自分を褒めてあげたい。
でも最後の方がグダグダ感マックスで違和感があったのなら教えてくれるとありがたいです。
後、お気に入り800もありがとうございます。
引き続きこのSSをよろしくお願いします
突然のことだが、僕は掛け算の生み出す可能性は無限だと考えている。
1+1=2,2+1=3、というふうに足し算は、たされたものしか増えないのに対し、かけ算は両方の数字が混ざり合い進化を遂げるものだと僕は思う。
簡単に言うとAとBを足せば足した分の価値しかないが掛けるとAとBの両方が刺激し合い相乗効果を起こすのだ。
つまり、何を言いたいかといえば……
「小猫ちゃんグッジョブ!」
スクール水着とロリロリボディを組み合わせが織り成す抜群の破壊力は、僕のハートを容赦なくぶち抜いた。
見ているだけでごはんのおかずに出来そうだ……夜の。
「……なぁ、兵藤。正直オカルト部員になった事に負い目を感じていたけどこの絶景を見た瞬間から考えが変わってしまったわ」
「俺もだ。乙坂。ここはきっと突如学校に現れたエデンのようだ……それに俺自身貧乳好きじゃないけどやっぱ小猫ちゃんは、パット無しのスク水だよな」
「同感だぜ兵藤!もっと贅沢を言えば旧スクがよかった。想像してみろ。プールの中から上がった際、水抜き部分からチラリと見えるおへそを」
小猫ちゃんの体に遮蔽物が一切無いおかげなのか、誰よりも先に脱衣所から出てきた僕の後輩にあたる一年生の搭乗小猫ちゃんを眼前に入れる僕と兵藤。
出てきた小猫ちゃんの姿は学校指定の紺色のスク水。
だが旧スクではなく、新スクだったの唯一の減点ポイントだ。
「……卑猥な目で見ないで下さい。それに乙坂先輩もイッセー先輩の仲間でしたか……失望です」
両手を腕に抱き、僕らからできるだけ身を隠そうとする小猫ちゃん。
クソッタレ!スク水越しに浮き出た乳首をガン見する僕の視線に気づいただと!
だが、その姿も僕らにとっては、夜のおかずへと変わるだけだ。
まぁ、僕的にロリは好みではないので、この辺で諦めるとするか。
僕は次に出てきた金髪の少女に目を向ける。
金髪にスク水。
その組み合わせに関しては、別に嫌う要素はないんだが……何であいつこの僕を無視して隣にいる兵藤の前に向かったんだ?
しかも顔を赤らめもじもじしている様子に何とも言えない嫌悪……まではいかないが嫌悪感と似たようなものが身体の中からこみ上げてくる。
その感情は決して嫉妬でもヤキモチではない。
そう、これはアレだ。彼女がシスターだったと隣にいる兵藤から事前に聞かされていたせいだ。
彼女の事情など何も知らなかったら僕は決して嫌悪など抱いていない。
問題は彼女の悪魔に堕ちる前の過去にある。
彼女は最初は神に仕えるシスターだった。その後、教会から追放され堕天使陣営に堕ちたと聞くが納得できない。
だってシスターの闇落ちと言ったら陵辱やレイプがイメージされるだろ。
エルフ=オークみたいな思想を持った人ならきっとそう思うはず。
少なくとも僕は思う。
しかし、彼女はどうだ。
聖女から堕ちるとこまで堕ちたというのに、今こうして満面な笑みを浮かべ幸福に入り浸っている。
つまり、彼女は僕の中にあるイメージ、それもシスター=触手という理想像を打ち砕いたわけだ。
もうこの女はいいや。
それよりグレモリー先輩は、どこだ?
正直、ここにきたのはグレモリー先輩のおっぱいを見るためだ。
姫島先輩も同等のおっぱいの持ち主だが個人的には、白人バストが好みなのでな。
本命は、外人おっぱい!
隣で独自空間を作っている2人を放って僕は、グレモリー先輩を探しに行こうとした時、ようやく先輩たちが出てきた。
この瞬間をどれだけ待ったことか。
「ちょっと、そんな事に隠れてないで早くこっちに来なさいよ」
「い、いや。やはり私は無理だ。こんな破廉恥な格好、騎士として……」
「あらあら、大丈夫ですわ。ここには部員以外いませんよ」
部長の声に誘われ、視線を向けると脱衣所の入り口に身を顰め抵抗するアルトリアを姫島先輩が背中を押し、グレモリー先輩が手を引きながらプールサイドへと連行していた。
『アルトリアの水着姿だ〜。わーい!』などと一瞬だけテンションが上がってしまったが残念な事にあの野郎、水着の上にパーカを着てやがる。
「……ほら、もうここまで来たのだからそのパーカー脱ぎなさい」
「い、いやだ。断らせてもらう。それに話が違うぞ!プールの掃除だろ。だというのに何故、水着だけで掃除をしなければならない……ってシドー。こっちを見ないでください」
たしかに僕も中学の頃、プール掃除は水着の上に体操服を着てたような気がする。
アルトリアが僕の視線に気づき、パーカーの裾で必死に下半身を隠そうとするも中途半端にの隠せていないのでなんかエロい。
だが、そのエロさも微エロにも届かないエロだった為どうでもいい。
僕は太ももフェチではない。脚フェチだ!
「いや、別にアルトリアのなんか期待してないからいいよ。それよりグレモリー先輩……いや、おっぱいさん、グッジョブ!」
アルトリアの近くで揺れる部活と副部長の4つの果実。
それぞれの果実がいい具合に揺れ動き、存在感を見せつけてくる。
思わず、無意識の内に素晴らしい果実をお持ちの2人にグーサインを送ってしまったぜ。
まさかスクール水着かと思いきやお互い白と黒の相反した色のビキニを装着しプールサイドに降臨されるとは。
隣のイッセーもアーシアのことなど眼中になく、お姉様2人に釘付けで言葉に詰まっている。
そして妙にソワソワしだした。
「わかるぞ、兵藤。俺たち童貞にあのレベルは荷が大きすぎる」
「あぁ、わかってんだよ。でも目がそらせねぇ!まるでブラックホールだ」
彼女たちのおっぱいをブラックホールたらしめているものが凄すぎる。
そう、ブラックホールたらしめているもの……それは水着だ。
おっぱいさん達が着ている水着は、色や形は多少違えぞ布の面積が非常に少ない。
でかいおっぱいを支えるために紐のような水着が悲鳴をあげているのだ。
その光景を目の当たりにした僕らのキノコがエリンギに変貌を遂げた。
「わりぃ、乙坂。俺、これ以上は限界だわ。性の衝動に耐えられなくなる。だから先に掃除道具とってくる」
「えっ、ちょ」
どうやらエリンギの暴走に耐えられなくなったのか兵藤は、前屈みの状態でプールサイドへ隣接されている納屋の中へと消えていった。
逃げたな。
兵藤が逃げた後、1人になった僕のところにアルトリアを連れた部長と副部長が近づいてた。
「くっ、こっちを見ないでください」
相変わらず必死に隠そうとしてるな。
「別に気にしなくてもこの面子だとアルトリアが一番、存在感ないから安心しろ……ねぇ部長!」
そうアルトリアに言った後、部長の胸に眼を向ける。
いつ見ても素晴らしい形だぜ。
「ねぇ、シドー。イッセー知らない?さっきまであなたと一緒にいたはずだけど……」
「いきなり呼び捨てとか……イッセーなら今頃納屋で自己発電に励んでますよ」
納屋を指差しそう言う。
「自家発電?……あんなところに発電機なんてあったかしら?まぁ、いいわ。ありがとう」
胸を揺らしながら納屋に向かおうとする部長を副部長が止める。
「リアス。今行けば性獣と化したイッセー君に襲われますわよ。だから代わりに私が行きますわ」
「ちょっと待って朱乃!そう言いながら私からイッセーを離すつもりでしょ」
「放すなんて物騒な。私はただ、リアスより先にイッセー君と大人の階段を上がるだけですわ」
部先に前に出て先に納屋に向かう姫島先輩の後をグレモリー先輩が追う。
「チッ!なんだよ。2人ともイッセーにゾッコンかよ」
あんなボインボインのおっぱい達を独り占めにできるなんて兵藤よ。貴様は死ぬべきだ。
しかし、あの2人が兵藤を追って言った後、極端にこの場が乏しくなった気がする。
水が入ってないプールに入り黙々と底を電子ブラシで磨いている小猫ちゃんと木場。
2人とも学校指定の水着だけを着てプールの底を磨いている。
ん?っていうか木場いたの、全然存在感なかったぜ。
ここに突っ立っているのもみんなに悪いのでそろそろ掃除を始め流ために、近くに置かれている電気ブラシを二本取り、一本をアルトリアに渡す。
「ほら、あの三人はほっといて僕達もそろそろ掃除しようぜ」
「……は、はい。それよりこっち見ないてください」
親切にブラシを持ってきてやったにもかかわらず、ブラシを受け取ると思いきや、片手で僕の眼を覆ってきやがった。
「……だから、見ねぇし。なんでメロン級がいるのにわざわざリンゴ級を見ないといけねぇんだよ。それにどうせお前、競泳だろ。パットありの」
エロの要素全くないじゃん。
しかし、アルトリアの手は、僕眼を覆ったままだ。
「なぁ、そろそろ放してくんない?この状態だとお互い何もできないんだけど……それに僕も海パン一丁なんだぞ。だからアルトリアもパーカーを脱げよ。不公平だろ」
「……では、決して笑ないと約束してくれますか?」
「……いや、笑うも何も何を笑うのさ」
もしかして、お子様水着だったり?
いや、ないな。
そもそも、こいつ学校指定の水着しか持ってなかったし。
若干イライラしてきた僕は、アルトリアの手を振り払おうと考えていると耳にジャージのジッパーを下す音に続いてスルスルっと肌と生地が擦り合う音が聞こえてきた。
なんかこの音興奮する。
「……じゃ、眼を開けてください。ぜったい笑ないで下さい。笑ったら眼潰しますから」
なんか怖いこと言うアルトリアにビビりながらもゆっくり眼を開けるとなんと目の前には、先輩たちみたいなレベルまでいかないにしても布面積が比較的少ないビキニに見を包んだアルトリアの姿があった。
太陽から放たれる太陽光に照らされ、アルトリアの透き通るような白い肌が鮮やかに見えた。
何というか、前々からエロい体をしているとは思っていたが、想像以上のプロポーションだ。
胸は 平均的だが、出るところは、ムチっとしていて筋肉と脂肪のバランスがちょうどいい感じだし、身体のラインもしっかりしている。
男として、一流モデルのような身体のラインだけが取り柄のガリガリ体型よりだんぜんいい。
まさかの急所をつかれた感じで僕は瞬く間に態勢を前かがみにせざるおえない。
それ程までの破壊力が今のアルトリアにはあった。
「…………」
「……こ、これはリアス・グレモリーが勝手に私の水着を……」
顔を真っ赤にし言葉に詰まるアルトリア。
どうせ、グレモリー先輩に無理やり着させられたのだろう。
だってこいつ服のセンスとか全くないもん。
彼女曰く、服は見た目ではなく耐久性が重要なようだ。
まぁ、その気持ちはわからんでもないが、女の子として少しはファッションにも気を使ったほうがいいと思う。
それにしても似合いすぎてんな。
逆に気まずい。
とりあえず前屈みのままでは、何も出来ないので後ろを振り向き必死に頭の中をクリアにする。
それにさっきから小猫ちゃんの目線が痛い。
ずっと僕を変態か変質者を見るような目で見てくる。
「……と、とりあえず掃除してきなよ。僕は……」
何気なく向いた方向で僕はとんでもないものを見てしまった。
詳しく言うと、プールサイドの端に設置された納屋……の扉の向こう。
信じられないことに今、現在進行中で納屋の中からあの変態三人組で名高い兵藤一誠が、なんと女の子を4人引き連れ納屋の中から出てきたじゃないですか。
しかも、両腕を部長と副部長のおっぱいに沈めながら見たこともないメッシュの入った青髪が特徴の女の子を引き連れて。
僕はそのあまりにも現実離れした光景に強い立ちくらみを覚えるが隣に立つアルトリアがすぐに支えになってくれる。
「大丈夫ですか?シドー。顔色が優れませんが……」
アルトリアの優しい声かけに僕は、少しだけ元気を取り戻すも。
「いや、大丈夫……ではないな。ごめん。予想以上にメンタル弱かったらしい。ちょっと向こうで頭冷やしてくるわ……今は1人になりたい」
そう弱々しく呟きおぼつかない足取りで僕は、1人プールを後にした。
ーーー◯△◯ーーー
「……はぁ、不公平だ」
プールサイドの端に設置された見学者用の席に座り僕は、1人で掃除が終わりプールで遊んでいる部活メンバーの姿を眺めていた。
目線の先では、兵藤がスケベな顔で部長の体にオイルを塗っている。
そしてその背後から兵藤に忍び寄る水着を着けてない朱乃先輩。
この後の展開はようにに想像できる。
朱乃先輩が兵藤にエロい悪戯をするんだろ。
死ね!兵藤なんか死んでしまえ!
この気持ちってなんていうのかな……生殺し?
そう生殺しだ。
誰が好き好んで野郎のキャッハウフフの展開を見ないといけねぇんだよ。
今、プールでは、兎に角泳ぎ続けている木場と青髪メッシュ。それに小猫ちゃんとアルジェントに泳ぎを教えているアルトリア。
後、プールサイドでイチャラブしている三人とその姿をプールさいどから覗き込む僕。
「……チッ!しゃーないからロリとノーマルおっぱいで我慢しとくか」
そう呟き、僕は、身体中を巡っている擬似神経である魔術回路を活性化させ足と目を強化しプールめがけて飛び込んだ。
出来るだけ水の抵抗を避けるため頭から飛び込み飛沫がたつのを避け、水中の中、両眼をパッチリと見開いた。
瞬間、広がる僕の視野。
遠くで泳ぐ青髪メッシュの水の中独特の揺れ方をするおっぱいをロックオン。
部長ほどではないが一般的に大きい部類に入るおっぱいに、アルトリア程ではないが鍛えられ、くっきりと浮かぶ身体のライン。
たまらんな〜。全くもってけしからん。
よしっ次だ。
身体を動かし、小猫ちゃんを探す。
右、左、前方、後方も。
「………バベ?(あれ?)」
四方八方見渡しているのに小猫ちゃん達の姿がなく、木場と青髪メッシュの姿しかない。
既にプールから出たのかな?と思っていると、潜水中の僕の身体が勝手に浮き上がったではないか。
「シドー。何かお探しでも?」
「………」
見ると片手で僕を締め上げているアルトリアさんと不機嫌そうな小猫ちゃん。アルトリアの影に隠れたアルジェントが涙目だった。
「うぅ、私にはイッセーさんが……」
アルジェントには、悪いが僕が見ようとしてたのは小猫ちゃんだ。
決してお前ではない。
だからそんな被害者ずらされても困る。
そう思ったものの僕を射抜く彼女達の視線が痛い……いや、痛気持ちい。
「と、とりあえず弁解していい?」
「えぇ、どうぞ。ただしシドーといえ言動には、気をつけて下さい」
「は、はい」
くそッ!今の所覗こうとしただけで何もしていないのにッ!
こうなったらやけだ。
息を大きく吸い込み一旦身体を落ち着かせ僕は堂々と小猫ちゃんに向かって宣言するように口を開いた。
「小猫ちゃんのような身体には、極小ビキニが似合うと思います!!!……それとアルトリアって腹筋割れてるんだね」
「シドー先輩。最低です」
「死ね」
その後、アルトリアと小猫ちゃんから袋叩きにあった……最高でした。
ーーー◯△◯ーーー
あー、色々と刺激的な1日だった……。
プールから出て僕は校庭の方へと歩いていた。
女の子の肌をそれもグラマーからロリまで幅広いジャンルの素肌を生で拝める日がこようとは一体誰が予想したことか?
同じく隣では、兵藤も同じ気分なのか僕と同じ表情をしている。
ただ、気分は同じでも刺激的なのは兵藤の方だと思うけど。
だって納屋の中で青髪メッシュに逢い引きしてたとか。
死ね!兵藤は、死んで償うべきだ。
兵藤が事故にあうように呪詛を唱える。
「なぁ、乙坂って生乳の生体って知ってるか?」
だが、呪詛を唱えている途中の僕を嘲笑うかのように兵藤がまるで勝ち誇ったかのような生意気な表情で言ってきた。
生乳の生態だと!まだ触れたこともないのに知るか!
「……兵藤、それは僕に対する嫌味か?それとも僕をはじめとするすべての生乳未経験者に対する挑戦のどっちだ?回答次第で僕がジャッジを下してやる」
「ジャッジってなんだよ。お前いつから童貞代表になったんだ?」
「黙れ!裏切り者が!!童貞という概念が存在する以上すべての童貞諸君は、皆平等に世界レベルでオリンピック代表なんだよ!」
「……何言ってんだ?」
あぁ、自分でも何言ってるかわかんねぇよ。
けどな。現場を見てないが僕より先に逢い引きした罪は重い。
自分で言うのもなんだが顔や全体の見栄えは、イケメンの類に入るのに、なぜ僕は今まで誰からも告られたことがない?
厨二病だったからか?それとも真の男女平等主義だからか?
頭をひねりながら校門に向かっていると、僕らの前に見覚えのある銀髪が目に入った。
校舎を見上げている銀髪は、まるでエロゲーのビジュアルの一場面のようだ。
銀髪の視線がこちらへ移る。
「やぁ、いい学校だね。乙坂士道に兵藤一誠」
「あっ……うんまぁ…おれとどっかであったっけ?」
兵藤は、見知らぬイケメンに少々困惑気味のようだ。
「ああ、君とこうして面と向かって会うのは今回が初めてだ。俺の宿敵くん」
銀髪は、兵藤にやさしく微笑んだ後、視線が僕に向いた。
向いた瞬間、僕は万が一のことがあっても大丈夫なように兵藤能勢に隠れるように後退する。
「たしか……お前、白い龍だったか?」
「白い龍ッ!ってもしかしてこいつが……」
「あぁ、白い龍だ」
兵藤がやけに驚いた形相で銀髪を指差し言う。
何故お前がそこまで驚く?
「乙坂士道、その『白い龍』という呼び方はやめてくれ。せめて『バニシングドラゴン』か『白龍皇』でお願いしたい」
「……え?いや、だってアルトリアが白い龍って……」
ん?そう言えばどうしてアルトリアは、こいつを白い龍って呼んだんだ?
どう見てもこいつは、龍には見えないし、銀髪をみて白い龍と呼ぶのも少々無理しすぎではないか?
「そう、そのお前の仲間のアルトリアという奴に会いにきたのだが……まさかこんなところで兵藤一誠と鉢合わせるなんてな。……そうだな。ついでがてらここで魔術的なものでもかけてみるか……」
ボソリと呟き白い龍の手が兵藤の鼻先に迫った時、
ザッ!
二本の剣が白い龍の首元に刃を突きつけていた。
瞬時に現れたのは木場とゼノヴィアだ。
聖魔剣とデュランダルを白い龍に突きつけている。
さらにいつの間にか白い龍の背後を取っていたアルトリアが奴の首筋に何かを突きつけている。
確証はないがゼノヴィアの持っている剣からアルトリアの見えない何かと同じ威圧感を感じる。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
僕は、この一気即発の空気の中、心もとない兵藤の背中から安心のアルトリアの背中へと場所移動する。
「やはり未だに白い龍と赤い龍の啀み合いは続いていたのですね……」
と、言い放った後、木場とゼノヴィアに目を向け言う。
「白い龍を相手にするには、あなた達では実力不足です。下がっててください」
確かにアルトリアが言うように2人の手元は震えている。
それでも騎士の誇りなのか聖魔剣と聖剣を握りしめる2人に白い龍は、哀れんだ表情を向ける。
「あぁ、そいつの言う通りだ。相手との実力差がわかるのは強い証拠だが、君たちと俺との力の差は決定的だ。それでも俺に刃を向けるとなるとそいつは、ただの愚か者だ」
白い龍は、興味なさげに2人を見下した後、振り返りアルトリアと目を合わせる。
アルトリアの背中越しに見る奴の表情は、とても嬉しそうだ。
「やはり、昨日も感じたこの感覚は、嘘ではないらしい。やはり俺のライバルはこうでなくちゃいけないな……」
嬉しさを通り越して、アルトリアに向かって濃厚な殺気をぶつける。
瞬間、場の空気が一気に重苦しいものへと変貌し、空気の重さに肺が悲鳴をあげそうだ。
「……お前、さっきからなんだよ。お前のライバルは俺だろ。なら関係ない奴まで巻き込むんじゃねぇーよ」
主人公体質故の愚かしさなのか。僕のような弱者にも関わらず兵藤がいても立ってもいられなくなったのか声を上げた。
しかし、白い龍は、兵藤に一瞬視線をよこしただけですぐにアルトリアへと視線を戻す。
「兵藤一誠、お前は、こいつとこんな近くにいるのに何も感じないのか?」
「……どういうことだ」
「こいつの中にいる赤い龍の存在にだよ?」
「……は?」
「自分と同じ存在さえ気づかないなんてな。やはり君は俺のライバルになる資格すらないようだ。まぁ俺にすればどうでもいいが。こうして目の前に俺のライバルがいることだしな」
アルトリアを指差す白い龍。
つまり、こいつの話をわかりやすく言うとこいつはアルトリアに惚れ、僕に嫉妬してるようだ。
だってアルトリアを見てずっとニヤニヤしてんだもん。
思い返してみれば以前会った時もアザゼルの後ろで熱い視線をアルトリアに送っていたしな。
「……わ、悪いがア、アルトリアは、渡さないからな」
「別に貴様の意見などどうでもいい。だがな俺の邪魔をするのなら……」
と、僕の額に奴が触れようとした時、
「何をするつもりか知らないけど冗談がすぎるんじゃないかしら?」
突然、部長の声が背後から聞こえた。
視線をよこすとそこには、機嫌の悪そうな部長が腕を組みながら白い龍を睨んでいた。
「リアス・グレモリーか……興味ないな。それよりどうなんだ?俺は、戦ってみないなか?……アーサー王」
誤字、感想、酷評なんでもお待ちしています