喰霊-廻-   作:しなー

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※ ちょっと諫山について癖があると取られかねない解釈があります。
 ご注意くださいませ。
※あと結構凛君は辛口なのでそれもご注意を


第6話 -血筋-

 さて、それでは昨日の状況をおさらいしようか。

 

 一夜明けた朝。

 

 病院で出されるクソ不味い食事と、意外と心配性であることが発覚したうちの親父の対応を終えた俺はベットの中で一人思考にふけっていた。

 

 自分が守ってやれる状況で俺が傷つくのならば問題が無いらしいのだが、自分の目が届く範囲外で俺が傷つくのはどうしても嫌なんだそうだ。

 

 直接的にそう話したわけではないが、父の言い分を要約するとそんな感じだった。

 

 ……本当にうちのお父さんは出来た人だ。

 

 心の中ですら思わず親父じゃなくてお父さんと呼んでしまう程だった。

 

 

 さて、脱線したが昨日の一連の出来事についてだ。

 

 諌山冥が俺を内通者であると疑っていたことはどうでもいい。

 

 いや、どうでもよくは無いのだが、こっちは理解が簡単なのでわざわざ再度確認するまでもない。

 

 俺が三途河の行動を先読みしたせいで俺が三途河の内通者だと疑われた、この一文で説明終了である。

 

 特段思考しなければならないことは特にない。

 

 強いて思考するならば、今後諌山冥が俺を操る手段としてこれを脅迫材料に使用してくる可能性があるということくらいだろか。

 

 いくら証拠が無いとは言え、対策室の中で阿呆な方々の心理状態を煽るくらいなら出来る仮説であるので軽々しく無視をすることは出来ない。

 

 が、再度言うとそれはどうでもいいのだ。

 

 問題は押し倒されてからの問答だ。

 

 まず押し倒されたことに関してだが、あれは俺に嘘を吐かせないためにやったと考えて間違いない。

 

 基本的に下に居るものは上に対して不利に働くし、上に何かが存在するということは非常に強い圧力となるのである。

 

 これは戦闘にも言えることであるし、上司や部下などの単語から推測できるように世間一般にも言えることだ。

 

 あの状況において諌山冥は俺の上に陣取っていたが、あれは俺に対してかなり強い精神的負荷をかける要因となっていた。

 

 少なくとも俺はあの状況下で嘘を吐けるような心理状態では無かったと言っていいだろう。

 

 ほぼ確実に諌山冥はそれを狙っていた。

 

 あの状況下で精神的苦痛を感じないのはよほどの馬鹿(ドM)か自分の命などどうでもいいと思っている自殺志願者くらいだろう。

 

 他にもそういった人種はいるかもしれないが、俺は決してそういった人種ではない。

 

 そしてこの人が言った、俺が内通者かどうかどうでもいいという言葉。

 

 これは語る必要はないだろう。

 

 俺が内通者なら諌山黄泉を殺す可能性があるから放置すれば家督が諌山冥の物となる確率が高く、内通者でないなら本当に問題はないのだ。

 

 

そして対策室入りの件だが、あれも簡単だろう。

 

多分あの人は対策室に自分の影響が及ぶ駒が欲しいのだ。

 

俺が有能に進化しようが、無能のまま成長してしまおうが、俺が対策室にいるのには変わらない。

 

つまり内部から多少操ることや、情報収集が可能になる。

 

 

 ここまでは正直どうでも良い。

 

大して深く考える必要なんぞないだろう。

 

疑問点はここからだ。

 

 諌山冥が俺に向かって言った、「期待している」と。

 

 そして子供の話に世論という言葉。

 

 ”―――もし私が誰が産んだ子よりも遥かに優秀な子供を産んだとしたら。もしその子が今後の退魔士業界を背負っていける程の人材であったとするならば。……世論とはどう動くのでしょうね”

 

 と諌山冥は言った。

 

 ”誰が産んだ子よりも優秀な子供”と言っているが、この比較対象は明らかだろう。

 

 つまりは諌山黄泉が産む子供よりも自分が産んだ子供の方が優秀だったとしたら、とそう言っているのである。

 

 そして次に言った世論という言葉。

 

 これは退魔士業界全体、業界の中でも特に諌山の家督について噂などをする人間達の意見を隠喩した言葉だと解釈して間違いない。

 

 要するに、「自分が諌山黄泉よりも優秀な子供を産んだ場合、世間の評価はどうなるだろうか。もしかするとその世間の評価とその圧力によっては自分の子供に家督が来るのではないか」と言いたいのだと解釈出来る。

 

 例え自分の物とならなくても自分の直系に継承権が来るのではないかと、そう暗喩しているのだ。

 

 それこそこの人が作中で言っていた「遅いか早いか」の問題になるのだ。

 

 子供に家督を継がせれば摂関政治のような実質自分がトップとなった状態で諌山を統べれるわけだし。

 

 ……面倒なことだ。

 

 殊に家督だの権力だのの継承といった、所謂「力」の問題は本当に面倒くさい。

 

 それは容易に人を狂わせそして追い込む。

 

 喰霊-零-においても家督問題に真の決着がついていたのならあそこまでの悲劇はなかった筈だ。

 

 少なくとも諌山冥が諌山奈落を殺す理由は無くなるし、諌山黄泉を恨む理由は無くなる。

 

 そこのしがらみと軋轢は家督が原因でしかないのだから。

 

 せめて諌山黄泉か諌山冥のどちらかが男だったらと思わざるを得ない。

 

 諌山冥が男だった場合黄泉のもとに婿として出せばいい訳だし、諌山黄泉が男だった場合も諌山冥を嫁に出せばいい。

 

 家督で争っているとはいえ、諌山冥は伴侶が家督を継いでいる状態で文句を言うような女性(ひと)ではないだろう。

 

 違う可能性もあるが、少なくとも俺はそう考えている。

 

 ちなみに俺としては奈落さんが黄泉を諌山の跡取りとしたことに関しては異論を唱える立場の人間だ。

 

 賛否両論あるだろうが、俺は血筋を重んじる人間であるため、諌山黄泉に家督を継がせて「諌山の跡取りが諌山の直系ではない」という状況を作り出してしまうことに疑問を感じざるを得ないのだ。

 

 確かに子を成せなかった諌山奈落にとって諌山黄泉は本当に大切な存在だったのだろう。

 

 それこそ目に入れても痛くないような、本当の子供以上に大切な存在であったことは想像に難くない。

 

 そして諌山黄泉と飯綱紀之の子供が諌山を継いでいくわけだが、その子供もほぼ間違いなく優秀になるだろう。

 

 あの二人の子供がポンコツだなど、そっちのほうが想像するのが辛いというものだ。

 

 けれども、その子供は正確な意味において「諌山」ではない。

 

 飯綱と黄泉(・・)の子供であって、諌山(・・)の血を継ぐ存在ではないのだ。

 

 この意見には賛否があることが分かっている。

 

 そして俺がこれから救済においてやろうとしている行動も今述べた俺の考えとは反するものだ。

 

 だがそれでも俺は諌山奈落が諌山黄泉に家督を譲ると決意したことは理解が出来ない。

 

 正確に言うならば理解は出来るが納得が出来ないと言ったところだろうか。

 

 言いたいことは分かるが心で認めることが出来ないというジレンマ状態だ。

 

 

 まぁそれはいい。

 

 さっきまでの俺の主張とは異なるので混乱するかもしれないが、俺としても諫山黄泉に諫山は継いでもらう予定だ。

 

 諫山冥がどう抵抗しようが殺し合いだのなんだのに発展しない限りは俺が介入するつもりはないので、とりあえずこの議論は置いておこう。

 

 さて、最後に全てまとめて解釈をしてみよう。

 

 つまり諫山冥は「諫山黄泉よりも優秀な子を生んでその子に家督を継がせる」つもりなのではないかと解釈出来る。

 

 優秀な子を産めば世間がその子に諫山を継がせないことを良しとしないだろうと、世間の圧力もあってその子に家督が譲られるかもしれないと、そう言っているのだ。

 

 そして、その子を産む為の伴侶として俺に期待をしている、と。

 

 彼女の発言を繋げて考えればこうとしか取ることは出来ない筈だ。

 

 諫山黄泉を超える為に貴方の子を産みたいと、そういう意味に捉えるのが妥当だろう。

 

 つまりはプロポーズみたいなものだ。

 

 馬鹿正直に考えれば俺は諫山冥に求婚されたのである。

 

 だがこのセリフは良い感じの雰囲気になっている男女間でかわされたセリフではない。

 

 これを言ったのは諫山冥であることを考慮に入れた上で思考しなければならないことを忘れてはならない。

 

 それを考慮に入れた上でもそのように簡単に考えてしまうのは正直愚の骨頂だろう。

 

 1回それを期待してしまった俺が言うのもなんだが、それは可能性として排除すべき解釈だと考えている。

 

 なぜならば、はっきり言って諫山冥が俺に恋愛的な好意を抱いているとは考えられないからである。

 

 せいぜいあるとしてもそれは「人としての好意」程度の筈だ。下手をすると「戦力的価値」としてしか、つまりは日本刀などの武器よりは上ぐらいにしか俺の魅力を感じられてない可能性すらあるのだ。

 

 あの母と父の子供である俺はなかなかどうして悪くない面構えをしているつもりではあるが、だからといってあの人がそんな物程度に惹かれたと考えるのはそれこそ無理がある。

 

 あくまでも俺の感想なので外れている可能性もある訳だが、戦力と顔とを考慮してみたとしても数回しか合っていない年下のガキが攻略出来るような簡単な女性ではないように思える。

 

 つまりあれは単なるプロポーズではない。

 

 意味合いはこうの方が近い筈だ。

 

”私は家督を諦めていない。優秀な子を産めば世間の意見は変わってくる筈だが、お前はその子を成す遺伝子として期待出来る。さて、お前は私の子を成す資格があるかな”

 

 

 つまりは「優秀な貴方と子を成したいです」っていうわけではなく「私と子を成せるほど優秀な人材になれるといいね」と言った完全に上からのニュアンスである。

 

 一見同じ意味に見えるこの発言だが、実は意味合いが全く違う。後者の意味をよくよく考えると、もし俺が男として不能だとか、諫山冥が期待したような実力を手に入れられなかったとかいった場合、俺は諫山冥からバッサリ見限られるということである。

 

 その過程の下だと俺は優秀な人材では無くなってしまったということだからだ。多分だがその場合、俺は諌山冥に見向きもされなくなる。

 

 あくまでも現時点であの人が選ぶ優秀な遺伝子候補No.1に光り輝いているのが俺って訳だ。

 

 ……嬉しくねぇー。

 

 神宮司菖蒲に会いに行くために病院をうろついているのだが、うろつきながら切に思う。

 

 ……まじで嬉しくねぇー。

 

 諌山冥から本気で求婚をされているのならば正直嬉しいが、ほぼ間違いなく俺の解釈が正しい。

 

 俺の評価は気になる異性ではなく、現時点で最も使えそうな道具というだけのことだ。

 

 再度言おう、嬉しくない。

 

 美人と添い遂げられる可能性があるのに嬉しくないなんて不思議な感覚だ。

 

 

 

 ……まあぶっちゃけるとあの人が本気で子を利用して諌山を乗っ取ろうとしているとも考えにくいのでここまでの議論は怪しい所ではあるのだが。

 

 不自然な解釈ではあるが”期待している”と”子を成す”発言が全く別の文脈で発せられた言葉である可能性も僅かながら存在するし、実はそんなに深く考える必要なんてないお話だったのかもしれない。

 

 人の上に跨って脅迫してくるような状況で冗談をかましてくるとは俺は思ってないけどね。

 

 点滴の器具を左手で携えながら対策室の面々を探す。

 

 途中まではベッドの中で思考にふけっていたのだが、途中からじっとしているのが面倒になって院内を探索し始めたのだ。

 

  一応諫山冥と交わした約束の中で「対策室入りをする」というものがあったため、それを遂行するつもりなのである。

 

 もとより対策室入りは少々揺れていたためちょうどいい機会であったと思うことにしたのだ。

 

「あら凛じゃない。どうしたの?」

 

「お、丁度いいところに」

 

 廊下を歩いていると丁度良く自販機でジュースを買っている諫山黄泉と遭遇した。 

  

 現在の時間は午後4時半。

 

 中学生なら部活に勤しんでいるあたりの時間だろうからいても全くおかしくは無いか。

 

「ちょっと対策室の人達に用があってさ。出来れば室長に会いたかったんだけど黄泉に伝言を……って神楽ちゃん?」

 

 承諾の旨を伝えてもらおうと黄泉に話しかけると、その影に小柄な少女が佇んでいるのが目に入った。

 

 俺が言った通りその少女の名は土宮神楽。

 

 喰霊-零-では主役の1人であり、喰霊においてはヒロインである少女だ。

 

 昨日俺の部屋に来てくれたのは記憶に新しい。

 

「なんで2人が一緒にいるんだ?」

 

「あら?凛くんは私達が2人でいちゃいけないっていうのかしらん?」

 

「いやそういうわけじゃ無いんだけどさ」

 

 そういう訳では無いのだが、なんとなーく違和感がある。

 

 

 土宮神楽の言葉が正しいならば昨日のうちに諫山黄泉とは既に面識があった筈であり、諫山黄泉のコミュニケーション能力も鑑みれば特段不自然なことでもないだろう。

 

 史実通りに動いていたのならばこの2人が面識を持つのはもっと後、少なくとも土宮舞の葬式の日であり昨日今日では無い筈なので違和感が生じているのかもしれない。

 

「……まあそれは置いといて。神宮寺室長にさ、対策室入りの件お受けしますって伝えといてもらえる?俺と両親からもキチンと伝えるけど一応ね」

 

「お、対策室に入ってくれるのね。歓迎するぞー少年!それにしても随分決断が早いのね。もうちょっとかかるかなーなんて思ってたんだけど」

 

「もともと検討はしてたしいい機会かなーなんて思ってさ。自由に動けなくなるのは面倒だけど確かに神宮寺室長とかの言う通りだしさ」

 

 あとすげーきっかけもあったし。

 

「それはよかったわ。凛が入ってくれれば随分心強いし、私としても同年代の話し相手が増えて嬉しいしね。よろしくね、凛」

 

「うん、よろしく」

 

 すっと差し出される右手。

 

 それを俺は握り返す。

 

 病院の廊下で握手を交わす病服の男と竹刀袋をぶら下げた女子中学生、そしてそれを無機質な目で見つめる女子小学生。

 

 背中を任せられる新たな仲間が誕生した感動すべき瞬間だったのかもしれないが、残念ながら傍目から見たらシュールなんだろうなーこれなんて思ってしまっている俺だった。

 

「あ、そうだ。私も私で結局この前は凛のお母さんに邪魔されて言えなかったことあるのよね」

 

 ポンと手を打ち思いついたように話す諫山黄泉。

 

 そしてフラッシュバックする母親のあの姿。

 

 思わず顔を覆ってしまいたくなる。

 

「……本当にその節は失礼を」

 

「あのくらい別にいいわよ。面白かったし」

 

 カラカラと笑う諫山黄泉。

 

いつもは流石にあんなに阿呆なことはしない人なんだけどな……。

 

 「そう言ってもらえると助かるよ。……それで?話したいことって?」

 

 「わざわざ言う必要もないかなーとは思ったんだけど、土宮殿を助けた第一人者に声をかけないのもアレかなーと思ってね。……この子、ウチ(諫山)で預かることにしたの」

 

 左手で土宮神楽を指差す黄泉。

 

 そしてペコリと頭をさげる土宮神楽。

 

 預かる、つまりは諫山で土宮神楽を世話するということだ。

 

 即ちアニメ(喰霊-零-)と同じくこの2人が義姉妹になり、義姉妹として一緒に暮らすということである。

 

 おお、とうとうその話が出てきたか。

 

 だが先程の諫山黄泉の台詞ではないが、随分早いように思える。

 

 いつかは出てくると思っていたが、俺の推測ではこの話が出てくるのはもう少しあとだろうと思っていたのだ。

 

「お母さんがその、あんな状態だし、雅楽殿も今後のことでいろいろと大変だろうから私達でお世話を引き受けることになったの」

 

「……成る程ね。確かに神楽ちゃんの年で自分の面倒を全部見なきゃならないのは大変すぎるもんな」

 

 あたかも知らないを装ってそう返す。

 

 まさか昨日の今日で諫山黄泉が土宮神楽を預かることになろうとは。

 

 ほぼ間違いなく昨日2人が接触したことが原因だろう。

 

 姉御気質のある黄泉はあんな状態の神楽ちゃんを見て何もしないというわけにはいかなくなったのだろうな。

 

 俺の行動が逆にアニメ通りにシナリオを進めるとは皮肉なものである。

 

「私達これから神楽ちゃんの引越しの準備なのよ。土宮さん達が検査から戻って来たらここを発つつもり。凛はまだ当分入院かしら?」

 

「俺は後2日もすれば退院だよ。普通より経過が良いからかなり早まったってさ」

 

 腕をぶっ刺されて5日やそこらで退院するなんて普通ありえないだろうが、傷口が鋭利だったとか俺の回復力が高いだとか、俺が駄々をこねたとかで退院が結構早まったのだ。

 

「そ。なら前線復帰もすぐかしら。対策室で待ってるわよん。それじゃあねー……ほら神楽ちゃんも」

 

「……さようなら」

 

 手を振って去っていく義姉妹(ふたり)

 

 ふたりの後ろ姿に、いつもテレビ越しで見ていた2人の背中だぶる。

 

 強烈に感じる既視感。

 

 まだ2人は姉妹と言えるような仲ではなく、黄泉も神楽ちゃんに思いっきり気を使っている状態だ。

 

 神楽、ではなく神楽ちゃんと呼んでいるような状態だし、土宮神楽に至っては殆ど黄泉に心を開いてなどいない。

 

 だが、その2人の姿は俺が見ていたあの2人の姿と重なって見えたのである。

 

 ……次に会うのはいつになるかわからないけど、次に会う時にはあの仲睦まじい2人に変化していることだろう。

 

 そんな2人に会うのが非常に楽しみだ。

 

 用事は既に済んだので俺は踵を返す。

 

 これから先、不安事項はかなりの数存在する。

 

 三途河は勿論のこと呪禁道とかみたいな第三者の立場の敵勢力にも気をつけなければならないし、諫山冥に関する心配事も追加されてしまった。

 

 悲劇が起こるパターンを考え始めると俺の頭では考え尽くせない程度には存在してくる。

 

 だが、土宮神楽もこれから前に向かって歩き出すわけだし、俺がネガティブになっていても仕方がないだろう。

 

 

 とりあえずは俺が今できること、つまりは療養から始めようか。

 

 そう思い、病室へと歩を進めたのであった。

 

 

 

 

 

 

 


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