IS~現れたる神なる刃【凍結中】   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回はマドカのこれからの待遇とセシリアとシャルの話をしようと思います。まどかはまぁ自由にやらせる予定です。セシリアとシャルは起こられる系のイベントでも入れようと思います。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


第81話

 

 

第81話

 

俺と千冬姉にはマドカと言う妹が居ると言うのを知ったのは昨日でしかも殺されかけるという斬新過ぎる再会をした後。はやてさんにいろいろとされ

 

「一夏♪」

 

立派なはやてさんと同じブラコンになっていた。俺はマドカと手を繋ぎ(手を繋がないとすごく不機嫌になるから)食堂に向かっていたのだが……今IS学園は夏休み中で生徒が少ないのだが。全員が居ないわけではない

 

「織斑君の背中に女子が」

 

「なんとなく織斑先生に似てない?」

 

「もしかして妹とか!?」

 

その結論に至った女子達はあっという間に消えていった。近い内に妹の情報がIS学園に行き渡るだろう

 

「一夏。朝食はまだなのか?」

 

「あ。ああ……今食堂に案内する」

 

嬉しそうに笑うマドカの手を引きながら俺は食堂に向かって歩き出した

 

(きっと鈴とかも居るんだろうなあ)

 

マドカが挑発して鈴が魔王化して乱戦開始。それを考えると胃が痛くなった。見た目は可愛いのにどうして大人しくしてくれないのだろう?

 

「大丈夫。チビと似非侍と眼帯は私が潰す」

 

うん。その発言とかでもう胃が痛いよマドカ。もう少し柔らかい性格だと俺も安心なんだけどな……

 

見た目は小さい千冬姉で、目付きは千冬姉以上に鋭い。しかも好戦的と来た

 

(大丈夫かなあ?いや大丈夫だろう朝から喧嘩になるわけがないさ)

 

自分に言い聞かせるように食堂に向かいそこで俺が見たのは

 

宙を舞う茶碗に

 

閃光のように走るサバイバルナイフの軌道

 

そして机を叩ききった日本刀の一撃

 

飛び交う飛刀

 

(どこの戦場ですかここは?)

 

そう思わざるを得ない状況。しかも発端はマドカと鈴の衝突、そこから箒とラウラが参入しとんでもない事態になってしまった

俺は俺目掛けて飛んできた味噌汁のお碗2つを見つめて

 

(俺のせいか。俺のせいなんだろうなあ)

 

そんなことを考えながら頭から熱々の味噌汁(白味噌と豆腐の味噌汁)をかぶり

 

「あっちいいいいいいっ!!!しかもいてえ!」

 

どうも鈴の投げた飛刀の柄が額に命中したらしく、痛いのと熱いのを感じながらゆっくりと椅子から落ちながら

 

拝啓。居るかも知らない神様へ、俺はあんたにひとつだけ言いたい。あんた俺のこと嫌いだろ……俺はそんなことを考えながら意識を失ったのだった……

 

 

 

 

一夏が食堂で気絶している頃。龍也と千冬、そしてツバキは学園長室で

 

「IS教員の中にネクロが紛れている」

 

龍也君がそう切り出してきた。私は驚きながら

 

「それはありえませんよ。この学園の教員は私が直接選んだのですよ?」

 

元軍属や国家専属のIS整備士を選んでいる。そこにネクロが割り込むのは不可能だというと

 

「昨日の戦闘データです。IS学園通路で、なのはさん。フェイトさん。はやてさんが交戦したネクロです」

 

ツバキから差し出されたUSBメモリをPCに指し画像を確認して

 

「そんな馬鹿な。何故彼女たちが」

 

私が直接会って面接した3人の教師がネクロになり3人と交戦していた。信じられない光景に驚いていると龍也君が

 

「十蔵さん。あの3人の名前と国籍がわかりますか?」

 

「何を馬鹿な……ん?」

 

名前が出てこない。どこで面接した、何に特化しているかを聞いた、教師としての理想を聞いたはずなのに名前が如何しても思い出せない

 

「暗示を掛けられていたんですよ。記憶の刷り込みです、そして名前はその場その場ででっち上げ、暗示を掛けなおす。そうすれば自分の正体は知られない」

 

信じられない。いやネクロと言う超常の相手に私の常識が通用するわけがなかったのか

 

「それとIS学園のPCデータを調べました。複数のデータがコピーされた形跡があり、SSSランクの機密事項のデータもロスとしています」

 

千冬君の報告に顔を歪める。SSSランクは引退したIS操縦者や預けられている第三世代のISの回収や修理用のデータ。一級品の機密データぞろいだ

 

「そこで八神と話し合ったのですが。ネクロを罠にかけ一掃しそれと同時に教員にネクロのことを教えるアイデアがあります」

 

「いつの間に和解したのですか?」

 

確か龍也君と千冬君。いや千冬君が一方的に龍也君を嫌っていたはずだと思いながら尋ねると

 

「大事な事を思い出させてくれたので」

 

つき物が落ちたような顔で笑う千冬君に一安心していると龍也君が

 

「それに伴い。いずれ私からネクロについて話す機会を与えていただけるとありがたいのです。実物を見せれば信じるでしょうからね」

 

そう笑う龍也君。私ではどうやって話すか?と言うことで頭を抱えていた私には嬉しい提案だ。

 

「専門家にそう言ってもらえると助かります。よろしくお願いしますね。それで話は終わりですか?」

 

ネクロのことなら千冬君は必要なかったはずだがと思いながら尋ねると

 

「はい。私からお願いがあります。長い事別れていた妹がつい先日の襲撃者でした。ネクロによって洗脳されてようなのですが、八

神達がそれを解除してくれました。妹の在籍許可をお願いしたいのです」

 

真剣な顔で言う千冬君。情としては妹さんの在籍を認めたいが

 

「襲撃者というとあの悪魔のようなISですね。完全にネクロの洗脳は解けたと言えますか?凶暴性はないのですか?」

 

私の問い掛けに龍也君が

 

「問題ありません。こっちには精神操作系に長けたはやてが居ますからね。洗脳のほうは問題なく解除されています。凶暴性のほうは……千冬に似たようなものになっておりますが基本的には大丈夫です」

 

千冬君と同じと言うことは一夏君を病的に愛していると

 

「ふむ。それくらいならば良いでしょう。許可します」

 

一夏君にとっては自分の妹になるのですから千冬君と妹さんの2人の面倒を責任を持ってみてもらうとしましょう

 

「ではその手筈で進めておきますね。十蔵さん、じゃあ龍也君。ここからはネクロを誘き寄せる策を聞かせてもらいましょうか?」

 

「ええ。任せてください。そう言うのは得意なんですよ」

 

若干の黒い笑みを見て少し不安に思ったが、餅は餅屋と言うしここは龍也君に任せようと思い。龍也君のアイデアに耳を傾けるのだった

 

 

 

 

 

 

 

「いつまでそうしているつもりだ。セシリア」

 

私の部屋の前でそう声を掛けて来るヴィクトリアさんに返事を返さずぼんやりと窓の外を見つめる。ネクロに対する恐怖心は多少薄れたが今度は自分が死ぬかもしれないと思うと恐ろしくなった。誰だって死ぬのは怖い

 

(如何して箒さん達は戦うという道を選ぶことが出来たのですか?)

 

死ぬのは怖くないのだろうか?私は恐ろしい、実際に死ぬかもしれないという状況になって……

 

優しかった先輩がネクロになっているのを見て

 

(もう本国に帰ろうかしら)

 

代表候補と言う地位を捨てて本国で暮らす。それも1つの道ではなかろうかと考えていると

 

「ええい、いつまで鬱陶しいぞ!!!」

 

バーンっと勢い良く扉が開き驚きながら振り返ると

 

「ヴぃ、ヴィクトリアさん!?なんでISを部分展開してるんですか!?」

 

腕装甲だけを展開して扉を殴り開けたらしいヴィクトリアさんにそう尋ねると

 

「いつまでもぐだぐだして。鬱陶しいわ!いつもの自信満々のお前はどこに行った!!!」

 

一喝と相応しい怒号が部屋に響く。つかつかと私に近づいてきて

 

「何だその覇気のない顔は!それでも私と代表の地位を争ってきた人間か」

 

だいひょう……そう確かに私は国家代表になりたかった。だけど……今は

 

「セシリア。箒もラウラも目的を決めて進んでいる。お前はいつまでも閉じ篭っている?何もしなくて良いのか?後悔しないのか?」

 

後悔?何を後悔……そう言われて思い出すのはヴィクトリアさんと何度も何度も模擬戦をして、同じティアーズモデルの適正者として課せられた訓練の事だ

 

「ISはおもちゃじゃない。それは私達は嫌と言うほど理解していたはずだ。戦争になれば駆りだされるとも説明を受けたはずだ」

 

そうだ。初めてティアーズを手にしたとき本国のIS設計者と訓練を見ていてくれた指導官にそう言われた。力持つ意味を知りその責務を果たせと

 

「でも……私は怖いんです。死にたくない……ネクロになりたくない。私はもう戦えない」

 

ネクロ。あの存在を知ってから夜も眠れないし死とは何かと考えてしまう。自慢だった髪は少し艶を失っているし目の下の隈も濃い

 

パチンッ!!!

 

「泣き言はいい加減にしろ。セシリア」

 

頬を張られた事に気付くまで数秒掛かったが一気に頭に血が上り

 

「何をするんですか!真剣に悩んで「悩む?お前は逃げているだけだ」

 

ヴィクトリアさんの凛とした声がやけに耳に残った

 

「龍也の訓練に出た後みんな話している。ネクロは怖いって、死ぬかもしれないって。だけど自分達を狙って来るんだ抗う力は必要だ」

 

淡々と語るヴィクトリアさんは私の目を見て

 

「セシリア。逃げるな。誰だって怖い。それでもなお前に進もうとしている。いつまでも立ち止まるな、そんなことをしている間に皆は先に行ってしまうぞ。勿論私もだ」

 

おいていかれる私が?1人でいつまでもここにいて?

 

嫌だ……

 

死ぬのは怖い、だけどそれ以上にここIS学園で出来た友達を失うのはもっと怖い。1人はいやだ

 

「それに一夏には生き別れの妹がいたらしくてな。いまIS学園に居るがべったりだ。織斑先生といい勝負だなあれは、箒もラウラも鈴も邪魔されて面白くなさそうな顔をしていたな」

 

一夏さんの妹?……何故だろうはやてさんの顔を思い出すのですが……

 

「いつまでもこうしてるうちに代表候補から外され。想っていた相手も手が届かなくなる。それで良いのならここにいれば良い。ずっとな?だがお前はそんなにも弱い奴だったか?」

 

「ふふふ……ずるいですわね。そんなに焚きつけてどうするおつもりなのですか?」

 

私の負けず嫌いな性格を知っていてここまで言われて黙っていられるわけが無い

 

「別に?ただお前がどうしようがお前の自由だ。セシリア、ただ何もせず諦めるのはお前らしくないと想うぞ」

 

そういい残して出て行くヴィクトリアさんの背中を暫く見つめていたが、気付いたときには立ち上がり鏡の前に居た

 

「酷い顔ですわね。まずはシャワーと香水。それとメイクで隈は誤魔化すとしますか」

 

何もせずに負ける

 

何もせずに諦める?

 

そんなのは私ではない。いつまでも自室と自分の殻に閉じこもっていて随分と体が重く感じるがこの程度なら直ぐに治せる

 

「あそこまで言われて黙って引き下がる?隠れ続ける?ありえませんわ!」

 

今まで沈んでいた気分がなんだったのかと思う位気分が高揚している

 

「なぜなら私はイギリス代表候補。セシリア・オルコットなのですから!」

 

このまま引いてはオルコット家の名に傷をつける。確かにネクロは怖い、だけど皆それは同じだ。なら私だって抗って見せる

皆にできるのなら私に出来ないわけは無いのだから

 

 

 

 

 

「セシリアも元気になったみたいだね」

 

いつもより少しだけ濃いメイクをして掛けて行くセシリアの背中を見てそう呟く。実を言うと僕は大分前に答えを出して龍也に話に言っていた。僕は龍也の言う事は正しいと思った、だけど僕と龍也の最大の違いは

 

(僕は自分の護りたい者だけ守れれば良い、そう一夏だけを……)

 

僕は一夏が大事だ。そして何より愛している、だから彼を護るだけの力があれば良いと思っている。と龍也に言うと龍也は楽しげに笑いながら

 

「信念があればそれは正しいとも言える、シャルロットのあり方は歪んでいるがそれ以上に正しい」

 

褒められているのか窘められているのか良く判らないがとりあえず褒め言葉として受け取っておくことにした。ちゃんと話もしたのに何故僕がまだ自室に閉じこもっているのかと言うと

 

「まだまだなんだよねえ」

 

前のネクロとの戦いを見て思った。僕は器用貧乏でこれと言うのはラピッドスイッチくらい、こんな状態では一夏を護る事なんて出来はしない。そうなのはさんに相談したらこれをくれた。小星型12面体の奇妙な形をしたボックスだ

 

(シャルロットは器用貧乏じゃなくて自分の力の使い方を理解してないだけだよ。広い視野で周りを見れることを覚えてみたらどうかな?)

 

魔法使いの基礎能力の高速マルチタスクの練習に使えるそうで、1つの面を押すと発行し、12個の面の別の2箇所が光り、そこを押すと3箇所が光る。それをどんどん押して全部を点滅させれるらしいのだが、星の形をしていてしかも面が細かく分かれている

推し間違えるとぶるぶると震えて失敗と言うことを教えてくれる

 

「これ本当にクリアできるのかな?」

 

複数の面を同時に把握し光っている部分だけを押す。これは同時に複数の面を把握しないと出来ない

 

「これをクリアできたらマルチタスクを覚えれるって言うのも納得かな?」

 

正確にはこれをクリアするのがマルチタスクを覚える第一歩とのこと。

 

「早くクリアしないと」

 

僕のISは世代的には第2世代。幾ら改造しても第3世代とは能力的には劣る。ならば操縦者の錬度を上げるしかない

 

「そう僕が一夏の力になるしかこれしかないんだから」

 

一夏のためにもっともっと力をつける。だから僕が一夏に会いに行くのはちゃんとこれをクリアできるようになってから。一夏の妹がいると言う話は聞いた確かに気になるけど、今は少しでも早く完全なマルチタスクを覚える

 

「直ぐにまた会いに行くからね一夏♪」

 

姉妹でブラコンなんて流石は姉妹と言う感じだが、法律上あの2人の思いが叶う事はない、だから焦ってことを動かす必要は無い

 

「勝つのは僕だよ。ブラコンども」

 

そう呟きながら多面体を触ったのだが自分でも驚きのスピードで面を光らせることが出来た。やっぱり思いの力が一番強いんだなあと再認識しもう1度多面体の面を全て光らせる事に挑戦するのだった

 

 

 

 

 

 

 

はやてとの話し合いは私にとって大変有意義だった。私は一夏と姉さんを憎む事で生きてきたがそれは本当は強すぎる愛情の裏返しなのだと。私はそこまで思いつめるほど一夏を姉さんを愛しているんだと諭すように教えてくれたはやて。最初は何だこいつは思ったがはやてはすごくいい奴だった

 

「はやて。一夏ともっと仲良くなるにはどうしたら良い?」

 

「そりゃ勿論妹って言う立場をフルに使って甘えまくれば良いやろ?」

 

IS学園のカフェテラスで私はコーヒー。はやては紅茶を片手にそんな話をしていた

 

「甘える……具体的にはどうすれば良い。私と一夏の出会いは最悪すぎた。それを挽回する手が知りたい」

 

ネクロのせいとは言え姉さんと一夏を殺したいと思っていた自分が恥ずかしい。血を分けた兄姉を手に掛けようなんて正気の沙汰ではないのだから

 

「うん。確かに出会いは最悪やったけどそれは幾らでも挽回できるで?私の妹も最初兄ちゃんを攻撃しようとしてたからな。でも今は大丈夫や。兄ちゃんにべったりの可愛げMAXの妹になってるから」

 

そう言う話を聞けると心強い。挽回できるかもしれないと前向きに考えることが出来るからだ

 

「それはどうすれば良い?」

 

まずは最初の悪印象を取り消すことが大事だ。一夏に嫌われては元も子もない

 

「まずはあんまり喧嘩しんこと。喧嘩するなら一夏のいないところでやな。喧嘩は見てるほうが嫌がるから」

 

購買に買った手帳にメモをしていく。残念な事に手持ちのものは何一つないのでIS学園の制服と安くて少しサイズの合わない下着で我慢しているが近い内に買いなおしたいと思いながらシャーペンを走らせる

 

「次に邪魔者を近づけさせないことを考える。1人だと難しいから千冬と2人で一夏を覆ってまえば良い。無論箒とかが邪魔してくると思うけど。マドカが攻撃に出んければ良い」

 

ふむふむ喧嘩をしないことで一夏の好感度を下げないと、それは大事な事だな。書いた後に赤い丸をつけて大事な事と言うマークをつける

 

「それとな~ぴたーってくっついたりして全身で好きって言うのを表現したらいいんよ。抱きつくとかは効果的やね」

 

だ、抱きつくか……一瞬自分の胸を見る。鈴以上であるのは間違いないが大きいというわけではない、はやてと同じようにバランスの良いといやつっぽい

 

「胸とかは気にしないで自分が好きって言う気持ちを伝えるんよ。抱きついたり、甘えてみたりしてな?お兄ちゃんって言うのは妹に甘えて貰えると嬉しいもんやで」

 

「甘えるというのは具体的にどうすれば良いんだ?」

 

甘えたことがないから判らないというとはやてはにっこりと笑い

 

「抱きついてみたり。背中に寄り添ってみたりすれば自然と体が動くって。妹はおにいちゃんに甘えたいものなんやで?難しく考えないで感じたままに行動すれば良いんよ」

 

感じたままに一夏への感情表現をする。それはそれでなんとなく気恥ずかしいような気もするがそれも良いのかもしれないとおもっていると

 

「私のとっておきの甘え方を教えてあげるわ」

 

にっこりと笑い私に耳打ちしてくるはやて。その話を聞くたびに耳が赤くなり顔が火照ってくる。

 

「そんなことをしても大丈夫なのか?」

 

「だいじょーぶ♪だいじょーぶ♪私も良くやるし心配ないで」

 

はやてがそう言うのなら多分大丈夫なのだろう。そして挑戦するだけの価値がる作戦だった、今朝の食事の誘い方もはやてが教えてくれた。(部屋の前でぽつーんとたっていて一緒にご飯を食べたいと上目目線)一夏の反応が凄く良かった、多分今回も大丈夫なはず

 

「というわけや。頑張ってなマドカ」

 

そう笑って私の肩を叩くはやて。初めて出来た同姓の友人は私にいろんなことを教えてくれるとても素晴らしい人だった

 

「さてでは必要なものを買いに行くか」

 

はやてが教えてくれた作戦を実行するには如何しても必要なものが2つある。私はそれを買うために再度購買に向かって歩き出したのだった

 

 

 

 

その頃シェン達はアリーナの仲の休憩所で

 

「これで生徒同士の模擬戦で私は7連勝だね」

 

手帳に記されている模擬戦の記録を見ながら言うと弥生さんは

 

「あたしは9連勝だな。いい調子過ぎて怖いな」

 

スポーツドリンクを飲みながら弥生さんと話しているとノートPCを叩いていたクリスさんが

 

「それは当然の結果。これを見て」

 

そこに映し出されていたのは2本のグラフそれを見ながら

 

「これなに?」

 

上と下でかなり数値が違うみたいだけど何のグラフだろうと思いながら尋ねると

 

「入学当時と今の戦闘能力の簡易測定結果。龍也の訓練を受けてから爆発的に数値が伸びてる」

 

クリスさんの言葉を聞いて驚きながら自分の数値を見てみるが

 

「これを見ても上がっているって言われてもなんかしっくり来ないな」

 

「うん。私もそう思う」

 

棒グラフだから良く判らないというとクリスさんはそれならと言ってキーボードを操作して別のグラフを呼び出す。そこにはここのスキルの比較が書かれており。

 

「本当だ。近接とか凄く上がってるみたい」

 

「あたしもだな」

 

近接や空間把握の数値が倍くらいになっているのがわかる。へーって感心しながら見ていると一個だけ下がっている数値があり

 

「あのさ。私なんか技能の数値だけ下がってるだけど」

 

近接戦闘とかのスキルは上がっているだけど操作の技術が下がってるというとクリスさんは

 

「だってシェンはつっこんで叩き伏せるだけ。むしろ防御とか気にしてないから」

 

そう言われるとよけれるようになったからそんなに防御を気にしてなかったような気がする。弥生さんは防御とかのスキルが上がってるのに

 

「まぁそう気にするなよシェン。攻撃力で突破って言うのもいいと思うぞ?」

 

攻撃は最大の防御って言うしなって言いながら私の肩を叩く弥生さん。だけど皆数値が上がってるのに私だけ能力が下がっているというのはどうにも納得できず

 

(今度の訓練ではもっと防御とかのやり方を聞いてみよう)

 

そう決意をあたらにし防御とかを教わろうと心に決めたのだがいざ訓練を始めると攻撃ばかりに意識が向いてしまいどんどん防御のスキルが下がっていくのだが。気がついたときには既に遅く私はISの防御力を生かした一撃必殺のスタイルが完全に癖になってしまうのだった……

 

 

第82話に続く

 

 

 




次回は今回の最後のはやてとマドカの話し合いの末で決まった策略を実行。そしてIS学園の教員がネクロを見ることをやりたいと思います。あとはネクロか束視点の話のどちらかを入れたいと思っています。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
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