こんにちは、俺だ
あの女顔事件から一週間たった。
俺はあまりにショックだったので結局犬の姿でいる
それを見るといつも菊さんが哀しそうな顔をするが俺の知ったことではない。
てか、あんたのせいでしょ。
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「ねぇ、犬さん。貴方これからどうするの?」
「へ?急にどうした?ていうか意味わからん」
「いや、そのままの意味よ」
んん?どうゆうことだ?
これからどうする?って自分の今後の予定か?
「昼はいつも通り修行するけど...」
「いや、そうじゃなくてね。これからってのはもっと大きな範囲で、広く」
「え…?急にどうしたの?熱でもあるの?」
「ないわよ!...まぁ、もうめんどくさいから正直に言うわね」
...?
何を菊さんは急に迷っているんだ?
いつも通りビシッと菊さんらしく言えばいいのに...
「はぁ、落ち着いて聞いてくださいね」
「...はい」
「最近ここらへん一帯の妖怪が消えています」
「...ん?ちょっと待って、どうゆうこと?」
「そのままの意味です。消えるんです、灰になって」
ちょっと待て別に妖怪が強いといって支持するわけでは無いが...それでも妖怪は妖怪だ
灰になるだなんてどうやろうが難しいだろ
吸血鬼化お前らわ、ってそうじゃなくてだな...
「それって同族同士のけんか?」
「それが分かれば貴方にさっきのような質問はしません」
「...あぁ、あのこれからどうするかってやつか」
「そうです、原因が分かれば私が潰しに行くのですがこれと言って証拠もなくて目撃したものは恐らく全員消されています。」
「てことは、俺を心配してくれたのな」
「当たり前ですよ...家族なんですから」
...家族!?
俺らは家族だったのか...?いやまぁ、確かに菊さんは俺にとって母みたいな存在ではある
改めていわれると照れるな...
「堂々と言わないでくれ...恥ずかしい」
「何言ってるんですか!恥ずかしくないですよ!」
「分かった!分かったから!本題に戻って!」
「えぇ…まぁ、良いですよ。それでですね、ある程度の妖怪が消えていることからその敵はどうやら私たちも簡単に殺せるようなのです」
「何を根拠に...」
「犬さんだって知ってますよね?ここら辺の妖怪がそこまで弱くはないことを、まぁ強くもないですけど」
「そりゃあ、菊さんの縄張りだしね」
「...え?そうなんですか?」
「え?違うの?」
「えっと、それはどこ情報でしょうか」
「ここら一帯の妖怪たちが皆言ってた」
紛れもない事実である。
つい最近近くにいた鳥の妖怪と話をしていたら教えてくれたのである。
「ここはあの鬼の菊さんの縄張りだからね、安心して過ごすことができるよ」
って言ってた。
まぁ、菊さんならありえるかなって俺は思ってた。
でもどうやら本人は自覚というかそんな気はなかったようだ。
まぁそりゃ山の頂近くにある洞窟の中に堂々と一匹鬼が住んでたら大将か何かと勘違いしそうだよね
俺なんてめっちゃ怖くて威嚇してしまったし...
「まぁ、それくらいですね」
「成程」
「まぁ、犬さん位の足の速さがあれば軽く振りきれるでしょうがね」
「てか、妖力を極限に抑えて犬っぽく歩いてたら分からなさそうだが...」
「あ、いいですねそれ」
思いついた通り自分の妖力をできる限り抑える
今は多分2%位、普通の人が見たら犬だなーって感じで
勘のいい人が見たら、ちょっと妖怪化してきてるかな?って感じだと思う
まぁ、自分の事なんでよくわかんないんですけど
「それで俺にここから離れてほしいと...」
「そうです、できる限りというより絶対に貴方には生きていてほしいですから」
「だからそう言うことを簡単に言うなって!」
「...かわいい」
「うるさい」
「まぁ、兎に角近日中にはここをできるだけ離れてください。何か嫌な予感がするので」
「...わかった。菊さんの頼みだしな、断れるわけがないさ」
「......ありがとうございます」
「いいよ、その代わり俺が返ってくるときはここにいてくれよな?」
「えぇ!待ちます!ここで!」
「それでどれくらいお出かけしてればいいんだ?」
「多分半年くらいですかね...」
「む...結構長いな...まぁ、別に会えないわけじゃないんだ。そこまで悲しむのも柄じゃないしパッと行こうか」
それから洞窟の中で俺と菊さんは一緒に懐かしき記憶、思い出を語り合った
その時間はとても永く、そして直ぐに過ぎ去った...
日が昇るころには菊さんは疲れたのかかわいらしい寝顔を俺に見せてくれた。
こんな幸せな場所から半年離れるのだ、少し寂しいな
まぁ、俺がこんな調子じゃダメだろうし気合入れていかなきゃな
そう言いながら俺は小さく菊さんにお礼と別れを告げ洞窟をでた
そしてもう一度振り返り...俺は
「行ってきます...」
と小さな声で呟いた
山が俺の出発を祝福するかの如く騒めいた
耳元では風の囁きも聞こえた
俺は自然に体を任せながら山を下りた
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俺は洞窟を出て山を下りたが、一番初めに目指した場所なんてものは無かった
だって俺は犬になってから一度も山を出てないから
そして最近知ったが...
やはり俺はあの時死んでいたらしい、明確には覚えてないが菊さんが前この時代の背景を教えてくれた。
今はまだ猿がわらで家を作ってるらしい
多分その猿とは人間の事だ。
何故菊さんが人間という言葉を知らないのか気になって来たら、人間がまだ訳の分からない言語を話しているからだという。
正直俺も何言ってるかわかる自信ない
まぁ、とりあえずその人間のいる方を目指していきますかな!
目的地を決めた俺は足早にその場を去った
「で、どっちだ」
方向なんて知らなかった。
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同時刻洞窟にて
「え?犬さんもうでたんですか!?近日中でいいって言ったのに!早すぎますよ!」
一人の鬼が悲しみの声を洞窟の中で上げていた
その声はどこか悲しいような、安心したような感情の混ざり合った声だった
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現在人間の集落を見つけた
集落といっていいのだろうか、というより菊さんに騙された感が否めない
何故かってそんなの簡単さ、この村には猿もいなけりゃわらの家もない...
しまいには...
俺が住んでいた町そっくりのものが広がっていたのだから
「え?藁のお家は?」
そんなことを言い俺は町の中へ入っていった...
今回少し書き方を変えてみました
前のほうが良いか今のままでいいかコメント下さるとうれしいです