ソードアート・オンライン もう一人のクオン   作:神滅

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ボス会議

 宿のベットから身を起こす。目覚まし設定をしているがそれより早く目が覚めてしまった。

 あくびをしながら部屋を出る。

 そして、朝食を出しながら宿の外で人を待つ。

「おはよう。お待たせ」

 出てきたのは黒のロングへヤーでくりっとした黒い目が俺を見つめる。

「おはよう。ジル」

 俺はこの世界が始まった時にたまたまであったガジルというネームの少女と行動している。

 彼女はネカマで男性キャラをやっていたが手鏡によって本来の性別に戻り、今では、女物の服装をしている。

 服装は変えれてもネームは変えれず。ジルと読んでいる。

 体格としては165cmを超えている俺より少し低いくらいだ。

「今日もこのパンなんだよね…」

 さすがに飽きたといいたそうに朝食のパンを見つめる。

 この世界の飯は空腹を少しまぎらわせることが出来る。なので、ゲーム世界でも飯を食べている。

「文句を言うな。1層目にうまい飯は無い。これでもましなのは解ってるだろ?」

 俺はそういってパンを食べる。ジルも「毎日食べてたら飽きるよ」と呟いて食べ始める。

 ゲームスタートから一ヶ月、ボス部屋も発見できずに1層でひたすらにレベル上げが続く。

「そろそろ、ビギナー(初心者)も慣れ始めているだろうからボス部屋が発見されるのも時間の問題だろう」

「ボスね…」

「今の俺は役には立たないだろうけど参加するつもりだ」

 俺は未だに格闘スキルで戦い続けている。その先があると信じてひたすらに極めている。

 ジルはリアルで薙刀部とい部活動をしており、薙刀を探している。今は槍を使っている。

「クオンも武器を使いなさいよ。ベータの名が泣くわよ」

「その名はあまり言うな」

 『ベータテスター』それはこの死のゲームを先にプレイしてなれているベータ(経験者)である。

 ビーナーはベータを嫌う。

 当たり前だ。ビギナーからしたらベータが見捨てたと思っているのだろう。

「ごめん」

「俺は武器を使わない。格闘の先、無刀流を会得してみせる」

 命を賭けたゲームの中で目指す。格闘の先。

 他人からすればおろかな行為だ。

 だけれど、俺にはそれをする価値がある。

「もう、俺以外の奴は習得できないだろうからな」

 習得条件が格闘スキル以外の武器スキルを習得しない。

 この条件を満たすのは俺だけだろう。

「でも、君が死んだら終わりなんだよ」

 真剣な表情で言う。

「そのときは、泣いてくれ」

 俺は冗談でいったつもりだったが

「実力があるのに、そんな理由で死んだら許さないよ」

 「習得してみせるさ」そういって朝食を食べ終わらせた。

 

 

 

 夕方ごろ、町の広場でボス部屋を見つけた奴がPT(パーティー)を集める呼びかけがあった。

 もちろん俺たちも参加している。

「俺の呼びかけにおおじてくれてくれてありがとう」

 透き通った声が広場に響き渡る。

 ボス部屋を見つけたそいつが話をする。

 

 話をまとめると『ディアベル』という奴のPTがボス部屋を見つけたようだ。

 それで、ボス部屋を攻略する集団PTを組むようだ。

 

「それじゃ、6人組になってくれ」

 ディアベルがそういうと周りが一斉にPT申請をして6人組を作っていく。

 

「クオン。行かないの?」

 俺の隣で話を聞いているジルはこの場で唯一の女性プレイヤーだ。

 デスゲームでもPTに花(女性)が入て欲しいと思う連中も多いだろう。

 周りから誘おうか迷っている連中もいくつかいる。

「行きたければ行けばいい」

 そっけなく返して、周りを見渡す。

 ほとんどの連中は組み終わっている。その中に慌てている黒髪と孤立してるフードを纏った奴が目に入った。黒髪はフードを見つけ寄っていく。

 俺は立ち上がり二人に近づく。それにジルも続く。

「俺たちもPTに入れてくれ」

「あんたらもあぶれたのか」

「あぁ、そのようだ」

 黒髪から誘われて俺とジルはPTに入る。

 黒髪がキリトでフードがアスナか…。PT申請の時にでるメッセージで黒髪の名前がわかり、PTを組めばPTメンバーの名前がわかった。

 二人がPTに入った瞬間。

「そろそろ、組み終わったかな?」

 ディアベルが話の始める。自己紹介は出来なかった。

「じゃ…」「ちょっ待ってんか!」

 黄色の髪の男が突入してくる。

「わいはキバオウってもんや」

 突然のことに周りも少しざわつく。

「ボス戦の前に言わせて貰いたいことがある…。こんなかに今まで死んで行った2千人にわびいれやなあかんやつらがおるはずや!」

 この瞬間に悟った。こいつが言いたいことは

 

 ベータテスタたちは謝罪しろ

 

 っといったところだろう。

 キバオウはベータはビギナーを見捨てて言ったと言う。

 俺の中の怒りが湧いてくる。

 立ち上がろうとする俺ををジルが腕を掴んで止めた。

 

「ベータに土下座させて、溜め込んだ金(コル)やアイテムを吐き出してもらわな。PTメンバーとして命は預けられんし、預かれん!」

 

『お前に土下座して、アイテム献上して?命を預ける?笑わせるなよ…。お前に預かってもらう命なんて持ってないんだよ!』

 

 っと叫ぼうとジルの手を無視して立ち上がると、手を上げている者が入た。

 そいつは黒人でハゲだ。背中に大きな斧を背負っている。

「発言いいかな?」

 否定されないのを確認し、ディアベルたちがたってる広場の中央へ行く。

「俺の名前はエギルだ。キバオウさんあんたが言いたいことはベータのせいでビギナーがたくさん死んだっということだな」

 キバオウが肯定するとエギルはガイドブックを取り出し説明をした。

 

 ガイドブックはベータテスターが無料で配布していたこと、ビギナーも情報を得ることが出来た。それでも、多くの人が死んでしまった。

 

「これらを踏まえて、どうボスと戦うのか論議されると思っていたのだがな」

 エギルの言葉にみんなが黙り、キバオウも席に座る。エギルもその横に座った。

 ディアベルはこちらを見つめて「君も何か?」と尋ねられる。

「俺も論議されると思っていたんだ」

 のどから無理やりその言葉を出して座る。

「すまん」

「感謝しなさいよ」

 ディアベルがボスの説明をして、戦うのは明日になり、ボス部屋のマッピングした地図データが配布されこの場は解散になった。

 

 

 夜を過ごす。あたりはPTで集まって騒いでいる。

 しかし、俺たち4人はきまづい空気だ。

 キリトはアスナと話そうとするが心を開いてくれないようだ。

 アスナがキリトから離れていくのが見えた。

「ジル。ちょっと、男同士で話してくる」

 ずっと突いてくるジルと別れキリトのとこへ。

 

「隣座るぞ」

 了承も得ずに座る。

「ガジル…」

「残念だな。クオンの方だ。まぁ、男女ペアでクオンとガジルだからな間違うよな」

 キリトは「すまん」と謝る。

「キリトはソロなのか?」

「あぁ。ソロだ」

「凄いよな…。俺はペアでやっとだ」

 たわいのない話をした。

 

 

 次の日。

 俺たちはボス部屋に向かっていた。

 キリトとアスナが俺たちの前を歩き、アスナに説明をしている。

 一通り、説明が終わったんだろう。キリトがこちらに来た。

「クオンたちはスイッチとか解るか?」

 スイッチとは一人が攻撃して、敵に狙われている状態の時、別のキャラが攻撃を入れてターゲットを変えながら戦うことだと認識してる。

「大体はな」

 今回の俺たちのやることはボスの取り巻きの雑魚狩りだ。余裕である。

「迷宮でこの人数って言っても武器はもっといたほうがいいぞ」

 キリトが俺に耳打ちする。

「あぁ、武器は無いよ。俺は格闘の先を見つめてるから」

 キリトには言っている意味が解らないようだ。

「まぁ、格闘スキルメインだから、武器を持たない状態が戦闘態勢なのさ」

 理解できないと言った顔のキリト。

「頭のねじが何本か抜けてるんで気にしないで上げて」

 ジルがひどい事を言う。

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