「艦娘グラフティ」(第4部)<電チャンと一緒>   作:しろっこ

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利根と電は、水木しげるロードを歩いていく。妖怪を見ていた電は、あることに気付いた。


第7話<妖怪と敵>

「妖怪って、何ですか?」

 

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「艦娘グラフティ」(みほちん第4部)

 第7話<妖怪と敵>

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<<水木しげるロード:まだ歩道>>

 

「おお、そうじゃ」

また利根さんから、一方的に、どんどん喋りだすのです。

 

「そういえば、怒って帰ってしまった霞じゃがな。さっき、大淀さんと通信して居ったら、無線機の後ろから膨れている声が聞こえてきたのじゃ」

ああ、霞ちゃんには、悪いコトをしたのです。冷汗が出ます。

 

「あいつも馬鹿じゃの~。吾輩のように最後まで我慢して、ここに残らんからじゃ。まぁ、任務を全う出来ない者は、ああなるのじゃ。まさに自業自得って奴じゃな、がっはっは~」

利根さんは、さっきから気持ち悪いくらい、上機嫌なのです。こういう場合の私は、どういう反応をすべきか考えてしまうのです。

 

歩きながら、利根さんは続けます。

「司令の母上に電話するのは、1500を過ぎてからで良いからな。それまでは、お主の希望する水木ロードを散策するのじゃ」

 

「は、はい・・・」

私はホントは、一人で散策したかったのですが・・・仕方ないですね。駆逐艦は、やっぱり単独で動くモノではないのでしょう。

 

私のそんな気持ちを察して下さったのでしょうか?利根さんが言います。

「おお、そうじゃ、そうじゃ。お主を巻き込んでしまったような形じゃ。今日のお昼くらいは、吾輩がご馳走するぞ」

 

「それは、嬉しいのです」

はい、これはちょっぴり嬉しいのです。さすが利根お姉さまです。

 

<<水木しげるロード:妖怪と敵>>

 

利根さんにまくし立てられて、全然見ていなかったのですが、水木しげるロードには、たくさんの妖怪の像が並んでいるのです。ただ、それだけなのですが、たくさんの人が歩いています。

お店も、たくさん並んでいて、お土産もたくさん売っています。でも、そのほとんどが、妖怪のものばかりです。可愛いのか、そうでないのか、よく分からないのです。

 

【挿絵表示】

 

「ナンじゃ、この妖怪は、生意気そうな顔が、霞そっくりじゃな。おお、こっちは髪が長くて、まるで五月雨じゃな」

私よりも、利根さんのほうが楽しそうなのです。でも、利根さんが喜んでいる姿を見ていると、私も何となく楽しいのです。

道路の両側は途中からアーケードになっていて、そこにもたくさんの妖怪の像が設置してあるのです。音楽とか、何かの効果音みたいな音がスピーカーから流れているのです。

 

私はふっと疑問が湧いたので、利根さんに聞いてみました。

「妖怪って、何ですか?」

 

「・・・」

突然、私が質問したので、利根さんはちょっとビックリしたようです。でも、考えているようでした。

そして言いました。

「あやかし・・・じゃな」

 

「あやかし・・・?何ですか?それ」

 

「吾輩にも分からん。そう思いついただけじゃ」

 

「・・・」

それ以上、追求するのは止めました。でも、いろんな妖怪を見ていると何となく、何処かで見たような気がしたのです。

 

「あ・・・、深海棲艦・・・」

 

【挿絵表示】

 

「何?どこじゃ!どこに居るのじゃ!」

利根さんが、慌てて周りを見回しました。

 

私は慌てて否定しました。

「ごめんなさい!違います、この妖怪たちを見ていて、思いついたのです」

 

「はぁ?」

・・・と、口を開けて、一瞬呆れたような表情をした利根さんでした。

 

でも、直ぐに真顔になって、もう一度、近くにあった妖怪の像をまじまじと見詰めています。

「そうじゃな・・・お主の言うことは、あながち間違っているとは言えぬ」

 

「はひ?」

私はてっきり、またバカにされるかと思っていたので、ちょっとビックリしたのです。でも、妖怪と敵が似ている感じがしたのは、本当なのです。それは、利根さんも同じように感じたようでした。

 

「そういえば、思い出した」

利根さんは、急に何かに気付いたようなのです。

 




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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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「みほちん」とは「美保鎮守府」の略称です。
「みほちん第4部」=「みほちんシリーズ4」です。
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