機動戦士ガンダムSEED eventualをお読みいただきありがとうございました!
相変わらず進歩の無い私の作品を読んでいただいて感謝いたします。
いやぁ、今までで一番苦労しました。
何度止めようと思ったか、分かりません。
それだけ大変でしたが、まさかeffectよりも長く掛かるとは思いませんでしたよ。
まあ今回も語るべき事はそう多くはありませんが一応あとがきを書かせていただきました。
1)ストーリー
これが一番難題でしたね。
オリジナルでストーリーを組み立てる難しさを嫌と言うほど理解しました。
本当にすべての小説家やシナリオライターを尊敬します。
さてeventualのテーマはアストとアスランの決着です。
アオイの事も絡ませて考えていたのですが、横道にそれてしまうのでカットしました。
色々あったんですけどね、マケドニア要塞攻略とか、パナマ基地防衛とかね。
それやるとダラダラと長くなってしまいますので。
アオイの活躍を期待してくださった人、本当に申し訳ありません。
後はmoon light traceから考えていたキャラクターの設定を出しつつ、物語を作りました。
副題で『逆襲のアスラン』とか付けても良かったんですけど、ボツにしました(シナリオ的に逆襲という訳ではないので)
2)ヒロイン
色々あるとは思いますが、この作品におけるヒロインはルナマリアです。
いや、レティシアとかマユとかいるのは分かってます。
ハーレムにしようとか考えていた訳でもありません。
ただ彼女達は各作品でそれぞれヒロインやってるし、二人だと似た展開にしかならないかなと思って。
ていうかルナマリアが好きだったので活躍させたかったというのもありますけど。
そしてレティシア。
彼女をああいう形にしたのは初期から残っていた設定を使いたかったというか。
causeのエンディング候補の一つがこんな感じでしたので、そのまま使ったというか。
ですので単純なハッピーエンドを期待されていた方には申し訳ないです。
ただ彼女やマユの子供達がそれぞれの陣営で戦うというのがcauseから考えていたエンディングだったのです。
3)モビルスーツ
これもしんどかった。各機体の名前が思いつかないんですもん。
読んでいただけたなら分かると思いますが私はモビルスーツの名前を各陣営に合わせて決めています。
同盟の機体名は和名や北欧神話から。
テタルトスは天体に関する名称から。
SEED対応機を含めた一部の機体は悪魔の名前から。
そして主人公達は各々の立ち位置などから名前を考えています。
しかしある問題が起こりまして。
それが『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』です。
この作品では機体名にソロモンの悪魔や天使の名前が使われている為に今までみたいに適当に決められなくなってしまった。
正直被らないかビクビクしてました。ブリュンヒルデとかね。
4)エンディングについて
さて感想でも言ってこられた方が居たのですが、作品のエンディングについて。
ハッキリ言うと最初からこういうエンディングを目指して書いてました。(私は最初にエンディングを考えてから書くようにしていますので)
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』みたいな感じで。
まず未消化と言われた部分(各キャラクターのその後など)ですがこれも予定通りです。
さっきも書きましたがこの作品の主軸はアストとアスランの決着。
その結果は最終話で書かれた通り。
アストはアスランとの戦いに勝利したけど帰還は出来ずにMIA。
アスランは勝利は出来なかったが、戦場からの帰還は果たせた。
ただ代償に二度と戦えない身体となって再起不能。
これで二人の戦いの決着はついた。
アスランは試合に勝って勝負に負けたって所でしょうか。
あえてぼかしました部分もありますが書かれていない各キャラクターがどうなったのかは推測できると思います(多分だけど)。
そして黒幕というか、まだ暗躍している奴がいる訳ですがこれも予定通り。
作品中にアストがアスランに言っていますが一個人の力だけで世界をどうにか出来るはずがない。
特にヴェクトなどは戦場には出てこない慎重な相手は簡単には倒せない。
作品中キラの言っていた通り長期戦になる訳です。
そして仮にイスラフィールやヴェクトを倒そうと必ず次が出てくる訳です。
最後にマユの子供を出したのも、アスト達が居ようと居まいと、例え今いる敵を倒そうとも世界は続き、戦いも続いていくというのを示したかったのです。
5)最後に
次回作についてですが、全く考えていません。
エンディングを考えた時にこの先の事もぼんやりとは考えていましたが、それを形にするには時間もかかるし、続きが読みたいなんて人も居ないでしょう。
私自身もSEEDばっかり書いているとマンネリになってきますしね。
後はオリジナルの作品書いてみたいなんて考えて、アイディアを適当にメモったりしてたのでそっちを書くかなぁとか考えています(ハーメルンで投稿する気はないですが)
ともかく私の作品を読んでいただいた皆様、そして感想をくださった方、全員に感謝します。
ありがとうございました!
では最後にせっかく考えたのでeventualの先を少しだけ書いてみました。
ダイジェストみたいな感じで凄く短いですので、期待せずにどうぞ。
C.E. 94
地球と火星を結ぶ中継コロニー『ヘルメス』
地球圏の経済の中心であるアムステルダム商工連合が開発したこのコロニーには各陣営の戦力が集まり、互いに目を光らせていた。
此処こそが地球と火星を繋ぐ門であると同時にキナ臭い空気を生み出す中心。
各陣営の注目が集まるのも無理からぬことだった。
そんな中、カレッジの実習で『ヘルメス』を訪れたアユム・アスカは同年代の少年と出会う。
「済まない、前を見て無かった―――」
「いや、俺も―――」
街中でぶつかった二人は初めて会った筈なのに、何故か相手に不思議な親近感を覚えた。
「俺はルーク・セイファート」
「アユム・アスカだ。よろしく」
僅かな間に親しくなる二人。
しかし、突如起こった襲撃。
コロニー内を飛び回る所属不明のモビルスーツ。
逃げ惑うアユムは迷い込んだ工場の一画で一機のモビルスーツに出会う。
「……ガンダム?」
乗り込んだコックピットの画面に表示されるOS名を繋げて読み呟く。
そしてモビルスーツに与えられた名は『イレイズ』
「実習で習ったから動かし方くらいわかるけどさ」
操縦桿を握り、フットペダルを踏み込むとゆっくりと機体は身体を起こし、その装甲が色づいた。
爆炎に包まれる工廠の中、立ち上がる機体。
かつて世界にその名を轟かせたモビルスーツが蘇る。
そしてルークもまた別の機体を発見する。
運び出そうとしたのかトレーラーに寝そべるモビルスーツ。
ハッチを開き、乗り込むと同じく『ガンダム』の名を呼ぶ。
そして、機体の名前が画面に浮かび上がった。
「……機体名は『エクリプス』」
もう一機の機体もまた世界に名を残す者。
乗り込んだルークは躊躇いなく機体を起動させる。
それぞれが敵と交戦し脱出を図る二機のガンダム。
だが、そこに立ち塞がるのは同じくガンダムだった。
「ここは通さない。私、レティス・ランゲルトが相手になる」
「女の子?」
相対するガンダムから聞こえてきた声。
しかしそれ以上に相手から伝わってくる感覚に戸惑ってしまう。
そしてルークもまた出会う。
「貴様は此処で倒す。この俺、アステア・ザラがな!」
「邪魔だ、そこをどけ!」
知らぬ間に運命は加速する。
「『ヘルメス』は世界を繋ぐ門。しかし此処こそ地獄の始まり。その炎は止まる事は無く世界を焼き尽くす。故に『一切の希望を捨てよ』。救いは無いのだ」
炎に焼かれ、戦火に包まれる門を見つめる仮面の男。
乾いた怒りと憎悪に身を浸すその男は世界が焼かれる姿を確信しながら、始まりの光景を眺めていた。