銀魂×レールガン×禁書   作:gakinaga

21 / 32
何か意見があれば感想と一緒にお願いします。
(遂に禁書目録編、完結!!)


幻想殺し

21話 幻想殺し

魔術師が言い渡したタイムミリットまで、後10分。

銀時たちはインデックスを助ける方法を模索しようとしていた。

しかし、助ける方法が分からなかったので、上条はほぼ気力を失っていた。

銀時     「・・・・・・。」

新八     「これからどうします?」

銀時     「どうもこうもねーよ。後10分しかねんだ。ごちゃごちゃ変な事考えている暇なんぞねー。」

上条     「でも、何をすれば?」

禁書     「みんなどうしたの・・。」

上条     「インデックス」

禁書目録は壁に描かれていた

禁書     「何で陣がはってあるの?」

上条     「回復魔術だってさ・・・」

禁書     「魔術って誰が?まさかまたさっきの魔術師が?」

       「みんな逃げなきゃダメだよ。」

神楽     「インちゃん・・・。」

上条     「もういいんだよ。もう終わったんだ。」

       「ごめん、俺強くなるから、次こそ必ず完璧に助け出した見せるから」

       「待ってろよ。」

禁書     「分かった。待ってる。」

そう言ってインデックスは再び目を閉じた。

上条     「ちくしょう・・・。ちくしょう!」

新八     「上条さん・・・。」

銀時は思いっきり上条を殴り飛ばした。

上条     「いててて・・。何するんですか・・?」

新八     「銀さん、やりすぎですって」

銀時     「気にくわね・・。泣いてれば悔しがっていれば誰か慰めてくれるとでも思ってんのか?」

       「テメーはこいつを助けたいんじゃねーのか?」

上条     「でも、どうすれば・・・。」

銀時     「もういいさっさと失せろ。」

       「ここにいるのは、最後まで友を救うまで諦めず戦うバカだけだ。」

       「戦いを捨てた奴に現実から目をそらした奴にここにいる資格はねー。」

       「別に誰も責任は問いやしねーが、一度守ると決めたのなら最後まで戦え」

       「俺は知ってる。テメーの魂はそんなもんじゃ折れないってことも。」

       「お前がこいつを一番助けたいって事も。」

上条     「先生・・・・・。やります。」        

銀時     「おい、上条。さっきも聞いたが奴らは教会から情報を仕入れているんだよな?」

上条     「たぶん・・・。」

新八     「銀さん何が言いたいんですか?」

銀時     「よく考えろ?もしもあいつらが教会から偽の情報を仕入れていたらどうなる?」

上条     「でも、例え教会が嘘をついてたとしても教会の情報が正しいかなんて判断できるわけ・・・。」

銀時     「じゃあ聞くが、あいつら何でインデックスの脳が15%しか使えないって分かるんだ。」

上条     「まあ・・・。それは・・・。」

銀時     「奴らは俺たちに具体的な数字を出してきやがった。だけどあいつらどっからそんなもん調べてきた?」

上条     「あっそうか・・・。」

新八     「そう言えば、小萌さんって脳に関して詳しんじゃなかったっけ」

神楽     「そういえば、前なんか語ってたアル、脳科学は爆発だとか」

新八     「どこの[ピーーー]だ。」

上条は小萌に電話をかけた。

小萌はその頃銭湯からあがりマッサージチェアで休んでいた。

小萌     「その声は上条ちゃんですね。人の家の電話勝手に使っちゃダメですよ」

上条     「すいません。でもこっちも急いでるんで。聞きたいことがあるんですけど」

小萌     「完全記憶能力?確かに珍しい例ですけど、それ自体はただの体質ですよ」

上条     「それって一年間の記憶だけで脳の15%が使うんですか?つまり6、7歳の子供の脳がパンクするほど絶望的な体質ってことになりますよね・・。」

小萌     「確かに完全記憶能力はどんな小さな事でも忘れる事はできませんけど・・。」

       「それで、脳がパンクすることなんて絶対ありえません。人間の脳は元々140年分の記憶が可能ですから」

上条     「記憶がパンクするって事がない・・・。」

小萌     「そもそも人の記憶とは一つだけじゃありません」

       「言葉や知識を司る意味記憶、運動の慣れを司る手続記憶、思い出を司るエピソード記憶って感じでいろいろあるんですよ。」

上条     「えっと、先生言ってる意味が分からないんですけど・・・。」

小萌     「つまりですね、いくら知識を詰め込んでも、それで脳が圧迫されることなんて脳医学上絶対あり得ません!!」

上条     「ありがとうございます!!」

上条は電話を切り銀時の方を向き

上条     「やっぱり、教会が嘘ついてました。」

       「人間はいくら脳に詰め込んでも脳が圧迫することは絶対ないそうです。」

新八     「そんな・・・。」

銀時     「となると、教会はあいつら魔術師に嘘つかないといけない理由があったってことか・・・。」

上条     「先生・・・。」

銀時     「もし奴らが細工するとなれば、あそこしかねーな・・・。」

上条     「やっぱり・・・。体」

銀時     「えっ、ちげーよ[ピーーー]だろ」

上条     「いや、おかしいでしょう!!確かに体の一部ですけど・・・。」

銀時     「だって基本[ピーーー]に仕込んでおけば、[ピーーー]しない限り、奴らの小細工もこいつの[ピーーー]膜も破られないだろ。」

新八     「教会卑猥なこと考えすぎだろ!!いくらなんでもそれはないでしょう・・。」

銀時     「いやあ、分からないよ・・。大人は欲望なめちゃだめだぞ・・。」

神楽     「まじアルか?私[ピーーー]だと思ってたアル」

上条     「神楽さん、いくらなんでも女の子がそんな事言っちゃダメでしょう・・。」

銀時     「そうか?普通は前だろ。」

神楽     「絶対後ろの方が破られにくいアル」

新八     「あんたらいい加減にしろ!!これ完全にR-18内容になりかけてるよ!!投稿停止にするつもりか!!」

銀時     「じゃあ、作者!!後でタグにR-18って入れといて」

神楽     「これで解決したアル」

新八     「何も解決してねーよ!!卑猥なものが残ってるままだよ!!」

銀時     「別に[ピーー]も[ピーーー]も変わらねーよ・・。お前だってAVとそういう雑誌ぐらい読んだことあるだろ!!」

新八     「そう言う問題じゃねーよ!!」

神楽     「とりあえず上条の右手をここに入れるアル」

新八     「やめろおおおおお!!」

神楽     「うるせーな・・。インちゃんが助かるかもしれないアルよ」

銀時     「教会だって人間なんだから・・。そんぐらい考えてもおかしくないだろ・・。」

上条     「先生・・。とりあえず他の部分からやりません・・・。」

新八     「そうですよ、まずは顔から行きましょう。」

上条はまず額に手を乗せたが、何も起こらなかった。

神楽     「何も起こらないアル。やっぱり私の言った通り[ピーーー]アル」

銀時     「いやあ、絶対[ピーーー]だって」

上条     「次は口やってみます。」

上条は指を禁書目録の口の中に入れた。

すると上条の指は何かに当たった。

上条は後ろに飛ばされた。

新八     「上条さん!!」

突然禁書目録の様子がおかしくなった。

急に何か黒いものが禁書目録の周りを覆っていた。

銀時     「何だ、こいつ・・・。」

神楽     「銀ちゃん、インちゃんがダークマターに覆われているアル」

突然、部屋で爆発が起こった。

外で待機していたステイル達は爆音に気づき、急いで小萌の家前に向かった。

たどり着いたとき、ドアが吹き飛ばされており、家の中はめちゃくちゃだった。

銀時たちは瓦礫の中から出てきた。気づいたら禁書目録が目の前に立ちはだかっていた。

そして驚くことに禁書目録が浮いていた。さらに奇妙なことを言い出した。

禁書     「警告、第3章第2節、第1から第3までの全結界が貫通を確認。再生準備 失敗」

       「自動再生は不可能。現在10万3000冊の書庫の保護のため侵入者の迎撃を優先します。」

       「書庫内の10万3000冊により結界を貫通した魔術の術式を逆算 失敗」

       「該当する魔術は発見できず、術式の構成を暴き、対侵入者用のローカルウェポンをくみ上げます。」

       「侵入者に対して最も有効な魔術の構成に成功しました。」

       「これより、特定魔術「 聖《セント》ジョージの聖域」を発動」

       「侵入者を破壊します。」

銀時     「おいおい、何このついに魔王の所に来ちゃった感じ」

新八     「銀さん、いったいこれどうなっているんですか?」

       「何でインデックスさんが・・・。」

禁書目録はビームを放ってきた。それは上条に向かっていた。上条は例の右手でそれを抑えているとき、ステイルと神裂はそれを呆然と見ていた。

ステイル   「まさか・・・。」

神裂     「なぜ、あの子が魔術を・・・。」

銀時     「決まってんだろ!!教会が全てテメェ等にデマ流してだけじゃねーか!!」

       「こいつが1年周期で記憶を消さないといけねーのも嘘だった。」

新八     「となるとインデックスさん脳が圧迫されていたのは・・・。」

銀時     「あん、奴らの仕込んだ小細工だ!!上条、やる事はわかってるよな」

上条     「つまりあいつのあれを打ち消してしまえばいいですよね!!」

ステイル   「何でだ・・・・。教会は・・。」

銀時     「よく考えろ。こいつの記憶を消させたテメェ等みたいな下っ端に奴らが本当の事を言うとでも思ったか!!」

上条     「真実は後でこいつから洗いざらい聞けばいい!!」

禁書     「『 聖《セント》ジョージの聖域』は侵入者に対して効果が見られません。」

       「ほかの術式に切り替え、侵入者の破壊を継続します。」

すると禁書目録の放ったビームが一層強くなり、上条が耐えられるの時間の問題だった。

銀時     「どうする?俺たちを抹消してこいつの記憶をそれでも消すか?」

       「それともあいつに全てを賭けてみるか?」

ステイル   「・・・・。くっ、fortis931!!」

ステイルは部屋のあちこちにカードを貼り付けた。

恐らく前に見た化け物を召喚するつもりなんだろう。

ステイル   「あいまいな可能性なんていらない。彼女の記憶を消せば命は助かる。僕は彼女を救う為ならいくらでも殺す、いくらでも壊す。」

       「そうずっと前に誓ったんだ。」

神裂     「ステイル・・・。」

ステイル   「教えろ、白夜叉。あの戦争で失った仲間の屍踏み込んで、貴様が導いた答えはなんだ・・。」

銀時     「俺はあの時から答えなんぞ変わってねないさ。」

       「本当にあいつを救いたいならいい方法を教えてやる。まず過去から目そらしてんじゃねーぞ。全てを受け入れろ!!」

       「最後に守りたいものがあるなら、剣を抜け、そして最後まで戦え」

銀時は木刀を抜いて前に踏み出た。それに連れて神楽と新八も銀時の横に並んだ。

銀時     「万事屋 坂田銀時」

新八     「同じく 志村新八」

神楽     「同じく 神楽アル」

万事屋    「参る!!!」

そう言って一気にインデックスに近寄って行った。

禁書     「警告、新たな敵の接近を確認。」

       「先に上条当麻の破壊優先。」

禁書目録は上条の破壊を優先した。上条の手はもうボロボロだった。

銀時は一気に駆け寄り禁書目録の前まで接近したが、禁書目録に気づかれた。

禁書     「警告、身体能力の高い敵が付近まで接近したため一旦そちらの破壊を行います」

すると上条に向けていたビームが銀時の方に向かった。

銀時は木刀でそれを抑えていたが、木刀もさすがにミシミシ言っていた。

銀時     「くわああああああ!!!」

禁書     「警告、効果があまり見られません」

       「糖分摂取量で検索」

       「白夜叉である事を確認」

銀時     「おい、どんなカテゴリーに分類されてんだあああ!!」

禁書     「攘夷戦争の資料を参考。対抗する術式の構成に成功」

上条     「先生ええ!!」

神楽     「おとおおおお」

神楽は禁書目録を蹴り飛ばし、軌道が少しずれた。

すると軌道が自然と新八の方に向かっていた。

新八     「ちょっとおおお!!」

銀時     「新八いいい!!」

神裂     「Salvare000」

神裂は七閃を放ち、禁書目録の下にあった畳を引っこ抜き、バランスを崩した。

それによって禁書目録は仰向けに倒れ、頭上に向かってビームを発射した。

すると鳥の羽のようなものが降ってきた。

銀時     「何これ、天使でも舞い降りていたか?」

神楽     「もしかしてフラン[ピーーー]の天使アルか?やったああ、私天国に行けるネ!!」

神裂     「違います!!これはドラゴンブレス!!」

銀時     「あれかbestwishで出てきたキバ○ンが使えるあれか?にしては威力弱くね」

新八     「それ、竜の[ピーーー]でしょ!!全然違うでしょうが!!」

神裂     「冗談言ってる場合じゃないです!!気を付けてください!!これは伝説にある 聖ジョージのドラゴンの一撃と同義です!!」

       「それにたった一枚でも触れれば大変なことに!!」

すると禁書目録は態勢を直して、再びビームが上条に向かっていた。

銀時     「上条、よけろおお!!!」

ステイル   「イノケンティウス!!!」

ステイルはイノケンティウスを召喚した。イノケンティウスはビームを抑えた。

ステイル   「行け、白夜叉そして能力者」

その隙に上条と銀時は一気に禁書目録に接近していた。

禁書     「警告、第6章第13節 新たな敵兵を確認。戦闘思考を変更」

       「戦場の検索を開始、完了」

       「現状最も難易度の高い敵兵、上条当麻の破壊を最優先にします。」

禁書目録はビームの強度を強くしたが、何とかイノケンティウスも耐えていた。

禁書     「警告、第22章第1節、炎の術式の逆算に成功」

       「曲解した十字教のモチーフ『ルーン』に記述したものと判明」

       「対十字教の術式を組み込み中」

銀時     (くそ、これじゃあ。らちがあかねー・・・。)

銀時     「神楽!!上条をあいつの前まで飛ばせ」

神楽     「あいよ!!行くアルヨ!!!」

上条     「えっ!!!嘘でしょ!!」

禁書目録はセント=ジョージの聖域を第2段階まで上げようとしていた。

禁書     「エリ、エリ、ラマ、サバ」

するとビームの勢いが一気に強くなり、イノケンティウスが消滅してしまった。

ステイル   「イノケンティウス!!」

神楽     「いっけけけけけえええ!!」

神楽は上条を傘で禁書目録の目の前まで飛ばした。

上条     「うおおおおおおお!!!」

全員     「行けえええええ!!」

上条     (神様、この世界があんたの作ったシステムの通りに動いているというなら、まずはその幻想をぶち殺すうう!!)

上条の右手が禁書目録の額に掴んだ瞬間、禁書目録を覆っていた結界が破壊されたのであった。

禁書     「けっっいっこく・・・。最終章・・・・0節、首輪・・致命的な・・はっ破壊」

全て終わった、誰しもがそう思った。まさかその一瞬の気の緩みで悲劇が起こるとは誰も予想できなかった。

上条はインデックスを抱きあげつかれ来ようとした時、羽の一つが上条の頭に触れてしまった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日

万事屋

いつも通りの生活が戻ってきた。その後、銀時は病院に上条を連れて行った。新八と神楽は先に万事屋に帰した。

銀時     「おはよ・・・。眠いよ・・・。」

新八     「銀さん、おはようございます!!」

神楽     「新八、銀ちゃん、おはよう・・・。」フワア

銀時     「ったく、最後まで世話のかかるガキだぜ・・。おかげで睡眠不足だよ・・・。」

新八     「お疲れ様です・・・。そう言えば上条どうでした?昨日だって・・・。」

銀時     「あいつなら、もう心配いらねーよ・・。」

新八     「えっ。」

銀時     「昨日ケロロ爺さんと話したけど、何も問題ないってさ・・・。」

新八     「本当ですか!!良かった・・。」

神楽     「銀ちゃん、どこ行くアルか?」

銀時     「俺あいつの様子見に行ってくるから、留守番頼むぞ。オメェ等」

新八     「それじゃあ、上条さんよろしく伝えといて下さいね」

神楽     「依頼料しっかり貰ってくるアルよ!!」

銀時     「分かった、ちゃんと伝えてとくよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

病院

銀時は上条の入院している病院にやってきた。診察室に入るとインデックスと冥土帰しが何か話していた。

銀時は大きく深呼吸して入っていった。誰にも言えない事があった。それは上条と供に戦った者にとっては悲報でしかなかった。

禁書     「あっ、銀さん」

銀時     「おう、昨日はよく寝れたか?」

禁書     「うん、おかげさまで・・・。」

銀時     「そうかい・・。」

冥土帰し   「君も大変だね。毎回何かに巻きもまれて・・。」

銀時     「もう、慣れたさ・・。」

冥土帰し   「それより、昨日ここのIDを持たない二人から手紙を預かっているよ」

銀時     「手紙?まさかラブレターか?」

冥土帰し   「残念だな、差出人は男だよ。」

冥土帰しは手紙の表面を銀時に見せた。そこには上条当麻、坂田銀時宛て、ステイル=マグヌスよりと書いてあった。

銀時     「あの野郎からか・・。」

インデックスは銀時から手紙を奪い、破りあけた。恐らく誰からのラブレターだと思っていたらしい。

銀時     「おい、そいつはお前宛じゃねーぞ・・。文字すら読めなくなったか?」

禁書     「うるさい!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

手紙

挨拶は無駄なので省かせてもらうよ。全くよくやってくれたな、この野郎ども

と言いたいところだけど、その個人的な思いのたけをぶつけてしまっても世界中の木々を残らず切り倒しても

紙が足りなくなるので、辞めておくよ。必要最低限の礼儀として手伝ってもらった君たちにはあの子と取り巻くその環境

について説明しておくよ。イギリス清教はあの子を大至急連れ戻したがってたけど、僕たちを騙していたことの説明を求めたら

あっさり現状維持ときやがった。実際には様子見が正しいのかなあ。僕個人としては君たちが一瞬一秒あの子のそばにいる事は

許せないんだけど、ちなみにこれは別に諦めて君たちにあの子を譲ると言う意味ではないよ。僕たちは情報を集め、然るべき装備

を整え次第、あの子の回収に挑むつもりだ。寝首をかくのは趣味じゃないので、首をよく洗って待ってるように。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

すると一番下に<と書いてあり、いきなり紙が粉々になってしまった。

銀時    「ったく、迷惑な連中だぜ・・・。」

冥土帰し  「なかなか過激なお友達だね・・・。」

銀時    「それはいいとして、あいつは本当はどうなんだ・・。」

インデックスも何か悲しそうな目をしていた。

冥土帰し  「そうだね・・。あの少年なら直接会ってみる方が早いっと行きたい所だけど、本人の前でショックを受けるのも失礼だからね」

      「てっとり早くレッスン1だね」

説明を受けた後、銀時とインデックスは上条の病室前までやってきた。

銀時    「ここを開ける前にいいか?」

禁書    「何?」

銀時    「これから、どんな結果が待ち受けてもあいつの前では笑ってやってくれるか?」

禁書    「えっ・・。」

銀時    「あいつはな、必死にテメェを救おうと戦ったんだ。テメェがどんだけ窮地に立たされたとしても」

      「でも、あいつの前で俺たちが涙なんて流しちまったら、あいつの魂が泣いちまうからさ。」

      「最初に言ったよな・・。困ってる時があるなら俺たちを頼ればいい。だから泣きたいときは俺たちが一緒に泣いてやる。」

      「笑いたいときは俺たちも一緒に腹抱えて笑ってやる。だからせめてあいつの前では笑ってやってくれ」

      「約束できるか」

禁書    「うん。」

銀時    「じゃ、開けるぞ」

そう言って上条のいる病室のドアを開けた。

すると上条はベットの上で空を眺めていた。

上条はこっち向いた。それは久しぶりというよりは初めましてという感じ顔をしていた。

インデックスは上条に近づいた。まだ信じていた。きっと当麻なら前みたいに話してくれる。

そう信じて上条のいるベットに走って行った。

上条    「あの、すいません・・・。」

禁書    「当麻・・・・。」      

上条    「あなた病室間違えてませんか?」

禁書    「・・・・。」

冥土帰しの説明によると、上条は記憶喪失ではなく、記憶破壊されていたと言う。

つまり忘れたのではなく、強制的に脳細胞ごと破壊されてしまっているそうだ。

上条の記憶が戻ってくる事はあり得ないと結論付けた。

銀時はただその様子を眺めている事しか出来なかった。この事は覚悟していたが、やっぱり辛かった。自分の無力さを痛感していた。

かつて自分のやった事を鮮明に思い出してしまうほどに。

インデックスは上条が右手で首輪を破壊した後、頭に羽が当たったことを思い出した。

上条    「あの・・。大丈夫ですか?」

      「君悲しそうな顔をしてる・・。」

禁書    「うんうん、大丈夫だよ・・。大丈夫に決まってるよ」

上条    「あの・・。僕たちって知り合い?」

禁書    「当麻、覚えてない?私たち、学生寮のベランダであったんだよ。」

上条    「俺、学生寮なんかに住んでいたの。」

禁書    「当麻、覚えてない?当麻の右手で歩く教会が壊れちゃったんだよ・・・。」

上条    「歩く教会って何?何かの散歩のクラブ?」

禁書    「当麻、覚えてない?当麻は私の為に魔術師と戦ってくれたんだよ。」

上条    「当麻って誰の名前?」

禁書    「当麻・・・、覚えてない?インデックスは・・当麻が大好きなんだよ・・・。」ウルウル

上条    「ごめん、インデックスって何?人の名前じゃないから・・。俺、犬か猫か飼ってるの?」

何を言っても返ってこなかった。どんなに期待した答えを求めても返ってくる事はなかった。

もう半分くらい諦めかけていた時上条が急に笑い出した。

上条    「何てな。引っかかった!!」

禁書    「えっ・・・。」

上条    「後ろみてみろよ」

後ろを振り返るとなぜか銀時がカメラで撮影しており、片手にプラカードで『ドッキリ大成功!!!』と書いてあった。

銀時    「全く、驚いたぜ。テメェにそんな演技ができるとはな・・。お前俳優いけるんじゃねーの。がんばれよきっとジョ[ピーー]くらい越えられるぞ」

上条    「いや、先生の助けなしじゃ、出来ませんでしたよ」

禁書    「えっ、脳細胞が吹っ飛んで記憶が全部無くなっちゃったんじゃないの・・。」

銀時    「俺もな、最初そう思ってたんだけどな。こいつの記憶を殺すはずだったのも魔術だから。だったらそいつの幻想殺し《イマジンブレーカ》で頭に当てちまえば問題ないって感じだ」

禁書    「幻想殺し(イマジンブレーカ)?」

上条    「俺の右手の事さ。」

      「要はダメージを食らう前に右手で打ち消しちまえばいいって話さ」

インデックスは力が抜けてしまった。あまりにも精神的に傷ついていた証拠だった。

銀時    「テメェには散々やらかしてくれたから、その仕返しがしたいって事でこいつが昨日俺に相談してきたんだよ」

上条    「これで少しは自分見直せたんじゃないのか?」

禁書    「・・・・・。」イライラ

上条    「あれ・・・・。」

禁書    「当麻ああああ!」ガブ

上条    「ぎゃあああああ」

インデックスは怒ってしまい、帰ってしまった。

それと同時に冥土帰しが部屋に入ってきた。

冥土帰し  「おう・・。これはひどいね」

銀時    「爺、もう1週間こいつ入院が必要みたいだ」

冥土帰し  「別に構わないけど、その分入院代もきっちり払ってもらうよ。そう言えばどっきりは成功したのか?」

上条    「はい、何とか・・。」

冥土帰し  「でも、これでいいのか?」

      「本当は君何にも覚えてないんだろ・・。」

      「彼と僕の知ってる情報をすべてありのまま昨日君に教えたけど・・・。」

上条    「俺、何だかあの子だけには泣いてほしくないって思えたんです。」

      「これがどういう感情か分からないし、きっと思い出すこともできないでしょうけど・・。」

      「確かにそう思える事が出来たんです。案外俺は覚えてるかもしれないですね」

冥土帰しは冷静に上条に言った。

冥土帰し  「君の記憶は完全に脳細胞ごと死んでる。脳には情報が残ってないはずなんだけど・・。」

      「じゃあ一体どこに記憶が残っているのかね・・。」

すると銀時は立ち上がり、冥土帰しに向かってそう言った。

銀時    「そんなん決まってんだろ。そいつの記憶はそいつ魂に刻みこまれてるんだよ。だからこいつの魂が折れねー限りこいつの記憶は何者にも消すことはできねーよ」

      「だから、こうやって一芝居打ったんだろ。あいつを泣かせないために。なあ」

上条    「はい、先生・・。」

銀時    「銀さんでいいよ・・。後そこに名刺置いてあんだろ。暇だったらいつでも遊び来い、新八も神楽も会いたがってたぞ。それじゃあ、じゃあな」

そう言って病室を出て行った。

上条    「全く不思議な人ですね・・。銀さんって」

冥土帰し  「彼は昔から変わってる人間だからね。でもああ言う人もきっとこの世の中に必要なんだろうね」

上条    「僕もなれますかね?銀さんみたいに・・・。」

冥土帰し  「彼の背中を追いかけてみたらどうだい。君の魂が本物ならきっと何か見つかるんじゃないか」

上条    「はい!!そうします。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




次回 書くことが無ければとりあえず振り返れ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。