ソード・アート・オンライン 〜理想の中の現実〜   作:DQkzk

15 / 22
どうもすいません、テスト期間で全くかけませんでした。まぁ、テスト返ってきたんですけどボロボロで赤点を取るという情けない結果てしたけど…しかも出された課題が鬼畜すぎて泣けてくる。


第2層ボス戦前半戦

俺……キリトはボス部屋に向かって歩いている。攻略に参加する全員で行くはずだったがそこにアルスの姿が無く、『逃げたか。』や、『卑怯者なんだからボス攻略なんて危険なことはしないか』などの陰口をひそひとと話している奴らがいた。殴り飛ばしてやりたい気持ちにかられたが、必死に我慢する。

(アルスはきっと来る。)

そう信じて俺は今持っている怒りから目を背けた。

 

歩くこと30分、漸くボス部屋の前まで着いた。やはりと言うべきかアルスはいない。

 

「みんな、確認した注意事項をしっかり頭に叩き込んでおくんだ。」

 

先頭にいたリンドがこちらに振り向き、ボスについての確認をしている。

 

「……それじゃあ行くぞ!」

 

「「「「おぉー!」」」」

 

リンドの掛け声と共に周りの奴も雄叫びをあげながらボス部屋に突っ込んでいく。俺たちもそのあとに続いて入っていった。

 

 

 

 

ボスの名は《バラン・ザ・ジェネラルトーラス》、その取り巻きの名は《ナト・ザ・カーネルトーラス》、俺たちの相手はナト・ザ・カーネルトーラス通称ナト大佐だ。

 

俺は今回エギルのパーティーに入っている。エギルと他の仲間がタンクを務めて、俺とアスナが攻撃をするという役割だ。基本的にはソードスキルと状態異常に気をつけていればさほど問題のない相手だ。

 

さほど時間もかからずにHPの半分を減らした。行動もワンパターンだから少し余裕が出てきたので、俺は少しボスの方に視線をうつした。彼方の方は5段あるうちの2つが削れている。これならこのまま順調にいけば犠牲者ゼロで倒せるだろう。

 

「ナミングくるぞ!」

 

その声で俺は目の前の敵に視線を戻すと、既にプレモーションに入っていた。

 

(まずい!)

 

そう思い、急いで後方に回避して効果範囲外に出ようとするが逃げ切れず、僅かに当たった。

 

(くそっ)

 

自分のステータスに麻痺がついているのをみて心の中で愚痴る。そんな俺を見てアスナたちが俺に攻撃がこないようにタゲを取っている。俺が麻痺になったせいで少しバランスが悪くなっている。後悔と同時に麻痺のせいですぐに戻れない歯痒さで少し焦る。

 

麻痺が消え、俺が戦闘に戻るときにはもう残り2段になっていた。一度味方が麻痺になっていることからナミングへの警戒心がより強くなった俺たちは対処を間違わず、敵を攻撃していく。

 

ナト大佐のHPバーが残り1段の半分まで減らした。そこで俺はpodを飲むために前線を離れた。HPが回復するまでの間、俺はもう一つの部隊が戦っているボスの方を見た。あちらもちょうど残りの1段の半分を切ったところだ。あちらから雄叫びが聞こえる。

 

(さっさと倒そう)そう考えて戦闘に参加しようとするとほんの少しの違和感に脳が刺激される。

 

(そう言えば一層はβテストの時から少しだけ変更があった筈なのに今回はここまで何も変わっていない。……一層は(ロード)だったのに今回は……)

 

「どうした?考えことなんかして」

 

誰もいなかったはずの後ろから声がして俺は驚き、身構える。だがその姿を見た瞬間安堵の息を漏らした。

 

「アルス!お前、どこ行ってたんだ!」

 

そこには灰色のフード付きマントを装備した短剣使いが立っていた。

 

「悪い、ちょっと用があってな。……それより《アレ》は全員知ってんのかよ?」

 

そう言いながらアルスが部屋の中央付近を指差した。俺が振り返るとそこには天井に届きそうなくらい大きいトーラスが立っていた。

 

《アステリオス・ザ・トーラスキング》、それがこのフロアの真のボスだ。

 

俺はアルスから声がかかるまで、そいつをただ呆然と見つめていた。

 

「やっぱり遅かったか……キリト!俺はあいつのタゲをとってお前らに近づかせないようにする。その間にお前は他の二体を倒してくれ。」

 

「待て、アルス!一人じゃ無理だろ。俺も一緒に「ダメだ。お前はアスナたちを助けるんだ。じゃないと巻き添えを食らうことになる。それに俺のスピードについてこれないだろ。」……わかった、だが無理はするなよ」

 

アルスは俺の言葉を聞くと返すことなくトーラスキングへと向かっていった。アルスの言った通り、俺じゃあ追いつけないスピードだ。俺も急いでアスナたちのところへ向かう。

 

俺が合流した時にはナト大佐のHPは既に残り1段の4分の1まで削られていた。あと1回の総攻撃で倒せるぐらいの残量だ。

 

「みんな!次にナミングがきたら俺が隙を作る。その隙に攻撃をしてくれ。」

 

「「了解‼︎」」

 

ボスが何回かの攻撃のあと、ナミングのプレモーションにはいるのを確認した俺はすぐに《ホリゾンタル》のプレモーションにはいり、ボスのに向かって放つ。タイミングどんぴしゃで当たり、俺とボスがのけぞる。

 

「今だ!」

 

俺の叫び声と同時に一斉攻撃を仕掛ける。アスナやエギルなどが渾身のソードスキルを浴びせるが数ドット残った。俺はポーチからピックを取り出しシングルシュートを浴びせる。それにより、HPは完全に削られ、ナト大佐は爆散した。

 

ナト大佐は中ボスだったらしく、LAが表示されたが俺はそれを気にも止めず硬直が解けるや否やバラン将軍の元へ駆けていく。それに気付いたアスナがすぐに追いついてきた。

 

「なんでそんなに急いでるの?」

 

「新たなボスが現れた。アルスがタゲをとっているが時間の問題だ。」

 

「!!」

 

アスナはとても驚いていた。ボスが現れたことか、アルスがきたことか……恐らく両方か。

 

「だから早くバラン将軍を倒してアルスのところへ向かうんだ!」

 

「解った」

 

俺たちは全力で走る。後ろからエギルたちが追いかけていることに気付き、俺はこれからやることを伝えるため全員に聞こえるよう大声で叫ぶ。

 

「俺がディレイさせたら全員でソードスキルを打ち込んでくれ!」

 

俺の声が周りに届いたかはわからない。だが確認する時間はない。

 

俺はボスの前に躍り出ると、全力で走った力を利用してジャンプする。ジャンプが放物線の頂点に達したところでさらに突進系のスキル、《ソニックリーブ》を発動させ、一気にバラン将軍に斬りかかる。狙うはトーラス族の弱点である額の真ん中だ。ソニックリーブは見事に命中し、ディレイさせる。

 

それを確認したアスナたちは次々にソードスキルを浴びせる。だがまたもさっきと同じように残り数ドット残っている。

(またかよ‼︎)

俺は空中で体勢を整え、ピックを取り出しシングルシュートを放った。それがボスの弱点である額にあたりHPは完全に消え、爆散した。

 

またLAの表示が出たが無視をして着地すると同時にアルスのところへ走り出す。アスナ、エギルたちもそのあとに続く。そんな俺たちを見て何をしているんだと思った者はみな、俺が走り出した方向をみて息を呑む。漸く事の深刻さに気付いたらしい。そんな奴らを気にも止めずにそのままかけていった。




どっから入ろうか悩んでいる……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。