骸骨と共にぼっちが行く   作:チェリオ

4 / 233
 10巻を予約して来ましたチェリオです。
 外伝を書いたので速攻で投稿しまーす。明日は明日で投稿しますので…


外伝04:狙われた英雄

 吸血鬼…

 それはほとんどの人が知っている妖怪ではないだろうか。

 アニメ、映画、小説、漫画…ありとあらゆる物で見る事が出来、人気も妖怪の中でもトップクラスにあるだろう。

 この種族はユグドラシル内にも存在する。ユグドラシルに出てくる吸血鬼は力が強い、微量ながら回復能力を保有し、蝙蝠や狼などの眷属を呼び出すなど他種に遅れをとることのない種族である。ただ日の昇っているフィールドでは弱体化するデメリットはあるがそんなものはアイテムでどうとでもなるのだから選ぶ人もかなりの数が居るのである。

 『ヴァン聖騎士団』

 対吸血鬼戦を得意とするギルドで総勢11名で構成されている。中でもギルド長のヴァンは名の知れたプレイヤーで対吸血鬼戦では負けを知らない信仰系騎士である。

 そんな彼は闇夜が支配する荒地にて地に這いつくばっていた。

 

 「…くだらん」

 

 這いつくばるヴァンを一人の吸血鬼がつまらなそうに見つめていた。

 髪は月夜に照らされ黄金に輝き、その顔は自信と悪意で満ちていた。服は動きやすいようにいらないパーツを省き、黄色をメインカラーで統一している。剣も槍も装備していない彼…ビオは不用意に近づく。斬りかかりたいヴァンであったがもう勝負はついている。どう足掻いても逆転などありえなかった。

 『ヴァン聖騎士団』はPVPも行なうが誰でもと言うことではない。悪評を広めたプレイヤーに狙いを定めて戦うのだ。たまに吸血鬼自身が勝負を仕掛けてくることもあるが大抵の場合は断るのであるが眼前の彼は別である。

 『闇夜の王』ビオと二つ名を持つ彼は異質の吸血鬼だった。彼はモンクと言う職業で指名して一人で挑んでくるのだ。今まで負けたことは無く、勝利はするが略奪はしないと言うのだ。つまりビオというプレイヤーは勝利にしか興味がないのだ。

 

 「しっかし弱すぎる!『吸血鬼狩りのヴァン』と聞いて期待していたが話しにならんではないか!!」

 「…くぅううう」

 

 私は敗者だ。何も言い返すことは出来なかった。それをいいことにビオは上から見下ろす。

 

 「まぁ良い。良いか貴様。一度しか言わぬからよく聞け!」

 

 噂どおりだ。彼は私を倒して殺す気がないのだ。そしてこれから行われるのは彼から新たな獲物を発表する宣誓布告。次の獲物は誰だと耳を傾ける。

 

 「次の獲物は『無口の英雄』などと呼ばれている男を狙う。よいな?きちんとこの事を広めよ」

 

 それだけ言い残すとビオは闇夜の中へと消えていった。

 

 

 

 「『闇夜の王』?なにそれ」

 「知りませんか?結構有名なプレイヤーなのですが…」

 「うーん…ごめんね。私は知らないかな。スレインは?」

 「俺も知らないな」

 

 俺達vはいつも通りの宿屋でクロノさんが俺と皐月に『闇夜の王』と呼ばれるプレイヤー『ビオ』の説明をしている最中だった。クロノさん曰く、種族は吸血鬼でモンク。一人で数人を相手に出来るだけの実力があると言う。PVPを行い相手に勝つことを主のプレイにしている。そのプレイヤーがぼっちさんを名指しで指名してきたのだ。何か手を打とうと言う話なのだが…

 

 「ぼっちさんなら何の問題も無いような気がするんだけど」

 「あ、それ私も」

 「…僕もそう思いますがもしもと言う事があります」

 「って言うかぼっちさんに話した方が良いんじゃない?」

 

 皐月の言葉で少し離れた所にいるぼっちさんを見つめる。ぼっちはミイとずっと話しているのだ。違うな。ずっとリアルの愚痴を聞かされているのだ。それに対して嫌がる事無く聞き続けているぼっちさんは普通に凄いと思う。俺と皐月は10分もしないうちに逃げたが。

 

 「すでに話してはあるのですがどうも気に留めておられないようなので」

 「ま、ぼっちさんなら何とかなるでしょ」

 「じゃあ今日は何を狩りにいく?」

 「は~い!スケルトア・ドラゴンが良いニャ~」

 

 いつの間にか近づいてきたミイが真っ先に提案してきた。彼女はvの索敵担当としてレベルを上げてやっと慣れ始めたのだ。

 

 「それよりもぼっちさんの装備を整えたほうが良いんじゃないかな」

 「「「あー」」」

 「・・・?」

 

 一人だけ首を傾げていたが他の皆は納得していた。正直ぼっちさんはレベルの割には紙装甲だったのだ。だから苦戦する事がよくあるのだ。それで死なない所がさすがなのだがそろそろ何かしら装備してもらわないといけない。

 

 「じゃあぼっちさんの装備の素材集めにレッツラゴー」

 「「「おー!!」」」

 

 

 

 あれから2時間ぶっ続けで狩りを行なった。すでにアイテムボックス内はいっぱいになり、宿屋へ帰るべく帰路へついていた。

 

 「今日も楽だったにゃ~」

 「楽だったってミイはぼっちさんの後ろに隠れてただけじゃない」

 「そ、そうだったかにゃ?」

 「とぼけてますね」

 「とぼけてるな」

 「とぼけてるわね」

 「うにゃー!ヘルプぼっちさん!!」

 「・・・」

 

 無駄口を叩いていた皆が静まる。今歩いているのは夜の森。ここは視界が悪くいつ敵モンスターが現れるか分からないのだ。俺達が無駄口を叩いている間もぼっちさんは一人でも警戒を怠っていなかった。

 それぞれが陣形を直し、索敵を続けるそんな中で…

 

 「良い月だな、化け物共」

 

 ぼそっと呟いたぼっちさんを皆が振り返った。

 

 「くっ、ふはははははは」

 

 突如森より笑い声が響いた。

 

 「ミイ!」

 「索敵には誰も引っ掛かってないにゃ!?」

 「では何処に!?」

 「ここだ雑魚共!」

 

 声を頼りに確認すると大きな大木の上に腕を組んだ男が立っていた。噂どおりの黄色い服装に金髪、獲物を見つけ出す赤い瞳…『闇夜の王』ビオだ。

 無音の中20メートルもある高さより静かに着地する。

 

 「戦闘態勢!!」

 

 俺の掛け声と共に皆が動き出す。先頭を俺、その後方を皐月とクロノさんが援護体制をとる。本当ならぼっちさんが前面に出るのだが今回は狙いの対象とされている事から後方である。ミイはぼっちさんの前で構えるだけである。

 

 「無口の英雄が後方で待機とは…ただのビビリかなぁ?」

 「五月蝿い!!」

 

 仲間が…ぼっちさんが馬鹿にされた事でスレインが突っ込む。

 

 「ちょっとスレイン!?」

 「援護しましょう。《パルメザン・アイスエッジ》」

 「もう馬鹿スレイン!《チェイン・ドラゴン・ライトニング》」

 

 突っ込むスレインの横をドラゴンを模した二匹の雷撃と氷の槍が目標へと向かって行く。しかしその光景を物ともせず突っ込んでくる。

 

 「《アンチ・マジック・グローブ》展開!!」

 

 赤く輝く光に包まれた拳が雷撃と槍を砕いた。《アンチ・マジック・グローブ》は魔法迎撃用のモンク用の魔法。魔法に触れる事で相手の魔法を破壊する魔法。欠点は破壊した魔法の半分を支払う事だ。相手の魔法の半分と使用したときの魔法とMP消費が激しい物を最初に出して来たと言う事は…

 

 「それほど腕に自信があるって事か…しかし!!」

 

 魔法を砕かれた事で冷静になったスレインは剣を振りかぶる事を止めて盾を構える。自分が盾になることで皐月とクロノの魔法攻撃でMP切れを狙うのだ。

 

 「なるほど。だが!」

 

 下からの右アッパー一撃で盾が弾かれる。重すぎる一撃。

 

 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

 

 弾かれた隙に右の拳が腹部に入れられ吹き飛ばされてしまう。

 

 「スレイン!?」

 「危ない!!《アイス・ウォール》」 

 

 心配して自分の防御が手薄になった皐月を見逃す事無くビオが襲い掛かる。ギリギリの所で前に出たクロノが氷の壁を出現させるが三発の打撃を入れられ壊れてしまう。

 

 「貧弱、貧弱ぅ!!」

 「ばかな!こんな簡単に」

 

 次の一撃で皐月もろともクロノが吹っ飛ばされる。

 先の重たい一撃に魔法に対する破壊力…やつは対魔法アビリティや攻撃力特化のプレイヤー。おそらくあの装備の中にはゴッズアイテムも混じっているのだろう。

 三人を突破され残るはミイのみ。しかし戦闘になれてないミイでは話にならない。どうすれば良いか分からないミイを相手にせず軽く飛び越えてしまう。

 

 「ニャ!?」

 「腰抜けがぁ!邪魔だ!!」

 

 一分に満たない時間の間に抜かれた事よりその抜いた者がぼっちさんに迫った事の方が今は重要だった。そのぼっちさんは剣すら抜かずに待っている。

 

 「その首貰った!!」

 「―――――」

 「!!」

 「オラ!」

 

 この距離では分からないがぼっちさんが何かを呟くと同時にビオの動きが止まった。そこにぼっちさんの攻撃が顎に入った…拳で…

 これはゲームだ。たとえ顎に拳が入ろうと気絶など起こるわけがない。だがビオは顎を擦り驚いているように見える。それもそうか。殴り合いを得意としているモンクに剣士であるぼっちさんが拳で挑んでいるのだから。素人がボクサーに殴りかかるようなものだ。

 

 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

 物凄いスピードでラッシュが決まっていく。ビオもやられっぱなしでは無く反撃に出るがいなされていく。最終的には手も足も出せず防御するしかなかった。

 

 「なぁ…俺は夢でも見ているのか?剣士がモンクに」

 「拳で挑んでますね」

 「どういう神経してるんだろうね」

 「さっすがぼっちさんだニャ!」

 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オォォォォラアアア!!」

 

 ぼっちさんは叫びつつ殴り続ける。そして止めと言わんばかりに防御が緩んだ隙に顔面にクリーンヒットして殴り飛ばしていた。

 横たわるビオに対して背を向けたった一言、

 

 「お・・・てめーの敗因はたったひとつだぜ。ビオ、たったひとつの単純な答えだ。てめーはおれを怒らせた」

 

 だけを呟き攻撃の手を止めた。

 不味い。さっきの言葉は嬉しかった。俺達があっけなく抜かれたことを怒ったり、呆れられたりするかと思ったのだが逆にビオに怒りを向けたのだ。それはありがたいのだが背を向けたのは不味い。

 確かに殴り合いでは剣士がモンクに勝った。しかし剣士は剣を振るう事を主とした職業。殴りのダメージなどほとんどなかっただろう。

 思ったとおりにHPがほとんど減ってないビオは立ち上がった。それでも背を向け続けるぼっちさんを守ろうと駆け出した。

 

 「俺の完敗だ!」

 

 ビオはそう言うと大声で笑った。

 

 「敗者は勝者に従う。好きにするが良い」

 

 どかっと音を立ててその場に座る。好きにしろと言う事はこのまま倒しても構わないという事だろう。皆が見守る中ぼっちさんは手を差し伸べた。

 

 「・・・」

 「俺に仲間になれと言うのか?」

 「・・・(コクン)」

 「ちょっと!ぼっちさん!?」

 

 大声を出した俺を手で制する。

 

 「貴様の首を狙ったのだが?」

 「・・・構わない」

 「仲間になっても貴様を狙うかも知れないぞ?」

 「・・・それが?」

 「ブハッ!クハハハハ!!貴様に従おう。これよりこのビオ、貴様の為にこの力を振るおう」

 

 また新たな実力に大きな器に感心したスレインは拍手を送った。

 行きは五人だった集団が六人となり宿へと帰っていくのであった。

 

 

 

 ~ぼっちSIDE~

 

 ぼっちはスレイン達と離れた席でミイと二人っきりだった。内心二人っきりって環境にドキドキだったが少しずつ慣れてきたことが嬉しく思う。

 と言うか一時間近く会話していること事態が嬉しいのだ。今までの話した記録を秒単位で更新して行く。でも話の内容が重たい。昔あった虐めから周りの対応、現状の不満不平。何も答えることはせず相槌を打ちながら聞くが今は早く終わることを願う。

 皆の会話を聞いていたのかミイが駆けて行った。どうやら今日の狩りの話をしているらしい。

 『闇夜の王』ビオ…

 何でか知らないが俺を狙う奴が居るらしいし、何もなければ良いんだけどね。

 

 「それよりもぼっちさんの装備を整えたほうが良いんじゃないかな」

 「「「あー」」」

 「・・・?」

 

 急にぼっちの名が挙がり何かしたかな?と焦るがどうも装備の話らしい。何か問題あったっけ?

 

 「じゃあぼっちさんの装備の素材集めにレッツラゴー」

 「「「おー!!」」」

 

 行き先が決まり立ち上がる。さぁて今日も狩りに行きますか!皆さん俺を導いて行ってくださいね♪

 

 

 

 「今日も楽だったにゃ~」

 「楽だったってミイはぼっちさんの後ろに隠れてただけじゃない」

 「そ、そうだったかにゃ?」

 「とぼけてますね」

 「とぼけてるな」

 「とぼけてるわね」

 「うにゃー!ヘルプぼっちさん!!」

 「・・・」

 

 名前が呼ばれたことに気付かずぼっちはぼんやりと辺りを眺める。

 今日の戦いも疲れたなぁ。前衛二人に後衛二人、戦闘不得意のミイを除けばこうなる。ヘイトコントロール出来ない為に適当に攻撃するからぼっちばっか狙われる。何かのサイトで六人編成のチームが良いって書いてあったな。せめてあと一人前衛が居たら楽できるかな?にしてもここの月は闇夜に良く栄える。距離もとってるし聞こえないよね?

 

 「良い月だな、化け物共」

 「くっ、ふはははははは」

 

 ファ!?誰だ貴様!!

 自分のアバターモデルの台詞を口にすると突如聞こえてきた笑い声に驚く。

 

 「ミイ!」

 「索敵には誰も引っ掛かってないにゃ!?」

 「では何処に!?」

 「ここだ雑魚共!」

 「―――戦闘態勢!!」

 

 

 相手を見つけるよりも先にスレイン達が戦闘態勢をとる。しかもぼっちを守るように…

 おお!任せた。ぼっち観戦するヲー!!

 そう思ったぼっちの思考が停止した。原因は今現れたビオである。

 

 「無口の英雄が後方で待機とは…ただのビビリかなぁ?」

 「五月蝿い!!」

 「ちょっとスレイン!?」

 「援護しましょう。《パルメザン・アイスエッジ》」

 「もう馬鹿スレイン!《チェイン・ドラゴン・ライトニング》」

 「《アンチ・マジック・グローブ》展開!!」

 

 ごめん、けっこうビビビじゃなかった。ビビリですよ。だから突っ込まなくて良いよ。当たってるから。いや、そうじゃなくてあの黄色を基準とした服装に金髪…

 魔法を弾きながら前進してくるビオとスレインが接近する。

 

 「それほど腕に自信があるって事か…しかし!!」

 「なるほど。だが!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

 

 盾を弾き、殴り飛ばしたスレインを無視してクロノと皐月に迫る。

 種族が吸血鬼である点とあの人をあざ笑うようなイケメン…

 

 「スレイン!?」

 「危ない!!《アイス・ウォール》」 

 「貧弱、貧弱ぅ!!」

 「ばかな!こんな簡単に」

 

 クロノが皐月を庇うように立ち、魔法で氷の壁を発生させるが簡単に砕かれ突破される。

 先ほどから連呼される『無駄』と『貧弱』の二文字…

 

 「ニャ!?」

 「腰抜けがぁ!邪魔だ!!」

 

 震えながら立ちはだかったミイを飛び越え俺の間合い近くに着地したビオ。

 目の前に迫った為、ビオの上のネーム表示が視界に入る。

 

 「その首貰った!!」

 「・・・それ『b』じゃなくて『d』では?」

 「!!」

 

 明らかに動揺して動きを止めた。

 やっぱりかこのクソ野郎!!一目見た時にもしかして『Dio』様を模してるなって思ったんだよ。なんだよ『bio』って!?名前間違ってんじゃねーか!しかも『D』は大文字で小文字じゃねーし!!

 

 「オラ!」

 

 怒りのあまり剣を抜くことを忘れ殴りかかる。キレイに顎にクリーンヒットした。

 

 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

 『Dio』様を模すんならしっかりと最後までやれよ?『亡霊を装いてたわむれなば汝、亡霊となるべし』だ。つまり君が『Dio』様を模すんなら俺がジョジョを演じてやるぜ!ハハハ、反撃してくるのかい?それこそ無駄だ。全部弾いちゃる。

 

 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オォォォォラアアア!!」

 

 ほらほらどうすんの?ガードするだけか?ここで『無駄』を連呼しながら殴りあわないと。あ!ガードが甘いよ!!

 最後の叫び声と同時に入った一撃で殴り飛ばした。

 よし言うぞ。背を向けてあの一言を…

 

 「お・・・てめーの敗因はたったひとつだぜ。ビオ、たったひとつの単純な答えだ。てめーはおれを怒らせた」

 

 あっぶねえ!!もう少しで『お前はもう死んでいる』って言いそうになった。あっぶねぇ!

 背後で立ち上がったのを感じて振り向く。

 

 「俺の完敗だ!」

 

 ビオはそう言うと大声で笑った。

 え?良いの?俺はすっきりしたから良いけど…

 

 「敗者は勝者に従う。好きにするが良い」

 

 好きに?好きにして良いのか?んー………あ!

 

 「・・・」

 「俺に仲間になれと言うのか?」

 「・・・(コクン)」

 「ちょっと!ぼっちさん!?」

 

 ちょっと待っててスレイン君。今大事なところだから。

 

 「貴様の首を狙ったのだが?」

 「・・・構わない」

 「仲間になっても貴様を狙うかも知れないぞ?」

 「・・・それが?」

 

 仲間になったらフレンドリーファイヤ解禁しなきゃ攻撃しても意味ないからね。

 

 「ブハッ!クハハハハ!!貴様に従おう。これよりこのビオ、貴様の為にこの力を振るおう」

 

 よっしゃああああ!!前衛確保!!これだけ強いんだからぼっち楽できるよね。

 帰りに何故かスレイン君に「器大きいんですね」って言われたんだけどそんなアイテム持ってたかな?




vメンバー 『さすがぼっちさん。敵も味方に引き込むなんて器が大きい』
ぼっち   「良し!楽できる」

チェリオ  「この差はなんだ?」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。