「艦娘グラフティ」(第4部)<電チャンと一緒>   作:しろっこ

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電は、休憩してチョッと元気になったので、土産物コーナーへ。そこで女性店員と会話をするのだが・・・。


第3話<土産物コーナー>

「水木しげるロードは初めてなのです」

 

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「艦娘グラフティ」

第3話<土産物コーナー>

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<<待合室:土産物コーナー>>

 

しばらくお休みしたから、だいぶ元気になったのです。

 

この待合室のそばには、お土産物屋さんとか、観光案内所があるのです。ちょっと、見てみたくなりました。私はリュックを背負うと、椅子から立ち上がって、土産物コーナーへ行きました。

 

コーナーに行くと、すごくたくさんのお土産があります。お土産って、お菓子とか、キーホルダーが多いのですね。

今日は大淀さんから、お小遣いも貰っているのですが、まだ境港駅に着いたばかりで、買い物をするのは、まだ早い気がするのです。

 

決めました。今は止めます。

もしあとでもう一度、隠岐汽船を見るためにここに来たら、そのときに、また、お土産は考えるのです。

 

お土産コーナーの壁には"水木しげるロード"ってポスターがあります。そういえば、お土産物にも、同じ名前が入ったものがたくさんあります。ここ境港市には有名な観光スポットがあるって、青葉さんが教えてくれたことを思い出したのです。"水木しげるロード"で、間違いないようですね。そこにはいちど、来てみたかったのです。

 

でも、ここから遠いのかな?

 

そういえば、今の鎮守府が出来てから、私、ずっと境港市に居るのです。でも、鎮守府がある境港のことを、あまり知らないのですね。

 

海には良く出るのです。だから、隠岐とか美保湾とか、海から見た美保湾とか、山陰海岸のことは良く分かるのです。

 

【挿絵表示】

 

でも、なぜか陸(おか)の上は、全然、ワカラナイのです。鎮守府の正面玄関からは、あまり出たことがなかったのです。今まで、全然気にしていなかったのですが、やっぱりおかしいかなあ?

 

青葉さんは偉いのです。いろんなことを、よく知っているのです。でも私、暁ちゃんとか、雷ちゃんにも"あなた何も知らないのね~"って、よく言われます。

 

今まで、全然気にしていなかったのですが、やっぱりおかしいかなあ?

 

でも悩んでも仕方が無いのです。分からなかったら、目の前の人に聞けばいいのです。私は、お店の人に聞いてみました。

「あの・・・」

 

<<土産物コーナー:女性店員>>

 

「はい?」

カウンターの中に居た、女の人がそこから顔を出して太い声で答えたのです。私は背が低いので、ちょっと上から見下ろされているのです。あれ?この感覚・・・どこかの誰かに似ている気がするのです。あわわ・・・思い出せないのです。

 

でも今は、先に聞くことがあるのです。私は勇気を出して聞きました。

「"水木しげるロード"って、ここから遠いのですか?」

 

その女性は、一瞬、不思議そうな顔をしてこっちを見下ろしていました。私って、そんなに変な質問をしたのかなあ?でも、その人は、すぐに柔らかい表情に変わって、応えてくれました。

「あのね、この駅前の広場から、もうず~っと、水木ロードだよ。銅像があるだろう?見なかった?」

 

【挿絵表示】

 

「え!・・・あ、はい。ごめんなさい。ありがとうございました」

またまた、顔が赤く火照るのが分かったのです。恥ずかしいのです。思わず顔を下げて、自分の足元を見てしまいました。

 

でも、このままだと歩けないので、もう一度顔を上げました。すると、さっきの女性がニコニコして、私を見ていました。

「お嬢ちゃん、今日は一人?家族と来たの?」

 

あれ?さっきと印象が違うのです。私は慌てて答えました。

「あわわ・・・ひっ、・・・独りなのです。水木しげるロードは初めてなのです」

 

「あ、そう。でも、地元に居ても、そういう人って多いよ~。そうか、偉いねえ~」」

なんだか、妙に親切にイロイロ聞いてくるのです。だから応えるのです。

 

「境港市、ずっと住んで居たのに、ここは初めてなのです。ごめんなさい。今日は、お休みなので、お休みです。だから、初めてバスに乗ったのです。えっと、バスに乗ってきたのです」

あれ?私、何を同じ事を繰り返して言っているだろう?

 

慌てないで深呼吸しなきゃ・・・。私は小さく深呼吸しました。

「す~、は~、す~、は~・・・」

 

何となく、落ち着いてきたのです。

 

女性店員さんは、続けます。

「ふーん。でもそれ、この辺のセーラー服じゃないよね。よそから来たの?」

 

・・・せ、せえらあ服?この軍服のこと?

 

【挿絵表示】

 

「ち、違うのです。ずっと美保鎮守府なのです。いつも、鎮守府の前まで、青いバスが来るのです。あのバスに乗ると、どこへ行くんだろう~って、いつも思っていたのです。だから一度、乗ってみたかったのです」

あわわ、どんどん、変な方向に言ってしまうのです。

 

でも、その女性は、変な顔をしたのは最初だけでした。今はニコニコして話を聞いてくれているのです。あれ?この感じも、誰かに似ているような・・・。

 

なんだろう、だんだん、話が止まらなくなっていくのです。

「ホントは今日、お休みのメンバーは、軍用車で送ってもらえたのですが、ちょびっと、冒険してみたのです。時間とか、乗り方とか、大淀さんにも聞いたのです。でもやっぱり、青葉さんが良かったのですが・・・今は、司令たちとブルネイへ行っているのでいないのです」

 

・・・と、そこまで話したとき、その女性の表情が変わったのです。今までニコニコしていたのが、急に真面目な顔になりました。

 

あれ?・・・私、何か、まずい事、言っちゃったかな?急に、心臓がドキドキしてきたのです。

 

そのとき、誰かが私の腕を掴んで言ったのです。

「軍事機密漏洩罪で、お前を逮捕する!」

 

「はわわ~~~~っ!」

いったい、何が起こったのですか~~~?もしかして、憲兵さん?

 




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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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「みほちん」とは「美保鎮守府」の略称です。
「みほちん第4部」=「みほちんシリーズ4」です。
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