骸骨と共にぼっちが行く   作:チェリオ

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 これはアインズ・ウール・ゴウンに入る前のお話である。



 ここでは各章の説明とこの作品『骸骨と共にぼっちが行く』のオリ主の簡単な説明みたいのを書こうかと思います。

 まず最初の外伝ですがここにはナザリック大墳墓のキャラクターというか原作キャラは名前が出るぐらいで99%オリキャラの原作開始前のオリ主とオリキャラ達のお話です。
 外伝が並びでは本編より先にありますが外伝を読まずに本編を読んで貰っても何の問題もないと思います。

 次に本編ですがこれは原作開始から始まるナザリックの皆と共にオリ主が異世界へ行く話しです。オリジナル展開や独自解釈が多数ありますが…

 特別編は本編や外伝にそれほど関わる事はなく(一部アイテムを除く)四季や月に行なわれるイベント(クリスマスやバレンタイン)をナザリック勢とオリ主が楽しむ話です。
 
 

 オリ主
 ぼっち
 この作品の主人公。アニメや漫画を好み、ブラックな上司に扱き使われる一社員。
 小さい頃から喋るのが苦手で言葉がすぐに出てこない。知らない人が多すぎると体調を崩す。この体質を直す為に体感型ゲームでならそうとユグドラシルにログインした。
 反射神経が通常の人より優れている。


外伝シリーズ
外伝01:騎士に憧れる者とぼっちの神父


 客の少ない薄暗い酒場の一角に剣や槍などで武装した集団が屯っていた。

 

 「はぁ~、今日どうするよ?」

 

 akihiroは呟く。これはここに居る全員が思っている事である。

 

 「団長を待つしかないだろう」

 

 俺はそこで今日始めて発言する。

 ここに屯うのは集団『アルスズ』のメンバーである。

 俺はスレイン。ユグドラシルをプレイし始めて3ヶ月が経ったプレイヤーである。幼馴染で魔法詠唱者である皐月と共に日夜狩りに赴いている。一応騎士をやっているが…楽しくないのだ。この集団は何の理由もなく有り合せで作られた集団の為、張り合いや目的がなくだらだらと一日一日を消費しているだけの集団である。ゆえに戦闘の経験値も然程稼げていないからレベルは15程度である。

 

 体感型DMMO-RPG『ユグドラシル』

 このゲームの特徴はその自由度である。武器やキャラクターの製作や職業の数や広大なマップ。旅をするだけでも当分楽しめるだろう。

 楽しめる者も多く居るだろう。だけど俺は…

 

 「どうしたのスレイン?」

 「ん?ああ、ちょっとね」

 

 始めた当時は夢に燃えていた。この世界で最強と言われる騎士になってみたい願望を開花させたいと思っていたのだ。

 だが、現実でもゲームでも事実とは非情である。

 剣の才能もゲームの才能と呼べる物もなかった俺はこのまま続けても中堅どころ止まりであろう。

 つまりやる気が失せたのである。だけど皐月を誘った手前飽きたからやめると言うのは言い辛かった。

 皐月はこの世界を楽しんでいる。緑の大地、氷の世界、ドラゴンが巣くう世界。戦う事が苦手なら後方支援に徹して皆と進むことを楽しんでいる。

 それに比べて…

 

 「おう、今戻ったぞ」

 

 暗い考えに浸かっていた俺を目覚めさせたのは野太い声の我らが団長だった。

 姿は大柄なドワーフに近く、性格は大雑把の一言であった。あまり好きではなかった。アルス団長はメンバーを仲間とは思っていないらしく、所々で子分のように命令するのだ。

 

 「今日はこれから探索に行くぞ。準備せい」

 「探索って何処に行くんすか?」

 「ふふん。聞いて驚け!まだ未発掘の地下遺跡よ」

 「未発掘ですか…調査はどうしますか」

 「いらんわそんなもん。とりあえず行ってから採れるもの取れば仕舞いじゃ」

 

 いつも通り周りのことを聞かず自分の意思を通す。何かイレギュラーがあれば一目散に逃げて行くくせに…

 そう思いつつも準備を始める俺達であった。

 

 

 

 アルスズのメンバーは6人。

 まず前衛を担当する大きな太刀を持った足軽のような粗末な鎧を着ているakihiro。

 同じく前衛の所々黒ずんでいる西洋鎧を着て、丸っこい盾と片手剣を装備する俺。

 防御を担当する大型の盾を二つ装備するビビリのオロチ。

 遊撃として戦場を荒らすアサシンで小太刀を扱うティオ。

 後衛で俺の幼馴染、灰色のローブと銅の杖を持つ皐月。

 指揮官であり団長のアルス。

 平均レベル18でありここで中層に現れるようなモンスターが出ないことを祈るばかりである。その祈りも杞憂で済みそうであった。どうやらここでポップされるモンスターは10レベル前後のモンスターばかりのようだ。

 いつの間にか俺達には余裕が現れてきた。そんな中、俺は彼と出会った。

 

 「なんすかねアレ」

 「・・・・・・」

 

 そこに立っていたのは大柄で厳つい男であった。彼は短く切り揃えられた金髪を掻きながら地図と睨めっこしていた。

 彼の見た目に引かれて立ち止まったのではない。akihiroが気にしたのは彼の装備であった。安っぽい衣類の上に胸板を隠すだけの小さな鉄プレート、腰に下げている剣は粗末なものだった。

 

 「…初心者…だよね」

 「まず間違いないな」

 

 そう。彼が装備していたのは初期装備の類だけだったのである。

 初心者がこんな所まで来られたのは奇跡だろう。あの装備ではレベル5のモンスターでさえ強敵に見えてくる。

 

 「おい、アンタ」

 「?」

 

 少し気になり俺は声をかけた。彼、プレイヤーネームに《ぼっち》と表示されている者は首を傾げながらこちらを振り向く。

 

 「ここら辺はアンタのような初心者が挑むのには早すぎるぞ」

 「何なら俺のアルスズに入るか?」

 

 ぼっちは穏やかに微笑み会釈して奥へと去って行った。

 

 「なんじゃあいつは?」

 「まぁほっときゃ良いんじゃね」

 

 団長とティオはさっさと彼を視界から外し移動しようとしていた。ただ俺だけが彼を見つめていた。

 疑問。何故あの装備で地下3階まで降りて来られたか?

 運が良くここまでモンスターと出会わなかった?そんな事はありえない。

 では仲間が居たのではないか?だったらその仲間は何処に居る。

 途中で彼を除く仲間がやられてしまったのでは?そんな状態なら俺達に助けを求めるんじゃないか。

 何故…

 

 「…イン?スレイン!」

 

 耳元で大声を出され振り向くと頬を膨らませる皐月が立っていた。

 

 「随分あの人にご熱心のようだね?」

 「んー…気にはならないか?」

 「?何に」

 「いや、別に良いんだけど…」

 「おっしゃ!!隠し扉はっけ~ん」

 

 akihiroの叫びと共に会話が終了する。どうやらお宝部屋を発見したらしい。何の疑いもなく中に駆けて行く。

 

 「おい!トラップの確認ぐらいって聞く訳ないか」

 

 こういう所にはお宝もしくはトラップが定番だってのに俺と皐月、そしてオロチ以外の三人はすでに中である。仕方なく歩く俺に追従する形で皐月とオロチも入る。

 部屋に入ると後ろに何か感じた。気配とかでなくセンサーに何かが引っ掛かったのだ。振り向くと同時に何かが迫るのを察した。

 

 「危ない!?」

 「え、きゃ!?」

 

 咄嗟に皐月に抱き付く感じで押し倒す。すると先ほど皐月が立っていたところに巨大な斧が振り下ろされた。

 余りの出来事にその場が膠着した。

 

 「ミノ…タウロス…」

 「嘘!?ミノタウロスって平均レベル35の中層モンスターじゃない」

 「あ、ああ、ああああああ」

 

 驚く中それぞれが必死に武器を構え戦闘態勢を取る。一人を除いて…

 

 「何をしてる!早くこっちに来い」

 

 さっきから震えるばかりでオロチは身動きすら出来ていなかった。地面に刺さった斧を再び振り上げ、そのまま横薙ぎ振るいオロチを切り裂いた。

 オロチはこの場から消え退場した。

 

 「一撃じゃと!?」

 「く、くそったれが!!」

 「まずいっすね…これは」

 

 絶望的だった。だが、逆に俺は興奮していた。この強大な敵に果敢に挑んでこれを倒せば自分は夢見ていた者に近付けるのではないか?

 辺りを見渡すとすでに逃げ腰のアルス以外戦意はあるようだった。

 

 「皐月、支援を頼む!akihiroは俺と一緒に突っ込むぞ!ティオはいつも通りに」

 「分かったわ!まずは防御力上昇に攻撃力上昇っと」

 「よっしゃ!やったるか」

 「まじっすか!?けどデスペナは勘弁なんで」

 

 身体が緑色に輝き、次に赤色に輝いた。皐月の魔法で防御力と攻撃力が向上した。

 

 「らぁああああああ!」

 

 叫び声を上げて自分に渇を入れつつ突っ込む。対してミノタウロスは斧を振りかぶる。いつもなら盾役のオロチが防いでくれるが今は居ない。しかたなく盾を突き出し防御の形を取る。

 重い一撃が盾より伝わり身体が浮くのが分かった。そのまま空中を漂い、背中から落ちた。

 

 「「スレイン!?」」

 

 驚いた皐月とakihiroの叫び声が聞こえる。ミノタウロスはその瞬間を見逃さなかった。

 スレインに気を取られていたakihiroが次に吹き飛ばされ、斬りかかったティオが叩き落とされた。

 圧倒的な強さに呆気に取られ、終には皆も戦意をなくしていた。

 これはゲームだ。だからと言って俺が憧れなりたかった英雄なんて存在しない。

 

 「・・・あれ?」

 

 敗北を待つだけの俺達の耳に聞きなれない声が聞こえてきた。

 それは先ほどのぼっちであった。何を考えてか知らないが彼はミノタウロスの背後に優しげな笑みを浮かべながら立っていた。

 

 「馬鹿!?逃げろ!!あんたじゃ勝てっこない」

 

 俺は叫んだ。どうせ挑んだって負けるのは必須。ならば何故彼は動かない?理由は簡単だろう。驚き怯え動けないのであろう。だから叫んだ。動くきっかけにでもと…

 しかし彼はこちらを向いて微笑むだけで逃げなかった。その上腰に提げていた剣を鞘より解き放った。

 ミノタウロスは大きく振りかぶった渾身の一撃を振り下ろした。

 皐月もakihiroもティオもアルスも目を瞑っていたが俺だけは瞑らなかった。

 しっかりと見続けた。斧をギリギリで、しかも一歩下がるだけでかわした彼を。

 

 「次はこっちの番・・・」

 

 彼の剣の動きを例えるなら流水だった。まるで流れるように斬り付け、流れるように捌き、避けていく。

 あの大きな斧に対して今にも折れそうな剣一本で斬り合い、確実に圧していた。

 魅入っていた俺は何時の間にかミノタウロスのHPが半分まで減っていた事に気付いた。

 ありえない。あんな低威力しかもたない武器で防御面にも優れたミノタウロスを圧勝するなんて…

 ぼっちは距離を取り、腰に提げていたもう一本の小刀を抜き放ち、腕と腕、剣と小刀をそれぞれ十字架を形を作るかのように重ねる。

 

 「人間をなめるな化け物め!来い、闘ってやる」

 

 そう叫ぶと構えを崩し再び斬り合いが始まる。

 しかしそれは先ほどの斬り合いとは別物だった。苛烈…その一言であった。流れる動きは残しているもののそれは捌くの重視した戦いではなく敵の命を刈り取るものだった。

 彼は戦闘スタイルは二刀流だったのだろう。

 相手が一撃を放つ前に1,2…いや8回は斬り付けている。

 

 「シャアアアアアアア!!」

 

 俺達が総出でも勝てなかったであろうモンスターを初心者がたった一人でかたずけやがった。

 ぼっちは息を吐き出すと踵を返し去っていく。

 

 「おい、ちょっと待てよ!?」

 

 去る彼を追い通路へ出る。すでに彼の姿は米粒ほどに見えるほど遠くを走っていた。

 

 「スレイン待って!!貴方も怪我を…」

 

 慌てて追いかけて来た皐月の言葉が止まる。そしてふっと笑う。

 

 「何だか楽しそうね?」

 

 そうか…俺は今きっと酷いほど笑っているのだろう。

 

 「ああ…ああ!楽しいさ!心が躍る!見たかあの人を!たった一人でミノタウロスを倒し、奥のお宝に目も向けない彼を!!」

 

 運が良い?仲間が居た?そんな物は彼にはいらない。いらなかったのだ。それほどの実力を持ち、持つがゆえに装備を弱くし挑み続けるのだろう。

 英雄。彼を例えるならスレインは迷う事無くそう例えるだろう。

 

 「皐月、決めたぞ!俺は決めた!!」

 

 俺の叫びに皐月は呆れ半分で笑いながら聞く。

 

 「俺はあの人について行く!何度でも何度でも頼み、土下座でも何でもしてあの人の近くに居る!そして俺はあの人に並ぶプレイヤーになるんだ!!」

 「まったくいつも勝手に突き進むんだから…置いて行かないでよ?」

 

 もちろんと答える俺の目には酒場の時の死んだ魚みたいな瞳はしておらず生き生きと輝いていただろう。

 これが俺、スレインと後に《無口の英雄》と呼ばれるぼっちさんとの初めての出会いだった。

 

 

 

 

 ~ぼっちSIDE~

 

 ぼっちはぼっちで地下ダンジョンに来ていた。

 自由度で人気になったユグドラシルをプレイして三日。友達や友人…は同じか、兎に角、あまり話すことの出来ない事を克服しつつ友人を作ろうとこのユグドラシルを始めたのだ。

 現在はまだレベリングの段階である。だって「何お前?低レベル過ぎて話になんねぇ」なんて言われた日には心が折れるだろうから。

 しかしレベルを上げるにはレベルの高い敵を倒して経験地を得たい。けども始めたばかりでステータスはまだ低い。ならば強い武器や防具を買って強くすればいい。だが金がない!ゲーム内のお金がない!だったらと地道に稼ぐかとフィールドを散策していたら地下へと繋がる入り口を見つけちゃったんだな。ラッキーと思い中に入ると…

 

 右手をご覧下さい。ゴブリンの群れでございます♪

 下に参ります。ここには多くのスケルトンが生息しております♪

 後ろをご覧下さい。このダンジョンでは中々遭遇できないエルダー・リッチでございます♪

 

 キャアアアアアアアアアアアアアアア!?

 てか♪じゃねえよ!?何だよこの遭遇率!それに初心者剣士に通路内でファイヤーボール放ってくる奴を出会わすなよ!マジで死ぬかと思ったじゃねえか!!…何とか倒したけどさ。けどこの《死者の杖》て言うドロップアイテムレアらしいけど剣士の俺意味ないじゃん!?

 

 そんなこんなしていたらぼっちはぼっちで迷子ってます♪てへっ……………本気でどうしよう。

 三十分前からずっと地図と睨めっこだよ。ここが町で、ここが草原で、ここがこのダンジョンの位置ってこんな大雑把な地図じゃ分かるか!頼む出口教えてくれ。あと50分もしたら宅配に頼んだ食材が到着するのに。

 

 「おい、アンタ」

 「?」

 

 声をかけられ振り向くとそこには6人のプレイヤー集団が

 

 「ここら辺はアンタのような初心者が挑むのには早すぎるぞ」

 「何なら俺のアルスズに入るか?」

 

 騎士風の青年は俺の事を気にかけてくれたらしい。俺は穏やかに微笑み会釈して奥へと去って行った。

 無理ですぅ。いきなり初対面の人と話すとか初期装備で中ボスに挑むぐらい無謀ですぅ。

 あのドワーフなのかな?誘われたのは嬉しかった。けどもレベル11の俺が入っても邪魔になりそうだったし。

 

 ドダン!!

 

 通路に大きな音が響き振り返る。何も無いようだけど気になって戻ってみると

 扉があった。もしかして出口か!?と生き様様に扉を開ける。

 

 「・・・あれ?」

 

 扉を開けると目の前に茶色い壁があった。一瞬行き止まりかと思い立ち止まる。

 

 「馬鹿!?逃げろ!!あんたじゃ勝てっこない」

 

 ふと声のした方向を見るとそこには先ほどの青年が横たわっていた。何を言われたか分からなかったが笑顔で返事する。そこでこれが壁でないことを認識する。そうか。柱でしたか。じゃないと斜め前が見えるはず無いものな。

 紅く輝くミノタウロスの目と目が合う。

 

 あ、察し。これはアカン奴や。

 

 負けるかも知れないがただ負けるのは悔しい。一矢報いてくれるわ馬鹿ヤロウ!?半ばヤケであった。顔なんて微笑んだままで変わってねぇし。変える余裕がないだけか。

 巨大な斧を振り上げそのまま振り下ろしてきた。

 ここで違和感が発生するのだ。

 遅いのだ。身体を一歩引けば避けれるのではないか?と思い行動する。思った通りに斧は目前を通り過ぎ地面にぶつかった。

 

 こいつ…見掛け倒しのモンスターか!

 

 この時ぼっちは自分の反射神経が異常でありその為見切れて避けれた事を理解していない。

 

 「次はこっちの番・・・」

 

 この台詞を言うならば親指で人差し指をボキッて言わせたいけどダメージを自分で負いたくないし、何より人間種であることからすぐに治らないだろうしね。

 斬り合いを始めるが痛そうなので回避重視で。

 何度か斬り合っているとまったく相手の攻撃が当たらない事に気付く。今の俺って超クゥゥゥゥゥル!じゃね?気分が高まってきた。 

 距離を取り、腰に提げていたもう一本の小刀を抜き放ち、腕と腕、剣と小刀をそれぞれ十字架を形を作るかのように重ねる。そうだ。あのポーズを作る。

 

 「人間をなめるな化け物め!来い、闘ってやる」

 

 そう叫ぶと構えを崩し再び斬り合いが始めるが、ここで気がついた。

 ぼっちのアバターはヘルシングのアンデルセン神父をモデルにしている。だからこそ武器を十字架に見立てたのだ。しかし腕で十字架を作るシーンなんてあっただろうか?答えはNO。ノーである。しかも

 

 『人間をなめるな化け物め!来い、闘ってやる』

 

 この台詞はインテグラ様の台詞じゃねえか!?興奮しすぎてポーズと台詞選択間違えた!しかもそれを見られた……こうなりゃお前に八つ当たりじゃあ!!

 そこからは無茶苦茶に戦い最後には奇声まで発していた。

 ミノタウロスのHPが無くなり消滅する。すぐさま通路に向けて歩みだす。通路に出て彼らに見えないと判断して全速力で走り出した。

 

 出口は何処じゃあああああ!?

 

 この後三十分彷徨いなんとか出口に辿り着き宅配を受け取ることは出来たが、良く考えれば俺はダンジョン内でお金が欲しくて行ったのにあのお宝の数々を無視してしまうとは…

 ちなみにそのお宝の中にはアウラと整理した部屋に眠っていた村正もあり、それがぼっちの物になるのはまた今度の話である。




 これは不定期に気が向いたら書くので次回何時になるかはチェリオにも不明です。
 追記 
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