問題児と銃使い(?)が異世界から来るそうですよ?   作:ただの遊び人外

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更新が遅れて申し訳ありませんでした!

続きが出なかったんです・・・。

それでは、今回もよろしくお願いします!


コミュニティの現状だそうですよ?

 

 

(人間が神格を倒した!?それも変哲もないただの銃で!?そんなデタラメが・・・!)

 

黒ウサギは殊牙のデタラメさを考えている途中に召喚のギフトを与えた主催者の言葉を思い出す。

 

『彼らは間違いなく、人類最高クラスのギフト保持者よ、黒ウサギ』

 

黒ウサギはこの言葉をそこまで信じていなかった。相手は確かに信用できる相手だったが眉唾ものだと思っていた。

 

(信じられない・・・だけど、だけど!本当に最高クラスのギフトを所持しているなら・・・私達のコミュニティ再建も、本当に夢じゃないかもしれない!)

 

「おい、どうした?ボーっとしてると胸とか脚とかを揉むぞ?」

 

「え?きゃあ!貴方はお馬鹿ですか!?二百年の間守ってきた黒ウサギの貞操に傷をつけるつもりですか!?」

 

「二百年?超傷つけたい」

 

「お馬鹿!?いえ、お馬鹿!」

 

十六夜に対して文句をいう黒ウサギ。その途中に殊牙がいないことに気がついた。

 

「あ、あれ?そういえば殊牙さんは?」

 

「ああ、殊牙なら」

 

十六夜が指をさした方を見ると殊牙は木の実を取っていた。

 

「何をやってるんですか!?」

 

今日も黒ウサギの苦労は途絶えない・・・。

 

 

なんか黒ウサギと逆廻が話してたからその間にここでは何が食えるかを調べるため、木の実を取っている。

 

すると黒ウサギにハリセンで叩かれた。

 

・・・解せぬ。

 

「何故?」

 

「何故?ではありません!なに勝手に行動してるんですか!?」

 

「俺は悪くない」

 

「お馬鹿様!!」

 

もう一度ハリセンで叩かれた。

 

「悪いのはそっち。何かを隠してるでしょ?」

 

「お、殊牙も気づいてたか。俺も同意見だ。これは俺の勘なんだが、黒ウサギのコミュニティは弱小、もしくは衰退したチームなんじゃねえか?だから俺達に組織を強化してもらいたいから呼び出した。どうだ?違うか?」

 

「・・・」

 

黒ウサギは何も言わない。

 

「早く話せ」

 

殊牙が促す。

 

「・・・話せば、話せば協力していただけますか?」

 

「ああ。面白ければな」

 

「・・・」

 

「分かりました。黒ウサギをお腹を括って、精々オモシロオカシク、我々のコミュニティの惨状を語らせていただこうじゃないですか」

 

黒ウサギは観念したのか説明しだす。

 

「まず私達のコミュニティには名乗るべき“名”がありません。よって呼ばれる時は名前のないその他大勢“ノーネーム”という蔑称で称されます」

 

「へえ・・・その他大勢扱いかよ。それで?」

 

「次に私達にはコミュニティの誇りである旗印もありません。この旗印というのはコミュニティのテリトリーを示す大事な役割も担っています」

 

「それで?」

 

「“名”と“旗印”に続いてトドメに、中核を成す仲間達は一人も残っていません。もっとぶっちゃけてしまえば、ゲームに参加できるだけのギフトを持っているのは一二二人中、黒ウサギとジン坊ちゃんだけで、後は十歳以下の子供ばかりなのですヨ!」

 

「もう崖っぷちだな!」

 

「ホントですねー♪」

 

十六夜の冷静な言葉に項垂れる黒ウサギ。

 

「けど子供だけってのはおかしい。親が居ないと子は産まれない。それともこの常識も箱庭には通用しない?」

 

「いえ、彼らの親も全て奪われたのです。箱庭を襲う最大の天災――“魔王”によって」

 

“魔王”、黒ウサギがそう言った瞬間、十六夜の瞳が光った・・・ように見えた。

 

「マ、マオウ!?なんだよそれ、魔王って超カッコイイじゃねえか!箱庭(ここ)には魔王なんて素敵ネームで呼ばれる奴がいるのか!?」

 

「え、ええまあ。けど十六夜さんが思い描いている魔王とは差異があるかと・・・」

 

「そうなのか?けど魔王なんて名乗るんだから強大で凶悪で、全力で叩き潰しても誰からも咎められることの無いような素敵に不敵にゲスい奴なんだろ?」

 

「ま、まあ・・・倒したら多方面から感謝される可能性はございます。倒せば条件次第で隷属させることも可能ですし」

 

「へえ?」

 

「魔王は“主催者権限(ホストマスター)”という箱庭における特権階級を持つ修羅神仏で、彼らにギフトゲームを挑まれたら最後、誰も断ることはできなせん。私達は“主催者権限”を持つ魔王のゲームに強制参加させられ、コミュニティは・・・コミュニティとして活動していく為に必要な全てを奪われてしまいました」

 

殊牙はこの言葉に違和感を感じた。

 

(全てを奪われた・・・?それならなんで黒ウサギがまだいるんだ?)

 

考えても答えは出ない。めんどくさくなった殊牙は考えるのを止めた。

 

「けど名前も旗印も無いというのは不便な話だな。何より縄張りを主張できないのは手痛いだろ。新しく作ったりするのは駄目なのか?」

 

「で、出来ることは出来ます。しかし改名はコミュニティの完全解散を意味します。それでは駄目なのです!私達は何よりも・・・仲間達が帰ってくる場所を守りたいのですから・・・!」

 

「そう言うってことは取り返すことが可能ということ?」

 

「茨の道ではあります。けど私達は仲間が帰る場所を守りつつ、コミュニティを再建し・・・いつの日か、コミュニティの旗印を取り戻して掲げたいのです。そのためには十六夜さん達のような強大な力を持つプレイヤーを頼るほかありません!どうかその強大な力、我々のコミュニティに貸していただけないでしょうか・・・!?」

 

黒ウサギは深く頭を下げて懇願する。

 

「十六夜はどうするつもり?」

 

殊牙は半ば十六夜がなんて返答するかわかっていながら聞いた。

 

「なあ、黒ウサギ」

 

「は、はい!」

 

「なんで俺が“世界の果て”を見てみたいのだと思う?」

 

「それは・・・面白そう、だからでしょうか」

 

「そういえばそうなんだが、少し違う。まあ言っちまえばそこに“ロマンがあるから”だ」

 

「ロマン・・・ですか?」

 

「そうだ。感動に素直に生きる、それは快楽主義者の基本だ。魔王から奪われた誇りと仲間を取り返す。・・・最高にロマンのある話じゃねえか」

 

「・・・ん?」

 

「黒ウサギ、十六夜はコミュニティの復興を手伝ってくれるってことだよ」

 

殊牙は黒ウサギが理解していないのかと思い、補足説明する。

 

「いや、それはわかっているのですが・・・あれ?今ってそんな流れでした?」

 

「そんな流れだったぜ。それともなんだ、俺はいらないってか?」

 

「そ、そんなことはありません!十六夜さんは私達に必要です!」

 

「素直でよろしい。で、殊牙。お前はどうするんだ?」

 

十六夜が殊牙に問う。

 

「・・・俺はさ、前の世界では戦争があったんだ。それのせいで人は自分が生きるためには他者を騙してでも生き残ろうとする」

 

「ッ!」

 

黒ウサギは殊牙の言葉に反応して強く手を握る。自分もそうだったからだ。

 

「だからさ」

 

殊牙は黒ウサギに銃を向けて、

 

「今回は無かったことにしてあげる。だから、次に騙そうとするなら容赦はしない」

 

騙そうと言うなら殺す。言ってはいないが殊牙の目はそう語っていた。

 

「わかっています!」

 

「そ、ならいい」

 

殊牙は銃をホルダーに戻す。

 

「話もついたし、ここまで来たわけだ。川の終端にある滝と“世界の果て”を見に行くぞ」

 

「ち、ちょつと待って下さい!殊牙さんがクリアしたゲームの賞品を貰ってません!」

 

黒ウサギはそう言い蛇神の元へ行く。

 

黒ウサギが蛇神と話をして数秒後、青い光が黒ウサギの元に集まる。貰ったのは水樹の苗というものらしく、何やらとても凄い物らしい。

 

そして十六夜達と世界の果てに向かう。

 

 

 

 

 

殊牙と十六夜はコミュニティに入ることが決まった。飛鳥と耀がどうなるのか、今はわからないことだ。




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