ゆっくりゆったり行きましょう。   作:パラボラ

1 / 2
新作です。fate goやってたら書きたくなったんで書きました。
今までよりはるかにはっちゃけて書いてます。


第1話 伝説の始まり

この世界には、『ポケットモンスター』縮めて『ポケモン』と呼ばれる不思議な生き物がいる。

ポケモン、と一口に言っても、彼らは実に多くの種類がおり、それと同時に生態もまた多様である。

 

彼らは我々人間と共に暮らしている。

時に闘い、時に癒し、時に働きーーポケモンとは、日々の暮らしの中にいなくてはならない存在なのだ。

 

特に闘いについて。

彼らの闘いはそのまま『ポケモンバトル』と呼ばれ、今や世界中どこに行ってもポケモンバトルは行われている。

そして、そのポケモンバトルをする人々を、『ポケモントレーナー』と呼ぶ。

 

ポケモン同様、トレーナーにも色々な人がいる。

先ほども言った通り、ポケモンバトルは世界中に普及している。

そのため、老若男女問わず多くのトレーナーがあらゆる場所にいるのだ。

それは森の中であったり、街中であったり、洞窟であったりーーとにかく色々ある。

 

ポケモンバトルの他にも、ポケモンに関する様々な事物は

あるのだが、ここでは置いておこう。

このように、この世界はポケモンで成り立っている、と言っても過言ではないのである。

 

 

 

 

さて、長くなってしまったが、ここで俺の自己紹介をしておこう。

 

俺の名はツムジ。

まだ20代でピッチピチのトレーナーであり、世界中を回る旅人である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、脳内で誰に話すわけでもない説明を終えたところで、現実を見ることにしよう。

現在、俺は洞窟内にいるのだが、どうやら運が悪かったようだ。

目の前には数十匹のズバットの群れ。マズイ。実にマズイ。

いや別に対抗策がないわけではないんだが、というかポケモンなんだが、はっきり言ってこの数を倒すのは時間がかかるし面倒くさい。

他の理由もあることにはあるのだが、その二つが大きな理由である。

とはいえ、今から回れ右をして必死に走って逃げたところでズバットの速さから逃げられるとは思ってない。スーパーマサラ人じゃないんだ、ポケモンの相手ができるのはポケモンだけである。

 

 

少しの逡巡の後、覚悟を決める。

 

「俺が選ぶのはーー

 

 

 

 

 

あなぬけのヒモだああああ!!!」

 

そう叫び、一見普通のヒモを取り出し、輪を作って地面に置き、そこをルパンダイブで潜る。

 

買っといてよかった、あなぬけのヒモ。

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

いつ使っても原理がさっぱりわからない洞窟系専用ワープヒモを潜って洞窟の外に出る。

いやーヤバかった。あんなとこでシワシワのミイラにはなりたくない。まあ、ならないだろうが。

 

改めて自己紹介をしておこう。正直さっきは現実逃避の効果も薄れてきて、細かい自己紹介なんてしてる暇なかった。

 

俺はツムジ。昔はちょっと有名だった、今は旅をするピッチピチの20代である。ここ重要。

髪は赤く、肌は少し褐色がかっている。顔は自分では悪くないと思っているが、友人たちに言わせると「可もなく不可もなく」といった感じらしい。

一応トレーナーを名乗っていたので、当然ポケモンを連れている。さっき闘わせなかった影響か、今もボールが震えまくっている。

旅をする理由としては特に何もないのだが、強いて言うなら伝説とか神話とかに出てくるポケモンを見たい、とは思っている。まあ基本的に人とのふれあいが第一だが。

 

 

 

脳内自己紹介を終え、マップを確認する。このマップは俺が訪れた場所を自動的に登録し、地方ごとに切り替えることができる優れものである。

 

現在、俺はホウエン地方の西、流星の滝の入り口前にいる。先ほどは旅をする理由がないと言ったが、ここに来たのはある理由がある。

それは、ここに伝説のドラゴンポケモンのことを知っている人がいる、という噂を聞いたからだ。

伝説とかいかにもな冠詞が付いているものに心躍らない男はいるだろうか、いや、いない。男はいつまでも少年の心を持っているはずだ。

まあそんなわけで、その人に話を聞きに来たわけだ。

結果は、まあ話は聞けた。詳しいことはわからなかったが、『レックウザ』という名前と、『オゾン層くらいの上空に生息している』ということがわかっただけでも十分だ。

見られるのであれば見たいと思ったが、そんな上空には「そらをとぶ」でもいけないし、仕方ない。

 

ちなみにレックウザというポケモンはホウエン地方の神話にも登場する、正に伝説なのである。神話が気になるやつは調べてみよう。

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

すでに日も暮れているため、ポケモンセンターに戻ることにする。自転車に乗ってポケモンセンターへと向かう。

 

説明しよう!ポケモンセンターとは、ポケモンの傷などを癒すだけでなく、冒険をするトレーナー達の宿泊施設としても利用することができるのだ!どうだまいったか!

 

...などと考えているうちについた。

ここはハジツゲタウン。小さな畑が幾つかある小規模の農村であり、落ち着いた雰囲気が漂っている。

もっとも、日が落ちた今は雰囲気とかそういう感じではなくただ静かなだけなのだが。

さていつまでも外にいるわけにもいかない。ポケモンセンターの前まで来ると俺は自転車をおり、中に入る。

正面には受付。とジョーイさん。

 

ポケモンセンターといえばジョーイさんだと思うが、以前「ジョーイさんって一人じゃないの?」と疑問に思い、聞いてみたことがある。

どうやら瓜二つの親戚がたくさんいるらしく、他のポケモンセンターにいるのはその人達らしい。とても納得した。

つまりジョーイさんってのは名前じゃなくてファミリーネームみたいなものなんDA!

 

閑話休題。

とりあえず受付を済ませてしまおう。それに美人とお話しできるチャンスだ。一秒も無駄にしないよう、全神経を集中させる。

 

「すいません、泊まりたいんですけど。」

「はい、ご宿泊ですね。それではこちらへ名前の記入をお願いします。」

「あ、はい。......っと」

「はい、ツムジ様ですね。ではこちらがお部屋の鍵になります。お部屋は二階にございます。」

「わかりました。」

 

会話時間、30秒前後。我ながら短い。もっと世間話しときゃよかった。

いや違うんだ、ヘタレじゃない。あのジョーイさんの目が会話なんてしてる暇ないってほど疲れた目だったんだ。いやまあ夜は大体そうだけども。

ま、まあいいや。彼女には心の中で労いの言葉をかけておこう。

 

 

部屋に入って一息つく。この1日の終わりに疲れを全部吐き出す感じがたまらない。これを妹に言ったら「年寄りくさい」って言われて俺の薄氷のようなメンタルが粉々に砕け散った。

うるせえよ!年寄りじゃねーよちくしょう!

 

すっかり気分が落ち込んでしまったので癒されるためにポケモンを出す。と言っても癒されるような奴らじゃないが。

 

「出てこい、ルカ」

「(どうしたの?そんな人生に疲れたような顔して。)」

 

出てきたのはうちのパーティ随一の癒しキャラのルカ(ルカリオ、♀)。豆知識だがルカリオはオスの比率が圧倒的に多いため、メスのルカリオはかなりレアである。

それと、今のやり取りでわかるかもしれないが、実は俺はポケモンの言いたいことがわかるのだ。

これはポケモンとの絆を極めた奴らもできるらしいのだが、複数の、それも初対面のポケモンの言いたいことがわかるのはかなり凄いらしい。これ自慢な。

 

「いやぁ、ちょっと妹のこと思い出してさ...」

「(何、またフウロのこと考えてたの?筋金入りのシスコンね。)」

「何だよ!シスコンで何が悪いんだよ!可愛いだろーが!可愛すぎるだろーがあああああああ!!!」

「(ちょ、うるさいって。わかったわよ、悪かったってば。)」

 

ふぅ。少し妹愛が天元突破してしまった。反省。

 

「あ、ちなみに今の『ふぅ』はフウロの『フウ』とかかっててだな(ry」

「(わけわかんないしつまんないし聞きたくもないわ。)」

 

うちのポケモンがこんなに冷たいわけがない(白目)

ひでえ...あんまりだ...慰めてくれたっていいじゃん。俺のポケモンの無慈悲な言葉に俺の薄氷のようなm(ry

 

「HEEEEYYYY!!!あァァァんまりだァァアァ!!」

「(だからうるさいっての。迷惑になるでしょ!)」

「フーースッとしたぜ。」

「(あっそ。)」

 

スッキリ。

 

「(あ、そういえば。)」

「ん?何だよ。」

「(アンタ明日はどこ行くのよ。伝説のドラゴンポケモン...レックウザ、だっけ?アレの話は聞いたし、次は何するの?私達としてはそろそろ闘いたいわけだけど。)」

「あー...そうだなー...」

 

明日か。全然考えてなかったな。どうしよう。

伝説のポケモンの噂も聞かないしなぁ。

あ、そうだ。

 

「明日はイッシュ地方に行きます。」

「(へえ。一回帰るってこと?珍しいわね。滅多に帰んないアンタが。)」

「何、初心忘るべからず、ってな。イッシュに戻って、旅しながら噂でも聞けたらなー、って。それにフウロの様子も見に行きたいし。」

「(アンタそっちがホントの理由でしょ。)」

「いやいや、5:5だよ。」

「(ホントかしらね。まあいいわ。久しぶりにフウロに会いたかったし。...あ、そろそろ寝るわ。おやすみ。)」

「あ?ああ、もうこんな時間か。おやすみ。」

 

そう言ってボールに戻っていくルカ。なんだかんだ言って俺のポケモンの中で一番長い付き合いなので、アイツの言いたいことが一番ハッキリわかる。やっぱ持つべきものは友達だな!さて、俺もレポート書いて寝るか。

 

レポートというのは俺の習慣の一つである。

その日1日で起こったことをできるだけ短く書く、というまあ一言日記みたいなものだ。いつも一言でまとめてないけどな。

俺はいつもの日常ってのを忘れないように、旅を始めてからずっとこれをつけている。

 

レポートにしっかり書き残した俺はベッドに潜り込む。

眠れなかったので、美少女を数えてたら余計目が冴えた。

仕方ないね。

 

 

 

▼▼▼

 

 

 

 

◯月×日

 

本日は晴天であった。

レックウザの話を聞いた時、頭に緑色の蛇みたいなのがよぎった。なんぞアレ。

アーボの色違いかなんかだろ(適当)

 

 

 

 




次回、いきなりの帰宅。

では今回の補足。
この世界はアニポケではありませんが、ゲームの設定だけ、というわけでもありません。
まあいろいろ混ざってると思って頂いて構いません。
あとこの主人公のパーティは、リアルで作者が使うパーティです。
6匹全部出ましたら、アドバイスもよければ...
また、この補足は役立たずなので補足しきれていない箇所は質問をお願いします。
誤字や用法の誤りなどもありましたらご報告ください。

あと、サブタイトルは話とリンクさせないようにします。
だって、その方が面白そうじゃない?
《追記》
タイトルがよくわからないものだったので修正。
また、サブタイトルは適当につけることにします。
申し訳ありません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。