となっている。これはプロテクションにも同様のことが言える。
「バインドシールド」
使用者:藤原凱
種別:捕獲防御魔法・シールド+バインドタイプ
難易度:B
バインドでありながらその実シールドであるという、ガイの魔法特性を応用した形である。実態は形状変化シールドのバリエーション。
シールドであるので、拘束力に関しては通常のリングバインドにも劣るが、破壊の困難さは高度バインドの比ではない。使い方次第では大化けする可能性のある捕獲魔法、否防御魔法である。
ガイは「あらほらさっさー」などと言いながら気楽に作っているが、師匠のユーノには出来ない。繊細なことを簡単にやってのける変態である。
「ドニ・エアライド」
使用者:藤原凱
種別:移動防御魔法・シールド+飛行タイプ
難易度:S
魔力噴射による高速移動が可能なシールドを作り出し、それに乗って移動する飛行魔法。「シールドなら発想次第で何でも出来る」を地で行く、他に類を見ないシールド魔法。多分こんなことする奴は管理世界にいない。
当然というかなんというか、通常の飛行魔法に比べて無駄が多いため、燃費は非常に悪い。それでもガイが飛行を行う唯一の方法であるので、習得以降は何度も使用されている。
ちなみに飛行シールドそのものは地味に固く、これを使って攻撃を防ぐことも可能。下方からの対空攻撃に強いという、飛行魔法の弱点を補うような強みがある。
「スティンガーブレイド・ジェノサイドシフト」
使用者:ギル・グレアム
種別:広域殲滅魔法
難易度:S+
威力:S
クロノが使う奥の手「エクセキューションシフト」のさらに上の魔法。合計一万を超える断続的な刃の嵐で敵軍を殲滅する対軍魔法。間違っても個人への制裁用に使うようなものじゃない。
作中では存在を示唆されるだけで使われることはなかったが、もし今後使われることがあったとしたら、ユーノはその先生きのこることができるのだろうか。
当然ながら、如何にSランク魔導師と言えど大きな消耗は避けられない魔法である。娘のために命を削る父親の鑑(親バカ)
「ミラーシールド」
使用者:藤原凱
種別:防御魔法・シールドタイプ
難易度:C
ガイのお遊び魔法の一つ。魔法を反射するのかと思いきやそんなことはなく、ただ単に鏡のようなシールドを発生させるだけ。作中ではアリサへのセクハラに使われた。
彼はこの他にも、質感を操作した「トランポリンシールド」や、粘着性を付与した「ホイホイシールド」、ゴムのような柔らかさのサンドバッグ「ラバーシールド」などのお遊び魔法を幾つも開発している。難易度はどれもC前後である。
ミッドチルダでこのような魔法の使い方をしている人間はいないだろう。もしかしたら、彼のような人間こそが管理世界には一番必要なのかもしれない。それはそれで世も末である。
「砲撃制御」
使用者:シャマル
種別:補助魔法・インクリースタイプ
難易度:B
砲撃魔法の威力は高いが、命中精度に難のあるなのはを補助するために、シャマルが新たに構築した魔法群。通常の砲撃魔導師は単独で狙いを定めるため、このような役割を果たしたのは彼女が初めてだろう。
これがきっかけで彼女達は「砲撃時の役割分担」を行うようになり、砲撃後の誘導制御や砲撃に別種の魔法を乗せるなどの応用が可能となった。
基本的に後方支援であるシャマルが、間接的にではあるが攻撃力につながるという、画期的な魔法でもあった。
「トラクターフォース」
使用者:ベクターリング(インスタントデバイス)、ミッドチルダの魔導師多数
種別:移動魔法・物体移動
難易度:E
ミッドチルダでは重機代わりに使われる物体移動の魔法。原理としては任意方向に重力場に似た力場を生じることで加速度を発生させるというもの。非戦闘魔導師の多くが習得している簡単な魔法である。
人間の移動は想定しておらず、実際ミッドチルダでこの魔法を使って移動補助を行おうとする人間はいない。あくまで重機代わりなので、大味な操作しか出来ないのである。
つまり何が言いたいかというと、こんな魔法で空中戦闘をこなす恭也さんマジ人外。
「無形の位」
使用者:高町恭也
種別:回避技法
難易度:A
ここに来ていきなり魔法じゃなくて剣技の話になる摩訶不思議。剣を構えず自然体で構えることによって、相手の攻撃を見切り体裁きで回避する、超高等技法。活人の剣技に分類される。
本来的に殺人剣である御神流との相性はあまりよろしくなく、恭也も完全に扱いきれているとは言い難い。が、この技術があってこそ魔法なしで魔法を回避するという離れ業を可能にしている面もある。
ぶっちゃけこの構えを取った状態の彼に攻撃を当てることは、フェイトはおろかシグナムでもできない。彼からも攻撃できないので千日手ではあるのだが。
「変身魔法」
使用者:ミステール、アルフ、シャマル、他多数
種別:補助魔法・変身
難易度:B
自身や指定した対象を任意の姿に変身させる、ある意味最も魔法らしい魔法。実体はあるものの幻術に近いものである。これで胸を大きくしても、実際に胸が大きくなるわけではない。いいね?
ミコト達が管理世界で行動するためには必須とも言える魔法で、これをミステールが習熟したことで初めて管理世界での依頼を受けられるようになった。
なお、管理世界においてはみだりに変身魔法で偽装を行うことは違法であるらしいが、ミコト達は管理外世界の住人であるため法律の適用外である。それを分かった上でやっている。
「流れ三段」
使用者:シグナム
種別:剣技(両手剣)
難易度:B
威力:A
シグナムが道場講師の仕事を通じて師範から教わった技。突き・切り上げ・払いを一連の動作で行う静の剣技。カウンターで使ったときに最も効果を発揮する。
魔法ありきの剣であるベルカの技を使う彼女が覚えた、魔法に頼らない剣技である。その威力は近代ベルカの騎士を圧倒するという形で見せつけられた。
元ネタはルーンファクトリーシリーズのルーンアビリティ(必殺技)。現状この技は魔法に組み込むことが出来ていないが、将来的には何らかの形で活用したいと思っている。
「ダミーコア」
使用者:八神はやて
種別:防御魔法・特殊
難易度:A
夜天の魔導書の蒐集バグに対抗するために作った魔法。蒐集の作用機序を利用することで、蒐集先を誤認させるダミーターゲットを用意するというものである。
実際にこれは有効な結果を出し、バグが残っている段階でありながら、短時間であっても歩けるようになるほどに回復した。
もし予想外の出来事さえ起こらなければ、はやては夜天の魔導書の修復を待たずに足を完治させることが出来ていただろう。
「南斗人間砲弾」
使用者:シャマル+フェイト・T・八幡+ユーノ・スクライア
種別:近接連携技
難易度:B
威力:A+
記念すべき初連携がこれとか。名前に頓着しないミコトがエールの発言をそのまま拾ってしまったため、このような名前になってしまった。
フェイトが加速を得てから、シャマルが指定座標にユーノを転移、その加速度をユーノに伝え、シールドを纏ったユーノが超高速体当たりを仕掛けるという質量攻撃。相手の意表を突くという意味でも非常に効果の高い連携技。
この偶然がきっかけとなって、最終決戦に向けて様々な連携技が生み出されることとなった。
「デルタスパイク」
使用者:(高町恭也、アルフ、シグナム、ヴィータ)×3
種別:近接連携技
難易度:A
威力:S
近接要員三人が連続で高威力攻撃をしかける連携技。攻撃のたびに次の攻撃者の方向に弾き飛ばすため、単発よりも威力が上がる。人員を正三角形に配置することからこの名が付いた。
欠点は、ターゲットを正三角形の中央に捉えなければならないため、相手が動いていると成功しないこと。その条件さえクリアすれば、非常に燃費のいい決め技となる。
作中では恭也、ヴィータ、シグナムの三人で行われたが、アルフが参加することも可能。ただ、高威力を求めるならばやはり前者の組み合わせがベターである。
「煉獄の矢」
使用者:ナハトヴァール
種別:射撃魔法・直射型
難易度:B
威力:A
炎熱変換を行った魔力の矢を複数本放つ魔法。夜天の魔導書が蒐集を行った野生動物たちの魔法を用いて、書にインストールされていた攻性魔法形成プログラムが組み上げたものの一つである。
単純な魔法ではあるものの破壊力は中々のものであり、速射性も高い。動物でこれなのだから、もしこれが人間から蒐集を行っていたらどうなっていたか、推して知るべし。
陣形「フォースシールド」で前方に配置された巨大シールドがなかったら、それなりに苦戦していただろう。
「クロスブレイド」
使用者:高町恭也+フェイト・T・八幡
種別:近接連携技
難易度:B
威力:C
速攻要員二人で行う切り込み攻撃。威力よりも相手の体勢を崩すことを主眼としており、ヒットアンドアウェイである。また、この二人を同時に対処しなければならない困難さも"崩し"を確実なものにしている。
その性能は暴走状態のナハトヴァールはおろか、自我を保てていたユーリですら完全に体勢を崩された。ここを起点とした攻撃もまた、彼らの必殺パターンの一つだろう。
難点としては、高威力近接要員の恭也、高火力砲撃要員のフェイトをそれぞれ使用すること。残念ながらシヴァトライアングルやマーベラスカノンに繋ぐことは不可能である。
「トリプルラッシュ」
使用者:アルフ+ヴィータ+シグナム
種別:近接連携技
難易度:C
威力:B
近接要員三人による連続攻撃。デルタスパイクとの違いは、主にシールド等の破壊を目的としていること。火力面ではデルタスパイクには到底及ばない。
バリアブレイクを持つアルフ、ラケーテンハンマーの貫通力のヴィータ、純粋な火力のシグナムの三枚板で確実にバリアを抜く。但し隙が大きいため、安易な使用はできない。
クロスブレイド同様、高火力近接連携に繋ぐことはできないが、砲撃連携は可能である。
「怪鳥召喚」
使用者:ナハトヴァール
種別:召喚魔法
難易度:A+
夜天の魔導書に記録されたコアの持ち主を形成する召喚魔法の一種。魔導師等を蒐集した場合に彼らを召喚できるのかは不明。
このケースでは、ミコト達がメインで狩っていて最も数の多かったディーパスの怪鳥たちが召喚された。恐らくは大人数を相手取るのに数が必要であると判断されたと思われる。海竜とかじゃなくてよかった……。
召喚された一匹一匹は大したことはなかったが、その数の多さによる目くらましでシャマルの作戦構築を阻害した。ミコトがいたらどんな指示を出していただろうか。
「ソードバリア」
使用者:ユーノ・スクライア
種別:防御魔法・シールドタイプ
難易度:A+
形状変化シールドのある種真骨頂。シールドを剣状に成形することで、防御魔法ながら攻撃力を得ている。元が防御魔法なので防御力も結構高い。
シグナムから古代ベルカの剣術を習ったユーノは、自慢の筋肉から剛剣を繰り出す。その威力に耐えうるという意味でも、この魔法は非常にマッチしている。
もちろん彼はその上で生来の補助魔法の巧さも失っておらず、実はチームの中で最も将来性があったりする。さすがは「最高の守護者」である。
「アイスシールド」
使用者:藤原凱
種別:防御魔法・シールドタイプ
難易度:S
こちらは防御専門魔導師の奥義とでも言うべきか。凍結変換を付与したシールドで、触れたものを氷漬けにする超高等魔法。ガイが持つ魔法の中で、唯一まともな攻撃力を持つ魔法である。
凍結変換そのものは最も難しい魔法形態であるが、「シールドである」ということを軸に習得することが出来た。つまりはシールドにしか適用できないものだが、どの道彼はシールドしか使えないので問題なし。
但し、やはり無理な魔法であることに違いはなく、現状では即時発動とはいかず制御に時間がかかってしまう。防御後即反撃で氷漬けなどの使用方法は難しいだろう。
「ディバインバスター・マルチウェイ」
使用者:高町なのは(+シャマル)
種別:砲撃魔法・拡散制御型
難易度:A+
威力:B~S
なのはの砲撃遊びで生まれたディバインバスター・バリエーションの一つ。この他にもいくつかのバリエーションが(有用性度外視で)作られている。
発射時は通常のディバインバスターと同じく直射型(速度は少し落ちている)だが、任意のタイミングで拡散させることができる。が、今のなのはでは拡散することしかできない。
このため、相手に命中させるという目的を達成するためにはシャマルの補助が必要不可欠となっている。っていうか普通に遠距離から命中させるのにもシャマルの手助け必要だしね。
「雷神拳」
使用者:レヴィ・ザ・グラップラー
種別:近接魔法・打撃
難易度:B
威力:A+
電気変換を付与した魔力を拳に纏い殴り抜く、ただそれだけの魔法。大仰な名前がついてる割には単純だが、彼の性格を考えたら致し方なし。
ユーノ(筋肉)をオリジナルとしており、元々の「力のマテリアル」としての性能を遺憾なく発揮できるため、ただの打撃と言えど馬鹿にならない威力を持つ。
本来オリジナルとなるはずだったフェイトとは電気変換で相性がよかったかもしれないが、こっちはこっちで結構悪くないのかもしれない。少なくともレヴィは筋肉を楽しんでいるようだ。
「フレイムスロワー」
使用者:シュテル・ザ・パニッシャー
種別:射撃魔法・誘導制御型
難易度:A
威力:B
ある程度の操作性能を持った炎の塊を投げつける射撃魔法。元となっているのはおそらくスティンガースナイプだろう。
こちらはこちらでなのは弱体化のあおりでクロノをオリジナルとすることになったが、マテリアルズでの彼の立ち位置を考えれば、この選択もあって然るべきものだろう。
炎という殲滅的な力を持ちながら、繊細な魔法を使えるこのシュテルは、もし戦闘相手となったら非常に厄介な存在だろう。
「黒竜波」
使用者:ロード・ディアーチェ
種別:砲撃魔法・直射型
難易度:A
威力:A
はやてをコピーし、夜天の魔導書に記録された動物たちの魔法から彼女が組み上げた新魔法。竜種の魔法を構成要素とし、威力もさることながら命中後に発生する渦も強力。
大味そうな見た目とは裏腹に、意外と自由に効果を変化させることができ、後述のはやてとの協力魔法にも使用された。
こうして能力だけを切り取ってみれば非常に優秀な王に見えるのに、何で実物はあんなに残念な感じになってしまったんだろう……。
「バスターフレア」
使用者:シュテル・ザ・パニッシャー
種別:砲撃魔法・直射型
難易度:A
威力:A+
シュテルの炎熱付与砲撃魔法。元はブレイズキャノンであり、違いはほとんどない。強いて言うならばこちらの方が炎っぽい形をしていることか。
手練手管で戦うシュテルにしてみれば、この砲撃魔法も大技ではなく手段の一つでしかない。もしかしたらミコト達との連携と非常に相性がいいのかもしれない。
そういうこともあって、彼はミコトを気に入っているのかもしれない。残念ながら王がアレなので、それが実現するのはずっと先のことになりそうだ。
「アタックチェーン」
使用者:(高町恭也、フェイト・T・八幡、アルフ、ユーノ・スクライア、シグナム、ヴィータ、ザフィーラ)×n
種別:近接連携技
難易度:C
威力:C
連続ヒットアンドアウェイによる攪乱を目的とした"繋ぎ"の連携技。クロスブレイドと同じく、攻撃力は目的としていない。
最初の一人は危険が大きくなるため、通常は恭也かフェイトが先陣を切る形になる。作中で使われた際は、マテリアルズの二人を囮とすることで最初の一人の危険度を下げた。
上手くいけば一度離脱した者が再び攻撃に参加することで延々と攻撃を続けることも可能。別名集団リンチ。
「バレットストーム」
使用者:(高町なのは、フェイト・T・八幡、アルフ、ユーノ・スクライア、シャマル、ヴィータ)×n
種別:遠距離連携技
難易度:C
威力:C
アタックチェーンの射撃魔法版みたいなもの。近付く必要がないためこちらの方が安全だが、射撃魔法が前提であるために消耗が大きい。
攻撃範囲が広く、対複数にも使用が可能。その分消耗も加速することになるので、陣形を上手く組んで立ち回ることが要求される。
様子見に使えそうな連携であるが、その場合は早めに見切りをつけなければどんどん自陣が消耗してしまう。ある意味で指揮官の腕が問われる連携。
「アクスボンバー」
使用者:フェイト・T・八幡
種別:近接魔法・打撃
難易度:C
威力:B
バルディッシュのデバイスフォームから放つ魔力付与打撃。彼女が得意とする高速戦闘には向かない魔法であるが、威力はこちらの方が大きい。
この魔法は元々使用していたものではなかったが、様々な剣技を覚えるシグナム、自身の剣技をさらに磨く恭也に触発されて、自分に足りないものを補う形で作った。
こういうところが彼女のバトルジャンキーたる所以であるが、普段は(パッと見)大人しい少女なので、何とか釣り合いは取れているのだろう。多分。
「白竜の戦哮」
使用者:八神はやて
種別:砲撃魔法・直射型
難易度:A+
威力:S
ミコトが望まなかったはやての攻撃魔法。故に彼女が使える攻撃魔法はこれ一つ。その代わりというかなんというか、威力がべらぼうに高い。
特徴として、砲撃のバックファイアが竜の咢に似ており、さながら竜のブレス攻撃のように見える。バックファイアは高過ぎる魔力の余剰であり、実はこれにも若干の攻撃力があったりする。
はやてとしても戦闘を望んでいるわけではないが、この魔法を覚えたことで相方の隣にいられることを喜んではいるようだ。
「エターナルコフィン・アブソリュートゼロ」
使用者:クロノ・ハラオウン+リーゼアリア+リーゼロッテ
種別:凍結封印魔法
難易度:SSS
威力:SSS
クロノが術の発動と制御を、リーゼ姉妹がその補助を担うことによって実現した「完全凍結封印魔法」。もし相手が無限連環再生などという規格外でなければ、封印解除は不可能なほどだっただろう。
これほどの大魔法を、ナハトヴァールの完全殲滅準備のための繋ぎに使ったというクロノの判断こそが、最も注目すべき点かもしれない。
それはとりもなおさず彼の"目標とすべき好敵手"への絶対の信頼の表れであり、そういう意味でも象徴的な魔法と言えるかもしれない。
「マーベラスカノン」
使用者:高町なのは(+シャマル)+フェイト・T・八幡
種別:遠距離連携技
難易度:A
威力:S+
高火力砲撃魔法による連携技。ただのブッパと違うところは、指揮官の指示の下「確実に当てられるタイミング」で放たれることと、完全にタイミングを合わせて放つことによる威力の相乗である。
その性質上人数が増えれば増えるほど難しくなる連携だが、実戦で飛び入り参加のシュテルを含めて見事に成功させた。
ちなみにこの際になのはが放つ砲撃は「ディバインバスター・フルパワー」であるが、レイジングハートは何故か「Divine Buster Marvelous」と発言する。
「シヴァトライアングル」
使用者:高町恭也+ヴィータ+シグナム
種別:近距離連携技
難易度:S
威力:SS+
高威力近接攻撃による連携技。マーベラスカノンと同じく、完全同時攻撃による破壊力の集中でとんでもない威力になる。文字通りの必殺連携。
この連携はデルタスパイクとは違ってアルフでは実現できない。この三人が揃わない限り発動不可能な、一発必滅の大技である。
なお、マーベラスカノンともども、名前の元ネタはロマンシング・サ・ガ3の陣形技である。中身は全く違うが。
「一心一刀」
使用者:シグナム
種別:剣技(両手剣)
難易度:A
威力:A+
ここにきていきなりの剣技。流れ三段と同じく、シグナムが覚えた魔法を使わない剣技の一つ。気合とともに突撃をしかけ、その勢いのまま敵を薙ぎ払う大技。元ネタはやっぱりルーンファクトリー。
この技は流れ三段と違って魔法に組み込むことができ、その結果生まれたのが「飛竜一閃・一心一刀」である。シュトゥルムファルケンを差し置いてのシグナム最強技と化してしまった。
とはいえ対応距離が違うので、完全にファルケンを食ったわけではない。が、チームで戦闘することを考えると、彼女がロングレンジ組に入るのは難しいだろう。
「シールドラッシュ」
使用者:藤原凱+ユーノ・スクライア+アルフ+ザフィーラ
種別:中距離連携技
難易度:B
威力:B
防御陣による中~近距離攻撃連携。堅牢な防御力を持つが故に攻撃範囲まで接近可能であるという特徴を活かした突撃戦法。とはいえ、他の本命の連携に比べればやはり繋ぎの意味合いが強い。
それでも、防御が専門であっても、彼らには十分な攻撃力が備わっており、相手次第ではこれで攻め落とすことも可能だろう。
この連携が選択されるのは、他に手が空いていない場合か、あるいは総力戦かのどちらかの場合である。
「シールドプレス」
使用者:藤原凱
種別:防御射撃魔法・シールドタイプ
難易度:C
威力:C
不定形のシールド塊を投げつける、魔法とも言えない不格好な射撃技。「投球」である以上飛距離は短く、その射程は数十mしかない上に命中精度も低い。威力だけはシールドの硬さで結構痛い。
シールドラッシュ専用にガイが作り出した攻撃方法であり、そもそもこの方法でダメージを与えることを目的としていない。ぶっちゃけただの嫌がらせ魔法である。
敵に攻撃させない・敵の攻撃を弾くための魔法。彼はどこまで行ってもシールド魔導師であり、守ることしか出来ないのである。
「守護の牙拳」
使用者:ザフィーラ
種別:魔力付与攻撃
難易度:D
威力:B
時折付き合わされるアルフとの組手の中で編み出した攻撃用魔法。拳にトゲ付きナックルのようなシールドを形成して殴り抜く魔法で、彼の体術能力と相まって、難易度の割に攻撃力は高い。
だがやはり彼も"守護獣"であり、その性能は攻撃力よりも防御力に割り振られている部分がある。敵を斃すための魔法ではなく、仲間と自分を守るための魔法である。
それはとりもなおさずミコトの方針である「誰一人、怪我なく」を順守している証左であり、最も怪我をする可能性の高い自分は絶対に傷を負ってはならないという、彼の忠誠心の高さを表している。
「ライトニングブラスト」
使用者:アルフ
種別:近接魔法・打撃
難易度:B
威力:B+
インパクトと同時に電気変換魔力を流し込む内部攻撃技。リベロ扱いのアルフは防御陣であると同時に攻撃陣でもあり、シールドラッシュの攻撃力の中核を成している。
その真価はこの魔法にあるというよりも、普段から暇つぶしに組手をしているザフィーラとの息の合ったコンビネーションで、確実に有効打を叩き出すところにある。
「誰一人、怪我なく」は彼女も賛同していることであり、その上で「ザフィーラなら怪我なんか絶対にしないだろ?」という信頼をもって彼を盾にする。
「雷神滅殺極光拳」
使用者:レヴィ・ザ・グラップラー
種別:近接魔法・打撃
難易度:B
威力:S
拳どころか全身に雷撃の魔力を纏い、全力前進で突撃をかます捨て身タックル。単純な攻撃方法のくせに、それだけで威力Sを叩き出す頭の悪い魔法。
オリジナルは迷走の果てに脳筋みたいな真似をしたが、彼は素でこれである。オリジナルの聡明な部分はコピーしなかったようだ。
ユーノに徒手技能が存在しなかった以上、彼の格闘技術もお察し。単純な力押ししか出来ないからこそ「力のマテリアル」なのである。
「双竜破」
使用者:八神はやて+ロード・ディアーチェ
種別:合成砲撃魔法・直射型
難易度:S
威力:SS
はやてとディアーチェによる、同時砲撃合成魔法。はやての魔力光である白と、ディアーチェの黒で生み出された二匹の竜が螺旋を描くように突撃する。
バカ魔力由来の威力もさることながら、貫通力が非常に高い。破壊範囲はスターライトブレイカーに遠く及ばないが、単純な攻撃力だけならば比較にもならないだろう。
とはいえ、二人が協力しなければならない魔法にも関わらず犬猿の仲なので、今後この魔法が使われる機会があるかどうかは不明である。
「烈風剣」
使用者:ゲオルグ・ハーマン
種別:射撃魔法・直射型
難易度:B
威力:A
教会騎士団長の一人ゲオルグ・ハーマンが使う基本的な射撃魔法。デバイスの刀身に魔力を纏わせ、斬撃とともに飛ばすという単純なもの。
それでありながら威力が高いのは、ひとえに彼の魔力硬化技術の高さと純粋な剣腕によるもの。陸戦の騎士でありながら、決して空戦魔導師に劣るものではないのである。
彼の基本戦法はこの魔法で削り落とす、焦れて突撃したところを返り討ちにする、もう一つの特技でまとめて殲滅するの三種類。とことん拠点防衛に向いた騎士である。
「大震撃」
使用者:ゲオルグ・ハーマン
種別:広域攻撃魔法
難易度:A
威力:A+
地面を伝った広域攻撃魔法。通常ならば飛行手段を持たない魔導師はこの攻撃を使われた時点でアウトなほどの威力と範囲を誇る。彼が陸戦においてどれだけ優秀か、端的に証明する魔法である。
さらに、彼の大雑把そうな見た目や言動とは裏腹に、効果範囲を緻密に指定することができ、乱戦状態でも敵のみを的確に殲滅することが出来るという器用さも併せ持っている。
恭也に通用しなかったのは、腕前の差ではなく発想力の差。恭也の状況想定力がわずかに彼の上を行っていたため、虚をつかれることとなった。
「無刀取り」
使用者:高町恭也
種別:回避・反撃技術
難易度:SS
無手にて相手の剣を制し勝負を制する技。「無形の位」の上位に位置する技であり、やはり恭也では完全には扱いきれない。本来なら大げさに剣を弾く必要などなかった。
未熟な技でありながらゲオルグに勝利することができたのは、前述の通り状況想定の差によるもの。実のところ、圧倒的に彼の実力が上回っていたということではない。
既にチーム最強戦力である恭也であるが、彼は今なお成長し進化しようとし続けている。そろそろ自重してください。
「サンダースキン」
使用者:アルフ
種別:防御魔法・フィールドタイプ
難易度:A+
自身に薄い電撃の膜を纏い、一度だけ直接攻撃に反撃する攻性防御魔法。威力はそれほど高くなく、せいぜい感電で一瞬動けなくなる程度。
主に近接戦闘を行うアルフが上手く使えれば非常に強力な魔法なのだが、発動座標や効果維持が非常にデリケートな魔法であり、現状上手く使いこなせていない。
ミコトの指示で反射的に使用する程度の練度はあるようなので、彼女の指揮の下での戦闘ならば有効手段となり得るだろう。
「南斗人間砲弾」(アナザーバージョン)
使用者:高町なのは(+シャマル)+藤原凱
種別:近接連携技
難易度:B(シャマル補助の場合C)
威力:A+
始まりの連携技のなのは・ガイバージョン。フェイト・ユーノ版とは方法が異なり、こちらはこの組み合わせでしか出来ない。
加速の方法がなのはの砲撃であり、威力と範囲を調整したディバインバスターを飛行シールドに受けて加速、そのままぶつける。ある意味彼らの関係性がそのまま表れた連携となっている。
なのは単独で安定して命中させられるのが数十m程度、シャマルの補助があればキロ単位まで延長する。三人そろえば超遠距離から連携を行うことも可能である。
(なんで設定資料まとめるだけで10000文字超えてんだろ……)