タイトル少し変えてみましたがまだまだプロローグどころでもなかったりします()
でものんびり見てくださいw
空は高く澄み渡り、高く昇る太陽は煌々と輝いている。
たとえ北方だとしても流石観測史上最高の気温を記録する日。
此処北海道は名前に似つかわず36℃近くの気温を記録していた。
その暑さが異常なせいか此処北海道の都市圏にある学校にいる生徒達の元気も異常だった。
そう、狂ったように、元気に。
「それでね〜?まじでウケたんよ〜」
「うわ、マジ最高じゃん!!」
ある中学校の食堂がここにある。普遍的な食堂で壁は白く塗られて木製の机が立ち並んでるだけだ。
そしてここはその食堂のカフェテラス。
木製の屋根の隙間からは柔らかく日差しが差している。
一角では女子中学生達が騒ぎ合っている。
「ねー、琴城さんはどー思う?」
「え?」
そこに一人の少女がいた。制服を規則通り着こなし、艷やかな黒髪を柔らかく三つ編みにしているのでどこか委員長のような雰囲気がある。
彼女の周囲には明らかに染めたであろう髪を持つ少女が数人。どうみても彼女はこの場から浮いている。
「あー、面白いと思うよ、私は」
「だよね〜、やっぱ流石琴城さんだわ」
「えへへ……」
と言いつつ、彼女は何も分かってない。
なぜ、彼女がこの場に彼女がいるのだろう。
周りから見てしまえばたかっているようにしかみえなくもない。
まぁ、言ってしまえば彼女自体もそんな理由知らないんだ。彼女は知ろうともしない。
「あむ……」
三つ編み少女はハムの入ったサンドイッチを一口かぶりつき、逸らし目で自分の周囲の少女達を一瞥した。
元気にキャッキャッと騒ぎ合っていて内心私には似合わないなと現を抜かしている。
彼女の口の中にマヨネーズの香りがじんわり広がる。
マヨネーズが彼女の好物でもある。
彼女に取って、友達の名義のあるものは全て、上っ面だけの脆い存在に過ぎないのだ。
「……ん?」
すると、彼女が軽く
サンドイッチを咥えたまま何か違和感を抱くように首を傾げた。三つ編みが緩く揺れる。
何か謎の痛みが彼女の体に響く。ズキズキというより、ジンジン。
「あれ?琴城さんどうかした?」
「う、ううん、なんでも……」
そう、彼女が強がって返事した、その刹那の事だった。
「………!?!?」
彼女の脳に激痛が走った。
雷撃が空を駆け抜けるように、痛みを彼女全身に与えるように。
ただの頭痛というよりは鎖で締め付けられるような痛み。
「い、痛い!!!」
思わず彼女が叫ぶ。精一杯押し殺したような声でしゆにいた彼女らにしか届いてはいない。
「お、おい、琴城さん大丈夫??」
周囲の彼女らも思わず動揺して心配の声をかける。
しかし三つ編みの少女は痛みに耐え切れず顔も挙げられず俯くままだ。
目をって痛みをこらえている。
少女の瞑る瞳の筋には透き通る雫が溜まっている。
「……………ん?」
それは突然の事だった。
まるで豪雨のように彼女を襲っていた痛みは夕立の如く彼女の身から過ぎ去っていった。
「あ、琴城さん大丈夫?」
彼女は痛みに堪え続けていたせいか周囲の声に今更気付く。
「あ、うん、少し頭痛かっただ………け……」
でも、彼女にとってその痛みは夕立なんかじゃなかった。
強いて言うならば、それは延々と続く大嵐の前兆のようなものだったのだ。
「あ、やっと顔上げた!」
「もう、心配させないでよー」
「ほんと、大丈夫?」
周囲の彼女らはそう声をかけているが三つ編みの少女には一切として届いてない。
ただ、三つ編みの少女にはこんな声がひたすら届いていた。
『はぁぁ、はやく去れよこの真面目女』
『席余るから無理矢理こいついれてるのに自分から去らねえし』
『こいつ、空気読めないのか』
『おーい?人の気持ちもわかろうとしないんですかぁ?』
『あ〜あ、やっぱこんな奴ほっとけばよかっなぁ』
『早く死んでしまえばいいのに』
聞きたくもない声が彼女の心の中に突き刺さるように襲ってくる。
周囲の彼女らの顔が慰めるような顔から次第に崩れた骸骨のように
「あ………あ…………」
三つ編みの少女の記憶はそこでまず、途切れてしまった。