大学生になったので引っ越しや入学式、パソコンの事で書く時間がなかったのです。
これからは頑張って早く書くようにします。
毒羽根は竹林に舞う
旧校舎の件から次の日ーーー
「今日から皆のお友達になる大神テラさんよ。皆仲良くね?」
「大神テラと言います。よろしくお願いします!」
洋服を着て元気よく挨拶をするチビテラスを見て生徒達は様々な反応をしてチビテラスを迎えた。
「じゃテラさんはリクオ君の隣の席に座ってね。教科書がないだろうからリクオ君に見せてもらうと良いわ」
「はい」と言ってチビテラスはリクオの隣の席についた。
座るときにリクオが「よろしくね」と言い、誰にも見えないようにチビテラスの手を握ったのは余談である。
その後リクオとチビテラスは学校から帰宅して玄関に入ると小妖怪達が高級菓子を食べていた。
「・・・・・何その高級菓子・・・・・」
「見るからに高そうですね」
チビテラスがそう言ったのと同時にリクオは部屋から出てきたぬらりひょんの胸ぐらを掴んで問いただした。
「じーちゃん!?またどっかから盗んだの!?悪行はほどほどにって言ってるじゃないか!!」
「落ち着いてくださいリクオ様!皆さんこれはどこから手に入れたのですか?」
リクオを落ち着かせながらチビテラスは妖怪達に聞くとその菓子は『鴆一派の頭首・鴆』からのお土産らしい。
久しぶりに鴆の名を聞いてリクオは驚きながら客間に向かい、チビテラスは和服に着替えるため自分の部屋に向かった。
客間の襖を開けると鴆が親しげな顔しながらリクオに挨拶した。
「若!お久しゅうございます!鴆でございます!」
「ぜ、鴆さん!!お久しぶり」
「はっはっは、『鴆さん』など・・・鴆でいいのに!」
「(一体何しに来たんだろう・・・?まぁ、多分組についてだろうけど)」
リクオがそう思っていると襖の向こうから覗き見している皆がヒソヒソと騒ぎだした。
「あの方、何しに来たのじゃ」
「若とどーいうご関係じゃ?」
「鴆一派の頭首で・・・若が小さい時によく遊んでくれていたのじゃ」
「まあまあ、ではつもる話もあるでしょうに」
「こら静かにして!ごめんなさい・・・いつも言ってるんですけど、迷惑考えろって」
「いえいえ、賑やかで良いです。さすが本家ですな」
すると雪女が二人分のお茶を運んで来た。
「若ーーーお茶ですわーーーーー」
畏まった言葉遣いで少し足早で入って来たせいで何も無いところで躓いて、しかもあろうことか熱々のお茶がリクオの頭にかかった。
「あつい~~~~~」
「きゃあ!若、ごめんなさい!!」
「クルルゥアアア!何してくれとんじゃいアマァァ」
さっきまでとは違って片膝立て、怒鳴り声を飛ばす鴆さんに僕と氷麗は唖然と見上げた。
「リクオ様、いや義兄弟に何かしてみろ!この鴆が貴様の息の根止めてやる!!」
雪女がひぇええと涙目になりながら部屋を飛び出した。
だけどすぐに襖の影から鴆を睨みつけた。しかし鴆は何事もなかったように話し出した。
「さて若。今日はどんなイタズラをされたんですかい?」
「ううん・・・三代目になるならイタズラなんかしているわけにはいかないよ鴆さん」
「「「「「えっ?」」」」」
鴆さんだけでなく、襖の影で見つめていた妖怪達も驚きの声を上げている。
そしてそのままリクオは真剣な目で鴆を見つめて言った。
「今まで継がないって言っていたけど・・・昨日の件で考え直したんだ」
「リ、リクオ・・・その言葉嘘じゃないな!?」
「嘘なんかじゃないよ鴆さん。僕は三代目を継ぐよ!!」
それを聞いて鴆はもちろん、側近の妖怪達も喜びの声を上げた。今までリクオの三代目襲名を強く願っていたかいがあったと嬉し涙までする妖怪がいるくらいだ。
その後、リクオと鴆は自分達の思い出を長い時間話し続けた。
だがその光景を襖の影から苦々しく見つめている者がいたのを誰も気が付かなかった。
少し短い文章になってしまいました。
次の話では戦いも含めて長く書きます!