ピピピピピ
聞きなれたアラームが脳内に響き朝を告げる
仕方なく起きて時計を確認すると...
7時30分
『やっベー入学式遅刻するじゃん』
あれ制服がない部屋のクローゼットや隅から隅まで探してみるが制服がない
『やべぇ』
汗が頬を伝う
するとリビングにいるはずの
母さんが部屋に入ってきた
『どうしたの?駿太さっきから物音がすごいけど大丈夫?』
『大丈夫じゃないよ!制服がないんだって』
そういうと母親から意外な返事が帰って来た
『何をいってるの!?あなたは学校来週からでしょう?』
そこで俺はようやく冷静になった
『あっ忘れてた』
俺は腰が抜けたように床に座り込んだ
『朝ごはんできてるから早く来なさいよ』
『了解』
素っ気なく返事をした後取り敢えず片付けをしてリビングに向かった
リビングに入ると、妹がすでにご飯を食べ終わり出掛けようとしているところだった。
『心音どっかににいくのか?』
するとため息混じりの返事が帰って来た
『別に友達と洋服見てくるだけだよ。
お兄ちゃんは?何処かいくの?』
『いやとくに予定はない』
『そんなんだから彼女ができないんだよ』
『うるせぇなもうさっさと行けよ』
『はいはい分かりましたよ。
お母さん行ってきます。』
『行ってらっしゃい』
さてどうしたものか妹がいうのも一理あるなぜなら俺は生まれて15年一度も彼女を作ったことがないのだから
それが理由で俺が一週間後に通うなつめ高校に学したのだ。
なつめ高校は、一昨年まで女学院だったのを男女共学になり、
男子生徒の数の約3倍が女子生徒という、いかにも運命の出会いがありそうな雰囲気である。
当然同じ考えのやつも多く男子生徒もたくさん入ろうとするが、大抵入試で落とされてしまい元も子もないようすなので、今のところ入学できる男子は、100人程度だという
こんな感じで一週間はあっという間に過ぎていった。
入学式当日俺は一週間前とは違って、6時に起床したアラームは6時から30分毎になるように設定してあるのでスイッチを切ってからベッドから立ち上がった
『早く起きすぎたかな~
さてと支度でもするか。』
そう呟き密かに心の中では(いい出会いがありますように)等と考えているのだが...
まぁ今回一緒に受けた友人
(健人)がいたのだが落ちてしまい暫くにらまれていたほどなのだからその時は怖かった。
だが、幸い健人は近くのヨモギ高校に受かったそうだ。
そんな感じで親しいと言えるほどの友人はいないのだが一応幼なじみの綾南が受かっていたので今日一緒に登校する予定だ。
俺が言うのは変かもしれないが綾南はスタイルが良くて可愛いもっとも本人の前で言ったら叩かれるのだが、
綾南は、黒髪のロングストレートで、どちらかと言うと小顔で胸もやや控えめな方で正直言うと好みのタイプだ。
果たして照れているのかいないのか検討もつかない女心とは分かりにくいものだ。
『おっと、綾南のことを考えていたらこんな時間になってる早く支度を済ませないと』
そういい終えた時部屋の外で物音がした
『何だ?誰かいるのか?』
恐る恐るドアを開けると正直ビックリしたなぜならそこに綾南がいたからだ
『綾南、どうしてここにいるんだ?約束の時間は8時だろ?いまはまだ6時30分だぞ』
『だって今日あまりにも早起きしちゃって、駿のせいで遅刻したくないから起こしに来たら庭でおかぁさんが水やりしてたんで入っていいって言うから来たんだよ』
『長い説明ご苦労様ていうかお前ほんとに起こしに来ただけなのか?』
『制服も見せたくてね
それで部屋に入ろうとしたら
(綾南のことを考えていたら)なんて聞こえたからパニックしちゃって...』
最初の所は消え入るような声で聞き取れなかったが、聞き取れた部分でも正直焦るには十分だった。
『あっいやそれはそのー今日から高校生だろそれで今日どうすっかなーみたいな感じで考えていたんだよ。』
俺はとっさに思い付いたことでで難を逃れようとしたのだが、
綾南はパニックになるとすぐに俺を叩いてくるのでそのパターンかと思って覚悟を決めていたのだが、なかなかこないそう考えている間に綾南が口を開いた
『ねぇ駿制服どうかな?』
予想外の言葉に少し驚いた
『あ、いやお前なんで....』
俺は口を開けていたのだろう綾南が不思議そうに除き込んできた
『ん?何が何でなの?』
『嫌なんでもない』
するとリビングから突然かぁさんの声が聞こえた
『駿太、綾南ちゃん御飯できてるわよ』
『今行くよー』
『今行きますー』
こうして俺のスクールライフは始まりを告げたのだ。
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