ワールドトリガー 《ASTERs》   作:うたた寝犬

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第45話「予測」

市街地A。

ボーダーのランク戦においてポピュラーであり基本的なステージの1つであるこの市街地Aに、4部隊の計11名の隊員がランダムに転送された。茶野隊が他の隊に比べて隊員同士の転送位置が近いが、その他の隊は程よくばらけていた。転送と同時に居場所を知られては大きく不利になるスナイパー(海老名隊の乙川隊員と常盤隊の斎藤隊員)はレーダーに映らない効果を付与するオプショントリガーの『バッグワーム』を起動する。

 

(さて、地木隊はどう出る?)

 

自分と仲間の位置を把握しつつ、地木隊以外の9名がそう思った。チームランク戦ではその試合において順位が最も低いチームがステージを選択し、作戦を仕掛ける立場にあるため、仕掛けた側の意図を読まなければならない。それを読み外したり、読み取りが遅れると一気に仕掛けた側の展開にはまり、あっという間に総崩れというのも十分にあり得るからだ。

 

各隊の隊長は相手の意図を読みつつも隊員にひとまず合流の指示を出し、隊員はそれに従う。

 

だがその次の瞬間、大量のトリオン弾丸がある一箇所から空を覆い尽くさんばかりに放たれ、各隊員へと雨のごとく降り注いだ。

 

*** *** ***

 

その光景をモニターで見ていた実況役の国近が軽く驚いたような声を出した。

『おお〜、いきなり仕掛けたね〜。これは月守隊員のフルアタックハウンドかなー?』

 

『まあ、今回の面子でこれだけのトリオン持ってるのは月守だけだろうな〜。にしても、なんだかんだでこいつも弾バカ族だな』

解説役の米屋がそう言ったところで、もう1人の解説役であり月守のチームメイトである天音が、

『月守先輩が、ハウンド使うの、ちょっと珍しい、です』

呟くように言った。

 

その間にも戦闘は進んでいく。狙われた各隊員は雨を防ぐような傘を思わせる形状にシールドを展開し、ハウンドを防いだ。米屋が言うように月守のトリオン能力は基本的に高いが、ステージ全体に散らばるように転送された隊員全員を標的にするほどに射程を伸ばして設定したハウンドの威力と弾速はたかが知れている。面食らったような反応をしつつも全員がハウンドの雨を防いだ。

 

そして防ぎきったと同時に各隊が行動を再開し、国近がそれを実況する。

『月守隊員のハウンドをやり過ごした3部隊が一気に動き出したよ〜。スナイパー2人と地木隊長はバッグワームを起動してるみたい。どうやら3部隊とも合流するつもりかなー?』

 

『バラけてる、と、火力を集中した、月守先輩の、弾丸を、防ぐのは、大変、ですから……』

 

『だな。そんでもって合流後は、とりあえずどこも地木隊に照準を合わせて行動ってとこか?』

 

『んー、多分そうじゃないかな〜?戦うのか時間切れまで逃げるかは各隊の判断しだいだけど、少なくとも地木隊は全部隊に攻撃かけたし、攻める気満々だもんね〜』

実況解説の3人がそう言う中、試合に早速大きな動きがあった。

 

*** *** ***

 

ハウンドの出所にいた月守が自分たちめがけて動き出した事を、レーダーをチェックしていた茶野隊がいち早く気付いた。

「げっ!月守の奴、俺たちを狙ってるぞ!」

 

「マジかよ!」

転送位置の運がよく、スムーズに合流できた事を喜んでいた茶野隊長と藤沢隊員だが、月守が近付いて来るのがわかるや否や一気に焦りを見せた。

『茶野くん、どうする?』

そんな中、2人より1つ年上のオペレーター十倉恵が茶野に思考を促した。促したといっても、十倉の声は落ち着いたものであり、それに感化された茶野は自身を落ち着けるように1つ呼吸をしてから作戦を決めた。

 

相方である藤沢と共に小走りで移動しつつ、決めた作戦を十倉へと伝えた。

「一旦距離を取ります。十倉さん、他の隊がいる地点までオペレートしてくれますか?」

 

『他の隊の所までって事は、乱戦に持ち込むつもりなの?』

 

「そうです。悔しいですけど、今の俺たちじゃ地木隊相手にまるで歯が立たないはずで、正直、長時間逃げることも困難です。だったら複数隊を巻き込んで月守の注意が他にそれるまでなんとか生き延びて、そこから立て直します」

茶野はそう言った。

 

消極的なようにも思えるが、先日の大規模侵攻で勇み足を踏みすぎたあまりに、強力な射撃トリガーを扱う人型ネイバー『ランバネイン』にあっさりと撃ち抜かれてしまった反省を活かして、茶野は少し様子を見ることにしたのだ。

 

十倉も藤沢もその事は理解しているため反対せずに茶野の意見に従うことにした。

『分かったわ。じゃあ近くの部隊めがけてルートを指示するわよ』

 

「ありがとうございます、十倉さん」

茶野はそうお礼を言い、続けて藤沢にバッグワームを起動するようにと指示を出した。月守には変幻自在のバイパーがある。一度視認されると、リアルタイムで弾道を引いてしつこく追跡することが可能であるため、茶野はバッグワームでレーダーから姿を消して月守の視界に映るのを少しでも遅らせようとしたのだ。

 

そして2人がバッグワームを完全に展開し、

『ルートを指示するわ』

十倉がそう言って逃走ルートを指示しようとした、その瞬間、

 

 

「まず2点」

 

 

背後から、淡々としているが殺気のこもった声が聞こえた。

 

「「っ!?」」

 

2人が驚き振り返ろうとしたものの、鋭い痛みと共に2人の首が宙を舞い視界が大きく揺らいだ。そしてその揺らぐ視界に、小柄な体格にバッグワームをまとい、右手に片刃のスコーピオンを握った人影を収めたところで、

 

『戦闘体活動限界、ベイルアウト』

 

2人同時にその音声が響き、茶野隊は戦場からベイルアウトして姿を消した。

 

ベイルアウトの光跡を追いつつ、彩笑は月守へと通信を入れた。

『咲耶、ナイス陽動』

 

『どういたしまして。真香ちゃんの方も準備できたみたいだし、それに従って打ち合わせ通りに行くよ』

 

『りょうかーい』

それと同時に2人の視界に表示されるマップデータに、数個の輝点と赤、黄、緑の3色で彩られるエリアが発生した。

『お!真香ちゃんナイスタイミング!』

彩笑がそれを見て真香を褒めるように言い、

『あくまで予測ですけどね』

控えめな声で真香はそう答えた。

 

マップを見つつ、月守が彩笑に尋ねた。

『彩笑。この色の意味は覚えてるよね?』

 

『赤い所に入らなきゃ問題無し!』

自信満々に答える彩笑の声を聞き月守は苦笑し、

『まあ、そんなとこだね』

そう言ってバッグワームを展開し、彩笑同様に隠密行動を開始した。

 

*** *** ***

 

茶野隊を彩笑が鮮やかとも言っていい動きで撃破し、バッグワームを装着したまま再度動き出したところで、観覧席側ではようやく今の動きの実況解説に移った。

『お見事〜、としか言えない動きだったね〜』

 

『月守が派手に攻撃して陽動役。注目を集めたのを見計らって地木ちゃんがバッグワーム起動して茶野隊に急接近して、背後からの首切りか。なあ天音ちゃん、これってあの2人が事前に打ち合わせてたのか?』

米屋が尋ねると、隣に座っていた天音はコクっと頷いてから答えた。

『はい。今のは、先輩たちが、打ち合わせ、してた、序盤の流れの、うちの、1つ、です』

 

『考えたのは月守か?』

 

『これは、月守先輩が、考えた流れ、でした』

 

『おー、やっぱりか。じゃあついでに訊くけど、今オレが言ったこと以外で月守はこの流れに対して何か言ってたか?』

その問いかけに対し、天音は少しだけ思い出すような仕草をした後に答えた。

『んー……、米屋先輩の、意見で、だいたい合ってます。けど、強いて付け加える、なら……茶野隊は、大規模侵攻で、人型ネイバーと、交戦してました、よね?』

 

『ああ〜、そうだね。ほら、米屋くんたちが連携して倒した空飛ぶ奴だよ〜』

 

『あー、あの空飛ぶ弾バカ族か』

国近に言われ、米屋は自身が仲間と共に連携して撃破した人型ネイバーのことを頭に浮かべ、天音に説明の続きを促した。

『……それで?』

 

『えっと…、月守先輩が、言うには…。派手な弾幕で、攻撃を仕掛ける、と、茶野隊は、あの時のことが、つい頭をよぎって、弾幕を張った、月守先輩に、注意を全部、向けてしまうはず…。って、言ってました』

 

『言われてみればそんな気がすんなー』

天音が告げた月守の意見を聞き、米屋は納得したように言った。ここで国近が思い出した疑問を天音に問いかけた。

『そういえばなんだけどさー。天音ちゃんが試合前に言ってた、地木隊が市街地Aを選んだ理由ってなんなの〜?』

 

その国近の問いに、天音はモニターに一瞬視線を送りつつ

『……多分、そろそろ、わかります、よ』

と、答えた。

 

*** *** ***

 

スナイパーである海老名隊の乙川隊員と常盤隊の斎藤隊員は、地木隊2人がバッグワームを展開したことに対して舌打ちをした。というのも試合前の打ち合わせで、明らかにB級下位の実力を凌駕する地木隊2人を倒すとなると、乱戦に持ち込んでイレギュラーを誘うか、不意をついた狙撃のどちらかしかないことを、2部隊とも確認していたからだ。

前者は味方のリスクが高いが、後者は上手くいけばほぼノーリスクで2人を倒すことができる。ゆえにスナイパーには、

『チャンスがあれば地木隊を狙え』

というオーダーが出ていた。

 

しかしバッグワームにより補足が困難になり、互いのスナイパーはほぼ同タイミングで隊長へと指示を仰いだ。

スナイパーが援護射撃できる位置にいる海老名、常盤の両隊長も地木隊の動きにどう出るべきか悩んだようだが、狙撃の期待ができないため、もう1つの案である乱戦に持ち込むことを選んだ。

 

ただし海老名隊長は地木隊を気にしすぎて崩れるよりなら常盤隊から点を取ろうという考えであり、常盤隊長は地木隊の狙いがバッグワームによる奇襲作戦と仮定して、海老名隊と交戦してそれを狙ってきた地木隊を誘い出すという考えだった。

 

理由は違えども結論は同じであり、両隊長は互いに交戦することを選択した。そしてスナイパーにもそれ相応の指示が出された。

『地木隊の動きにも目を光らせつつ、海老名隊(常盤隊)と交戦するオレたちを援護してくれ』

 

『了解』

両スナイパーはそれを受諾し、互いのチームは相手部隊と交戦するために動き出した。

 

交戦するであろう地点へと目とイーグレットの銃口を向けて、常盤隊スナイパーの斎藤は呟くように言った。

 

「あんだけ強えくせにバッグワームで隠密行動とか、地木隊の奴らは卑怯くせぇな。もっと堂々と姿晒せよ」

 

「いやだって、そうすると君らに狙撃されちゃうじゃん?」

 

「あー?それを狙って……、って、はぁ!?」

 

狙っているんだ、と、言おうとした斎藤は数テンポ遅れて、自身の呟きに答えているのは誰だ?という疑問が頭をよぎり、慌てて振り返った。そして誰が自分の呟きに答えたのか視認したと同時に、

キィン!

という音が響き、

「それだけスナイパーを警戒してたんだよ」

やんわりと微笑んだ月守が容赦なく右手に展開したアステロイドのトリオンキューブを8分割して放った。

 

咄嗟のことに斎藤隊員はシールドを展開することすらできずに被弾し、アステロイドはトリオン伝達脳とトリオン供給器官を破壊した。

 

トリオン体の2つの弱点を射抜かれた斎藤隊員に戦闘続行ができるわけなく、

『戦闘体活動限界、ベイルアウト』

その無機質な音声と共にトリオン体が爆散し、ベイルアウトした。

 

「ふぅ……」

月守が一息つくと同時に、もう一箇所からもベイルアウトの光跡が見えた。一応の確認のために月守は彩笑へと連絡を取った。

『そっちもスナイパー片付けた?』

 

『もちろん!』

彩笑はあっさりと肯定し、地木隊全員にこの通信が聞こえるように設定してから言葉を続けた。

『真香ちゃんのスナイパー位置予測、ドンピシャだったよ!』

 

『ありがとうございます、地木隊長。ちょっと自信なかったですけど、上手くいって良かったです』

一仕事終えた真香の声は安心したような声であり、それを聞いた月守は、

『真香ちゃん、お疲れ様』

真香に労うような言葉をかけたあと、再び彩笑に向けて言葉を投げかけた。

『彩笑、ここからは俺たちの仕事だな』

 

『あはは、そだね。こっから先は細かいことは無しの、純粋な実力勝負』

レーダーで2部隊の動きを見つつ彩笑は言い、試合開始時点から起動していたバッグワームを解除した。

解除して空いたサブ側にグラスホッパーをスタンバイさせ、彩笑はスナイパーが潜んでいたビルから飛び降り、

『咲耶。残った海老名隊と常盤隊を全滅させるよ』

月守にそう指示を出した。

 

『了解だ』

その指示を受けた月守もそれが当然と言わんばかりにあっさりと受諾し、同じくバッグワームを解除して、フリーになった両手にトリオンキューブを生成した。

 

高レベルなスコーピオン使いである高速アタッカー彩笑と、バイパーを始めとしてあらゆる攻撃を駆使するシューターの月守。

 

A級にいてもおかしくない2人の牙が、海老名隊と常盤隊へと向けられた。

 

*** *** ***

 

観覧席側のモニターでは、彩笑と月守が海老名隊と常盤隊の2部隊相手に乱戦を仕掛けた様子が映し出されていた。

その光景を見て、米屋が呟くように言った。

『……こう言うと海老名隊と常盤隊にはわりー気がするけど、もうほぼほぼ決まったな』

 

『そうかもね〜。あの2人のあの間合いの戦闘を受けるには、B級下位だとちょっと力不足かも〜』

国近が同意するように言った後、今の地木隊の動きを見て頭に浮かべた予測を確かめるように天音へと問いかけた。

『天音ちゃん。地木隊が市街地Aを選んだのは、この流れにするためなのかな?』

 

『はい』

天音は飾らぬ言葉で答え、国近は納得しつつも苦笑いを浮かべた。

 

一方、国近の思考、もとい、地木隊の仕掛けた意図の全てを読み切れない米屋は頭にクエスチョンマークを浮かべつつ声をかけた。

『えーっと……、天音ちゃんに柚宇さん、2人だけで納得してないで、オレとギャラリーにも分かるように説明してください…』

 

米屋の言葉を受け、天音がそれに答え始めた。

『んっと…。国近先輩は、わかったみたい、ですけど…。月守先輩と、真香が、市街地Aを、選んだ理由は、いち早くスナイパーを、倒すため、だったん、です』

 

『いやー、でもさ…。スナイパー有利な市街地Cまで行くと極端だけど、狙撃地点を予測するなら高低差と開けた場所が何個かある河川敷とか工業地区とかの方がいいんじゃねーの?』

 

『確かに、そう、ですけど……。月守先輩が、言うには、

「地形戦を挑んでると感づかれると、敵の動きが複雑化する」

らしい、ので……だから、えっと……』

天音は月守や真香の言った作戦を理解してはいるが、それをどう説明すればいいのか戸惑い、言葉に詰まった。そこへ、地木隊の狙いを看破できた国近が助け舟を出した。

 

『順を追って説明するね〜。まず市街地Aっていうステージなんだけどー、このステージは可もなく不可もなくって感じで、どんなポジションでもある程度公平な条件で戦闘できる条件が整ってるステージなんだよ〜』

 

『まあ、そうっすね。ソロランク戦でもとりあえず市街地Aで戦う、みたいな雰囲気ありますし、そこは納得っすわ』

 

『うんうん。そんな市街地Aでもスナイパーが狙撃に使いやすいような高さのある建物の数って、ある程度限られるっていうか、絞られるんだよー』

国近の言うように、あらゆるステージ要素を平等に詰めたとも言える市街地Aでも、本格的に狙撃に使えるような高さのある建物はそこまで多くはない。両手の指で数えるには少々多い程度だが、逆にその建物の高さやそこから狙撃でカバーできる範囲というのはどこも同じ程度である。

 

米屋はそこに気づき、指摘を入れた。

『……だとしても、なんであの2人はピンポイントでスナイパーの位置を割り出せたんすか?そりゃー、地木隊オペレーターの和水ちゃんは元スナイパーだって言っても、あそこまで正確に絞り込むにはちょっと無理があるように思うっすけど……』

その疑問は(一部を除いた)ギャラリー達も感じていたようで、彼らはその答えを聞くべく耳を傾けていた。

 

その疑問には天音が答えた。

『真香が、言ってたん、ですけど……。市街地Aで、チームランク戦を、すると、ある傾向が、多いそうなん、です』

 

『ある傾向?』

 

『はい。多分、ステージに、あまり捻りが、ないからだと、思うんです、けど……。市街地Aの、チームランク戦では、合流を優先する、チームが、すごく多いん、です』

 

『言われてみればそうかもな』

 

『荒船隊みたいな、そもそも合流しない、チームは例外、ですけど……。大体のチームが、開戦直後に、ひとまず合流、する事が、多いみたい、です』

 

『実際に今回も、地木隊以外の3チームは合流してたもんね〜』

国近と天音の意見を聞き、米屋はようやくピンときたようで答えを口にした。

『つまり、各隊の合流地点から狙撃ポイントを逆算したってことっすか?』

 

『あ、米屋先輩、それで、正解です』

 

『っしゃ!』

正解と言われた米屋は素直に喜び、小さくガッツポーズをした。

そんな嬉しそうな米屋を見つつ、

 

(あと付け加える、なら……。真香は、位置予測を、さらに正確にするために、この2チームの、試合のログを、何回も見て、狙撃手の配置傾向を、まとめてたし……。わざわざこのために、狙撃を警戒する、エリアを、色付けしたり、してたん、だよね)

 

天音は内心、そんな事を考えていた。

しかしその事を言う必要は無いと判断した天音は、モニターへと目を向けた。

 

そこに映っていたのは、国近や米屋の予想通りの光景であり、彩笑と月守が連携を取って海老名隊と常盤隊の2部隊を相手取り、なおかつどう見ても優位に試合を進めている姿だった。

 

(桜子には、悪いけど、私たちの勝ち、かな……)

 

友人である海老名隊オペレーターの武富桜子に心の中で謝りつつも天音は勝利を確信した。

 

*** *** ***

 

蓋を開けてみれば、結果は圧倒的なものであった。

乱戦の最中に意地を見せた海老名隊長が常盤隊の計良隊員を撃破した以外は、得点の全てを地木隊が獲得するという結果に終わった。

2シーズンぶりにランク戦に復帰した地木隊は撃破した8得点と生存点である2点を加えて10得点を獲得。一気に中位グループに食い込むという結果で初戦を飾った。




ここから後書きです。

どうもオリキャラ同士の絡みが多いためなのか、原作キャラクターを書いていると『なんかコレじゃない感』を私自身がすごく感じます。今回だと特に米屋先輩がそうです。原作の読み込みが足りないのだろうかと思い、ちょくちょく読み直してます。

今回戦闘シーンは割とサックリめです。がっつり書きたい思いもあるのですが、海老名隊と常盤隊の顔や戦闘スタイルが不明ですのでサックリさせました。

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