聖杯戦争の攻略   作:クレシアン

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fgo、イベント終わってしまいましたね……もう少し龍の逆鱗を頑張って集めた方がよかっただろうか……





ランサー

 

 

一邸

 

0:34

 

 

「百十、起きて。」

 

オレはまたスミレの声で起こされる。

しかし昨日の朝とは違う、良く透き通る冷静な声。

 

「どうした?」

 

「近くにサーヴァントがいるよ、マスターと一緒でこちらに向かっているみたい。」

 

「‼︎」

 

 

いきなり、いや、それが普通か?

魔力、結界が無いと何かしらで悟られた可能性が高いな。

 

 

「装備、夜刀【月影】」

 

悪いが例の英雄王の様な油断はしない、高レベルな武器を用意させてもらう。

 

オレ達は庭へ向かう、さすがに家を破壊されてもらっては困る。

 

「来るよ…300m…200m…100m…」

 

 

「……来たか。」

 

 

塀に上りやがった、月を背にした侍の様な姿につい目を奪われた。

身長の3倍をも長さを持つ大槍を、手に2本。そして口に…?

 

 

「ふごふごふごふご?(此奴はどの英霊か?)」

 

なんだこいつ。

何を言っているのかさっぱりわからん。

 

「ああ、すまぬすまぬ。

この時代でいうボケとやらは難しい物だ、やはり拙者にはとてもとてもだ。なあ朱里ちゃんや。」

 

口に咥えた槍を背中にかけ、男が話す。

 

「マスターは敬称呼べ、下衆が。」

 

「これはこれは失敬!」

 

OLの様な格好をした眼鏡の女性が現れ、男は塀から飛び降りる。

……でかいな。槍のせいで感覚は狂うが2mはありそうだ。

 

「夜分に失礼、拙者、前田慶次が其方の相手をしよう。

こちらは拙者のマスターの朱里様だ、親切な拙者は予め宣言しておくぞ。」

 

 

「前田慶次…か。」

 

なるほど、ランサーは日本の武将だったか。

 

「名乗りを上げい、未知のマスターとその英霊よ。」

 

 

いざ尋常にみたいなやつか?

 

 

「わかったよ、オレは、」

 

 

 

と自分の名前を言ったか言ってないか、

前田慶次は手に持つ槍をオレに向かいぶん投げた。

 

「百十⁉︎」

 

 

「これは失敬、手が滑った。」

 

 

残りの槍をくるくると回し、彼は卑しい笑いを見せる。

 

 

「マスターは始末した、ならばサーヴァントは捨て置いても問題はない。」

 

2人はオレの家から立ち去ろうとした。

 

 

 

「おいおい、まだ死んでないっての。」

 

 

「‼︎」

 

「ほう。」

 

 

オレは僅かに軌道の逸れた槍を蹴る。

 

 

「完全な不意打ち、さらに其処の英霊も反応が遅れたとみたが。」

 

 

スミレはオレの目の前に刀を添えていた。

 

 

「生憎とガンアクションには慣れていてね、何処をどう飛んでくるかは全て記憶しているんだ。

あとはオレの意思でスミレを動かすだけだ。」

 

 

「私の百十を舐めないでよね!」

 

おい、いつからお前の保有物になった。

 

 

「かっかっか!

英霊を主の意思で動かす、か。

面白い、面白いぞ‼︎」

 

 

「油断するなランサー。

こいつらは、確実に私達で仕留める。」

 

 

朱里は手に風を纏う。

 

(あれが魔術って奴か?

つまりあいつは魔術師か。)

 

 

「改めて名乗ろう、拙者はランサー、前田慶次。

下衆と慕われる邪な英霊だ。」

 

「私はこの下衆のマスター。

間桐朱里だ、訳あって魔術師の家計に位置する。」

 

 

 

「間桐…なるほど。」

 

しっかりとfateしてんな。

 

 

「ゆくぞ…‼︎」

 

前田慶次は棒高跳びの様に飛び上がり、槍をスミレに叩き付ける。

 

「甘い!」

 

 

スミレは太刀で槍を受け回し蹴りをした。

 

「ぐっ……」

 

前田慶次は上手く着地をした。

 

 

「拙者の力に対抗するとは、見た目に反しなかなかの怪力。

これは拙者も本気を出さねば。

頼むぞ、マスターよ。」

 

 

速度補正(クイックシフト)

 

(っ‼︎速度を上げる魔法か!)

 

 

「破壊力と速度を併せ持つこの美技に酔うが良い!」

 

 

「百十、双剣にして‼︎」

 

なるほど、火属性故の熱さが奴には効かないのか。

ならば、

 

「了解!装備、封龍剣・超絶一門。」

 

 

「ふむふむ、武器を変えるか。」

 

 

スミレは双剣で上手く槍をいなして、前田慶次に擦り傷を付けていく。

 

 

 

「ぐっ……なかなかに良い剣捌きよな。」

 

彼は大きく槍を持つ腕を振り、

 

 

「吹き飛ぶが良い!」

 

 

マスターに魔法をかけられた攻撃をもスミレは防いだ。

さすがだ、双剣にしてこの火力、

しかし、

 

 

 

「隙ありぃぃ、蜻蛉切‼︎」

 

 

(ここで投槍…‼︎

しかも、オレとスミレを狙って!)

 

 

こいつ、オレとスミレを離す為にあえて真面目に戦う振りをした…⁉︎

 

まずい、このままでは…‼︎

 

 

 

 

 

 

霹靂せし星空の霰(クラウ=ソラス)

 

 

 

「「「⁉︎」」」

 

 

 

突如現れた斬撃により槍が打ち落とされる。

 

「誰………?」

 

「新手か?」

 

 

戦いに集中したせいでスミレのマーキング範囲にかからなかったか…

 

 

 

 

「鼠相手に随分汚い面を晒しますね、ランサー。」

 

「けっ、美味しいとこを邪魔してくれるな。セイバーよ。」

 

 

 

「セイバー…⁉︎」

 

 

意図は知らないがこのセイバーがオレ達を助けた…のか?

 

 

「マスターの命令により加勢しました。

下衆のサーヴァントを打ち破る為に協力しましょう。」

 

 

「あ、ああ。

この際細かい事は後だ、いくぞスミレ‼︎」

 

 

「うん!」

 

 

 

 

2体のサーヴァントでランサーを囲む。

 

 

 

「うむ、どちらか単体ならまだしもこれはキツイな!

ならば拙者、これにて退散‼︎」

 

 

 

前田慶次は煙玉の様な物を取り出し、朱里は風で煙を広げる。

 

「けほっ、けほっ!

こりゃ…逃げられたか。」

 

 

オレは必死に煙を払う。

 

「百十、追う?」

 

「いや、やめとこう。

ここで追えば奴らの思う壺だ。」

 

 

 

こうして深夜の争いは終了した。

 

 

 

 

 

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

 

 

 

「えっと…セイバーさん?

先程はどうもありがとう。」

 

 

すっかり目が覚めてしまったオレはお茶を淹れた。

 

 

「パーシヴァルで良いですよ。」

 

 

「そうか、パーシヴァルさんは誰の命令でオレを助けたんだ?」

 

 

「マスター、元様です。

あの方がもし貴方が危険に晒された時、助太刀する様にと。」

 

 

「元爺さんが⁉︎

あの人、マスターだったのか⁉︎」

 

 

ついオレは叫んでしまう。

実際、かなり驚いてしまったからだ。

 

 

「マスターは聖杯戦争に参加した貴方をとても心配していましたよ。」

 

「そう……か。」

 

 

そうだよな、オレも爺さんが心配だ。

 

 

 

「少しの間ですが聖杯戦争に慣れない貴方をサポートしましょう。」

 

「ああ、ありがとう。」

 

 

「それにしても……」

 

 

パーシヴァルはオレの膝を枕にしてすやすやと眠るスミレを見た。

 

「ランサーに劣らない力、スピード。そして複数の宝具……まるで未知のサーヴァントです。」

 

 

「オレからしたら聖杯戦争事態がまるで未知だよ。」

 

「ふふっ……そうですね。」

 

 

 

 

オレはパーシヴァルの微笑む姿を見てドキリとしてしまう。

スミレとは違い、可愛らしいというよりも美しいという魅力。

 

いかんいかん、仮に協力してもいずれは対峙する事になるかもしれない。

 

 

(あの宝具……全く軌道が見えなく今迄に記憶に無い動きだ。

聖騎士の1人であるパーシヴァル、末恐ろしいな。)

 

 






【元ネタ】
【CLASS】ランサー

【マスター】間桐 朱里

【真名】 前田慶次

【性別】男

【身長・体重】201cm・171kg

【属性】中立・悪

【ステータス】

筋力:A+
耐久:B
敏捷:A
魔力:D
幸運:E
宝具:D



【クラス別スキル】


対魔力:C
…第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。


【保有スキル】

透過A+

…精神面への干渉を完全に無効化する。
いかなる場合も自分らしさを折る事は無い。


変幻自在A+

…自らが召喚するマスターを選ぶ事ができる。
召喚するマスターの相性は一切問わない。

【宝具】

『蜻蛉切』

対人宝具 D

6mをも長さを誇る大槍。
持ち主に対しての重さが0になるが、相手にかかる負荷は本来のまま。
手から離れていても引き寄せる事ができる。

【解説】

騙し討ちや話術に長けた下衆のサーヴァント。
生前の悪癖が影響し武士の精神など関係無しに相手を陥れる。
また、ランサーには珍しくかなりの怪力の持ち主に加え身体強化などの魔術と相性がとても良いのでマスターとの魔力面での相性は問わない。
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