途中で長い説明があります。ご了承ください。
月守はヒュースに対して、アドバンテージであるマップ情報を活かして立ち回っていた。物陰に隠れる月守をヒュースは追う。
「ちっ……。なかなかに厄介な機動力だな」
ヒュースが角を曲がった瞬間、やんわりと笑う月守と目が合った。
「メテオラ」
そしてそこには幾つものメテオラが展開されており、月守の合図と同時に放たれた。
ヒュースも攻撃が来るのを予想していたので、すぐに手を打つ。
「ランビリス」
磁力を操作して盾を形成し、月守のメテオラをやり過ごす。攻撃というよりは周囲の地形に当てての目くらましが目的だったようで、直接盾に当たることは無かった。派手に煙が立ち込めており、月守は再びヒュースから遠ざかるように距離を取っていた。
「またか」
逃げ続けるような動きを取る月守に苛立ちを覚えつつ、ヒュースは1歩踏み出す。しかし、
「……なるほど。そういうことか」
ヒュースが足を置こうとしたそこには足場が無かった。寸前で気付いたため踏み外すことはしなかったが、月守のメテオラによって道は壊され、地下道がぽっかりと口を開けていた。
(オレを落とすつもりだったのか…?この程度の高さなら、トリオン体にさしてダメージは無いが……)
それでもヒュースは、この辺一帯に地下道がある事を頭に入れて月守を再度追った。
追いかけながら両者は射撃戦を展開する。
月守はアステロイドを放ち、ヒュースはそれを反射盾で弾きつつランビリスによって作ったクナイや銃による攻撃を織り交ぜている。
ここまでの戦闘で、ヒュースは月守に対する分析を進めていた。
(やつの攻撃方法は、トリオンキューブを生成しての射撃によるもの。使っている弾は2種類。どちらも弾道は直線だが、片方は着弾と同時に爆発する弾。射程は今の所オレのランビリスと同等だが、これは最低ライン……まだ伸びるがそれを隠している可能性も捨てきれない……)
ヒュースが使うトリガー『ランビリス』は、アフトクラトルで開発されたトリガーでもほぼ最新と言ってもいいものであり、その性能自体は優秀である。
射撃戦はもとより、パーツごとに磁力を発生させ相手を捕縛・妨害することも可能。射撃を弾く反射盾という防御手段もあれば、パーツを大量に展開して発射台を生成しての移動もできる。
幅広い戦術が可能がゆえに、このトリガーを使いこなすのは一苦労である。そしてヒュースはランビリスの扱いを持ち前の真面目さで習得した。あくなき実技の反復練習と実戦、そして膨大な知識の全てを頭と身体に叩き込み、ヒュースは遠征部隊に選ばれるだけの実力を手に入れていた。
ヒュースの強みはランビリスによる戦術幅の広さと、その過程で得た知識や頭脳といったところにある。
ここまであらゆる攻撃を試しつつ、ヒュースは月守に対する分析を行っていたのだ。
間合いを取り続ける月守に対して、ヒュースは解析を次の段階に進めようとしていた。だがそのためには、
(どうにかして奴に接近しないとな……)
今の間合いより、少々距離を詰める必要があった。
いくつかパターンを考えたヒュースは、その中から1つの手段を選択する。
(広範囲に渡ってトリオンを使うが……、これが最も確実に奴の足を止められる攻撃だ)
ランビリスによるクナイを多数生成し、並行して右手に銃を作り出す。2人が道角を曲がり、ある程度のスペースがある空間に出たところでヒュースが攻撃に出た。
「ランビリス」
生成したクナイを放ち、月守がそれに反応して躱す初動を確認したヒュースはタイミングをズラして銃からの1撃を放った。月守は銃弾にすら反応してみせるが、それはヒュースの罠だった。
(磁力発生)
ランビリスを操作し、今放った銃弾と先に放ったクナイに強力な磁力を発生させ、引き合わせた。正面からの銃弾と、躱したはずの背後からのクナイが月守に襲いかかる。
だが、
「……!?シールド!」
咄嗟に月守が背後のクナイに気づいてシールドを張った。
最初の数発でシールドは敗れたが、それにより回避の時間が生まれた月守はヒュースの攻撃を食らわずに済んだ。
「へぇ……。玲ね……那須先輩のバイパーみたいな攻撃だな」
そう言う月守だが、動く足は緩めざるを得なかったため、結局はヒュースの思惑通りで間合いを詰められていた。
間合いを詰めながらヒュースは次の攻撃の用意にかかるが、同時に何か違和感を覚えていた。
(こいつ、もしや……)
ヒュースはその違和感の正体を確かめるために動いた。
ザアァァァァァ……
さざめくような音と共に、間合いを詰めたヒュースと月守を十分に囲える程度の範囲に、ランビリスのパーツが広がっていく。
「何か次の手に移るのかい?」
月守は笑みを浮かべながらそう言い、
「答える義理はない」
ヒュースはバッサリと切り捨てるように言った。
「ふぅん。まあいいや。アステロイド」
間合いを詰めてきたヒュースめがけて、月守は動きながらトリオンキューブを素早く散らして多角的な射撃を行った。
パーツの大半を次の攻撃に回していたヒュースだが、手元に残っているパーツを駆使して反射盾を形成する。
さすがに月守に弾き返すまでは至らないが、被弾を防いだヒュースは攻撃を仕掛けた。
仕組みそのものは先ほどの攻撃と同じであり、周囲に漂わせたランビリス同士をタイミングをズラして引き合わせるものだった。今回は手数を増加してダメージを与えることに主眼を置いたものだ。
「シールド」
しかし量が多いのは事前にパーツを展開していたことでバレバレであり、月守は冷静に回避をしつつ、死角からのものにはシールドを
回避と防御を織り交ぜながら、月守は攻撃を放つ。右手からのメテオラを周囲で爆発させてヒュースの視界を遮り、トリガーを切り替えてアステロイドで攻撃する。
視界を遮られたヒュースはアステロイドの出所を全て把握できず、仕方なしに自身を覆うような小さな半球状にランビリスを展開して防いだ。反射させるのはできなかったが、被弾はしていない。
爆煙が晴れると、ヒュースは慎重に盾を解いて月守を見据えた。ランビリスの弾丸は月守の回避とシールドによって阻まれ、シールドに防がれたパーツは弾丸の形を崩してカケラごとに周囲に散らばっていた。
月守はトリオンキューブを周囲に漂わせつつ、口を開いた。
「君のトリガーはできることが多くて随分と便利だね」
「ふん……」
「でも手数に重点を置く攻撃を見るに、火力は足りなさそうだな。そこが惜しいね」
どこかわざとらしく言う月守を見て、ヒュースの眉がピクリと動いた。
「火力不足だと……?」
そう呟くと同時に、ヒュースは手元にあったランビリスのパーツの磁力を操作して結合させ、巨大な車輪を思わせる形状に組み替えた。
「わお。見るからに攻撃力高そうな形……」
月守は巨大車輪から距離を取るかのように一歩下がったが、その巨大車輪はミスディレクションだった。
下がるために月守が足を動かした瞬間、
(ここだ)
ヒュースはランビリスにトリオンを流して磁力を発生させ、月守が1度防いで周囲に散らばったランビリスのカケラを月守目掛けて放った。
発射のためのちゃんとした土台も無い上に、散らばったカケラをそのまま放つので威力も速度も落ちた射撃だが、ヒュースはそれでも構わなかった。
「っ!?」
背後からの攻撃に気付けた月守がこれに気付けないわけがなく、ヒュースの予想通りシールドを展開した。
カケラを防いだ月守が大きく跳躍してその場を離れると同時に、月守か張っていたシールドが砕けた。
そしてそれを見たヒュースは確信した。
(こいつには、弱点がある)
と。
大きく間合いを取った位置に着地した月守に向かって、ヒュースは口を開いた。
「ミデンの戦士。まず褒めよう。貴様はなかなかの腕前だ」
「そりゃどうも……。でも、どういう風の吹きまわしだい?アフトクラトルの優等生くん?」
「……オレはこの勝負の勝ち筋が見えた。だがオレが勝つ前に、先に貴様の健闘を讃えておこうと思ってな」
「勝ち筋?ハッタリかな?」
そう言われたヒュースは周囲に散らしていたランビリスのパーツを自身の元へと集め円の形状を取り、自分を中心に守るように展開した。
「ハッタリではない。ここまでの戦闘で、オレは貴様の弱点を看板した」
「……」
無言ながらも表情に僅かな感情の乱れが現れた月守に向かい、ヒュースは看破した弱点を口にした。
「
と。
*** *** ***
ヒュースの指摘は、文句のつけようが無いほどに正解であった。
月守自身がこのことに気付いたきっかけは、正隊員に上がって初めてのソロランク戦の時だった。
相手はガンナー。しかもハンドガンというおおよそ強大な火力とは思えないトリガーを使っていた。近接戦になった際、月守がサブ側にシールドを展開しつつメインのバイパーで止めを刺そうとしたその時、銃弾を受けたシールドがやけにあっさりと割れたのだ。
発揮するべき強度を見せずに割れたシールドに月守は動揺しつつも、そのランク戦は火力ゴリ押しで勝った。
ランク戦終了後、月守は急いで不知火の元に行き、トリガーホルダーを差し出して、
「シールドに不具合があるから調整してください」
と、言った。だが調べた不知火の答えは、
「シールドに不具合は無いよ。至って正常さ」
というものだった。
しかしその後も、月守の展開するシールドはやたら割れた。
おかしいと思った月守は、再度不知火に調整を依頼したが、その時不知火が発想を逆転させた。
「もしかしたらおかしいのはシールドじゃなくて咲耶のトリオンかもしれない」
と。
そして月守のトリオンを詳しく調べた結果、月守のトリオンにはそういう欠落があることが分かった。
不知火曰く、
「一般的には、
『トリオン能力=トリオン量』
という認識だが、それは正確じゃ無い。
確かに量がトリオン能力の大きなウエイトを占めているのは事実だが、厳密に言うと量以外の要素もある。まあ、その辺の要素は基本的に量と比例するから、トリオン能力=トリオン量っていう認識で問題無いけど……。
というか咲耶、比例って分かる?中学一年で習うっけ?ああ、分かるの?じゃあそのまま説明続けるね。
トリオンシールドにおける強度は、トリオンの量と密度と結合力で決まる。それで……、うん?結合力の説明?……んー、専門用語満載になるからすごく簡略化するけど許してね。
トリオンで構成されたものは、すごく細かいトリオンの粒がくっついてることで形を保ってる。で、今ここに居るワタシと咲耶をそれぞれ1つのトリオンの粒として…。咲耶、右手出して。そう。で、こうやって握手するでしょ?この繋いでる、握ってる強さが結合力。
なんとなく分かったって顔してるね。
それで本題。咲耶のトリオンはどうも、この結合力がやたら弱い。生まれつきの性質だろうね。トリオン同士が結びつく力が弱いから、硬さがものを言うシールドはもろくなる……、ってところだね。
まあ、事情が事情だし、ポン吉に許可もらって君のシールドを少しイジろうか。シールド形成に必要なトリオン量を多めに設定するのもアリだけど……。咲耶のトリオン結合力から平均的なシールド硬度に達する量を算出すると、破格のトリオン量を持つ君でもあっという間にガス欠になる。
だから毎回咲耶が自分で量を設定できる仕様に変更する。強度があるシールドを作るのに多少時間とトリオンを必要とするけど…。
うん?なに?トリガーを弄るのはA級に上がってからじゃないとルール違反?他の隊員と比べるとズルしてる気になる?ああ、大丈夫大丈夫。シールドは普段、展開する時に持ち手のトリオン量から適量を得て生成されるけど、元々は使い手が毎回トリオン量を自分で割り振ってたんだ。でも毎回作るのに手間暇かかるから今の自動徴収式が一般化したんだ。だから改造っていうよりは設定を変更するって感じだ。
なに?それでもやっぱり申し訳無い?A級に上がってからにする?…まあ、咲耶がそう言うなら弄るのはやめよう。
変なところで強情だねぇ、咲耶はさ」
ということらしい。
不知火に助けられたとは言え、月守はその身に『防御が困難』という1つのハンデを背負っていた。
*** *** ***
「貴様はトリオンが脆い」
ヒュースに弱点を指摘されて月守は数秒間止まっていたが、やがて、
「……うん、そうだよ。正確だ」
ヒュースの言葉を肯定し、それを讃えるように拍手を送った。ヒュースの言葉はまだ続く。
「どうやら、多量のトリオンを込めれば硬度は確保できるようだが咄嗟のときにはそうもいかないようだな。不意打ちの類いが有効だ。加えて、これは貴様らのトリオン体そのものの性能なようだが、同時に使えるトリガーは2つまでだ」
「はは、よく見抜くねぇ」
月守はそう言い、ヒュースの次の言葉を待つように口を閉じた。
「……これだけの優位があれば、有効な戦術などいくらでもとれる。オレの勝ちだ、ミデンの戦士」
ヒュースは静かに、そう言った。
ヒュースの洞察は的確であり、その指摘は確かに月守にとって不利なものであった。
勝機を得たヒュースは攻撃に出た。
「ランビリス」
磁力によってパーツを操作して弾丸を形成し、それを月守を取り囲むように展開した。
「……」
無言でそれを見据えていた月守に向かって、ヒュースはその弾丸を放つ。
月守はそれを回避するが、四方八方からの攻撃の全てを回避することはできない。そのため、回避できない分を補うためにシールドを張った。
月守が一時期ながらもA級であった時期にシールドは改造されており、トリオンを多量に組み込んで量と密度によって耐久力を確保する機構が組み込まれている。
先ほどと同じように多量のトリオンを込めたシールドを背面に展開し、死角をカバーした状態でヒュースの攻撃をしのぎつつ周囲にトリオンキューブを展開する。
「アステロイド」
多角的な射撃を行うが、ヒュースはそれをやはり反射盾で難なく防ぐ。
一見すると、両者ともに互いの攻撃を防いだ状態での射撃戦だが、その内容は月守にとって不利なものであった。
攻撃に割くトリオン量は仮に互いに等しいとしても、防御に割くトリオン量は月守の方が何倍も多い。強化したと言っても、それでも月守のシールドは脆い。事実、射撃戦の最中でも月守はシールドを割られぬように何度もシールドを展開し直している。
攻防が互角を示すため、これはスタミナの勝負になる。
ヒュースの狙いはこれだった。
撃ち合いながらヒュースは思案する。
(奴のトリオンがどれだけのものかは知らないが……。この攻防で消費するトリオンは間違いなく奴の方が圧倒的に多い。先にガス欠を迎えるのは、間違いなく奴だ)
と。
そしてヒュースのこの考えは、正しい。
月守のシールドが脆いという弱点がバレた当時は、月守への対策として今のヒュースのような撃ち合いに持ち込む隊員が多くなり、そしてそれは一定の成果を見せた。
撃ち合いながら月守は間合いを開けようとメテオラで目くらましをするような攻撃を放ち、やっとのことでヒュースの攻撃から一時的に脱却することができた。
ヒュースとの攻防の激しさを物語るように、月守は顔を僅かに俯かせ、息も多少上がっていた。
不利になった月守を見て、傍にいたちびレプリカが意見した。
『このままの撃ち合いはサクヤが不利だ。一旦立て直しのためにこのまま大きく間合いを取るべきだ』
「……」
『活路を開くためなら、私も力を貸そう。ユーマの使う「強印(ブースト)」を付与すれば、あるいはこの形成を崩すきっかけになるかもしれない』
「…………」
『……サクヤ?聞こえているか?』
返事のない月守を心配したレプリカが、その俯いた表情をしたから覗き込むようにして見た。
すると、
「……聞こえてますよ、レプリカさん」
かなり遅れる形で、月守はそう答えた。
そしてそう言った月守の表情は、笑顔だった。
その笑顔は、戦う前にヒュースに向けたものと同じだった。
楽しそうにも、虚ろにも、邪悪にも見える、言い知れない何かがある、そんな笑みを月守は浮かべてレプリカとの会話に応じた。
「お気遣い、ありがとうございます。でも大丈夫です。レプリカさんはそこで見ててもらうだけで結構ですよ」
『勝機はあるのか?』
レプリカの問いかけに対して、月守は笑みを崩さずに答える。
「ええ。というかそれ以前にイライラしてるんですよ、俺。昔の嫌な思い出引っ張りだされて」
目は全く笑っていない笑みで、月守は言葉を続ける。
「……どうも向こうの優等生くんは俺の弱点を暴いていい気になってるみたいですけど」
そこまで言った月守は俯いていた顔を上げ、ヒュースを見据えて言葉を続けた。
「……それだけで勝った気になるなんて、頭固すぎて笑えますね」
と。
ヒュースの戦法は間違っていない。相手の弱点を突くのは戦いの鉄則である。だが、そのヒュースの選択を月守は『頭が固い』と、鼻で笑った。
月守は一歩を踏み出す。やっとの事で開けた間合いを詰めながら、ヒュースに向かって口を開いた。
「なぁ、アフトクラトルの優等生くん……」
「なんだ、ミデンの戦士」
「君は2つの事を見抜いた。俺自身の弱点であるトリオン能力の欠落と、こっちのトリオン体そのものの性能を見抜いた。それは確かに正しいし、確かに君にとってはアドバンテージになるだろう」
月守はヒュースの考察が正しいと肯定する。
だが、その上で月守は何てことないように、ヒュースに確認するように言った。
「……
と。
「何だと?」
その言葉の意味を計りかね、ヒュースは訝しむように言った。
そんなヒュースを見て、月守は言葉を投げかける。
「いや、だからさ……。
月守の言葉を受け、ヒュースの背に寒気が走った。
何か取り返しのつかないことが、自身の知らないところで進んでいたかのような。
そんな、嫌な予感がヒュースの脳裏を掠めた。
月守は頭の中で、パキパキと殻が割れていくような幻聴を聞いていた。
月守は思う。
(いつもは彩笑が伸び伸びと動けるようにするのが俺の役目だ)
(でも、今は彩笑はいない)
(いつもは神音に気持ちよく攻撃させるのが俺の役目だ)
(でも、今は神音もいない)
(真香ちゃんも、多分もうすっかり向こうのオペレートに入ってる)
(…なら、もういいか)
(
と、月守は思った。
掴みかけた勝利が揺らいだように思えたヒュースとは対象的に、月守の瞳には勝ちへの道筋が見え始める。
月守は右手を構え、トリオンキューブを出現させる。
「覚悟しろよ優等生。反撃開始だ」
そう言うや否や、左手側でオプショントリガーを起動する。
「グラスホッパー」
普段彩笑がやるような、足元に出現させるのと同じようにグラスホッパーを展開し、それを踏み込み間合いを詰める。
本性を覗かせた月守咲耶の反撃が、始まった。
ここから後書きです。
途中で長々と書きましたが月守の弱点は、
「シールドが脆い」
これだけ覚えて頂けたら大丈夫です。
不知火さんの解説ですが、あれは私の独自解釈です。
物質の硬度を決める要素は作中の説明とは異なるようですが、あまり現実に準ずるとシールドマスター犬飼くんの柔軟かつ頑丈なアレとかが説明できなくなりそうなので独自解釈・独自設定のものにしました(それ以前に私が理系ダメダメでちゃんとした知識が無いというウェイトの方が大きいです)。化学・科学をもっと勉強すれば良かったと今日ほど後悔した日はありません。