Fateで斬る   作:岳鳥翁

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本日三話目

最初に言っておきます。
作者の戦闘描写にはあまり期待しないで下さい

マジで


十九話

「なっ…!? いつの間に!?」

 

場所は戻って広場。

コロとの連携、そして何より生物型の帝具ということもあって、核を破壊されない限り再生し続けるコロの力によって有利に立っていたセリュー。

 

だがしかし、火力の上がったパンプキンに驚いた一瞬を付かれ、エクスタスを構えたシェーレの接近を許してしまう

 

「(ここで一気に決める…!!)」

 

一気に近づいてきたシェーレを迎撃しようと旋棍銃化(トンファーガン)を構えるセリュー。だが、シェーレはここで自らの帝具の奥の手を使用する

 

(エクスタス)!!」

 

「き、金属発光!? こんな奥の手が……!!」

 

シェーレの帝具から凄まじい光が発せられる。

一見地味に見える奥の手だが、元々攻撃力でいえば帝具のなかでも最高峰のエクスタス。

万物両断の名を持つ一撃を当てるためには持ってこいの奥の手であった。

 

「負けるわけにはぁっ!!!」

 

しかし、ただで殺られるセリューではない。

自身も視覚の殆どを潰されながらも両手の旋棍銃化でもってエクスタスの攻撃を防いでいく。

目を潰されながらもほぼ互角の戦いができるセリューにシェーレ自身も驚くが、それは偏に普段セイという冗談みたいな存在と組手をしている成果でもあった。

 

「ガウッ!?」

 

「あんたの相手はこっちよ!!」

 

一方、コロは主人を助けに行こうにも、銃撃によって邪魔され続けていた。

マインの方も消去法で大体の核の位置をつかみかけている。

 

戦況は一気にナイトレイドに。そして、それはセリューの不幸によって、より顕著なものになった。

 

「!? しまっ……!!」

 

「すいません」

 

視覚が回復仕切らない中での防戦一方な戦闘。

余裕などあるはずもない。

 

不幸にも足を滑らしたセリューは片腕の旋棍銃化を取り落とし、その隙を付いたシェーレが万物両断の両刃をセリューに向けた。

 

「っのっ!!!」

 

対するセリューは致命傷を防ごうと両腕でその刃を防ごうとする。

が、ただの腕が万物両断の刃を防げるはずもなく、セリューの両腕は宙を舞った。

 

「使いたく、なかったけどっ!!」

 

そして次に驚いたのはシェーレだった、

 

失った両腕の付け根の肉の部分、そして口。そこから計三丁の銃が“生えた”

 

「(人体改造!?)」

 

「(獲った!!)」

 

三つの銃口から放たれる銃弾。

超近距離からの射撃。普通は防げるはずもない。

普通なら、だ

 

甲高い三つの金属音がほぼ同時に辺りに響き渡った。

結果、シェーレは無傷

 

自身との間に帝具エクスタスを割り込ませることで全ての銃弾を弾いたのだった。

帝具の中でも高い硬度を持つエクスタスには傷ひとつ着いていない

 

「そ、そんなっ……」

 

「……すいません」

 

冷血な表情でセリューを見つめるシェーレは、腕から生えた二丁の銃を切り飛ばす。

 

そして、その刃がセリューを切り裂こうとしたそのときだった

 

 

 

空からの月明かりに一瞬、影が差した。

そんな気がして、ふと見上げたシェーレ。その目に月を背後に突貫してくる男の姿

 

 

「っ!?」

 

「ぶっ飛べ」

 

いつの間に着地したのか、気づけば目の前で拳を構えたその男。

反応できたのは殆ど奇跡だったと言ってもいい。

何とか自分の前にエクスタスを割り込ませたシェーレ。

 

「『最大出力』!!!」

 

「ぐっ……!?」

 

風を纏った重い一撃がエクスタスを通して伝わってくる。

しかし、衝撃がきただけではない。

繰り出された拳がぶつかった直後、嵐が来たのかと思うほどの風が拳を中心に吹き荒れた。

 

「重いっ……!!」

 

地に足を着いていたにも関わらず危険種に体当たりを喰らったのかと思うほど飛ばされるシェーレ。

飛んでいったのはコロを相手にしていたマインの足元だった。

 

「ちょ、シェーレ!? どうしたの!?」

 

「くっ、油断しました…。マイン、気を付けてください。敵がもう一人来ます」

 

「もう一人って……」

 

それでも油断なく帝具を構える姿は、流石ナイトレイドというべきだろう。

 

シェーレが飛んできた林の奥。その向こうからガサガサと草木を分けて歩んでくる男の姿がうっすらと浮かび上がる。

 

やがて、林の中から姿を表した男の姿が月明かりではっきりとした視認できた。

 

「まぁ随分と容姿のいい暗殺者だなおい」

 

額に奇妙な目の帝具を着け、腰に大瓶を吊り下げた手甲の男。だが、顔を伏せているのかその表情はよく見えない。

 

「プライベートなら大歓迎なんだが……生憎そう楽しい気分じゃねぇーんだわ」

 

一瞬、マインとの戦闘を繰り広げていた生物型の帝具の方を向いて何かを呟くと、巨大化した帝具は頷いて林の中へと駆けていった。

 

「……警備隊長のお出ましって訳ね…」

 

「マイン、気を付けて」

 

シェーレの呟きに分かってると返すマイン。

誰が相手であろうと、見られたからには連れていくか殺すかの二つに一つ。そして、相手には着いてくる意思はない。

殺すしかないのだ。

 

「効くか分からないけど……先手必勝!」

 

丸腰で構えていないセイに向けてパンプキンのエネルギー弾が放たれる。

現在がピンチというほどでもないため、コロを相手にしているときよりも威力は落ちる。が、人を相手にするには十分な威力だ。

 

「『沸き立て我が血潮』」

 

しかし、何かを呟いたセイ。次の瞬間には、セイを覆うようにして現れた銀の壁に全てのエネルギー弾を防がれた。

 

「はぁっ!? 何あれ、聞いてないわよ!?」

 

「マイン、落ち着いて」

 

訳のわからない事態に一瞬、我を忘れて叫んだマインにシェーレが声をかける。

 

「……別にお前らナイトレイドがやっていることは否定はしねぇよ。実際、俺たちが助かってることもある」

 

そんな二人を無視して、徐に話始めたセイ。

マインとシェーレもただ黙ってそのようすを見ることしか出来なかった。

 

「元々俺達は敵同士だ。状況的に仕方ないこともあるだろうよ。でもなーー」

 

そこで初めて、セイは顔を上げた。

 

「ーーそれも含めて別問題だ、てめえらは俺の大事な仲間に手を出した。その事実は変わらねぇ」

 

無表情

 

だが、その目は人を視線だけで殺せそうなほどの怒りに満ち満ちていた。

 

「覚悟できてんだろうな。殺しはしねぇから帝具は使わねぇが……半殺しは確定なんだよ」

 

そういってセイは額の帝具を懐にしまうと、まるで何か武器を持っているような構えをとった。

 

よく見れば手甲を着けていない。

一見丸腰に見えた。が、その奇妙な違和感にマインが気づく。

 

「……風?」

 

セイの手元。そこには小さく風が蠢いていた。

まるで風こそが武器であるかのような、そんな気がした。

 

 

 

 




あぁぁ!! 戦闘描写くっそむずいぃ!!

そして、またセイの言ってることが俺にもよくわかんないぃぃぃ!!


こんなんでよければ、よろしくお願いします!
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