喰霊-廻-   作:しなー

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エタってない、エタってないんだ!
すみません、遅くなりました。

前回のあらすじをかんたんに述べておくと、

強大な力を持つカテゴリーBが4体も湧いてしまった戦場に室長候補生たちと乗り込んだ小野寺凛。チーム分けで凛、弐村剣輔、土宮神楽の3人で行動することになったが、途中で異常発生したカテゴリーCに遭遇。その処理を後輩に任せてカテゴリーBと対峙したが、相手にしたカテゴリーBは結構強く、体力を温存したい凛にとっては面倒な相手であった。しかしながら神楽がその相手を一人で引き受けることを進言。その言葉を信じ戦場を離脱。凛は本部へと向かう。そして神楽はその凛の期待以上の覚醒を果たし、カテゴリーBをまるで雑魚を相手するかのごとく両断したのであった。

ってところです。ご参考にどうぞ。


第35話 -餓者髑髏6-

「ああもう、うざったい!」

 

 道中に現れるカテゴリーCを叩き切りながら、俺は道なき道を爆走していく。

 

 これが整備された綺麗な道であればとっくの昔に着いているのだが、整備のされていない森というのは中々に走りにくい。斜面は急だし、木で迷いやすいし、正直あんまりこの手の道は走り回りたくないのだが、得てして怨霊というのはこういった薄暗い森の中とかで出やすいのだ。

 

 しかも道中でちょいちょいカテゴリーCが湧いてくるので思ったようには速度を出すことが出来ていない。  

 

 餓者髑髏の霊気にでも当てられて周りから集まってきているのだろうか。本当にやめてほしい。

 

 超人的な速度で木々を避けながら同時にカテゴリーCも討伐するという離れ業をこなしながら移動していると、少々焦り気味の二階堂からプライベート回線で無線が入ってきた。

 

『小野寺凛へ!どのぐらいでこちらへ来れますか?』

 

「二階堂……?個人チャンネルで連絡ってどうしたんです?おおよそ5分とかそのぐらいで到着できるかとは思いますが……。オーバー」

 

『状況が変わりました。5分と言わず今すぐ来てください』

 

「ちょっとそれは無理がありますけど……どうしたんです?」

 

 二階堂桐は非常に真面目で、仕事のできる女だ。結構誤解されがちだが、二階堂桐はマニュアル通りのお仕事がお上手!みたいな印象を抱く人が多いらしいが、マニュアル通りの仕事は当然のこととして、マニュアル外の仕事に関しても卒なくこなし室長の信頼を勝ち得ている、本当に出来るタイプの人間である。

 

 そんな人間が、今マニュアルでは基本的に禁止されているプライベート回線を使って連絡してきたのだ。おそらくその内容はよっぽどのことなのであろう。

 

 そう思って次の言葉を待ったのだが、その回答は俺が予想していたのの10倍は酷いものであった。

 

『……諌山黄泉が、負傷しました』

 

「―――了解。2分で行く」

 

 全身に血をめぐらせる。体力の温存を考えて全速力で飛ばすことはしていなかったが、もうこの際そんなことは言っていられない。

 

 かなり消耗するが、仕方ない。

 

 木に霊力で取っ手を作り出すと、それを握って木を駆け上がる。ある程度の高さまで駆け上がったら、近くにある手頃な太さの幹に飛び移り、ターザンもかくやという動きで木から木へと飛び移っていく。

 

 3次元的な動きが大きく要求されるため、非常に難度も高く、非常に疲れる動きではあるし、正直一歩ミスると地面へ真っ逆さまでかなり危険だ。落ちるようなヘマをする程度の温い鍛え方はしていないが、世界の抑止力とやらの後遺症が残っており、ここ数日は正直体調が万全ではない。でももはや形振りかまっていられない。

 

 体力の消耗その一点を完全に俺は無視すると、最短ルートを辿るべく、霊力と体力を全力で使用しながら木々の間を駆け抜けるのであった。

 

 

 

 

「―――帝さん、そっちはどう?」

 

 そしてその室長候補用の無線で黄泉は自分のパートナーとして動いていた帝に連絡を取る。

 

『任せてもらったのに悪いが、まだ片付いて居ない!早く終わらせて向かう』

 

「私こそ任せて本部に合流してごめん。よろしく」

 

 戦闘中であることが無線越しに伝わってきたので、急ぎ無線を切る。

 

 元々黄泉は退魔師の表の家系である帝家の長男、帝綜左衛門と共に行動をしていた。

 

 だが、カテゴリーBが新たに出現したということで、黄泉は先んじて本部に戻り、そのカテゴリーBに対応していたのだ。本部に対策室のメンバーを待たせていたとは言え、何かあったときに自分がいた方が間違いないだろうと判断したからだ。

 

「……帝さんに任せて正解だったわね」

 

 果たして、その判断は正しかった。

 

 対策室本部は、想定以上の事態に遭遇したことにより、混乱状態にあると言っても過言ではなかった。

 

「管狐で監視させてるからここらはまだ大丈夫だ!戦闘が可能な者以外は今すぐ下がれ!」

 

「紀之!とりあえずさっきの奴らは全員避難完了だ!」

 

「わかった!―――室長!ほかの室長候補はまだですか!」

 

『冥ちゃんと剣輔くんが合流予定だったけど、冥ちゃんを遊撃として加藤くんの部隊の支援に回してるわ。剣ちゃんは上村君の部隊に回してるわ。あと、凛ちゃんが向かっているそうよ。それまで絶対に持ちこたえて』

 

 突如現れた新たなカテゴリーB。その登場により、本部の状況は一変した。

 

 現れるはずもない、予想もできない場所からカテゴリーBが現れた……これはまだいい。怨霊というのはそれこそ本当にどこから現れるかわからないものだ。喰霊-零-の2話で数寄屋橋付近にいきなりカテゴリーDが湧きまくったような、あれほどの規模の出現はかなりのレアケースだが、不意打ちで数体が湧いてくる程度のことは多々ある話である。

 

 だが、新たなカテゴリーBは本当に神出鬼没なのだ。

 

「次は上村達の部隊がやられたらしい!あそこって東北のちびっ子の補佐につけてたチームだろ!?距離が離れすぎてる!俺たちが出たほうがいいんじゃないのか、黄泉!」

 

「落ち着いて。私達が焦っても仕方ないわ」

 

「黄泉の言う通りだ。幸いこの本部は張った結界に守られてる。本部との直通無線以外ろくに使えないこの状況だ、まずは全体を素早く把握したほうがいい」

 

 また一部隊、被害が出た。先ほど出たチームからは、黄泉であっても移動には10分~15分はかかるであろう距離だというのに、新たに強襲されたらしい。

 

―――一体どうやって移動してるの?

 

 この戦場を、あのカテゴリーBは縦横無尽に駆け回っている。

 

 地下か、頭上か、はたまた別の何かか。この謎を解かない限り、犠牲者がより多く生まれることは間違いがない。

 

「わかってるけどよお!これじゃ一方的に狩られるだけで時間の無駄にしかならねぇぞ!?」

 

 状況の把握に努めろという岩端の言葉を受けた桜庭は、本部に張られた極小の結界の外でカテゴリーCの群れを退治しながらそう吠える。

 

 時間の無駄にしかならない。確かにその通りではあるかもしれない。

 

 相手の場所も何もかもわからず、ただただ防衛に回るだけでは、確かに時間稼ぎにしかならない。こちらの実力者に打って出させて、相手の特性を把握。出来れば撃破してしまうのが望ましいだろう。

 

「わかってる。でも、凜が来るまでは時間稼ぎに徹して。そうしたら、私が打って出るから」

 

「わぁーったよ!じゃあ凜の野郎が早く来ることを願っておきますかね!」

 

 今すぐ打って出てもいい。だが、この本部には戦闘続行は間違いなく不可能な負傷者達が10人近く集まっている。

 

 結界が張ってあるから安心であるとはいえ、できる限り本部には黄泉に近しい実力のものを最低でも一人残しておかなければ、再度緊急事態が起こった場合が不安だ。

 

「紀之!上村さんのところの被害状況は?」

 

「死傷者ゼロ、負傷者3!うち戦闘続行不可能1だ!剣輔が間に合ったらしい!」

 

「やるじゃないあの子!上村部隊とは無線通じるのよね?」

 

「ああ。あの部隊とは通信できるみたいだ!だが加藤さんの部隊は通じない!」

 

 黄泉との会話以外にも各種仕事を確実にこなしながら、そう答える飯綱紀之。喰霊-零-ではヘタレの印象しか抱かれていない可能性が高い彼ではあるが、実のところ非常に優秀なエージェントの一人だ。

 

 黄泉や凛には劣る所があるといえども、その才は諫山の子孫を残すに値すると判断されただけの事はあり、原作の喰霊では怨霊化された黄泉からも一目置かれるほどに実力が確かな人物であることは確かなのだ。

 

 流石私の婚約者、などと思いながら、再度地図と現場へと目を移し、現状の把握を最優先に行う。

 

 2部隊の距離は直線距離でおおよそ2kmは離れている。歩いて向かえば30分程度の距離なのでそんなに離れてもいない距離だが、ここは森の中だ。地図上の距離と実際の距離などズレにズレまくる。

 

 陸路で移動する場合、その移動には地図上の距離を移動する際にかかる時間の数倍の時間がかかると思ってもらって問題がないのが山や森という地なのだが、明らかに怨霊はそれを遥かに凌駕する速度で移動している。

 

 そうなるとそのカテゴリーBは何らかの手段を使って陸路以外の手段を使って移動しているのだろう。空を飛んだか、地下を潜ったか、あるいはその他のなにかか。

 

 そう思い、本部内を歩きながら再度地図を見ると、ふと頭にひらめくものがあった。 

 

「あれ―――?確かここにも、ここにも―――」

 

 そうなると確かこの本部にも同じものがあったような気がする。

 

 そう思いふと顔を上げると―――

 

「―――な!」

 

 間近に居た対策室のエージェントの後ろで、()()()()()()()B()()()()()()()()()()()()()()()

 

 エージェントの足から吹き出る鮮血。足が落とされたわけではなかったが、それでも十二分にひどすぎる血の量だ。切られた箇所によっては危ないかもしれない。

 

 刹那にも満たないはずの時間。その時間の間に、黄泉の体は自然と動いていた。獅子王を抜く時間すらない。

 

 いつの間に、そう考えることすら不可能なほどの時間の中。そんな中で黄泉が取った行動というのは至ってシンプルだった。

 

 突き飛ばす。獅子王で防御したのでは間違いなく間に合わない。だから、今まさに再度襲われようとしているエージェントを突き飛ばす。力の限り、自分の持てる力をすべて発揮して突き飛ばす。それだけだった。

 

 ドン、という鈍い衝撃が腕に走るのと同時に、ザクッという音すら感じさせぬ斬撃が黄泉の二の腕を走り抜ける。

 

 突き飛ばしたのと同時に切り裂かれる黄泉の左の二の腕。切られたというその事実は、痛みよりも先に熱さを以て黄泉の脳へ叩きつけられた。

 

「―――あああっ」

 

「黄泉!!」

 

「諫山!?」

 

 次いで襲いくる鋭い痛み。筋肉を切り裂かれたその痛みは、とても言葉にして記述することすらできないほど酷いものだ。

 

 黄泉の悲鳴に、事態を即座に把握する回りの対策室の面々。だが、一瞬以上遅い。すでに黄泉は切られてしまった。

 

 さしもの黄泉であっても地面に膝をついてしまう。鍛えていて、痛みに慣れている黄泉といえども痛みに耐えきれる限界というものは当然存在する。覚悟して受けた痛みであれば問題なく受け止めきれても、不意打ちの一撃による痛みはそうはいかないものだ。

 

 だが、その痛みに負け続けることを良しとした場合、次の瞬間に死んでしまうのが戦場というものだ。

 

 痛みに脳を焼かれながらも、刹那に満たない時間で黄泉は自分の状況を把握する。

 

 自分の目の前に居るのは2m程の巨躯の骸骨。手にはやたら長い日本刀を持ち合わせており、今まさにそれで自分を突き刺そうと引き絞っている状況だ。

 

―――突きか。

 

 突きは黄泉も頻繁に使う技術であり、その回避の難しさや脅威は重々承知している。だが、どこに突きが繰り出されるのかがはっきりわかるのであれば、その回避は面で攻めてくる攻撃よりも遥かに簡単だ。

 

 果たして、黄泉を貫かんとその刃は黄泉の顔めがけてまっすぐに繰り出される。

 

 それを黄泉は前に転がり込むように地面に倒れることにより回避する。チッという音から、多少自分の後ろ髪が持っていかれたことを理解しながら、地面に倒れ込む。

 

 その衝撃が左腕の怪我を刺激する。痛い。だが、痛みにかまっている暇はない。倒れ込んだ状態のまま、そのまま前転するかのように転がり、体をひねって反転させて地面へと足裏を着地させる。

 

「―――っつ」

 

 一連の動作により刺激された怪我が、熱と痛みを持って雄弁にその深さを主張してくる。できることなら今すぐ倒れ込んでしまいたいものだが、それをぐっと踏ん張り、目の前の敵を見やる。

 

 帝とともに黄泉が戦った餓者髑髏は体長が3m近くある巨大な髑髏であったが、この髑髏はどうやらそれよりもかなり小さいサイズの髑髏らしい。全体的に華奢で、その分すばしっこそうなイメージだ。

 

 再度斬りかかろうとしてくる餓者髑髏。それを避けようと足に力を入れたところで、誰かに後ろに引っ張られる。

 

 急かつ力強く引っ張られたため思わずたたらを踏みそうになるが、そのよろけは圧倒的に力強い腕によって抑制され、強く抱きとめられる。

 

「―――大丈夫か、黄泉」

 

「―――紀之」

 

 そう後ろから声をかけられる。顔は見れていないが、それでも当然わかる。ふわっと香る、あの香り。どこかまだ子供なのに、自分にはない男を感じさせるような、そんな匂い。

 

「―――どりゃぁぁぁああ!」

 

 そして、自分が抱きとめられている相手が紀之であると認識したのと同時に、弾けるように吹っ飛ぶ餓者髑髏。

 

 まるで自動車にでもはねられたのかと言わんばかりに転がりまわるように吹っ飛んでいく餓者髑髏。

 

 見事な飛び蹴りだ。スーツを着ている上からでもわかるほど鍛えられた肉体を持っていることがわかるとはいえ、餓者髑髏よりも一回り二回りも小さい青年によって放たれたそれは、2m近くあるはずの餓者髑髏の二の腕あたりに炸裂し、その巨体を見事に吹き飛ばす。

 

 鍛えている人間であっても、まともにこれを食らったら、命はないかもしれない。そんな強力な一撃が餓者髑髏を捉える。

 

 だが、浅い。

 

「桜庭さん!浅い!」

 

「わかってる!あの野郎、あの状況で衝撃逃しやがった!」

 

 いい感じに決まったかのように見えた飛び蹴りではあるが、足が当たる瞬間、餓者髑髏は飛び退く形で衝撃を逃していた。その証拠に、骨が折れたような音は一切響かず、ただ骨が地面にあたって転がる音が響いているだけだ。

 

 相手は人間ではなく怨霊。ダメージを与えた所で止まってくれるわけでも怯んでくれるわけでもない。この手の怨霊を倒すためには完全粉砕以外にはないのだ。

 

 とはいえ見事な飛び蹴りを披露したのは桜庭一樹。対策室のお兄さん的なポジションに居る男である。

 

「大丈夫か、黄泉」

 

「大丈夫、ではないかも。多分、刀はこの戦闘で握れないと思う」

 

 遅れて駆けつけてきた岩端の言葉に、そう返す黄泉。正確に言えば、刀は握れるし、おそらく振ることもできるだろう。だが、この怪我だ。握れて振れたとして、その速度は素人にも劣るし、鍔迫り合いになったとしても一秒も耐えることはとてもじゃないができやしない。

 

「すみません、黄泉さん。俺をかばってくれたばかりに……」

 

「気にしないでください。貴方にあの場で死なれるより何百倍もいい」

 

 先程黄泉が助けたエージェントが怪我をした足を引きずりながら黄泉へと謝罪を行うが、黄泉はそれを一蹴する。命あってこそのこの業界なのだ。

 

「とりあえず飯綱は二人を連れて下がれ。ここは桜庭と俺が引き受ける」

 

「あのデカブツ相手にどこまでやれるかはわかんねぇが、足止めぐらいなら俺らで十分だ。早く諫山を治療してやれ」

 

「わかった、気をつけてくれ。そいつ、並じゃない」

 

「んなこたぁ分かってるよ。持ちこたえててやるから、さっさと諫山を治療してこっち手伝えよ」

 

「言うじゃないか桜庭。飯綱が戻ってくるまでにおっ死ぬなよ?」

 

「抜かせおっさん。おっさんこそ瞬殺されんなよ?」

 

 ドリルと、カバン型の退魔武器を構えながら、岩端は目の前のカテゴリーBを悠然と見やる。

 

―――恐らくだが、相当強い。

 

 霊気がひしひしと体を叩いてくる幻覚に襲われる。この感覚は、黄泉や凛を相手にしたときに感じるそれに非常に類似している。

 

「ごめん、二人とも。……お願いね」

 

「任された。あと凛にも言っておいてくれ。道草食ってねぇで早く来いってな」

 

 音もなく、カテゴリーBが斬りかかる。目の前に立ちはだかる桜庭たちではなく、黄泉たちに向けて放たれた斬撃を、岩端はドリルにて受け止める。

 

「おらおらおら!何怪我人狙ってんだ!お前の相手は俺らだっつ―の!」

 

 一瞬だけ動きが停滞した餓者髑髏に向けて、桜庭は勢いよくカバン型の退魔武器を振り回す。

 

 それを難なく避け、再び岩端に斬りかかるカテゴリーB。その動きは無駄がなく、それだけでもこのカテゴリーBが強いことがうかがえる。

 

「―――っ」

 

 ズキリと、左腕が痛みを訴えてくる。

 

 そんなに深くはない。これで二度と刀が握れないような怪我を負ってしまったとかなら話は別だが、この程度の怪我であればそんなに治癒まで時間はかからない。

 

 だが、この戦場においてこの傷は致命的だ。

 

 黄泉が刀を握れなくなる。自分が死ねば何十何百という人間が命を落とす。そう土宮神楽は教育を受けてきたらしいが、それは黄泉も同様だ。

 

 自分が戦えなくなる。それで敗北が決まる可能性だってある。それだけの重大な立場にあることは理解していたはずだというのに。

 

―――失態だ。

 

 後ろで自分の代わりに戦ってくれている二人に背を向け、紀之には見られないようにしながらも、黄泉は割れんばかりの力で歯を食いしばり、その戦場を後にした。

 


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