「艦娘グラフティ」(第4部)<電チャンと一緒>   作:しろっこ

37 / 60
やっぱり、お酒が入ると皆さん眠たくなるのです。でも霞ちゃんは起きていたのです。



第37話<宴の後>

「まぁ、砲台だけぇな。重たいわな~」

 

----------------------------

「艦娘グラフティ」(みほちん第4部)

 第37話<宴の後>

----------------------------

 

<<宴の後:お開きと、お手伝い>>

 

やっぱり、一番最初に寝てしまったのは島風ちゃんと連装砲ちゃんたち。次に、スゴイいびきをかいて、利根さんが”轟沈”したのです。

やっぱりというか、霞ちゃんは、顔は赤くなっているのですが、しっかり起きているのです。私は最初っから呑んでいないので、そのまま起きているのです。

 

「ワシも休むよ」

お父様も、ちょっと申し訳無さそうな顔をされて奥へ入られました。

 

お母様は、後片付けをしながら仰います。

「寝室があるけんな、後で運ぶの手伝ってやい」

(寝室があるから、後で運ぶの手伝ってね)

 

『はい』

私と霞ちゃんは答えました。

 

「まあ、こうなるわよね」

霞ちゃんが、他の寝ているみんなの様子を見ながら呟くように言うのです。

 

「……」

私は、これが当然なのか、そうでないのか、まったく分からないのです。さっきの霞ちゃんの言葉もちょっと気になりますが、もし私が霞ちゃんの昔のことを聞いても多分、分からないと思うのです。

 

お母様は食器とかススキとか、少しずつ片付け始めておられます。私たちも、お互いに「手伝おうか」といって、お手伝いするのです。

 

「だんだんね」

(ありがとうね)

お母様も仰います。そういえば、普通の家での”お手伝い”って、初めての体験なのです。作戦でも任務でもない、お手伝なのですね。

 

<<宴の後:お手伝い>>

 

それから霞ちゃんと二人で、利根さんを寝室へ運びました。でも霞ちゃんは、少し酔っているので、足元がフラフラして危ないのです。

利根さんは、やっぱり重たい上に、”くすぐったいのじゃ~”とかいって、暴れるので大変だったのです。利根さんを運ぶときに、霞ちゃんは、かなり酔いが回ってしまったようで、本当にフラフラになったのです。

それでも何とか寝室へ運びました。そこにはちゃんと、布団が敷いてあるのです。

 

「あんたらが、また来ぅと思ってな。買っちょいただわ」

(あなたたちが、また来ると思ったから、買って置いたんだよ)

 

「申し訳ないのです」

 

「ええだわ。あんたらが来てくれたら、ウチのも喜ぶけぇな」

(いいのよ。あなた達が来てくれたら、主人も喜ぶから)

 

「あ、ありがとうございます」

私は、その言葉が嬉しくて、頭を下げました。

 

今度は島風ちゃんなのです。でも霞ちゃんは、もうフラフラなのです。だから島風ちゃんは私が一人で運んだのです。

 

それから連装砲ちゃんたち。最初は、お母様が運ぼうとされたのですが、やっぱり普通の人には重たくて無理だったのです。

「なんだ?こげに重たいだぁ」

(なに?こんなに重たいのね)

お母様は、驚かれたのです。

 

「そうなのです。無理されなくて大丈夫なのです」

私はそう言って、すぐに連装砲ちゃんたちを運びます。

 

「まぁ、砲台だけぇな。重たいわな~」

お母様は仰います。

 

「そうなのです。だから利根さんや島風ちゃんは、もっと重たいのです」

その言葉に私とお母様は、なぜか可笑しくなって、思わず二人で笑ったのです。

 

夜は、ゆっくりと更けていくのです。

 




--------------------------------------
※これは「艦これ」の二次創作です。
---------------------------------------
サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
---------------------------------------
「みほちん」とは「美保鎮守府」の略称です。
「みほちん第4部」=「みほちんシリーズ4」です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。