「艦娘グラフティ」(第4部)<電チャンと一緒>   作:しろっこ

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水木しげる記念館に入ろうとしたら、なぜか利根さんが嫌がるのです。その理由は・・・。


第13話<お化けと妖精>

「お主(ぬし)は、大丈夫なのか?その・・・」

 

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「艦娘グラフティ」(みほちん第4部)

 第13話<お化けと妖精>

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<<水木ロード:お化け屋敷>>

 

「しかし・・・」

突然、水木ロードの道端で利根さんが立ち止まって呟きます。私は思わず利根さんの背中に衝突してしまったのです。

 

「あ、ごめんなさい・・・」

私は直ぐに謝りました。でも利根さんは、まったく気にしていないようなのです。

 

利根さんは腕を組んで言いました。

「持たんの・・・」

 

「はひ?」

私は一瞬、利根さんが何を言おうとしているのか分からなかったのです。でも直ぐに利根さんが私を振り向いて言ったのです。

 

「この水木しげるロードだけでは、半日も間が持たないということじゃ」

 

「あのぉ、まだ水木しげる記念館もありますが」

私は直ぐ近くにある建物を指差しました。

 

「・・・」

あれ?利根さんが目を細めて、嫌そうな顔をしているのです。

 

「あそこは・・・お化け屋敷ではないのか?」

 

「えっと・・・確かに、妖怪の紹介なので、あやかしの館、あはっ!お化け屋敷と言っても、間違いではないですね」

 

「・・・」

なぜか、利根さんが硬直しているのです。

 

「・・・」

まさかとは思いましたが、聞いてみました。

 

<<水木ロード:妖怪と妖精>>

 

「ひょっとして利根さん、お化け屋敷は嫌いなのですか?」

 

「・・・」

利根さんの後の言葉が続かないのです。

 

でも少し間が空いてから、利根さんはしぼり出すように聞いてきたのです。

「お主は、大丈夫なのか?その・・・」

 

「お化けと妖怪は違うのです。お化けは怖いのですが、妖怪は可愛いのです。利根さんや軽空母の皆さんが持っている妖精と同じだと思うのです。私は妖精さんがいないので、興味があるのです」

なぜか私は、ひと息に答えてしまいました。多分、私自身が妖怪に、とても興味あると思うのです。

 

でもやっぱり、利根さんは固まっています。私は何となく利根さんの事情を考えました。

「その・・・やっぱり無理にとは言わないのです。利根さんが嫌と仰るなら、私も、ここには入らないのです」

 

「す、すまんのぉ~」

利根さんは、ややかすれた声で、申し訳無さそうな顔をしています。利根さんにも、苦手なものがあるのです。ちょっと可愛いと思ったのです。

 

利根さんは急に私の前でしゃがむと、私の両肩に手を置いて顔を近づけて来ました。私はちょっとビックリしました。利根さんは、小声で言いました。

「このことは、誰にも内緒じゃぞ」

 

「は、はい」

 

「お主は素直で良いのう~」

そう言いながら、利根さんは私をぎゅっと抱きしめてくれたのです。

 

「は、は・・・」

恥ずかしいのです、と言いたかったのです。でも、利根さんが意外に強い力でギュッとして来るので、声が出にくいのです。周りの観光客が私たちを注目しているのが分かるのです。また私の顔が、どんどん赤くなっていくのが分かるのです。頭がカーッとなって、頬が火照って来ました。恥ずかしいのです。

 

でも、利根さんの性格は、明るくてまっすぐで、やっぱり太陽のようなのです。今日は水木ロードに来たことも嬉しかったのですが、利根さんと少し近くなれたようで嬉しいのです。

 




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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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「みほちん」とは「美保鎮守府」の略称です。
「みほちん第4部」=「みほちんシリーズ4」です。
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