ソード・アート・オンライン 〜理想の中の現実〜 作:DQkzk
文字数の関係で中途半端になっていますがそこはご容赦を
「することねーな。」
俺は今、宿の一室にいる。窓の外で客を待っているネズハを見張りながら1人ごちる。アスナとキリトはというとアルゴにとある情報を流してもらうため今は出かけている。俺の仕事は今のところ、ネズハとブレイブスが仲間だという証拠を抑える為待機。なので今は暇。ただ待っていても仕方がないのでストレージやスキルの整理をしながら計画に不備がないかの確認を脳内で行った。
そんなことを小一時間ほどしていると部屋のドアが開き、キリトとアスナが入ってきた。
「情報の件は大丈夫だ。後、頼まれていた物買ってきたぞ。」
俺はキリトのストレージの中を見て、確認。
「おぉ、サンキュー。代金はこれな。それは持っといてくれ。それと見張るの任せた。動いたら連絡くれ。
………じゃ、ちょっと出かけてくるわ。」
そう言い残し、誰にも有無を言わさず俺はそのまま部屋を出て、全速力でフィールドにかけていった。
「「…………………は?」」
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「………逃げられたわね。」
「ハハハハ…」
アスナが苦々しく言う。俺も乾いた笑いしか出てこない。
要は面倒事を押しつけてアルスはこの場から逃げたということだ。……帰ってきたらアスナにボコられるなアルス、と心の中で黙祷を捧げた。
「まぁ今はアルスに言われた通りにしようぜ。結局何も出来ないんだし。」
アスナは渋々頷きながらも不満があるといった程だ。
「…アルス君には借りがあるしね。なんだかんだで何か収穫を持ってくるでしょ。」
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一方その頃、
「ヒィャッハァァァァァ!」
俺は奇声をあげながらモンスターを狩っていた。顔を愉悦に染めながら…
「遅い、遅いわぁぁぁ!」
悪役さながらのセリフを吐きながら、敏捷を生かして敵を屠る。ヒットアンドアウェイで止まることがないように動き回る。お陰でいつも以上の効率で狩れた。
それから30分後、あらかた狩りつくして落ち着いた俺は周りを確認し、誰もいないことがわかるとしゃがみこんだ。
…
……
………
…………
(うわぁぁぁぁぁぁぁァァァッ!やっちまったぁぁぁぁぁぁ、なんだよあのテンションおかしすぎだろ…あれ見られていたら恥ずかしさで死ぬぞ俺。しかも壊れるくらいストレス溜め込んでいたってやばいな。定期的に発散しよう、じゃないとさっきみたいな悲劇が……)
そう考えて俺は身震いをした。だめだ、気持ちを切り替えないと。まず俺は自分がどこにいるかを確認した。どうやら迷宮区の前らしい。当初の目的地まですぐ近くだ。俺は高ぶる気持ちを抑え、ゆっくりと迷宮区に踏み込んで行った。
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「強化の依頼はまだないみたいね。」
アルスが出て行って(逃げて)数時間がたったが未だに誰も強化の依頼をしていない。
「これはアルゴに流してもらった情報が効いているな。」
そう、アルスがキリトたちに頼んだことはアルゴに【ネズハの店は強化の成功率が低い】という情報を流してもらうことだ。
「まだわからないわ、これから来るかもしれないし。」
「そうだな。」
そう返事をすると同時にドアが開かれた。入ってきたのは勿論アルスだ。何故かかなり疲れた表情をしていた。
「どうだ?何かあったか?」
声にはそんなことおくびにも出していないが表情は取り繕えていない。余程のことをしてきたんだろうなぁ、と思いながら答える。
「メンテや武器の売り買いはあったが強化はない。……それよりも何でそんなに疲れてんだ?」
「んぁ?……あぁ、迷宮区に潜ってボス部屋までマッピングして戻ってきた。だから動きがあるまでそこで「アルス君?ちょっといいかな?」…………はい」
話しながらアルスが寝ようとベッドに体を向けるとそこにはアスナが笑顔で怒気を孕んだオーラを出していた。そのオーラに逆らえられる筈もなくアルスは素直に従った。
「アルス君、正座。「いや、それは…」正座。」「はい……」
アルス泣く泣く正座。
「ねぇ?なんでそんな無茶したの?君は自分の身の安全を考えてるの?だいたい………
1時間後………
それにこんなので済んだのはいい方よ。もしかしたら……」
アスナの説教は終わることを知らなかった。もう一時間もたっているのにアスナの口が休まることがなかった。アルスなんてもう放心状態になってる。
「もういいんじゃないか?そろそろ動きがありそうだし。」
俺もさすがにあれは可哀想だと思ったため話を中断させようとした。
「………まだ言い足りないけど仕方ないわね。アルス君、
もうこんなことしないこと。わかった?」
「ハイ、ワカリマシタ。ニドトシマセン。」
(うわぁ、相当参ってるな。これはやばいぞ。どうするか……早く寝かせよう。)
「アルス少しの間でもいいから寝といた方がいいぞ。」
アルスは何も言わないまま、ベッドの上で横になって寝た。返事も出来ないほどだったらしい。
「さて、まだ何も起きていないけど『ゴーン、ゴーン……』っと、8時か。ネズハが店じまいをする時間だ。」
時間を確認するとそのまま外に出て尾行しようと思ったが一つ問題があった。この仕事はアルスがする予定だったのだが今は泥のように眠っていて揺すっても全く起きる気配がない。寝かせておいてやろうかと思ったがそれだとアルスが怒るかもしれないし、失敗する恐れがある。
「どうする?」
俺の心の中の葛藤の内容を含めた質問でアスナに問う。
「今すぐに尾行しましょう。アルス君は置いて行きます。」
アスナはなんの躊躇いもなく答えを出した。この決断力はすごいなと感嘆するとともに賛同する旨を伝える。
「わかった。それじゃあ行こう。」
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俺たちはネズハを尾行して着いた先はとある酒場だった。恐らくネズハの仲間がそこにいるのだろう。記録結晶でネズハの仲間を撮りたいところだが俺やアスナがやったら間違いなくバレる。元々ハイドスキルをあげていたアルスならなんとかなるかもしれないが。
「俺たちじゃ無理だな。やっぱりアルスを……」
起こして連れてこようと言いかけたところでアスナがウィンドウを操作している事に気付いた。今何か出来ることはない筈だが。
「アルゴさんに依頼したわ。返信が来るまで『ピコン』って来たわね。………今からここに来るそうよ。」
(なるほど!アルゴがいたか。でもコルがバカにならないだろうな……)
5分後……
「ヨウ、キー坊にアーちゃん。今日はどうしたのかナ?」
そう言いながら急にアルゴが背後に現れた。俺は少し驚いて「うぉっ!」という声を出してしまった。
「あの酒場にいる人たちの写真を撮ってきて欲しいんです。どうしても欲しいので……」
アスナがそう言うとアルゴは目を丸くした後ニャハハハ!と笑い出した。急な出来事に俺とアスナは驚いているとアルゴは「ゴメンゴメン」といい、目尻に溜まったものを拭っていた。
「いやぁ、まさカアル坊の依頼がこれだったとはナ。オネーサン正直驚いたゾ。」
「アルスから依頼を受けていたのか?」
「そうだヨ、内容までは知らなかったけどナ。」
じゃあ何故?と心の中で思ったがそこはアルゴだ。なんとかなるだろうしむしろコルを取られる。
「じゃあ話は早い。頼んだぞアルゴ。」
「オレっちに任せておきナ。終わったらメッセ送るヨ。」
そう言って酒場の方に向かって行ったアルゴを見送り、俺たちは宿屋に戻った。
口調がうまく出来なかったのでおかしいところがありましたらお教え願います。