Muv-Luv GROUND High speed 作:健全太郎
さんまが世界の闇を背負って隼介の母に焼かれてしまいます
嘘です、でも焼かれます
父の知られざる過去が解き明かされる回です
隼介は霧島とのバトル後、帰投した。もう今日は山頂に上がることはない、それでも足早に家に帰ったのは父の知られざる過去を早く知りたかったのと父のファントムで隼介自身もバトルで勝ったことも誇りたかった。
いまだにバトルの時の興奮は止まない、自分でも癖になりそうなことを薄々感じていた。
隼介はファントムを家の野外格納庫に収める。家庭に収めることのできる野外格納庫というのはそう大きくなく、高さは10mほどだろうか。上部のハッチを開放させ機体を中に入れ、ジェットエンジンは地面と水平に近い位置までもっていく。こうすることで機体を膝立ちさせることができ、10mほどの格納庫に収めることができる。
ファントムから降りた隼介は母のもとへ急ぐ、もしかしたら父の過去の姿を知っているのかもしれない、そう思ったからだ。
「母さん、聞きたいことがあるんだけど」
隼介の母は夕飯の支度をしていた日本の家庭料理のにおいが腹を刺激する。しかしそんなことよりも疑問のほうが勝っていた。
「どうしたのさ?隼介」
さんまの焼き具合を確かめながらそう言った。さんまは釜石の特産品だ。
「親父のことなんだけどさ、若いころの親父を知っているか?」
「どうした、そんなこと聞いて」
母の調理の手は止まらない。
「今日、親父の昔を知ってる人に会った。そのひとは戦術機に乗っていてなりゆきでバトルをした」
母の手が止まる、ようやく隼介と目を合わせた。
「へぇ、それで」
母はすぐ理解をしたようだ、口数は少ないが長く一緒に暮らしていればこれくらいはすぐ察しがつく。
「だから教えてくれ」
少し口が早くなる、早く知りたいという衝動がそうさせた。
「武雄はね、昔はそれそれはすごい戦術機乗りとして名を広めていたのさ」
昔を懐かしむような語り方だ。
「戦術機乗りとして運び屋になる前は衛士だったの、日本帝国海軍の艦載機のパイロットでね」
俊介は驚く、家には軍人だったという証明にるようなものはひとつもなかった。
「あたしとね、武雄が出会ったのは東日本大震災の時だったんだよ。あんたはまだいなかったけどそれはすごい地震でね。いや、地震より津波のほうがすごかったんよ。津波が家も船も畑も何もかも流しちまって、着の身着のままなんとか山に逃げて、でも避難先には人数分の毛布もストーブ用の燃料もない、食料だって足りないから何日ももたないなかで過ごしていた、どうなるかと思っていたらとんでもない轟音がした。また津波かと思ったけど違ってね、背中にコンテナを付けた戦術機がきてくれたのさ。近くの木々がジェットに焼かれ焦げたにおいすごかったけど気にもならなかったよ」
隼介は母が語るその時の情景を鮮明に頭の中に描いていた。焦げたにおいもしてくる。
「そのときはみんな泣いたり喜んだり、あたしも戦術機に目を奪われたよ。その戦術機のパイロットが武雄ってわけ」
納得できた。父が腕の立つ戦術機乗りだってことが。しかしまた疑問が生まれる.
「なぜ父は軍から離れたんだ?パイロット、それも艦艇に努めるのなら給料だっておいしいはずだろ?」
おいしいと言えば、また疑問が生まれた。さんまは?
すでに手遅れだった。ブスブスと音を立てているさんまは黒く輝いていた。
「母さん!さんまが!」
「あららやだやだ大変大変」
さんまは食料としての価値を大きく損なっていた。
「おかずがなくなっちゃったわ、ちょっと買いに行ってくるわね。お留守番、お願いね」
母は買い物袋をもって早々家をでていった。隼介はさんまは残念だけど夕飯はしっかり用意されそうでよかったと安心した。
「違う違う」
つい独り言を言ってしまった。結局父が軍を離れた理由を聞けなかった。
逃げられた...?と思う隼介だった
さんま、かわいそうになぁ
主はさんまは大根おろしとともに頂く派です、あつあつのご飯と共にあーおいし
前回好きな戦闘機だったので今回好きな爆撃機でも
好きな爆撃機はフルバックです
....
戦闘爆撃機出し多少はね
戦略爆撃機ではTu-95ですかね、ソ連の変態技術二重反転プロペラはロマンです(デジャブ)
アメリカでもあきらめた技術だからこそ惹かれるものがありますね