「グフッ・・・っはぁ・・はぁ・・・これでおわりか~」
荒れ爛れた場所
幾万も積まれた異形と人型の骸
その中心に、佇む女と地に伏した死に体の男
「・・・何故?」
「何故かぁ~・・・あいつがっ・・・殺されたから・・・かな~」
男は空
見てワラう
「なぜッ?」
「復讐が果たせた上に・・・姉弟に止めてもらったからかな~」
男は笑みを深め女とその先に広がる虚空をみつめる
「・・・ッ」
「泣くなよ~兄妹 ングッ・・・ハァ~・・・こっちまで悲しくなっちゃうじゃん」
side 男
あ~ないちゃったよ
こうなるかも知れない可能性は、考えてたんだけどね~
神と言えど憎しみは乗り越えることは、出来なかったよ
君も愛する人を殺されたらわかるよ、この気持ちは
あ~でも辛いな~
キョウダイの泣く姿は初見か~
・・・そう考えたら少し嬉しいかも♪
どうしたら、泣き止ますことが出来るかな~
手品をする力も
イタズラする力もないや
さてどうしようかな~
side out
女は
その足取りは重く
僅かな歩数は
現実は僅か数歩、僅か数
選択の余地すらなかった現実に、
求めていた
女は涙を流し
その
side 女
コイツと出逢ったのは、数百年も前のとある丘の、とある夕暮れ時の
出逢いは最悪と言って良いかもしれない。
開口一番が「女の子?」だったからな。
今思い出したら少し笑えるな
アイツのキョトン顔は最初で最期だったかも知れない
なんせアイツは、驚かされるより驚かす奴だったからな
私も何度となく驚かされたよ
だがアイツがいれば、いつも誰かが笑っていた
誰かにイタズラをし、されたものが怒りその瞬間に笑いが起きた
アイツが捕まってじゃれあい
全ては計算の上での行動らしい
アイツが自ら言っていたからな
今はそれすらも聴ける状況じゃないがな
全ては・・・すべては我らの愚かさが招いた結果だ
巨人族との確執が争いと憎しみを生み
それが、積み重なり
怒りを生み、更なる憎しみを生んだ
争いは、僅かな歪みから戦争になった。
私が少し考えれば回避出来たのに、見ないようにした。
・・・見たくなかった
愛した男が
見て見ぬ振りした結果がこれか、笑い物だな
side out
「なぁ・・・オーディン」
男が問う
「ッなんだ・・・ロキ」
女が聴く
「・・・ありがとう」
最後の力を使い手を出す
「・・・ッどういたしまして」
力なく手を出し笑う
「ああああああああああああ!!」
その後に残るのは、
これからも精一杯頑張りますのでよろしくお願いします