小萌の家
新八と神楽は万事屋の依頼で出かけていた。
上条とインデックスは部屋ゆっくりしていた。
上条 「けがはどうだ?インデックス?」
禁書 「もう完全に治ったよ。大丈夫。」
上条 「それにしてもこれ以上小萌先生やあいつらはもう巻き込めないな・・・。」
禁書 「そう、もうあの人達は魔術を使っちゃダメ。」
上条 「どういう事だ。」
禁書 「魔道書っていうのは危ないんだよ。そこに書かれている常識や違える法則、全てこの世界にとっては有毒なの。」
上条 「有毒・・・。」
禁書 「魔術師なら別だけど、この世界の人間が違う世界の知識を覚えるだけで脳が破壊させてしまうの。」
上条 「破壊って・・。魔術ってそういうものなのか?」
禁書 「知りたい?私の抱えているもの本当に知りたい?」
上条 「・・・・・・。あん、知りたい。」
禁書 「じゃあ、十字教ってもとは一つだったのに何でこんな分かれちゃったと思う?」
上条 「それは・・・・。」
禁書 「宗教に政治を混ぜちゃったからだよ。対立し、バラバラの道を歩むことになった。」
「同じ神様を信じているのに・・・。それぞれが独自の発展を遂げて個性ってものを手に入れんだよ。」
「例えば、私の所属するイギリス清教では、イギリスは魔術の国だから、魔女狩りや宗教裁判そういう対魔術仕様の文化が発達したんだよ。」
「だからイギリス清教には特別な部署があるんだよ。魔術師を撃つために魔術師を調べ上げて対抗策を練る。」
「必要悪の教会『ネセサリウス』」
上条 「ネセサリウス・・。」
禁書 「だけど、汚れた敵を理解すれば、心が汚れ、汚れた敵に触れれば、身体が汚れる。その汚れを一気に引き受ける場所」
「その最たるものが・・・・。」
銀時 「10万3000冊ってか・・・。」
すると奥の部屋から銀時が現れた。
上条と禁書は驚いた。
上条 「せっ先生、何で?」
銀時 「悪いな、ジャンプ取りに来たらついつい・・・。」
禁書 「まあ、あなたは最初から関わっていたから,別にいいけどね。」
銀時 「盗み聞きなんて趣味の悪いことはしたくなかったけどな・・。」
「やっぱ、続きが気になっちまうのさ。」
禁書 「やっぱあなたって変ね?」
銀時 「俺のどこが変なのかな?教えてくれるかい?お嬢ちゃん」
禁書 「そういう意味じゃなくて・・・。」
「何ていうか。初めて会った気がしないんだよね。」
銀時 「はあ?」
上条 「・・・・・・。」
禁書 「冗談だよ・・。で、あなたの言った通りだよ。そうなの」
「魔術っていうのは式みたいなものだから、うまく逆算すると相手の攻撃を中和させることが出来るの。」
「世界中の魔術を知れば、世界中の魔術を中和できるから、私には10万3000冊の魔道書が」
上条 「叩き込まれた・・。」
銀時 「つまり奴らそんなおっかねー兵器を手に入れたいってわけか。」
禁書 「うん、10万3000冊は全て使えば例外なく捻じ曲げることが出来る。」
上条 「テメー、そんな話何で黙っていやがった!!」
禁書 「だって信じてくれるとは思わなかったし・・・。怖がらせたくなかったし。」
「それに・・・。」
銀時 「俺たちに嫌われたくなかったってか・・・。」
上条 「ふざけんじゃねーよ!!」
禁書はビビッて布団の中に潜ってしまった。
銀時 「おい、落ち着け。こういう時こそ冷静に行くべきじゃねーのか。」
上条 「すいません・・。」
銀時 「確かに今でも信じられねー話もあった、でもな俺たちを見ろ」
「俺たちがそんな事でビビるたまだと思うか?そんな事でテメーを嫌うような奴に見えるか?」
「俺たちはな、そこに守るべきものがあるなら、例え相手が勝ち目がない相手だとしてもテメーの魂かけて戦ってんだ。」
「だから、もしもお前が困っているなら、俺たちを頼れ」
上条 「まったく、先生の言う通りです。もっと俺たちを信用しろ」
禁書 「うん」グス
銀時 「さて、分からない事も分かったし。そろそろ行くわ」
「そうだ。新八と神楽が帰ってきたら伝えてくんねーか」
「俺依頼が入って今日はいないって」
上条 「分かりました・・・。けどどこに?」
銀時 「昼の散歩だよ。小萌にもよろしく頼むな。」
禁書 「分かった、ありがとう!!」
とある建物の上
ステイルと一人の女性が立っていた。
どうやら小萌の家を双眼鏡を使って監視していた。
??? 「インデックスは?」
ステイル 「生きているよ・・。」
??? 「彼女に同伴していた少年達の身元を探りました。」
ステイル 「あの少年と少女は?」
??? 「どうやら学校に通っていないようです。よって普通の子供かと」
ステイル 「まあいい・・・・。そいつらには能力者ではないって事だな。」
??? 「はい。」
ステイル 「で、あれの右手はなんだった?」
??? 「少なくとも魔術師や異能者と言った類ではないとしか・・・。」
ステイル 「じゃあ、何だ。もしかしてあれがただの高校生っていうのか?」
「辞めてくれよ・・。何の力を持たない素人がイノケンティウスを退けられるほど世界は優しく作られちゃいない。」
??? 「そうですね。むしろ問題なのは彼がただの喧嘩ぱっやいダメ学生ってカテゴリーになっている事です。」
ステイル 「情報の意図的な封鎖かな?しかもインデックスの傷は魔術で癒したと来た。」
「神裂、この極東には他に魔術組織が存在するのか?」
神裂 「学園都市で動くとなれば、理事会のアンテナにかかると思いますが。」
「敵戦力は未知数、それにこちらの増援はなし。」
「まるであの時のようです。」
ステイル 「楽しそうだね」
「本当に楽しそうだ。あの子はいつも楽しそうにしている。」
「僕たちはあれをいつまで裂き続ければいいのだろうか・・・。」
神裂 「かつてあの場所にいたあなたとしては複雑な気持ちですか?」
ステイル 「いつものことさ・・・。」
「そういえばこの国で起きた戦争に君も参加したんだっけ?」
神裂 「はい。敵は全体的に大したことはなかったんですが・・。」
「一人厄介な敵に会いまして。」
ステイル 「厄介と言っても君には敵わなかったんだろ。」
神裂 「いえ、その人には勝てていません。」
ステイル 「まさか君が負けたのか?」
神裂 「負けてもいませんが・・・。」
ステイル 「君の力に匹敵する侍がいたのか?」
神裂 「はい。」
ステイル 「詳しく聞かせてくれないか?」
神裂 「はい。あれは我々がほとんどの部隊を壊滅に追い込んだときでした。」
「敵はほとんど壊滅状態でしたが、さすがに我々の部隊も限界がきていました。」
「退却しようとしたその時、ある侍が立っていました。部隊の生き残りです。」
「その人は真っ白い装束に血を浴びており、銀色の髪をしていました。」
「私の部隊は一斉に襲い掛かりましたが、気付いたらそこに立っていたのは、私と彼だけ。」
「その侍からものすごい殺気を感じ、すぐに決着を着つけようと彼に攻撃を仕掛けようとした瞬間」
「彼は目の前にいたんです。あれほどの身体能力を持った人はこの世界では見たことありません。」
「その後はお互いにボロボロになって倒れるまで戦いました。」
ステイル 「聞いたことがある。まさに戦場でかる姿は鬼のようだったとか」
神裂 「我々は彼のことをこう呼びました。」
「≪白夜叉(しろやしゃ)≫」
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ある日銀時は桂に会っていた。
桂 「めずらしいじゃないか、お前が自ら会いに来るとは。」
「ついに攘夷志士に戻る決意はできたのか。」
銀時 「ちげーよ。ちょっと聞きてーことがあんだよ。」
「なあ、ヅラ?神裂って名前聞いたことないか」
桂 「ヅラじゃない桂だ。確かに聞き覚えがある名前だな・。」
銀時 「知ってるのか!!」
桂 「知っているに決まっておろう。俺を誰だと思っているんだ。」
「あれだろ。モバ○ーとかB○Pが配信しているあのアイ○スシンデレラガールズの登場キャラだろ。」
「俺も最近はまってなあ。特にククク、私の才能を見抜くとは、アナタも「瞳」の持ち主のようね……。ってセリフ本当いいよな。」
銀時 「それじゃねーよ!!その神崎じゃねーよ!!ていうかお前何攘夷活動さぼってゲームしてんだよ!!」
桂 「何を言うか、銀時。」
「攘夷志士にも休暇は必要だ。それぐらい貴様にも分かるだろ。」
銀時 「お前がバカって事しか分からねーよ!!」
桂 「今隊士たちにアイ○ス強化月間を設けていてな」
銀時 「聞いたことねーよ。そんな強化月間!!何強化しようとしてんだよ。」
桂 「違う次元に飛び込むことで世を知り己の武士道を鍛え上げようと思っててな。」
銀時 「どんな武士道だよ!!ただのオタク育成場になってんだろうが!!」
「世のなか知るどころか、秋葉原直行だろうが!!」
桂 「分かったぞ。」
銀時 「今度こそ大丈夫だろうな・・。」
桂 「名門アイドル養成校・スターライト学園在校生の頂点に君臨する世界的トップアイドル。神崎○月だ!! 」
銀時 「全然変わってねーじゃねーか!!」ドン
銀時は桂を思いっきり蹴り飛ばし顔を踏みつけた。
銀時 「お前どんだけアイドル好きなんだよ!!いい加減にしろよ!!」
「お前のバベルの塔なぎ倒すぞ!!」
桂 「落ち着け、銀時。侍たる者心を乱してはいかぬぞ。」
銀時 「もうお前、侍でもなんでもねーよ!!ただのオタクだよ!!」
桂 「オタクじゃない、オタク戦士 KATURAだ。」
桂は秋葉原特有のオタクの格好をしていた。
銀時は堪忍袋が切れ、桂叩きのめした。
銀時 「ったく、何でお前ってそんな馬鹿なの・・。」
桂 「神崎という名を持つ人物はこの世にはたくさんいる。」
「それだけで特定の人物を割り出す方が難しいに決まっておろう。」
「で、そいつの特徴、住処とか何か分からんのか?」
銀時 「確か、魔術が使えるとかなんとか?」
桂 「魔術だと!!」
銀時 「もうお前黙っててくんない?次変なこと言ったら、殺すよ」
桂 「まさか貴様忘れたのか?」
銀時 「何を?」
桂 「貴様は忘れたのか!!攘夷戦争で、わが軍が幕軍との戦で泥沼化していた頃、魔術師が幕府に雇われ参戦してきた事を。」
銀時 「忘れるわけねーだろ・・。仲間が何人やられたことか・・。」
桂 「確かに神裂という名に聞き覚えがある。それに貴様はそいつを絶対知っているはずだ。」
銀時 「俺が?」
桂 「そうだ。俺はお前とそいつがやりあったって話を仲間から聞いておるぞ。」
銀時 「俺がそいつとやりあっただと?」
桂 「どちらも引けを取らないいい勝負だったと聞いていたが、貴様覚えていないのか?」
銀時 「・・・・・・・・・・。そいつの服とか武器とか知らないか?」
桂 「そいつは女で腰に刀を差しており、刀を抜くだけで、大量の兵が切られたそうだ。」
「確か、あの時お前が救援に向かったはずだ。」
銀時は何かを思い出した顔した。そして立ち上がった。
銀時 「ヅラ。俺、用事思い出したから帰るわ。」
桂 「待て銀時!!」
「頼まれたものはこれでいいんだな」
銀時 「あ、忘れてたわ・・・。」
桂 「そんなものを持ってどうするんだ?また変な事に巻き込まれているのか?」
銀時 「そんな大層な事じゃねーよ。ただそいつにサインもらいに行くだけだ。血で書かれたな」
桂 「まあ、貴様は何を考えているのか、よく分からん侍だからな。止めはしない。」
銀時 「あっそ・・・・。じゃあ、放ってくんない。」
桂 「ただ銀時。一つ言っておく。」
「死ぬなよ。」
「これ以上、仲間の屍見るのは御免こうむる。」
銀時は振り向かなかった。振り向かずまっすぐ歩いて行った。何か見つけたかのように歩いていた。
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インデックス達は銭湯の帰り、銀時と偶然会った。
銀時 「よう、てめーら。」
新八 「銀さん!!」
神楽 「何してたアルカ?」
銀時 「ちょっと依頼があってな」
インデックス 「あ、銀さん!!」
銀時 「おいおい、いつからお前は俺と親しくなったんだ。」
インデックス 「いいじゃん、一応、銀さんは私の命の恩人なんだよ。」
銀時 「てめーなんかの為に戦った覚えはねーぞ」
新八 「そんな事言わないでください。銀さん!!」
「あれ銀さん。何で刀何か腰に差しているんですか?」
銀時 「これは届けるよう頼まれたんだよ」
上条 「届け物をそんな堂々と腰に差してどうするんですか」
銀時 「いいだろ。持つの面倒くせーんだよ。」
「あと、お前らもう少し小萌の家に泊まっててくれないか。」
神楽 「どうしたアルカ?」
新八 「もしかしてまた依頼ですか?僕らも手伝いますよ。」
神楽 「そうアル。インディアンも元気になったネ。私たちも仕事に戻れるアル」
銀時 「じゃあ、お前らはそのインディアンと一緒にいてやってくれねーか?」
禁書 (いつになったらちゃんと名前覚えてくれるんだろ・・・。)
神楽・新八 「えっ?」
銀時 「言っただろう。こいつはやばい奴らから狙われてんだ。万が一奴らが来たら誰が守ってやるんだ。」
新八 「分かりました。銀さんもくれぐれ気を付けてくださいね」
銀時 「あん、じゃあ後の事は頼んだぞ・・。おめーら」
銀時はまたどっか行ってしまった。
一同は彼の背中をただひたすら見ていた。
新八 「銀さん、何だか最近変だよね・・。」
神楽 「女に振られたアルか?」
上条 「・・・・・。」
新八 「まあ、いいや。早く帰りましょう。風邪ひいちゃいますよ。」
神楽 「銀ちゃんなら大丈夫ネ」
「インデックス、早く帰って酢昆布食べよう!!」
禁書目録 「うん!!」
新八 「ちょっと、二人とも走らないで。」
上条 「新八くん、先行っていいよ」
新八 「上条さんは?」
上条 「少しコンビニ寄って帰るから」
新八 「分かりました。じゃあお先に!!」
「ちょっと二人とも!!」
上条 「よし、コンビニ行くか」
「あれ・・・。」
辺りを見回すと誰もいなかった。
とても静かだった。そして奇妙だった。
上条 「人がいない?」
すると背後から誰かが近づいてくるのを感じた。
神裂 「ルーン」
振り返ると神裂が刀を持って近づいて来た。
神裂 「人払いのルーンを刻み込んでいるだけですよ。」
上条 「テメーは・・・・・。」
神裂 「神裂 火織と申します。」
次回 禁書目録の真実
お楽しみに