オラリオにて女神との平穏を求めるのは間違っていた 作:じーくとるふぉ
この曲は著作権の問題で動画がないどころかCDすら売ってないという曲で私自身もどこかで一度聞いたきりです。
それでは第3話もよろしくお願いします。
「いやいや、まさか換金の殆どが俺持ちなのにも関わらずそのまま走って行ってしまうとは...」
そうボヤきながら、ティア先ほどの兎の少年を思い出していた。
お金をどうしようかと考えながら歩いていていると見えたのはとても胸が発達しすぎた"女神"だった。
「おや、女神ヘスティアがバイトしているなんて初めて知りましたね」
「な、なんだい君は?なんで僕の名前を...まさか...!!ダメだよ!僕にはベル君という人がーーー」
突然、自分の身を守るような体勢にに入るヘスティアだったがかけられた言葉は肯定の言葉ではなかった。
「違いますよ、俺がエウルアレ以外の女神、そして女性に恋愛感情を抱くなんて無に等しいですよ。」
顔を真っ赤にして、勘違いしていたしてことを知った女神ヘスティアは顔を下に向けた後何かを思い出したように勢いよく顔を上げた。
「エウルアレ...?君はまさかエウルアレの『執事』くんかい!?」
「ご名答、自己紹介が遅れました。エウルアレファミリア団長兼エウルアレの『執事』」
「ティア・ヴァトラーです」
荒い疑問にもティアは丁寧に答え、一度礼をした後自分の"フルネーム"を言う。
「こんなところでバイトしているなんて...噂通り不景気ということですか」
「ムキーッ!なんだいなんだい!冷やかしはお断りだよ!」
丁寧だ、と感心したティアの口から出た憎まれ口に顔を真っ赤にしはじめるヘスティアだったがその次の瞬間、真っ赤だった顔はティアに差し出された一つの袋の中身によって真っ青になっていた。
「どうぞ」
「へ?」
無意識にティアから手渡された袋、その袋はヘスティアの手に渡った瞬間に『チャリ』と硬貨の音がした。
「お友達料です」
「ちょ、ちょっと待っておくれ!ぼ、僕はお友達料なんていら...いらないよ!」
『お友達料』の言葉にギョッとするヘスティア。
一瞬自分の欲望に負けそうになるヘスティアだったが見事打ち勝ち袋をティアに返そうとするがそれは杞憂に終わる。
「実はですね...兎の少年が取り分を半分以上わすれていってしまってですね」
「自分の取り分じゃない」と困り顔で主張するティアにヘスティアはどこか確信を持った顔で質問をした。
「兎の少年?その子目の色が赤くなかったかい?」
「そう、兎のように真っ赤に...おや?知っているのですか?」
そのティアの反応にヘスティアは喜ぶように声を高く、そして大きくする。
「知ってるもなにも、その子はベル・クラネル、僕のファミリアにいる唯一の団員だよ!」
このヘスティアの発言にティアは驚いた。
世界は広いが世間は狭い、こんな偶然があるのか、と。
「ならこれはベル君に渡してください、いえ、内緒で使っても構いませんけどね?」
「そ、そんなことするもんか!」
悪い笑みを浮かべるティアにまたもや顔を赤くして抗議するヘスティア。
それの顔にティアはさっきとは違う笑みを表情に重ねた。
「今日の『神の宴』、楽しんできてください」
そう言ってティアはペンと袋を取り出し、袋に『ドレス代』と書いてヘスティアの頭の上に置いた。
「ちょっと!待ちたまーーー」
ヘスティアの返金が行われる前にティアはその場を去った。
さっきヘスティアに言ったように今日はガネーシャファミリア主催の『神の宴』がある日なのだが...予定日はまだ先だったがどうやら同じくガネーシャファミリア主催の『怪物祭』の準備が遅れているようで急ながら一日はやまったらしい。
つまりのところ、今フレイヤファミリアに戻ってもエウルアレはいないのだ。
「ミアさんに挨拶でもいきますか...」
この何年か最高の憂鬱さにティアはぐったりとしていた。
第3話、お読みいただきありがとうございました。
最近書き始めたこの小説、何か台詞は無かったかと原作を読もうとしたらなんと本棚にだんまちがないではありませんか...そう、数ヶ月前に何を考えたか売っていたのです。
原作本を...中古でもいいから買い直さなきゃ...
ということで、台詞は覚えてる範囲orオリジナルで行こうと思います。物語の展開は原作の間にオリジナルを挟んでいく感じでいきたいと思います!それでは次回でお会いしましょう!
P.S
選曲が最早苦しくなってきています、謎の選曲だ。と言われてもしょうがないくらい苦し紛れになっています、どうぞ笑ってください。