オラリオにて女神との平穏を求めるのは間違っていた 作:じーくとるふぉ
最早ゴリ押しに走る小説第5話、始まります。
「はあ、なんで"私のティア"と一緒に来てはいけないのかしら」
グラスを片手に持ち、もう片方の手をテーブルに置いて退屈そうにするエウルアレ。
「あなたさっきも同じこと言ってたわよ...」
それを見てグッタリと疲労感を覚えるフレイヤ。
その二人を見て声をかけようか迷う男神達。
そんな異様な風景が、このガネーシャファミリア主催の『神の宴』に広がっていた。
フレイヤと共に『神の宴』に来ていたエウルアレだったがティアがいないことで格段とテンションが落ちていて、まるで嘆くように何回も呟いていた。
「あ!エウルアレじゃないか!」
「あら、ヘスティア」
近づいてきたのはエウルアレと同じくらいの身長の持ち主であるヘスティアだった。
ヘスティアとエウルアレはこの地上に来てからの知り合いで稀にオラリオに来ては顔を合わせていた。
「あのね、さっき君の『執事』くんに会ったんだよ」
「ええ、知ってるわ」
出鼻を挫かれてしまったヘスティア。まさかの即答にヘスティアは目を丸くして意味がわからないと言った表情をしていた。
説明する気もないエウルアレに変わりフレイヤが横から苦笑混じりに説明する。
「それが、エウルアレの『執事』くん、ティア・ヴァトラーのスキルよ」
「フレイヤ!?いたのかい!?」
「...まあ、他にもスキルがあるんただけど、言う必要は無いわね」
とても失礼な態度をとるヘスティアを無視してフレイヤは話を終わらせる。
「あら?エウルアレ!?いつこっちに来てたのよ!?」
驚きの声を上げながら次にやってきたのは片目に眼帯をつけた友神、ヘファイストスだった。
「あなたは別に久しぶりじゃないわね...今日来たばかりよ」
そう、ヘファイストスファミリアはフレイヤファミリアと同じようにわざわざオラリアの孤島、『都市の雫』に訪れ資金の援助、世間話等をしていたのだ。
なのでフレイヤと同等の友好度がありエウルアレ繋がりでフレイヤとヘファイストスも仲は良い。
「そうなの?...随分と疲れた顔してるわね?ティアくんがいないからかしら」
「...正解よ」
片目の奥に光を宿らせ看破するヘファイストスにエウルアレは溜息を吐きながら答える。
エウルアレの性格をよく知っているヘファイストスはその苦しさを理解し、同情しつられるように溜息を吐く。
そしてこれから咲く会話の花、次は何を話そうか、神々が考えていた次の瞬間に『その神物』は現れた。
「ん?えらい珍しい面子で喋っとるなあ」
そのテーブルに来たのはロキファミリア主神、ロキだった。
事情を知っているヘスティアとヘファイストスは顔を真っ青にするがフレイヤはいたって普通だった。
「ロキっ!?」
ヘファイストスが『まずい』と隣を見るとそこにはもうエウルアレの姿は無い。
ヘスティアもエウルアレの姿が消えているのを気づくとギョッとして周りをキョロキョロ見渡してロキに怪しまれていた。
フレイヤはいなくなるのを知っていたようで澄まし顔でそのままロキと会話を続けていた。
そんな"事情を知っている者ならついクスッと笑ってしまうような"光景を外側の窓から見てエウルアレは少しクスッと笑った後、ティアでさえ顔を赤らめてしまうようなうっとりとした視線をティアに向けた。
「見た?あのヘファイストスとヘスティアの驚いてる顔!まあフレイヤは気付いてたみたいだけど面白かったわ!」
「随分と機嫌がいいようで」
屋根と屋根の間をひたすら飛んでいるティア自身も機嫌がいいとバレているのを知っていて、楽しそうなエウルアレに言った。
「ええ!楽しいわ!とっても!」
その言葉を聞いたティアは、足の筋肉に力を入れ始める。
そしてーーー
「そうですか...ならーーー!」
ひとかたまりの影が空高くに上がっていく。
ティアとその腕に抱かれているエウルアレは月夜をバックに唇を交わす。月明かりと共に湖に映った二人の表情はまるで一年に一度に会うことができる、かの有名な夫婦のように大袈裟であったが、それと同時にとても月と星までもが魅入ってしまう程
見てくださった読者様に感謝です。
さて、小説とは関係のない話ですがFateGO師匠ガチャありましたよね...
『 見 事 爆 死 し ま し た 』
じーく、〇〇ペリカの損失...!!
ま、まあね...僕に星5なんて必要ないんですよ、数少ない星4とエウリュアレがいれば充分なんです。はい。
では、次回でお会いしましょう!