ハイスクールD×D~チンピラ匙くんが行く~ 作:シグマ強攻型
書き方等忘れているためお見苦しい作品ですが生温かい目で御覧ください。
プロローグ
「こんなクソみたいなところで死ねるか―――」
『うむ。我も我が半身がこのような所で息絶えるのは認められん』
少年が最初に口にしたのは母親の乳ではなく泥水。胃に入れたのは多分犬か何かの肉。普通ならば死んで当たり前。だが、自分は生きている。それは、自分の中にいる『龍』のおかげ。
残飯を漁ろうが、ヘドロを啜ろうが『龍』のおかげで生きている。
「ヴリトラ……俺は絶対に死なねぇ。生きてやる。絶対にだ」
『ああ。生きろ。他の何を犠牲にしようとも、我は我が半身を受け入れる』
いつの日か頭に響いていた声―――ヴリトラから知識を得た。自分が犬畜生にも劣る存在ではあるが『人間』という種族であると知った。文字を知った。言葉を知った。歴史を知った。『人間の常識』を知った。『神器』の事を知った。
「悪魔だかなんだか知らねぇが……俺の生きるための糧になれよ!」
「な!? す、吸い取られ――――」
『人間以外の種族』を知った。路地裏生活が功を奏したのか、少年は知らずの内に『裏の世界』とやらに入り込んでいた。交渉事は全てヴリトラ任せではあったが、少年は『金』を手に入れた。そして、どうやらヴリトラは『五大龍王』の一角らしく、やけに周りの目が向けられた。曰く―――「『黒い龍脈』のみなのにヴリトラの意識がある、だと?」「あれの能力は力を吸い取るだけではなかったのか? なぜ命や魂を食っている?」―――と。
「ひい、ふう、みい、よ―――はぐれ悪魔の討伐で400万ってのは相場的にどうなんだ?」
『まぁ、今日のやつはランク的に考えるともらい過ぎではあるな。だが、我が半身の名が知られてきているから今後ともよろしく、という意味かもしれん』
「つまり、『仕事は俺から貰ってくれ』ってことか?」
『そうだな。奴のような仲介屋というのは我らのような仕事を受ける人間とのパイプが商売道具だ。依頼達成率も高く、能力も高いという存在は貴重だからな』
『突然変異のヴリトラ使い』『雑食ドラゴン』などと言われているが、少年とヴリトラは確かにこの世界で生きていた。そして、はぐれ悪魔の討伐などで金を稼ぎつつ、ヴリトラから世界のことを学んでいた少年は、ある日依頼を受ける。
「名家のお嬢様の護衛って……俺みたいな生まれも育ちも最悪な畜生を雇うかね?」
『さてな? 大方、名がそれなりに知られている我が半身を見てみたいというのもあるかもしれんぞ? 悪魔に限らずある一定以上の裕福なものは退屈を紛らわす物を求めているからな』
「ハッ! こっちは生きるために酔っぱらいのゲロまで食ったのに羨ましいこって!」
依頼とは悪魔勢力からの依頼。内容は、四大魔王の一柱であるセラフォルー・レヴィアタンの妹の護衛。少年からすれば四大魔王といえば部下も居るだろうし、何よりヴリトラ曰くセラフォルー・レヴィアタンの実家は悪魔勢力の本拠冥界でも有数の貴族。態々、自分を雇わなくとも護衛などゴマンと居るのに何故?というもの。
『とにかく依頼は受けねばならん』
「分かってるよ。つーか、貴族の礼儀作法なんざ知らねぇけどいいのかよ?」
『我もそこらは知らぬが、仲介屋には説明しておくように言っている。問題はあるまい』
気に入らないが依頼は依頼。受けなければ生きていけない。それだけは認められない。貴族に対する感情などを無視して、指定された場所へと赴く。そこで少年は運命と出会う―――。
皆様改めましてお久しぶりです。
前書きにある通り転職して時間が取れました。
ブラックはあかんな。
とりあえずは、リハビリがてらゆっくりと書いていきます。
ヒロインはタグの通りですよ。増えることは無いかと。
ところで、ブリトラの神器って2つほどヒャッハー中尉のに似てない?