「艦娘グラフティ」(第4部)<電チャンと一緒> 作:しろっこ
「運転手さぁ~ん!」
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「艦娘グラフティ」
第1話<電の第一歩>
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<<浜るーぷバス:境港駅前>>
(ぷしゅ~)
エアーの音で目が覚めました。
また、バスが止まったのです。このバスは、あちこちにたくさん停まるので、半分寝ていました。
ここはどこだろうと、ボンヤリ窓の外を見ます。あれ?鉄道の駅?
『境港駅前~』
車内放送が"さかいみなとえきまえ"って、言ってますよ。え~っと、"サカイミナト駅"・・・そうなのです!目が覚めてよかったのですっ、ここなのです!
私は慌てて、叫びました。
「あ、運転手さ~ん!降りるのです、おりますっ」
でもバスは、誰も降りなかったので、再び動きかけていたのです。私は手を振りながら座席を立ちました。
「運転手さぁ~ん!」
大きい声を出すのは慣れていないのです。車内のほかのお客さんが、チラッと私を振り返ります・・・は、恥ずかしい~!顔が赤くなるのが自分で分かったのです。
運転手さんは、発車しかけていましたが、私の声に振り返って、すぐに停車して「どうぞ」と言ってくれました。なぜか、バスの車内は笑いが起きたのです。もっと顔が赤くなったのです。私は慌ててリュックを背負うと、バスの前まで行ってお金を払いました。
「ありがとうございます」
運転手さんがお礼を言ったので、私も慌てて返事をしました。
「ありがとう」
そう言いながら、私はバスを降りました。
<<境港駅前:ロータリー>>
バスを降りたら、緊張が解けてどっと汗が出てきました。まだ9月だけど、暑いのですね。
そういえば、空にはカモメが飛んでいて、海の匂いがするのです。すぐ近くには、新緑のまぶしい、大きな山が見えるのです。あれが高尾山と島根半島ですね。作戦地図で、よく見る山なのです。頂上にあるのが、空軍のレーダーですね。
今日は一人で外出なので、ドキドキしているのです。さっきのバスの中でも慌てたので、またドキドキしているのです・・・あぁ、そっか~。こういうときには、深呼吸をすれば良いのです。
「す~、は~、す~、は~・・・」
何となく、落ち着いてきたのです。
振り返ると、やっぱりここが境港駅なのですね。自分で自分を褒めてあげたいのです。
見上げると境港の駅は、変わった形の建物なのです。柵の向こうに、絵が描いてある列車も停まっているのです。
そういえば寛代さんから聞きました。新しい司令が着任したときは、あの列車に乗って来られたとか。寛代さんはスゴイのです。一人で出迎えに行ったのですから・・・私はまだ、列車には乗れません。あれ?列車って、線路の上だから、前後にしか動かない。だからバスより簡単?
・・・悔しいから今度、乗ってみるのです。
気を取り直して、前進するのです。今日は、電の冒険なのです。
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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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「みほちん」とは「美保鎮守府」の略称です。
「みほちん第4部」=「みほちんシリーズ4」です。