使い魔になった覇王   作:souやがみん

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リリなのと言っても基本的には魔法とか設定だけだからね


覇王、召喚される

「よっこらせ!」

 

拳を叩き込む。ぐちゃとした感覚に顔をしかめながら俺、エルヴィス・イングヴァルトは殺した魔物を漁る。この中から食べれそうなところと売れそうなところを取り出すためである。

ここトリステイン王国は良い国だとは思うが細かいところには政治の手は回っていない。その証拠が俺だ。

 

「何で元々貴族だったのにこんなことしてんだろ。まぁ、闘うのは好きだし文句はないんだけどさぁ。」

 

親父達が急に『平民たちに金を分け与えるのは貴族の義務だ。ノブレス・オブリージュだ。』とか言い始めたのがことの始まりだ。あの馬鹿どもは金のために家を売りやがったからな。まぁ、尊敬はするけどさ。

 

 

そこで魔物の気配をつかむ。俺は魔法の才能は偏りが大きいが身体能力や物理的戦闘力は自信がある。魔物を殴り殺せる程度にはというレベルだが。

一息いれて気配の方に走る。そこにいたのは5匹の狼のような魔物。強くはない。メイジならの話だが。俺は木の上に飛び乗る。狼たちが下を通った瞬間一番後ろのやつの首を殴って折る。その後すかさず離脱する。4匹に囲まれればひとたまりもないからな。

狼たちが異変に気づいた頃次は一番前のリーダー格を仕留める。飛び血が着くが今は無視する。魔物は知能が低いため考えるということをしていない。・・、というのが学者たちの見解だ。

 

しかしここまで蹂躙されてやっと狼たちはバラバラと逃走を始める。姿が見えない敵というのは攻撃されているがわからすれば何人にも攻撃されている気になるからやり易い。

 

「今日の晩飯は狼の肉の丸焼きだな。」

 

少し心を踊らせながら狼の死体に近づく。すると目の前には水色の渦が現れていた。これはなんだろうか。とても好奇心をくすぐられる。しかしこんなものに触れてしまうと面倒ごとに巻き込まれてしまうのは一目瞭然である。でも気になる。

 

「まぁ、ちょっとぐらいなら・・・。」

 

指でつつく。と人差し指が渦に飲み込まれる。やっべぇ、これはまじでやばいやつじゃないか?そんなことを考えながら俺は踏ん張る。うぎぎぎ、と変な声が出るがこの際仕方ない。

 

「こんっの!ボケーーー!・・・、あ、屁が出た。」

 

しょうもないことで力が抜けた。それは面倒ごとに巻き込まれた合図でもあったみたいだ。屁が合図ってのは全然しまらないけど。

 

「最悪だ・・・。」

 

こうして俺はなされるが渦にのみこまれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても弾力のあるものを掴んでいる。それは柔らかい。しかもただ柔らかいだけでなく、暖かくもある。それを揉めば揉むほど、ん!という甘美な声まで聞こえてくる。ん?甘美な声?

 

「なんだぁ?」

 

そう言いながら顔を上げると目の前には男の好きな2つの巨峰、つまりおっぱいがあった。それもかなり大きい。Gはあるんじゃないだろうか。

 

「何よこいつ!」

 

声がする方に目を向けるとピンク色の髪の少女が見たこともない服装をした一人の男を怒鳴っている。しかし男の方は頭にはてなマークを浮かべている。

ボケーとしていると頬をビンタされた。体を鍛えてるから大したダメージではないが、相手の方は手がいたかったのはではないだろうか。

 

「早く降りなさいよ!平民風情が!」

 

そう言われ下を見ると金髪ツインテールの少女が俺に馬乗りにされている。おお!先程のおっぱいは彼女のものか。

ふむ、だがこの金髪ツインテールの巨乳ちゃんは怒っている。育ちから見て平民ではないであろうがいったい何者だろうか。・・・少し考えてから彼女から降りる。すると彼女は立ち上がり俺に指差す。

 

「私をドラパーズ家の三女、シャルティエ・ビ・ドラパーズと知っての狼藉かしら?」

 

勝ち誇る彼女、シャルティエはどうやら名門の貴族らしい。元貴族なのに貴族のこと何にも知らないからなぁ。まぁ、俺のことはさておき無言で彼女を見る俺にシャルティエは小さくうめく。やっぱり箱入りのお姫様ってとこか。

 

「この犬は言葉も通じないの!?」

 

ペッタン胸の少女があの男、もとい少年に怒っている。それすらも少年は分かってないみたいだが。

何故か分からないがあの少年には同類の哀れみを感じる。はぁ、とため息をついてから辺りを見渡す。金髪や、俺と同じ緑髪、青髪、ピンクと色とりどりの少年少女はたちがこちらともう一人の少年を見ている。さっさとここから退散すべきだな。そう結論付けて立ち上がる。さっきまで怯えていたシャルティエはそれまで腰が引けていたがなんとか持ち直したらしくまたしても俺を指差す。

 

「貴方は私の使い魔になるのだから勝手に動かないで!」

 

・・・、久しぶりにフリーズした。前にフリーズしたのは親父に俺が免許皆伝のしかくを持っている流派の奥義をノーモーションで叩き込まれた時以来だな。そんなどうでも良いことを思い出す。そして我に帰る。

 

「は?お前が何様かはしらんが俺は帰るぞ。」

 

「何よ!ギッタンギッタンにされたいの?」

 

絶対貴族のお姫様が使う言葉ではないよな。ギッタンギッタンって。そんなことを考えながら俺は気配を探る。何故気配を探るかというと敵か味方か分からない奴が出てきた際、闘志をたぎらせる奴は三流。隠す奴は二流。そして偽る奴は一流だ。メイジと闘うことも意識して修行してきたからかそういうことを見抜くのは得意だ。

そしてあの坊主頭の先生っぽい奴はとても強い。あとあのペッタン胸の少女も変な気を放っている。

 

「無視するなぁ!」

 

怒りで我を忘れたシャルティエが魔法を発動する。具体的な強さは分からないがそこそこ強そうな炎魔法が俺に襲いかかる。それを見て俺は下がるでも横に避けるでもなくその場に構える。右手と右足を引き半身になる。爪先から頭の先まですべての意識を拳に込め一気に放つ。

 

「覇王断空拳!」

 

俺の目の前まで迫っていた炎が無惨に散る。それを見たシャルティエはペタッとお尻を地面につけへたたりこむ。それを起こしてやろうと思い近づき手を伸ばす。きっと今の俺チョーカッケーだろう。だがシャルティエはその予想を裏切り男の弱点へと蹴りを叩き込んできた。




今のところリリなのからは覇王だけだな
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