レインボーシックス346   作:MP5

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 こういうのもありだと思います


日常その2編  鉛弾が飛び交わない日

 日本・東京。ODT事件後、多くの少女たちの入寮に担い、女子寮の部屋割りが変わった。アナスタシアは現在、新しい友人でありクラスメイトのあやめと暮らしていた。

「アヤメ、国語教えてください」

「いいですよ。私にも後で数学教えてくださいね」

 いくらアイドル活動が忙しいからと言って勉強を疎かにしてはいけない。アナスタシアはデートの際、源太に言われたことを実行していた。苦手な国語も多少良くはなったが、それでもまだ好成績とは言えなかった。数分経ち、ちょっと休憩することにした。

「アーニャ殿、つかぬ事ですがよろしいですか?」

「?」

「真田殿とはうまくいってますか?ここ最近、会ってないみたいですし」

「いつも会えなくても、心で繋がってます。だから、あまり寂しくはないです」

 笑顔で答える。

「心の繋がりですか・・・すごくいいですね!」

「はい!」

 この後無事宿題を終え、次回のロケの話をした。

 

 

 

 

 

 

 同じ日。イギリス・ヘリフォード。レインボーでは全てのオペレーターが自分の部屋を持っているが、必ずしもそこで暮らしているわけではない。代表例でリージョンは今でも香港の実家で暮らしているし、五郎も最近、立川に部屋を借り、そこで暮らしている。

「ねぇエラ。日本に家欲しいと思わない?」

「は?何言ってんのヴァルキリー?」

「だって日本で暮らせばさ、みくにゃんにバッタリ会えるんじゃないないかって」

 エラの部屋に遊びに来ていたヴァルキリーがベッドの転がりながら自分の願望を伝える。

「ちょ待てや。ずいぶん限定的じゃね?アンタがみくのファンって知ってたけどそこまでバカだったのは初耳だ」

「いいじゃん夢持っても」

「まさかと思うけど、部屋にアクティブカメラをつける気じゃ・・・」

「ないないない。ファンたるもの彼女の迷惑になることは厳禁よ」

 良識があることに胸をなでおろす。

「っでさ。武内ってすごい人だったの?」

「タケ?そういえば会ったことないんだっけ、カタギの顔じゃないだけあってナイフ投げはレインボー1の腕よ。彼のガジェットも毒ナイフだし」

「人質に刺さったことある?」

「無い。むしろアンタと違って模範な態度よ」

「グググ・・・」

「比較的遅めに入ったアンタだからなんとも言えないけど、人質と口喧嘩するって前代未聞よ。日本のマナー講習受けて変わったら?」

 精神力がゼロになり、頭を垂れたまま動かなくなったエラ。

「・・・さて、そろそろ昼飯よ。デザートにチーズケーキあるって話だから行きましょ」

「ホント!?善は急げ、先行ってるよ!」

 チーズケーキと聞き、完全に回復したエラはものすごい速さで食堂へ行った。

(単純ね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2日後。日本・東京・レッスン場。この日、向井拓海と神崎蘭子のビジュアルレッスンに付き添いに来ていたそれぞれのプロデューサーが、二人の将来性について語り合っていた。

「タケさん。拓海も結構成長したでしょ?俺も見る目があるって奴ですって」

「確かに、見る目は、ありますが、少々軽い性格を、直しては?また、警察に、引っ張られますよ」

「でもタケさんには言われたくないっすね。ところでタケさん、腕立て伏せしながら会話って辛くないっすか?」

「寝坊、したので、そのぶん!」

 上半身裸になって腕立て伏せする様はまるで、アメリカ映画のワンシーンを見ているかのようだ。

(バケモンかこの人・・・)

 腕立て伏せが終わったかと思ったら、携帯端末をカバンから取り出し、日程をチェックする。

「そろそろレッスンが終わるみたいですね。次の仕事の準備をしては」

「え?」

 彼の言った通り、レッスンを終えた二人が会いに来る。

(どういうことなの・・・)

 実際には日程は目安。彼は足音で彼女達が来るのがわかったのだ。これもレインボーで培ったものであることは言うまでもない。

「急ぎなので失礼します」

 武内は不思議に思った。何故、彼らは慌てた様子で止めようとしてるのかと。その答えは、自分を映った自分を見て納得した。

「あ・・・着替えますね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜。寝る前に廊下で源太に電話するアナスタシア。

「・・・源太さん、アーニャ、ちょっと怖いことがありました」

「どうしたの?俺で良けれ聞くよ」

「ファンの人から、ガラスの破片の入った手紙がきたんです・・・何も書かれてなくて・・・」

「ガラスの破片か。今日からオフだし、それを見せてくれる?俺が調べるから。難だったら、大佐も同伴して」

「源太さん。パパが来たら、何だか悪い事しか起きそうにないから、1人でお願いしますね」

「怖かったね、でも今日は落ち着いてゆっくり寝るんだ。それと1人でいないでお友達と一緒にいるように」

「はい。待ってますね」

 電話を切ると、アナスタシアは大急ぎで自室へ帰り、ベッドに入る。

(プロデューサーも、一緒に怖がってました・・・やっぱり、源太さんはナイトです)

 先ほどの怯えた表情から笑みが戻った彼女を、あやめは優しく見守るのだった。




 
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