ソード・アート・オンライン 〜理想の中の現実〜   作:DQkzk

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勉強が辛い…というわけで只今絶賛現実逃避中です!
バカはバカなりにやれと言われたのですが無理!集中力もちません
まぁそんなことは気にせず第4話どうぞ。



星なき夜のアリア

始まりの日から二十数日がたった。俺たちはその間にクエストをかたっぱしから受けてはクリアし、その合間にレベリングをした。

 

そうこうしてるうちに俺のレベルは10、キリトのレベルは12になっていた。なぜかレベル差が2になっている。解せぬ。

 

という訳で俺はキリトが寝たあとで1人フィールドに出てモンスターを狩っている。

 

「ふぅ。こんなもんでいいかな。」

 

時間がもうすでに4時すぎになっていたので帰ろうとしたその時

 

「こんな時間までレベリングか?」

 

と聞き覚えのある声が聞こえた。俺は振り返り、声の主に向かって言った。

 

「キリト…」

 

どうやらレベリングをキリトに見つかってしまったらしい。まだ始めてから5日しかたってないというのに。

 

「まぁ俺もアルスと同じようにレベリングしてたからな。2週間ぐらい前から毎日3時間程度やってたぞ。」

 

なんだこれが原因か…どうりで差が開く一方だぜ。………って

 

「なんで俺を誘わないんだよ。知ってれば俺もレベリングしたのに。」

 

「寝てるのに起こすのは悪いし、それに驚かせたいだろ?」

 

(理由ひでぇな。まぁあながち嘘でもなさそうだ。)

 

「今度から俺も誘ってくれ。」

 

「次からはそうするよ。」

 

やっぱり自分で起きよう。なんか置いていかれそうだ。

 

 

 

 

12月2日の夕方から≪フロアボス攻略会議≫が開かれるそうだ。もちろん俺とキリトも参加する予定だ。

 

夜の9時くらいに仮眠をとって、12月2日に変わる時刻に俺たちはフィールドに出た。今日は迷宮区に潜って効率的にモンスターを狩るつもりだ。

 

俺たちはそこで4時過ぎまでレベリングをした。その帰り道で俺たちは流れ星を見た。

 

もちろんこれは比喩であって本当にみた訳じゃない。ただ目の前で闘っているフードをかぶった刺突剣使い(フェンサー)の放つ≪リニアー≫がその様に見えただけだ。

 

≪リニアー≫の精度が高く、ブレが全くない。故に一瞬流れ星にみえた。だが何回か戦闘を見てるうちに違和感を覚えた。違和感の正体を確認すべく俺はよく観察した。

 

剣技の質と闘いの運びのバランスがおかしいのだ。それにキリトも気付いたらしく刺突剣使い(フェンサー)に近づいていった。

 

「さっきのはオーバーキルすぎるよ。」

 

その言葉がわからないとでも言うようにフェンサーは首を傾げた。そこでキリトが説明すると、

 

「過剰で何か問題があるの?」

 

この言葉を発したとき僅かだがフェンサーは顔をあげた。フードの中にあった顔は女性の顔だった。それをみたキリトは少し驚いていた。

 

少しは考慮しろよ…と内心思いいつつ代わりに俺が言葉を発した。

 

「システム的には問題ないんだが、効率が悪すぎる。それにソードスキルは集中力が必要だから消耗が激しい。帰り道もあるからなるべく疲れない戦い方をしたほうがいい。」

 

「それなら大丈夫だわ。わたし帰らないから。」

 

今度は2人して唖然とした。は?帰らない?何を言ってるんだ。そんなことしたらアイテムが尽き、すぐに死んでしまう。

 

「…そんな戦い方をしていたら、死ぬぞ。」

 

俺と同じ考えに行き着いたのかキリトがそう言った。

「どうせみんな死ぬわ。それが早いか遅いかの違い………」

 

言い切らないうちにフェンサーは地面へと崩れ落ちた。

 

俺たちはこのフェンサーをどうするべきか暫し考え、迷宮区から運びだすことにした。

 

 

それから7時間後にフェンサーは目を覚ました。「余計な事を…」と呟いたので、俺は反論してやろうとしたらキリトに止められた。

 

「あんたを助けたわけじゃない。助けたかったのはマッピングデータだ。あんたと一緒に消えてしまうのはもったいないと思ってな。」

 

なるほどこういう言葉の方がいいのかと、俺の対人スキルの熟練度をあげているとフェンサーは「………なら持っていけば。」と言って羊皮紙を投げてきた。

 

「それじゃもう用はないわね。私はもう行くわ。」

 

「ちょっと待てよ。今日の夕方、≪トールバーナ≫の街で、1回目の≪第1層フロアボス攻略会議≫が開かれるんだか、来ないか?」

 

 

 

 

 

俺らはそのまま≪トールバーナ≫に向かった。その間ぎこちない空気のまま歩いた。

 

正直辛い。こういう空気が1番嫌いだ。俺の精神がダメージを負いすぎて耐えられなくなる前に着いた。よかったぁ。変にならなくて。その瞬間ものすごい脱力感が俺を襲ってきた。

 

「会議は街の中央広場で午後4時からだ。」

 

フェンサーは頷いたあとすぐにどこかへ行ってしまった。

 

「妙な女だよナ。」

 

急に背後から聞こえ、振り向いて見るとそこには赤いペイントでヒゲを書いた女、通称≪鼠のアルゴ≫と呼ばれるプレイヤーだった。

 

「知ってるのか、あのフェンサーのこと。」

 

おいバカ、金貨(コル)を取られるだろ。

 

キリトも言った後に顔を顰めていた。案の定アルゴからは

 

「安くしとくよ。500金貨(コル)

 

「いや、遠慮しとくよ。女の子の情報を買うのはな…」

 

「同じく。」

 

「そうカ、それが賢明だナ。」

 

「で、何の用だ?また代理交渉か?」

 

そう。それは俺も気になっていたところだ。アルゴは基本用がなければアルゴから近づいて来ない。

 

アルゴは周りを見渡しながら路地裏へと歩いていった。俺たちもアルゴについていった。

 

「29800コルまで引き上げるそーダ。」

 

「何コル積まれても売る気はないよ。」

 

「わかっタ。依頼人には断られたと伝えておくサ。ほんじゃまたナ、キー坊。」

 

アルゴが去ったあと俺はキリトに聞いた。

 

「なんだそんな話があったのか。」

 

「まぁな。酔狂な奴がいるもんだぜ。」

 

キリトの≪アニールブレード+6 3S3D≫を欲しがっているやつがいるということで取引をしていたらしい。だが金額をみるとその金額を出してまで欲しがる剣ではないのだ。

 

クエストは難しいが、ドロップすれば手に入るし、買おうとしているコルを使えばここまで持ってくることは不可能じゃないはずだ。とすると相手にはそれなりの目的が…

 

そんなことを考えてるうちにいつの間にか攻略会議の時間になっていた。




そういえば現時点でのレベルやスキルスロットを載せていなかったので載せときます。
アルス
レベル10
スキル≪短剣≫ ≪投剣≫

キリト
レベル12
スキル≪片手長剣≫ ≪索敵≫ ≪所持容量拡張≫
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