仮面ライダーLYRICAL A’s to StrikerS   作:(MINA)

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第十四話 「0070年 ユーノ・スクライアの消息」

管理世界。

時空管理局が管理している世界というのが世間での常識で通っている。

その反対の意味を『管理外世界』と呼ばれている。

しかし、管理世界もピンからキリまでが平等に目が行き届いているわけではない。

そう、本拠地があるミッドチルダから離れている次元世界は結構見落としがちになっているというのがマスコミ達が時空管理局に対して批判記事を作り上げる際に最適なネタであったりする。

 

『管理世界』というものに決して安全ではないと知ったのは僕はこの一件が初めての事だった。

 

 

「う……うん……」

ユーノ・スクライアは閉じていた双眸をゆっくりと開き始めた。

意識がぼんやりしていることもあるからか、視界はハッキリしておらずどこかボケていた。

(眼鏡がかかってない?外された?)

ユーノはベッドから起き上がりながら、眼鏡がないことを確認するかのように掌で顔をペシペシする。

視界はさっきと変わらないが、これは単純に視力低下によるものだ。

ぼんやりとする視界でありながらも眼鏡らしき輪郭を見つけて手に取る。

眼鏡をかけることでやっと視界がハッキリする。

そして周囲を見回す。

木質構造の家だと推測しながらベッドから起き上がるが、仰け反るようにフラッとしてお尻をベッドに乗っけてしまう。

「大丈夫ですか?」

ユーノの身体から砂がこぼれて、やがて形となっていく。

上半身と下半身が逆転し、フェレットと仮面ライダーが混濁したイメージのイマジンが出現した。

「何とか……ね。君は僕が寝てる間も起きてたの?」

「はい。僕は意識ハッキリしてましたから。それがどうかしたんですか?」

「じゃあ、僕を運んでくれたのはどんな人だったか説明できる?」

ユーノはイマジンにどのような人物が助けてくれたのかを訊ねる。

「ええとですね。一人は男の人でした。呼び方は『おじさん』っていう感じの年齢の人ですね。もう一人はお兄さんと同じ年くらいの男の子?でしたよ」

イマジンが二人目に関してはどこか曖昧な言い方をしていた。

「自信がないの?」

「うーん。そういうわけではないんですけど、何か変なんですよねぇ……」

イマジンが腕を組んで、首をかしげている。

ドアを叩く音がしたので、イマジンはまたユーノの身体の中に入り込んだ。

「はい。開いてます」

ユーノがそのように返すと、帽子を被った少年がトレイを両手に持って入ってきた。

トレイの上にはパンとコーンスープが乗っかっていた。

「よかった。目が覚めたんだね」

少年はトレイをユーノに渡す。

「!!」

ユーノは少年の顔が近くなると、何かを感じた。

イマジンが何故曖昧な答えしか出せなかったのか理解できたようだ。

「ん?どうしたの?」

「あ、いや何でもないよ。それより助けてくれてありがとう」

「いいよ。困った時はお互い様ってヤツだよ」

ユーノはその場でトレイを持ったままで失礼ではあるが頭を下げ、少年は笑顔で返す。

「食べ終わったらリビングに来てくれないかな?君の事を聞かなきゃいけないしね」

少年はそう言うとドアを閉めた。

ユーノはパンをかじり、コーンスープを飲み始めた。

窓から見える景色で外は青空から茜色になっていた。

 

 

えええええええぇぇぇぇ!!

 

と時空管理局のレクリエーションルームでは大きな声が出ていた。

そのような声を出したのは高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやてを始めとしてアルフ(幼女)、ヴォルケンリッター、エイミィ・リミエッタである。

クロノ・ハラオウン、リンディ・ハラオウンは思わず耳を塞いでしまったが彼女達がそのような悲鳴を上げてしまう理由も理解できるので抗議をする気にはならなかった。

「クロノ君!ユーノ君が行方不明ってどういうこと!?」

なのはがクロノに詰め寄る。

「な、なのは。落ち着いて!」

「気持ちはわかるけど、落ち着いて!な?」

フェイトとはやてが、今にも首根っこを掴みかねないなのはを何とか抑えようとしていた。

「なのはちゃん!」

エイミィの一声が決め手になったのか、なのははクロノから離れる。

「なのはさんが取り乱すのも無理はないと思うわ。ユーノ君が参加している発掘隊は管理局が支援しているから一日ごとに定期連絡する事が義務付けられているの」

リンディがクロノに代わって説明を始める。

「その連絡がないから行方不明になっている、と?」

理解を始めたなのはにリンディは首を縦に振る。

「別の遺跡に行ったとかじゃねーの?」

ヴィータがありえそうな予想を口にする。

「それはない。別の遺跡に足を踏み入れるにしても期間を延長するにしても連絡はあるからな」

クロノが否定する。

「それがないとなると確かに心配だ」

シグナムが腕を組んで言う。

「既に捜索チームが編成されいるはずよ。でも本格的な捜索は明日以降になるでしょうね」

「義母さん。何故ですか?」

皆が首をかしげ、代表してフェイトが訊ねる。

「距離の問題よ。ミッドチルダ

ここ

からユーノ君のいる次元世界までは臨行次元船でも片道十六時間かかるのよ」

 

十六時間!?

 

その場にいる女性陣は思わず大きな声を上げる。

「ちなみに管理局の艦を使っても十時間だ。すぐ捜索なんて事はまず出来ないだろう」

下準備に所要する時間もあるのだから当然だ。

クロノが次元航行艦を用いても六時間しか短縮できない事を打ち明ける。

「何かわかったから連絡するよ」

クロノの言葉はひとまず今日は終わり、と推測させるには十分なものだった。

 

 

食事を終えたユーノは空になった皿を乗せたトレイを持って、リビングに足を踏み入れていた。

そこには自分に食事を運んでくれた少年と幼い少女、そして壮年の男性と恐らく似た年齢だろうが若く見える女性に、一番最年長ととれる老人(男)がいた。

服装は軽快なものばかりで、洒落っ気よりも機能重視というのが一目でわかった。

「やぁ気がついたみたいだね」

家族の大黒柱的役割である男性が新聞を読んでいた。

「丸一日、眠ってたのよ」

その大黒柱を支える女性が笑顔でユーノが手にしているトレイを受け取った。

「お兄ちゃん。大丈夫?」

幼女がユーノを見上げるかたちで心配する。

「ありがとう。大丈夫」

ユーノはしゃがんで感謝の言葉を述べる。

「その身なりからしてお前さん。本土(ミッドチルダの事)の人間なのか?」

「ええ、まあ……」

老人の質問にユーノは当たり障りがないように答える。

民間人が時空管理局所属の人間に対して、好意的か否かというと微妙な部分なのであえて伏せておく事にした。

それに自分は所属しているといっても、生粋の内勤である。

事件が起こったからといって前線で活躍する権限は緊急時でも与えられていない。

「立ちっ放しもなんだから座ったら?」

少年が椅子に座るように促す。

「は、はあ……」

ユーノは促されるままに椅子に座る。

対面には新聞を読んでいる男性と穏やかな雰囲気を出している女性が座っていた。

新聞を畳んでこちらに視線を向けてきた。

「早速だが君の名前と何故あんな所にいたのかを教えてもらえるかい?俺はファーティだ」

「妻のムッティです」

二人は『人に名乗らせる前にまずは自分から名乗る』という礼儀を重んじたのだろう。

「ユーノ・スクライアです」

「僕、フィリオ」

「わたし、スール!」

ユーノが名乗った直後に子供達二人も名乗る。

「儂はグランベールじゃ」

最後に老人が名乗った。

「ところでスクライア君。君は何故あんな所で倒れていたんだい?しかも身一つで」

ファーティは発見した時のユーノの身なりに疑問を感じていた。

(早速一番難しい事聞いてきましたよ)

深層意識の中に潜伏しているイマジンが声をかけてきた。

(正直に全部話せれば一番いいんだけどね)

しかし、この家族がイマジンのことを話して信じてくれるかどうか疑問になる。

それにそんな厄介な存在からどうやって生き延びる事ができたのかと訊ねられるのも確実だ。

そうなると、ディエンドの事も話さなければならなくなる。

(何でだろ……。真実を話そうとすればするほど現実味がなくなっていくような気がしてならないんだけど……)

『事実は小説よりも奇なり』ということわざがあるが、まさにその通りだと思ってしまう。

(ごまかすのも辛いしなぁ)

折角助けてくれた恩人に対して、嘘八百を並べるのも正直心苦しい。

(どうします?)

イマジンもお手上げらしい。

(訊ねてきたら正直に答える事にして、とりあえずは当たり障りのない答えで行こう)

ユーノとイマジンの相談は終わる。

この一人と一体の会話は誰にも聞かれてはいない。

「実はある遺跡の発掘の仕事で、この次元世界に来ていたんです。でもちょっとしたトラブルに巻き込まれて遺跡は崩壊して僕以外の発掘隊のメンバーは全員帰らぬ人になりました……」

イマジンやディエンドの事を隠して真実味のある話をするにはこう言うのがベストだとユーノは考えている。

「身一つというのも命からがら逃げてきた証拠というわけだね?」

「はい」

ファーティが確認するように訊ねて、ユーノは首を縦に振る。

「可愛そうに……」

ムッティは我が身に降りかかった出来事のように哀れんでいた。

リビング内の空気が途端に重くなる。

「帰るにしても路銀はないのじゃろ?それにお前さんの姓は『スクライア』なのじゃな?」

グランベールが何かを思い出したかのように、ユーノは訊ねる。

「はい。そうです」

「父さん。どうしたんですか?」

ファーティはグランベールの意図がわからない。

「お前さん、しばらく儂等の仕事の手伝いをしてくれんか?何、別に疚

やま

しいことをするわけではないしの。それにお前さんが『スクライア』なら心強いしの」

ファーティはグランベールが何故、ユーノに仕事を手伝わせようとしているのかようやく理解した。

「俺達は遺跡を発掘してその中で換金できそうな物を街で売り払って生計を立てているんだ」

ファーティは自分達の稼業を簡潔に説明する。

「なるほど。それならスクライア

にとってはうってつけって事ですね」

ユーノは理解してからひとつ気になった事を訊ねる。

「でもそれって犯罪にならないんですか?」

学者的観点からだとトレジャーハントは問題視されている。

何せ遺跡から発掘した物を商売のタネにするという行為そのものは立派な先人に対しての冒涜されているからだ。

いくら時空管理局が管理していたとしても、目の届かないところでは発掘品の売買という行為は行われていたりする。

「その点は問題ないよ。闇取引でない限りは構わないという特別な措置がされているからね」

「それにここは遺跡世界。遺跡に潜ったらどんな素人でもそこそこの価値のあるものを見つける事ができるんだ」

ファーティの説明にフィリオが補足する。

「わたしもこの前見つけたよー」

スールも言う。

ここにいる人達は発掘品を売り払う行為そのものに罪悪感を抱いてはいない。

そもそも『スクライア』とて依頼での発掘でない限りは品を売って収益を得たりする事もあるので、彼等を批判するつもりはない。

(僕の手持ちじゃ、港に行くまで心許ないのも確かだしね)

ミッドチルダに帰る場合、自力で帰るとなると金は必須だ。

そうなると自分が取るべき行動は自ずと出てくるというものだ。

「わかりました。微力ではありますがよろしくお願いします」

ユーノは彼等の仕事を手伝う事にした。

この場にいる誰もが大いに喜んでくれた。

 

 

ユーノ・スクライアを始めとする発掘隊が行方不明と正式に認定されてから一ヶ月が経過した。

 

 

海鳴聖祥学園の屋上。

空は快晴であり、昼休みに昼食を取るには最適な環境である。

なのは、フェイト、はやて、アリサ・バニングス、月村すずかは持参したお弁当を持って食していた。

ただ一人、空とは対照的に暗い雰囲気を漂わせていたが。

「ユーノ。まだ見つかってないの?」

「なのはちゃん。あんな状態でお仕事大丈夫なの?」

アリサとすずかが、なのはの耳には入らないようにフェイトとはやてに訊ねてくる。

ちなみに四人ともまだ弁当は半分も残っていたりする。

「今はお仕事してるか、学校で授業受けてる時以外はずっとあんな感じやで」

「行方不明になって一ヶ月も経つけど、手掛かり一つもないんだもん。仕方ないよ」

いつもならガールズトークで花咲くのだがここ一ヶ月は葬式に近いくらいに暗かった。

「ユーノ君……」

なのはが呟く。

暗い雰囲気の中で言うから正直切なくなってくるというのが聞いている側の意見だったりする。

「ユーノ君が帰って来んかぎりは、なのはちゃんはあのままやろね」

「うん……。私達に出来ることって悔しいけど、ないよね」

「フェイト、はやて。あんた達がユーノを捜すのに手伝えないの?」

アリサが訊ねてみるが、フェイトもはやても首を横に振るだけだ。

「どうして?」

「捜索チームは既に編成されとってな。私等は指名されてないんよ」

すずかの問いに、はやてが打ち明ける。

「あー!!もう!!」

アリサは何もできない自分と状況に苛立っていた。

余談ではあるが、なのはは暗い雰囲気を纏っていながらも弁当箱は空にしていた。

 

 

ユーノは現在もファーティ達と共に遺跡世界で発掘作業をしていた。

「そろそろ切り上げようか。スクライア君」

「はい」

ファーティの指示に従うように、作業を打ち切った。

「父さん!スクライア君!」

「はやくー」

ジープに乗っているフィリオとスールが手を振って、来るように促す。

二人も乗り込んで、発進させる。

ジープは街へと向かい、本日収穫した発掘品を売りに行く。

ユーノの取り分は収入から大体一割だ。

一ヶ月間溜めたお陰でミッドチルダに帰る為の費用はできた。

後はいつ帰るかだけだ。

(なのは達、心配してるかな……)

自分ひとりがいなくても大して世の中変わらないという思いが根底に根付いているので、今ひとつ自信がもてない。

「スクライア君。もしかして帰りたい?」

後部座席に座っているフィリオが訊ねてきた。

「どうなんだろ……。最初ほど帰りたいって思わなくなったのは確かだけどね」

この家族はとても親切で温かい。

高町家を思い出させてくれるくらいにだ。

村に到着すると、専用駐車場に停めて自宅への帰路を辿る。

村に入るといつもの穏やかな空気はなく、どこか剣呑なものだった。

その証拠に質量兵器(銃器類)を手に携えているスーツ姿の男達が村の中を歩き回っていた。

新暦になった現在、質量兵器の使用は原則として禁じられている。

だがそんな法を守るのは力ある者の庇護下にいる者たちだけであって、その庇護の外にいる者達が真っ正直に守ることはない。

「ドロール一家……」

「何ですソレ?」

ファーティから出る新しい言葉にユーノは訊ねる。

「この村を仕切っているマフィアだよ。上納金として十日に一回は僕達の稼ぎの二割をぶん取るんだよ」

フィリオが嫌悪を露にして告げる。

(どこの世界にもいるんだなぁ。そういうの……)

ミッドチルダに限った事ではないがそれでもしみじみ考えさせられてしまう。

(捜索隊が来たら片がつくかもしれないね……)

ユーノ自身、現在の戦闘力ならば純粋な殴り合いでマフィア程度ならば後れを取る事はない。

だが現在、事を構えた場合不利になるのは間違いなく自分達だ。

仮に街を歩いているマフィアを公衆の面前で倒したとしたら、村人達を人質に取るのは必須だ。

自分がマフィア側ならそうするからだ。

「しかし妙だ。上納金の回収は五日前に行われたばかりなのに……」

ファーティが五日前に大金を抱えて、外を出たことをユーノは思い出した。

「あの時のお金が上納金だったんですね……」

「まぁね。戦えない者にしては金を払って身を守れるんだったらこれほどありがたいものはないけどね」

「………」

ファーティの言葉に、ユーノは何も言わない。

正確には何も言えないのだ。

彼の言葉を批判する資格は自分にはないのだから。

「どへどへどへへへへ」というドロール一家のボスであるドロールが下品な笑い声を出しながら、村の中を歩いていた。

ユーノはドロールを凝視しながら、何かを感じた。

「ファーティさん。もしかしてドロール一家より上の組織っていたりします?」

感じた事を口に出した。

「スクライア君?」

「集金日でもないのにマフィアが村に押し入ってる所からしてただ事ではないと思います。多分マフィア間の抗争が起ころうとしてるんじゃないかと思うんです」

「まさか!?ドロールがペーシモ一家に反旗を翻すってのかい?」

「ペーシモ一家がドロール一家の上に当たるマフィアなんですね?」

「ああ。でもドロールはペーシモと上下関係といっても『信頼』や『利害』なんてないはずだからね……」

ファーティとユーノのやり取りは続く。

「信頼や利害でない上下関係というと『支配』ですね……」

「そうだよ。それより中に入ろう。いつまでも外にいたら変に目をつけられるかもしれないからね」

「はい」

ユーノは自分達が『狐と狸の化かしあい』あるいは『欲にまみれたバカ達の抗争』に巻き込まれたのではないかと感じた。

 

夜になって、ドロール一家もなりを潜めたのか静かなものだった。

ユーノはベッドから起き上がり、リビングを出て外へと出る。

漆黒の夜空ではあるが、星々が輝いており美しかった。

「何を考えていたんですか?」

ユーノの身体から砂が噴き出て、上半身と下半身が逆転した白い身体のイマジンが出現する。

「少しは強くなれたと思ったけど、僕は何も変わってないって思ってね……」

「?」

イマジンは首を傾げる。

ユーノは今から一年前に一人『恩人』を失っている。

名はティーダ・ランスター。

執務官になる事を夢見ていた優秀な捜査官だった。

身内は妹が一人いたらしいのだが、今はどうしているかは知らない。

ポケットからカードケースを取り出して、中身を取り出す。

溝に走っているカラーは違うが形状は間違いなくゼロノスカードだった。

「使わないんですか?」

イマジンはソレがどんな効力を持っているかはわからないようだ。

「僕にとっての『お宝』らしいんだけどね……」」

ユーノはゼロノスカードを裏返したり、表に戻したりしていた。

 

「お前さん。ソレをどこで手に入れた!?」

 

ユーノと同じ様に外に出ていたグランベールが両目を大きく開いて叫んだ。

 




次回予告

    ゼロノスカードを持ったユーノに問い詰めるグランベール。

    ドロールはペーシモに呼び出されていた。

    アンビシオン一家というペーシモと対立するマフィアが
    ユーノが現在生活している村を狙っていた。

    夜、グランベールはユーノを起こし村を出るように言う。
    そしてグランベールは自分の過去を打ち明けた。
    それはユーノにとっても、他人事ではなかった。

    第十五話 「0070年 戦の始まり」
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