達也は、校門をくぐり早速好奇の目を浴びた。
「なんで男性がIS学園にいるの?」
「でも、うちの制服着てるよ!?」
「まさか女の子だったりして!?」
など、様々な方向から声が聞こえてくる。
「(まあ、ISは女性にしか動かせないから、驚かれても仕方があるまい。)」
達也は、女の子達の好奇な視線を物ともせずに
教室へ向かっていた。
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達也の配属されたクラスは1年1組だった。
ちょうど、このクラスには達也の他にもう1人、同じ境遇の人物がいるそうだ。
達也は、教室の扉を開け中に入ると
机に突っ伏してる男性を見つけた。
その男性こそ、世界で初めてISを起動させた
織斑 一夏であった。
「(まずは、彼に接触するか。)」
達也が、教室に入り
織斑に声を掛けようとした瞬間、黄色い声があがった。
「キャアーーーーー!!!!」
と、黄色い声があがった。
「(なんなんだ!?俺が九校戦で一条に使った魔法と同等だというのか・・・・・・!?)」
「なんだっ!?」
一夏は、急な叫び声に驚き
何事かと状況を把握するため
辺りを見回そうとしたが
目の前にいる、もう1人の男性に気づき、
「うわぁーーーーー!!!!」
さっきの女子達の威力まではないが、叫びだした。
「(もう一人の男だけで、そんなに驚くことなのか・・・・・・?)」
一夏が、ようやく落ち着きを取り戻したところで話しかける。
「初めまして。この度、IS学園で一緒に
学ぶ事になった、司波達也だ。よろしく。」
達也は、そっと手を差し出した。
一夏は、差し出された手を握り返した。
「俺は織斑一夏。一夏でいいぜ!よろしくな。」
「なら、俺のことも達也と呼んでくれ。」
「男1人で辛かったんだよ。達也がいてくれてホントに助かったぜ。」
「確かに、男1人だったら精神的にキツイかもな。
(深雪がこの光景を見たら、卒倒するかもしれないな。)」
達也の、席はちょうど一夏の隣だった為
SHRまで話をしていた。
その間も、女子達の会話は
達也たちのことで持ちきりだった。
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キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、教師が入って来る。
女性は、メガネをかけたおっとりとした女性だ。
「(小野先生と、同じ部類か。)」
達也は、第一高校のカウンセリングの担任
小野 遥を思い浮かべた。
そして女性教師は自己紹介を始めた。
「私は、みなさんと1年間を共にする
副担任の山田 真耶です。分からないことがあったら
なんでも、聞いてくださいね。」
真耶は、自己紹介を終え本題に入る。
「それでは、今からみなさんには
自己紹介をしてもらいます。それでは
出席番号順に、お願いします。」
山田先生の声掛けで
自己紹介は、始まった。
「私は、相川 清香です。趣味は、スポーツ観戦と
ジョギングです。あと、彼氏はいません!よろしくお願いします。」
名前と趣味だけは問題ない。だが、最後から2番目の文は一体どういうことだ?
そして、順調に進んでいき一夏の番が来た。
だが、当の一夏本人はこの状況もあったのか、全身硬直していた。
「一夏、お前の番だぞ。」
「あっ、ああ分かってる。」フゥ〜
そんな一夏に達也が呼びかけて、やっと動いた。一夏は、一呼吸置き自己紹介を始めた。
「織斑 一夏です。1年間よろしくお願いします。」
クラスの女子は、続きは?
という視線で一夏を見ている。
当の本人は、その視線に気づき
「(以上ですを言ってないからかぁ。じゃあ)以上です。」ガタンッ!
達也以外の全員が、一斉に崩れ落ちた。
その直後、千冬が教室に入ってきた。
織斑先生は一夏の席の近くまで行くと
『ズバンッ』と
普通の出席簿では出そうにない音で
一夏の頭を出席簿で打ち抜いた。
「(あの出席簿には、硬化魔法がかかっているのか!?)」
達也は目を見開いた。
そして、織斑先生は説教を始めた。
「貴様は、碌に自己紹介もできんのかっ!!」
「げっ、剣八ッ!」
「貴様、懲りてない様だな?」イラッ
『ズバンッ』
織斑先生は、再び硬化魔法がかかってそうな
出席簿で一夏を打ち抜いた。
その後、山田先生の方に向き直り
「山田先生、遅れてすまなかった。」
「会議は終わられたんですね。」
「ああ、先程終わったところだ。いきなり
初日からSHRを任せたりしてすまなかった。」
「いえ、これも副担任の仕事です。
なんでも頼ってください。」
と、教師同士の会話が終わり
織斑先生が教卓まで行き自己紹介を始める。
「この度、君たちの担任を受け持った
織斑 千冬だ。私の仕事は君たちを1年で
使い物にすることだ。これから1年間よろしく頼む。」
『ッ!』
直後、
達也は危険を察知し
コンマ5秒で耳を塞いだ。
その後、女子一同が本日2度目の
魔法「?」を行使した。
「キャアーーーーー!!!!」
先程、気絶から立ち直った一夏は
判断が遅れてしまい
2度目の魔法「?」をくらった。
「グハッ!」
「本物の千冬様だわっ!」
「私、千冬様に会うため九州から参りました!」
「私を罵ってー!!」
など、様々な言葉が飛び交った。
千冬は、頭を抱え
「なぜ、毎年の様に私のクラスには
バカが集まるのだ。これは学園側の
嫌がらせなのか?」ハァー
「それでは自己紹介の続きをしてくれ。」
織斑先生の言葉によって自己紹介は再開した。
順調に進み達也の番が来た。
「司波 達也です。公には発表されてませんが
世界で2番目にISを起動させました。男性ですが
気兼ねなく話を掛けてもらえたら光栄です。
これから1年間よろしくお願いします。」
達也はらお辞儀して席についた。
クラスの女子一同は、達也の完璧な
自己紹介に、見惚れていた為
先程の歓声は起きなかったのだ。
その後も、順調に進み
ようやく自己紹介は終わりを告げた。
次回は、セシリア登場です。
深雪は、セシリア編が終わり次第だします。
次回か、その次の回に
模擬戦開始です。
次回も、よろしくお願いします。