ソード・アート・オンライン 〜理想の中の現実〜 作:DQkzk
ログアウトボタンを探している中、鐘が鳴り青い光に包まれた俺は驚き思わず目を閉じた。
目を開けるとログインしたときに最初にはいる町の広場にいた。
周りから「なんなんだ」「どういうことだ」などという言葉が聞こえてきた。その声に反応して辺りをみまわすとなんとこの広場にログインしている全プレイヤーが集められていることがわかった。
みんなが騒ついている中、赤いフードをかぶった顔なし男が現れた。
そいつは茅場と名乗り、そいつが言うにはこの世界で死ぬと現実世界でも死ぬ。外部からの強制脱出は不可能。そして唯一脱出する手段としてゲームをクリアすること。
まぁ100層あるから当分出られない。やはり周りからは
「ふざけんな」「早く出せ」などの声が上がっている。
そんなかでクラインが
「キリト、アルス。こんな話ありえねぇよな?これは何かオープニングセレモニーみたいなやつだよな?」
たぶんクラインもこれが現実だとわかっているんだろう。だが怖くて必死に現実から目を背けているんだ。
「それはないだろうな。茅場の言っていることは全て真実だ。」
「それにもうあいつの言葉だけが外部の情報がもらえる唯一の機会だからな。」
キリトと俺がそう言うとクラインは呻き声をあげてうつむいた。
その後茅場はこの世界がこうなった理由を説明し、「プレゼントを送っておいた。受け取ってくれ」と言った。俺たちはアイテムストレージの中を探した。すると手鏡というアイテムが入っていた。たぶんこれがプレゼントだろうなと思いつつ、アイテムストレージから出して手鏡を覗き込んだ。すると俺はまたもや青い光に包まれた。隣ではキリトもクラインも青い光に包まれていた。
目を開けると俺の隣にいたのは中性的な顔立ちで黒髪のたぶん俺と年齢が近いであろう少年と赤い髪を逆立てて、趣味の悪いバンダナを巻いた男がいた。
俺はそいつらに
「お前ら誰だ?」
「お前こそ誰だよ。」
そう聞き返してきたやつの声はクラインの声だった。疑問に思って俺は再度鏡を見やるとそこには現実世界の俺の顔が写ってた。
(なるほど、現実世界の顔になっているのか。するとこの2人は…)
「お前らキリトにクラインか?」
「あぁそうだが…っていうことはお前アルスか?」
「そうだ。」
「なんでこんな風になっちまったんだ?」
クラインがこう言ったので俺は
「ゲーム参加者にこれが現実だと思わせるためだろう。ったく粋なことしてくれるぜ。」
その後茅場は健闘を祈ると言ったのち消えてしまった。それが終わった瞬間、あたりは瞬く間にパニックとなった。
その光景に取り残されている俺らにキリトは「こっちにこい。」と言って俺たちを路地裏に連れていった。
そこでキリトは
「クラインにアルス。俺はすぐにこの街を出て次の村に向かう。一緒にくるか?」
クラインは少し迷ったのち
「おりゃ、いけねぇ。俺のダチがこの世界にログインしてんだ。置いていけねぇよ。」
「そうか…アルスはどうすんだ?」
俺は俯きながら考えた。考えをまとめ顔をあげるとクラインの悲痛な顔が見えた。
わかってるという目配せをしたのちキリトに答えた。
「俺は一緒に行くよ。他に行くあてもないしな。」
「わかった。じゃあすぐに出発しようぜ。」
「待ってくれ。ちょっと用事を思い出したから先に行っててくれ。」
「じゃあ先に街の出口に行ってる。用事が済み次第来いよ。」
あぁ。と言ってキリトと別れたあとクラインに
「フレンド登録してくれ。何かあったときはすぐにかけつけるからさ。」
するとクラインは俺が言ったことがわかったのか、
「おう。キリトのこと頼んだぞ。」
「わかった。」
俺はそう言ってクラインとフレンド登録をしたあとキリトを追って街の出口まで急いだ。そこで待っていたキリトをを見つけ、「行こうぜ。」と声をかけると「あぁ。」と返事が返ってきた。
そうして俺たちは始まりの街を出た。
ふぅ。なんとか書けました。己の文才のなさが滲み出ました。読み直すと下手くそ乙wとか自分でも思っちゃいました。というわけで第2話でした。なかなか進まないんですねこれが。次はアニールブレードの話にしようと思いますんで面白かったらまたみてください。それでは