「艦娘グラフティ」(第4部)<電チャンと一緒>   作:しろっこ

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夜中に一度、目が覚めた私は、ちょっと皆の事を考えたのです。そして、朝を迎えるのです。


第41話<そして、夜が明ける>

「今日も良い天気になりそうじゃの」

 

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「艦娘グラフティ」(みほちん第4部)

 第41話<そして、夜が明ける>

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<<寝室:未明>>

 

寝るまでに私と霞ちゃんとで、何かを話したような気もします。でも、何も話さなかったような気もするのですが、気が付くと私もいつの間にか一緒に寝てしまっていたようなのです。

 

ふと目覚めると、もう夜中でした。あれ?……私は霞ちゃんと抱き合うようにして寝ていたのです。でも、これもやっぱり、いつもの霞ちゃんらしくないので、何だか自分でちょっと微笑んでしまいました。

 

まだ秋なので、そんなに冷えませんけど。やっぱり夜中は、ちょっと気温が下がりますね。私は薄暗い中で、周りを見回したのです。えっと……利根さんは大の字で反対向きになっていたのです。私は起き上がると、利根さんの肌蹴(はだけ)た浴衣を直し、タオルケットをかけ直してあげました。

島風ちゃんを見ると、ちょっとエビのように丸まっていましたが、意外に浴衣はきっちりしていたので、そのままタオルケットをかけ直してあげました。連装砲ちゃんたちも、ちょっとバラバラしていましたが、意外にきっちりと島風ちゃんに寄り添うようにして寝ていました。さすがです、微笑ましいのです。

 

それから私は、時計をチラッと確認しました。

 

「まだ、ちょっと寝られそうですね」

心の中で、時間を数えながら、私はもう一度、霞ちゃんの隣に並んで布団に横になりました。

天井の常夜灯を見詰めながら、ふと夕方のテレビ中継に映っていた司令たちを思い出したのです。今頃、ブルネイに行った司令や祥高さんたちも寝ているのかな?みんな元気かな?……って考えていました。あ、そうか。ブルネイとここは、ちょっと時差があるのですね。そうすると、もう演習も終わったのかな?明日、鎮守府に戻ったら、大淀さんに聞いてみるのです。

そこまで考えて私は、ちょっと苦笑しました。霞ちゃんも司令部付きになっているから、霞ちゃんに聞けば良いのです。もしかしたら、そのほうが霞ちゃんも嬉しいんじゃないかな?何となく、そんな気がしたのです。

 

「うん、それが良いのです」

私は自分に、言い聞かせるように呟くと、そのまま、寝入ってしまいました。

 

<<早朝:起床>>

 

「いつまで寝ているの?早く起きなさい!」

やっぱり、霞ちゃんの声で、皆起こされたのです。

 

「早いのう~、今、何時じゃ?」

利根さんは、むっくりと起き上がります。

 

「0550、標準的よね」

霞ちゃんは、もう着替えているのです。さすがなのです。

 

「いやぁ、夏に来たときには、別に時間は決まっていなかったのじゃ」

利根さんは、目をこすりながら言います。

 

「ダメよ!司令の実家だからこそ、私たちが規律を示すのよ」

霞ちゃんは、相変わらずなのです。

 

「え~、でもぉ大淀さんも、何も言って無かったよ~。十分休んでいらっしゃいって」

島風ちゃんのこの言葉に、ちょっと怯んだ霞ちゃんでした。

 

「そうなのじゃ~、夏は司令も居ったが起床時間については、特に何も仰らなかったのじゃ。つまり、ここに泊まった際は、別に時間はいいのじゃろう?きっと?」

背中をポリポリかきながら、利根さんも追い討ちをかけるのです。髪の毛が、ちょっと跳ねているのです。

 

「……べ、別に、そんなんじゃないけど」

霞ちゃん、フライング気味なのです。

 

さすがに可哀想になったので、私は、助け舟を出したのです。

「でも、そろそろ起きたら良いと思うのです。今日は鎮守府にも戻らないといけませんし、司令のご両親にも、あまりご迷惑をお掛けするのも申し訳ないのです」

 

私の言葉を聞いた利根さんと島風ちゃんも、さすがに観念したようなのです。

「まあ、そうじゃのう」

 

「よし、起きるか!」

島風ちゃんの伸びに合わせて、連装砲ちゃんたちも一緒に伸びをしています。可愛いのです。

霞ちゃんも、そんな二人の様子を見て、ホッとしたような表情を浮かべるのです。その顔を見て、私もホッとしたのです。

 

利根さんが窓の障子を開けると、今日も青空なのです。あれ?ちょっと霧が出ているのです。

「霧か。今日も良い天気になりそうじゃの」

 

そうなのです。境港の霧は、好天の前触れなのです。

 




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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
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「みほちん」とは「美保鎮守府」の略称です。
「みほちん第4部」=「みほちんシリーズ4」です。
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