コーンスープ飲めました、次は焼き芋が食べたいです
はぁ、俺は何をしてるんだ。
鞄も持たず最低限のものだけ持って、家の鍵も閉めず、ただただ無我夢中でこんなとこにいる。
確かに都会の方に行けばもっと遠くに行けると思ったが、何故こんなにも人目に怯えなければいけないんだ。
いや、もうそんなことどうでもいい。
ただひたすら逃げないといけないんだ、無駄なことは考えていられない。
こんなことになったのは、つい今日の朝のことに遡る。
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………さて、昨日起きた出来事を自分なりに振り返ってみよう。
うむ、不良に絡まれた。
そして殴られた。否、殴られかけた。
現に俺の体には青い痣も切り傷もどこにもない。
しかし、それは別に無事ということでいいのだが、それ以上に疑問なことがある。
あの、俺の周りで発生していたあの光の壁はなんだったのだろう。バチバチと音を立てていて雷を帯びているようだった。
うーむ、俺は魔法使いでも魔道士でも魔法少女でもないわけなのだが、あれはどこか魔法のようだった。
うむ、不思議だ。あれを俺は
そうだ、そうやって崇拝なり信じるなりしてたらまた守ってくれるはずだ。
ということで、おはよう太陽、おはよう自分。
目覚ましの音と共に俺は目覚めた、グッドモーニング。
布団のから身を起こして目を開けたら眩しい朝日が目に差し込んできて俺の目を焼き付けるようだった。
えっと、今日は日曜だから学校休みか。も少し寝たいが……しゃあない起きるか。
この部屋時計ないけど多分8時くらいだな。
っていうとまだ録り貯めしてた番組見れるな………って…………はっ!?!?
いや、はっ!?!?
確かに俺の身にはなんの傷もない。青い痣も赤い擦り傷も切り傷もなかった。
そんで、俺の右手が疼く……的なこともなかった。
いや、少し言いなおすとなかったはずなんだが、俺の右手がなんかヤバイことになってる。
ほら……こんなふうに………
「な、なんだよ、これ……」
俺の右手の甲に、紋章が浮かび上がっていた。
いや、ほんと嘘もなくほんとに。
俺の右手の甲に、紋章が浮かび上がっていた。
しかし、漫画で見るような不思議な魔法陣のようではなく、何度も俺が見たことある文字だった。
「……想……?」
そう、想だった(決して洒落を言いたかったわけではない)
紛れもなくすごくデザインされていてかっこいいが想うと書いては想一文字が描かれていた。
……これ、寝ぼけて書いたわけじゃないよなぁ、俺美術ダメだし。
「うーん、これなんだろ」
朝飯を食いながらもなんか気になってしまう。
箸を持つ手が右手なだけに目に入ってしまう。
多分……これは……予想つかねぇなあ……
……うーむ、消しゴムでも消えないしこれ油性ペンか?
すると、家の外からある音が響きだした。
ピーンポーンパーンポーンという学校のチャイムに似た響き、町内の公式放送の合図だ。
普段は月一であるはずでもう今月はあったからなんか緊急放送だろうか、まぁ耳ぐらいは傾けておこう。
『えー、皆さん、ご存じの方は存じているでしょうが、政府が
……
なんか聞き慣れない響きだな…テレビ付けてみるか。
手元にあった黒いリモコンのボタンを押し大きな薄型テレビの電源をつける。
ブブッと鈍い音を立ててテレビは光を帯びながら映像を流し出す。
放送が言ってた特番番組は開いていたチャンネルで流れてた。
名前がとても有名なニュース番組。俺も時々気が向いたら見てたりする。
そして、特番はたかだかとさっき言ってた『削除標的』という文字を掲げ放送していた。
そして、間もなく政治家らしき貫禄たっぷりの髭を生やした男性が口を開き話しだした。
『今回、我々は異常な細胞変化をした人間を削除標的、つまりは排除しようという政策を制定しました』
異常な……細胞変化………
政治家はそこで話を止め報道の記者達に質問を促した。
『あ、あの、細胞が異常な変化をしているというのはどのような基準で定められているのでしょうか?』
『わかりました、では削除標的の定義について説明いたしましょう』
俺はその場にいる記者と同じように固唾をのみ込んだ。何故だろう心の奥がざわざわする。
『削除標的……それは異様な細胞変化、つまり普通の人間には無い能力を手に入れてしまった人を説きます。そう……例えば以心伝心を使いこなせたり、常人には出来得ないことをできてしまうのです。そしてその細胞変化に犯された人にはある特徴があるのです』
『そ、それは……』
『その削除標的の右手の甲に、漢字が黒く焼き入れられた様に刻み込まれるのです』
バツン………
やばい、無意識にテレビを消してしまった。
……というか、右手の……甲……
漢字が……焼き入れられたように……
完全に俺のことだよな………
いや待て、なんで俺が削除標的?にならなきゃいけないんだ、そんな悪いこともしてないのに、それになんか常人に、出来ないことなん……て……
あ、光の壁、昨日の………
まさか、あれが……削除標的というか細胞の異常変化………
そこで俺の食卓のテーブルがガタンと音を立てて震えた。いや自分で無意識の内に叩いていた。
やばい、なんか嫌な予感がする。
俺の心が叫んでいる。もうそれは悲壮なような不思議なくらいに。
『逃げろ!!』
突然のこと過ぎて頭が追いついてないというか何もかもが追いついてない。
削除標的、つまりこの世から抹消されると言って間違いではないだろう。故に、俺は殺されるなんなり処刑される……
俺、ここにいたら絶対……やばいよな……
そうだ、こっから逃げよう。遠く遠く先に……
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うん……それが朝の出来事。
そして俺は今地下鉄の入り口の、つまり地下と地上の堺に立っている。入るか入らないか、迷ってるとこである、うん、なんか地下って怖くない?
まぁ帽子被って顔は隠してるけど、不自然なくらいおかしいのがこの夏の暑さの中で手袋をしてるってことだ。
この漢字隠すためだとしてもやはり客観的に考えたら怪しさ極まりないだろう。
でも隠さないのは隠さないのでやばい。どうぞ捕まえてください、的な。
……地下……行くか。
地下鉄構内はやはり期待を裏切らずうるさく賑やかだった。
いつもは流し目で通り過ぎる人混みも今の現状下では他人すべてが敵にしか見えない。
しかし、ここから先に進むには一歩を踏み出すしかない。
行き先はどこにしよう、やはり田舎に飛ぶのがいいのだろうか……それかトンネル抜けて本州……
やっぱ俺ダメだな、家族のこと、今更思い出した。
うん、どうでもいいや。
よし、思い切って本州に行こう。
俺の昔からの夢でもあったんだ。ここ北海道地方を抜けて本州に行くことは。
そして……
そして、俺はどうすればいいんだ?
逃げるっていつまで、どこで、終わりは来るのだろうか。
まだ何も起きてないとはいえ何かが起きるのも時間の問題でもある。
緊急放送がまだあまり広まってないのが幸いしてるがだからこそ考えなければいけない。
うん、ここにいるのは危険だ、よし逃げよう。
俺は地下鉄ではなく本州に続く路線の切符を買うため、券売機に財布から取りだした千円を入れた。
さて、中途半端なようですが3000字もいったので切ります(´・ω・`)
てか僕下書きなしであらすじのみで書いてるんですけど
予想以上に膨らみますねw楽しくもあり大変です( ´﹀` )
次回は放っから新キャラ登場!!
なんともう出ていたり?
お楽しみに!ひなでした!