Fate/Living god 現人神として転生したんだが好き勝手しても良いよな? 作:妖牙
注意・今回も主人公がチートを発揮します。そういうのが気に入らない方はご覧になられない方が良いです。
やあ、ギルガメッシュとの戦いに何とか勝利して、友達になった俺だ。あの戦いは本当にきつかったから、勝てたのはとても嬉しかった。
負けてたらとんでもないことになってそうだったけど、今はもう気にしなくても良いよね。
さて、あの戦いの後の後日談を少し語ろうと思う。あの後、満身創痍になっていたギルガメッシュと俺が破壊しまくった宝具の数々を神器を用いて完全に回復&修復して無事にギルガメッシュを復活させる事ができた。尤も、その時使った神器を物欲しそうな目で見られて、少し居心地が悪かったが。
ギルガメッシュを復活させた後は、二人で一緒にウルクの城に戻ったんだが、留守番をしていたエルキドゥさんに滅茶苦茶睨まれました。只ギルガメッシュが「ヤクモは今日より我が朋友となった。敵ではないことは我が保障しよう。」と言ってくれたお陰で睨まれることは無くなったよ。少し話し辛くなっちゃったけど。
まあ、なんやかんやでギルガメッシュの居城に居候させてもらえることになり、時にはそこで色々とはっちゃけてみたり、ギルガメッシュと戦ったり、エルキドゥと会話しようとコンタクトを取ったり、エルキドゥと一緒にギルガメッシュをからかったり、ギルガメッシュと戦ったり、様々な書物を読み漁ったり、ギルガメッシュと戦ったり、三人で色々と派手にやったりしてそれなりに楽しい日々を満喫してるよ。
え?ギルガメッシュと戦ったりしすぎ?キノセイ、キノセイダヨー。
ま、それは置いといて。今俺たちは、とある目的の為に森の中を移動している。目的はとある怪物を退治することだ。
え?怪物退治なんてどうしてしてるのかって?それはまあ色々と事情があってね。要約すると、ある時からギルガメッシュに「訳・怪物退治しに行くから二人とも手伝って。」と言われて、それからずっと一緒に怪物退治に出かけているってわけ。
俺個人としても人々が被害を受けそうになるのは忍びないので手を貸すことには異論はなかった。んで持って今に至る。今まで数多くの悪鬼羅刹を倒してきたが、チート級が三人も揃っているからあっさりとした戦いばかりだった。
だが、今回はそうもいかなくなるだろう。彼のギルガメシュ叙事詩における鬼門とも言うべき怪物、フンババが今回の相手なのだから。
しかし、二人を見ると然程緊張した顔はしていない。もうゆるゆる過ぎる。これから戦いに行くかもしれないというのに、緊張感が全く見受けられない。
「お前ら大丈夫なのか?相手はかなりの奴だと思うんだが。」
「お前が居て勝てぬ相手などおらん。心配するだけ無駄だ。」
「そうだね。君に勝てない存在はいないから問題ないと思うよ。」
君達俺を何だと思ってるのさ?人を化け物扱いして、俺は只の現人神よ?
「まあ、万が一何かあれば神器で一気に始末するから気にするだけ無駄か。」
さてさて、どんな奴が現れるのかね?強いのかどうか楽しみだ。
暫く歩いてすぐにフンババは見つかった。まあ醜悪な姿をしていて、一気に消し飛ばしてやろうかと思ったよ。
しかも俺のことを只の人間だと思って思いっきり見下してやがんの、その汚ねえ面に神器ぶっぱすんぞゴラァ。
目の前の
「はっ、目の前にいる者の実力すら把握できんとはな。やはり醜悪なだけの小物でしかないか。」
「いや、逆に知らない方が幸せかもしれないよ?ヤクモの力は到底理解できない程に化け物染みているんだし。知らないまま逝ける方がまだ良いよ。」
「それもそうかもしれんな、エルキドゥよ。ヤクモの力を知らん方がまだ良いかもしれんな。」
「・・・チミタチ?イイカゲンニシナイト、ジンギブッパスルヨ?」
俺がそう言ったら、二人とも明後日の方向に顔を向けやがった。帰ったら色々とお話(肉体言語)しなくちゃな。
とまあ、そんな一幕がありつつ、フンババとの戦闘になったわけなんだが・・・。
「おいギル。お前やられっぱなしじゃねえか。」
そう、ギルさんコテンパンにやられてやんの。凄いくらいにずぶ濡れになりながらグッタリしてていた。全く、本気を出さないからそうなるのに。後ろでバビロンしてるだけじゃなくて、エアぶっぱすればあっという間だったでしょうに。仕方ないのでさっさとギルを回収する。心なしか身体が震えてるようにも感じられるがそこはノータッチでいてあげよう。俺はとても優しいからな。
「にしても、ここまでできるとはな。」
やはりギルガメシュ叙事詩の中でも鬼門として扱われていただけはある。口から吐き出される毒や焔はまだしも、その場で雄叫びを上げるだけで大洪水を引き起こされるのがこれ程に厄介だったとは思わなかった。俺やエルキドゥは、水を何とか凌ぐ方法があるが、ギルガメッシュにはきついかもしれない。確かに上から人を見下すだけの実力はあるようだ。
だがな―――――――
「エルキドゥ!ギルガメッシュを連れて下がれ!」
俺が声を張り上げると、エルキドゥがビクッと身体を震わせてからこちらに顔を向けた。心なしか顔が青い気がするが、どったのさ?
「わ、分かった。でも君はどうするの?」
「舐められっぱなしは性に合わねえ。アイツの汚ねえ面のど真ん中にしこたま神器をぶち込んでやる。」
俺のその発言を聞いて更に顔を青くするエルキドゥ。だからさっきから何なのさ?
「そ、そうか。無理はしないで。」
「当然だ。」
それだけ交わすと、ギルガメッシュを担いでエルキドゥは走り去って行った。
さて、そろそろ反撃開始と行きますかぁ!!
「愚か者め!貴様一人残ったところで何も変わらなグエッ!?」
「うぜえよお前。もうその声を聞くのはうんざりだ。」
まずは一気にその顔を殴りつける。此方を見下していたから、あっさりとアイツの懐にまで入り込むことができた。殴りつけると同時にとある神器も一緒に仕込んでおいた。くっくっく、さあどんな顔を見せてくれるかな?
「き、貴様ッ!よくもやってくれおったな!儂の顔を殴りつけたその不敬は断じて許さん!最早貴様は大地にすら還さんぞ!!」
そう言って何かをしようとしていたようだが、何も起きない。雄叫びを上げても洪水すら起きない。当然だ。そうなるように俺が仕込みをしておいたんだからな。
「な、何故だ!?何故焔も毒も出ん!洪水も起きんのだ!?」
心底分からないといった様子で色々と喚き散らすフンババ。まあ、分からなくて当然かもな。
「理解出来ないか?俺がお前の能力を封じたのだと。」
「なっ!?儂の力を人間如きが封じただと!?そのようなことができる筈がない!!」
「事実だ。さて、もう終わらせてもいいよな?」
それだけ言葉を言い終わると、俺は手元に神器を召喚する。今回は森の中だ、迂闊に炎熱系は使用できない。
それを踏まえて手元に召喚した神器は、『崩壊銃カラプス』と名前の付いた拳銃型のもの。効果は単純、不老不死や因果の操作などを全て無効化し、無機物や有機物を問わず対象を完全に崩壊へと導き死滅させる。その放たれた弾丸は、対象が例え次元の向こう側に居ようとも貫くまで追い続け、貫かれたが最後跡形もなく崩壊していく。
そんな恐ろしい効果を持つが故に、簡単には人前に出せない代物だが、コイツ相手なら問題ない。
その銃口をフンババへと向ける。一方のフンババはと言えば、向けられたカラプスの力を感じ取ったのか、恐怖に満ちた雰囲気を纏っている。
「それ程のものを一体何処で!?貴様は一体何者だ!?」
「俺か?俺は―――――」
その問いに対する答えを紡ぐ前に、引き金を引いて奴に引導を渡す。もう聞こえても意味は無いだろうが、一応冥土の土産に教えてやるよ。
「――――――現人神だ、この野郎。」
俺が言葉を言い終わると同時に、カラプスより射出された弾丸が奴を貫いた。貫かれた奴の身体は一気に灰となって崩れてゆき、最後は自分に今の状況が信じられないといった間抜けな顔をしながら奴は息絶えた。
その場に残る灰の山を見届けてから、カラプスを仕舞いこんで俺はエルキドゥが走り去って行った方向へと向き直る。
「やっと終わったな。さっさと帰ろ。」
アイツ等の所に早く帰ろう。今何してんのかな?
因みに、フンババを倒したことを二人に告げると、エルキドゥはホッとした表情を浮かべ、ギルガメッシュからは「当然の結末だな。」と言われた。
エルキドゥは兎も角、ギルよ。そんなあっさりとした言葉で良いのか?
まあ、何はともあれフンババを倒した俺たちはウルクへと帰還する。何か俺一人だけで働いたような気がするが、終わったのだから気にしないでおこう。
今回はここまでです。
突っ込みどころは満載かもしれませんが、見て頂けたのなら幸いです。
次回も早めに投稿できるように努力します。